一人暮らしの家計簿公開!200万円の借金があり貯金がゼロです
-
- カテゴリ:
- みんなの家計簿公開
読者の皆さんからの家計相談に家計簿・家計管理アドバイザーがお答えする無料家計相談&家計診断コーナー。
今回の相談者様は、25歳独身一人暮らし。手取り月収39万円台ですが借金200万円もあり貯金がないということでご相談いただきました。
※その他免責事項をお読みください。
こんにちは!
あきさんの家計簿を2018年から使わせて頂いて先月も、新しいノートを購入させて頂きました!
3日坊主の私が きちんと家計簿をつけられるようになったのは、あきさんの家計簿に出会ってからで、ただ、残念ながら付けるだけで根本的な解決になってないことに不安を感じてご相談させて頂きました。
25歳未婚1人暮らしですが、200万程借金があり固定費が高いので見直しをしても、返済で削れるところがなく貯金ができません。
周りは結婚ラッシュですが、借金が負い目でお恥ずかしいですが恋愛も3年間していなくて。
ふと、考えた時にこんな人生に虚しくなったり今年の家計簿の終わりのページを見ると「今年も何かしらの打開策が見つけれなかった。」と不安で泣きたくなって来ました。
本当に急な出費のときの年間臨時費は1年で50,000円程、他にも無理のない程度に細すぎず、けれどいざの時焦らないように車検代なども2年で割って毎月積立しています。
が、貯金が0なので心にも生活にもゆとりがありません。
投資や株など全く疎いので一気に大きなお金を稼ぐこともきっと無縁です。
長々となってしまう割に今の状況を想像して頂ける言葉が見つかりませんが、、、
今 私がすべきことやあきさんなら何をされるか
次の年の家計簿にうつるときのステップアップなど何でも構いませんのでアドバイスお伺いしたいです。
●予算●
食費 2万円
日用品 1万円
娯楽費 4万円(仕事雑費込)
交通費 2万円
(3つでOKとのことですが、ガソリン、高速で交通費割合が多いため)
●実績●
収入 平均39万円(エステ歩合制)
食費 1.8万円
日用品 1.2万円
娯楽費 4.5万円
特別費 2,55万円(毎月積立固定)
(内訳:車検積立 1万円
病院積立 3,500円
(子宮ガン定期検査)
弟成人式積立 2,000円
イベント積立(誕生日等)1万円
☆固定費平均 月26.5万
こんにちは。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
ご相談者様は一人暮らしということですね。現在貯金はゼロということですので、見直せるポイントがないか確認してみましょう。
まず、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。
食費 1.8万円
日用品 1.2万円
娯楽費 4.5万円
特別費 2.55万円(毎月積立固定)
(内訳:車検積立 1万円
病院積立 3,500円
(子宮ガン定期検査)
弟成人式積立 2,000円
イベント積立(誕生日等)1万円
☆固定費平均 月26.5万
毎月の生活に必要な基本的なお金は36.5万円となっています。
ご相談者様の月収は39万円で歩合制ということですから、おおよそ月に2万円の黒字が毎月出るか出ないかといったところでしょうか。
ご相談者様の家計はご自分でもすでにお気づきの通り毎月の固定費が多くやりくりがギリギリになってしまっている家計と考えられます。
月収39万円のうち固定費の支払いが26.5万円。
月収が毎月39万円と考えると、月収に対して約68%が固定費の支払いとなっています。
固定費の割合がやや高めですので、どうしても生活費(変動費)や貯金に回せるお金が少なくなってしまいます。
■参考:固定費の割合を計算する方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計の見直しを行うのであれば以下の点について気を付けてみてはいかがでしょうか。
固定費平均 月26.5万
ご相談者様の家計では毎月の固定費が26.5万円となっていますが、内訳が分かりません。
一般的な固定費として仮に以下のように内訳を考えてみます。
住宅費 8万円
水道光熱費 1万円
電話料金 1万円
生命保険 1万円
合計 11万円
お一人暮らしですので基本的な固定費は少し多めに見積もっても月12万円前後あれば充分であると想像できます。
本来少なくできるはずの固定費が月26.5万円ということですから何かの支出が非常の多い家計と推測されます。
借金の返済があるということですが返済の割合はどれくらいでしょうか?
月2万円ずつ返済している場合と、月10万円ずつ返済しているというのでは全く状況が違います。
基本的な固定費以外の固定費が何かまずは確認してみてください。
食費 1.8万円
日用品 1.2万円
娯楽費 4.5万円
特別費 2.55万円(毎月積立固定)
合計 約10万円
いただいた予算についてもあわせて考えると、おおよそ毎月の生活費の支出は12万円前後ではないかと想像できます。
娯楽費の予算はやや高めではありますが、お仕事の雑費が含まれている点、お一人暮らしである点から考えると決して多すぎるということはありません。
予算も守れていない状況ではありませんので、できれば月12万円前後の生活費はこのまま継続したいところです。
ご相談者様の家計では「ボーナスがあるかどうか」という点でも大きく家計の状況が変わります。
いただいた内容を拝見した限りでは毎月の支払いはほぼ月収に対してトントンになりやすい傾向にありますが、ボーナスが少しでもあればボーナスを返済や貯蓄に回すことが十分に可能な家計と考えられます。
ボーナスがないのであれば生活費を数万円削るというよりは固定費を削ることを考えた方がよいでしょう。
ご相談者様の家計では200万円の借金があるということですが「借金の返済がいつ頃終わるのか」という点についてもよく確認しておきましょう。
現在の返済のペースを維持した場合、借金完済までに10年かかるのか5年かかるのかによっても状況が全く異なります。
まだまだ現役で働くことが十分できる年齢ですから、健康であればできればある程度の貯金は手元に残しながらまずは借金の返済をしてしまった方がよいと考えられます。
お子さんもいらっしゃらないのですから、大きな貯蓄が今すぐに必要という緊急性は感じられません。
数年間貯蓄がない状況が続いてもしっかり働き続けることができればその後挽回するチャンスはいくらでも訪れます。
ご相談者様の家計は、固定の割合が高いことで貯蓄がしにくい状況になっていますが、固定費を減らす機会がないかを確認することで今後大きく貯蓄ができる家計になる可能性が感じられる家計です。
早2年間家計簿をつけられているということもあり、予算配分などがうまくできていないという印象はありません(家計簿のご購入までありがとうございます!)。
これ以上生活費を節約することよりも固定費をどのように減らしていくかを考えた方がよいでしょう。
今は返済が多く固定費が削れないということですが、借金の返済により固定費が多いのであれば必ず終わりがやってきます。
まだまだお若いのですから、これからできることはまだまだたくさんあります。
ご相談者様なら必ずよりよい未来を切り開いていくことができると信じています。
月収から考える!みんなの家計簿はみんなの家計簿公開カテゴリーからご覧いただけます。
その他、一人暮らしの家計の家計簿は以下の記事にまとめています。よろしければ合わせてご覧ください。
今回の相談者様は、25歳独身一人暮らし。手取り月収39万円台ですが借金200万円もあり貯金がないということでご相談いただきました。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
こんにちは!
あきさんの家計簿を2018年から使わせて頂いて先月も、新しいノートを購入させて頂きました!
3日坊主の私が きちんと家計簿をつけられるようになったのは、あきさんの家計簿に出会ってからで、ただ、残念ながら付けるだけで根本的な解決になってないことに不安を感じてご相談させて頂きました。
25歳未婚1人暮らしですが、200万程借金があり固定費が高いので見直しをしても、返済で削れるところがなく貯金ができません。
周りは結婚ラッシュですが、借金が負い目でお恥ずかしいですが恋愛も3年間していなくて。
ふと、考えた時にこんな人生に虚しくなったり今年の家計簿の終わりのページを見ると「今年も何かしらの打開策が見つけれなかった。」と不安で泣きたくなって来ました。
本当に急な出費のときの年間臨時費は1年で50,000円程、他にも無理のない程度に細すぎず、けれどいざの時焦らないように車検代なども2年で割って毎月積立しています。
が、貯金が0なので心にも生活にもゆとりがありません。
投資や株など全く疎いので一気に大きなお金を稼ぐこともきっと無縁です。
長々となってしまう割に今の状況を想像して頂ける言葉が見つかりませんが、、、
今 私がすべきことやあきさんなら何をされるか
次の年の家計簿にうつるときのステップアップなど何でも構いませんのでアドバイスお伺いしたいです。
●予算●
食費 2万円
日用品 1万円
娯楽費 4万円(仕事雑費込)
交通費 2万円
(3つでOKとのことですが、ガソリン、高速で交通費割合が多いため)
●実績●
収入 平均39万円(エステ歩合制)
食費 1.8万円
日用品 1.2万円
娯楽費 4.5万円
特別費 2,55万円(毎月積立固定)
(内訳:車検積立 1万円
病院積立 3,500円
(子宮ガン定期検査)
弟成人式積立 2,000円
イベント積立(誕生日等)1万円
☆固定費平均 月26.5万
こんにちは。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
ご相談者様は一人暮らしということですね。現在貯金はゼロということですので、見直せるポイントがないか確認してみましょう。
家計を確認
まず、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。
食費 1.8万円
日用品 1.2万円
娯楽費 4.5万円
特別費 2.55万円(毎月積立固定)
(内訳:車検積立 1万円
病院積立 3,500円
(子宮ガン定期検査)
弟成人式積立 2,000円
イベント積立(誕生日等)1万円
☆固定費平均 月26.5万
毎月の生活に必要な基本的なお金は36.5万円となっています。
ご相談者様の月収は39万円で歩合制ということですから、おおよそ月に2万円の黒字が毎月出るか出ないかといったところでしょうか。
ご相談者様の家計はご自分でもすでにお気づきの通り毎月の固定費が多くやりくりがギリギリになってしまっている家計と考えられます。
月収39万円のうち固定費の支払いが26.5万円。
月収が毎月39万円と考えると、月収に対して約68%が固定費の支払いとなっています。
固定費の割合がやや高めですので、どうしても生活費(変動費)や貯金に回せるお金が少なくなってしまいます。
■参考:固定費の割合を計算する方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計の見直し
家計の見直しを行うのであれば以下の点について気を付けてみてはいかがでしょうか。
固定費
固定費平均 月26.5万
ご相談者様の家計では毎月の固定費が26.5万円となっていますが、内訳が分かりません。
一般的な固定費として仮に以下のように内訳を考えてみます。
住宅費 8万円
水道光熱費 1万円
電話料金 1万円
生命保険 1万円
合計 11万円
お一人暮らしですので基本的な固定費は少し多めに見積もっても月12万円前後あれば充分であると想像できます。
本来少なくできるはずの固定費が月26.5万円ということですから何かの支出が非常の多い家計と推測されます。
借金の返済があるということですが返済の割合はどれくらいでしょうか?
月2万円ずつ返済している場合と、月10万円ずつ返済しているというのでは全く状況が違います。
基本的な固定費以外の固定費が何かまずは確認してみてください。
生活費(変動費)
食費 1.8万円
日用品 1.2万円
娯楽費 4.5万円
特別費 2.55万円(毎月積立固定)
合計 約10万円
いただいた予算についてもあわせて考えると、おおよそ毎月の生活費の支出は12万円前後ではないかと想像できます。
娯楽費の予算はやや高めではありますが、お仕事の雑費が含まれている点、お一人暮らしである点から考えると決して多すぎるということはありません。
予算も守れていない状況ではありませんので、できれば月12万円前後の生活費はこのまま継続したいところです。
ボーナスがない家計かどうか
ご相談者様の家計では「ボーナスがあるかどうか」という点でも大きく家計の状況が変わります。
いただいた内容を拝見した限りでは毎月の支払いはほぼ月収に対してトントンになりやすい傾向にありますが、ボーナスが少しでもあればボーナスを返済や貯蓄に回すことが十分に可能な家計と考えられます。
ボーナスがないのであれば生活費を数万円削るというよりは固定費を削ることを考えた方がよいでしょう。
借金完済の時期はいつか
ご相談者様の家計では200万円の借金があるということですが「借金の返済がいつ頃終わるのか」という点についてもよく確認しておきましょう。
現在の返済のペースを維持した場合、借金完済までに10年かかるのか5年かかるのかによっても状況が全く異なります。
まだまだ現役で働くことが十分できる年齢ですから、健康であればできればある程度の貯金は手元に残しながらまずは借金の返済をしてしまった方がよいと考えられます。
お子さんもいらっしゃらないのですから、大きな貯蓄が今すぐに必要という緊急性は感じられません。
数年間貯蓄がない状況が続いてもしっかり働き続けることができればその後挽回するチャンスはいくらでも訪れます。
家計診断(まとめ)
ご相談者様の家計は、固定の割合が高いことで貯蓄がしにくい状況になっていますが、固定費を減らす機会がないかを確認することで今後大きく貯蓄ができる家計になる可能性が感じられる家計です。
早2年間家計簿をつけられているということもあり、予算配分などがうまくできていないという印象はありません(家計簿のご購入までありがとうございます!)。
これ以上生活費を節約することよりも固定費をどのように減らしていくかを考えた方がよいでしょう。
今は返済が多く固定費が削れないということですが、借金の返済により固定費が多いのであれば必ず終わりがやってきます。
まだまだお若いのですから、これからできることはまだまだたくさんあります。
ご相談者様なら必ずよりよい未来を切り開いていくことができると信じています。
関連記事
月収から考える!みんなの家計簿はみんなの家計簿公開カテゴリーからご覧いただけます。
その他、一人暮らしの家計の家計簿は以下の記事にまとめています。よろしければ合わせてご覧ください。
コメント