家計簿の貯金額が合わない!本当の貯金額はいくら?
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家計簿&家計管理アドバイザーが日頃の「家計管理に関する疑問や質問」にお答えします。
※その他免責事項をお読みください。
こんにちは。家計簿は順調に利用させてもらっています。
今回ふと思ったことがあり,質問をお願いします。
仮に「A通帳(口座)」を貯金専用(増えるのみ)の通帳,
家計の期間は1〜12月とした場合,
「A通帳(口座)」の12月の残高‐前年12月の残高=その年の貯金額
とざっくり考えていました。
しかし,他の生活費口座や特別費口座の出入りもあるため,正確には
「年間家計簿」の「収支の合計」=その年の貯金額
になるのだと思います。
そうなると,A通帳の残高を見て,例えば「今年は100万貯めたなぁ(A通帳の残高が100万増えた)」と思っても,実は家計全体としては50万しか増えてないということがあり,それに気づくと,ちょっとテンションが下がります(^^;
ここはやはり,貯金用通帳のみの残高増に踊らされることなく,家計全体の収支で見るべきなのですよね?
うまく説明できませんが,あきさんのお考えを伺いたいです。
よろしくお願いします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計簿の貯金額が合わない時」についてですね。
家計簿をつけていると、実際の貯金額と家計簿上の貯金額が合わないということがあります。
家計簿上では毎月黒字。
年間100万円の貯金ができている計算なのに、実際の貯金残高をみると「なぜか貯金が100万円も増えていない」ということが起こります。
なぜかというと、家計簿の集計方法を間違えている方が多いからなのですね。
関連記事:見せかけだけ黒字の家計簿に注意
一般的に家計簿の貯金額は「今月の収入 - 今月の支出」から計算します。
当方の家計簿のつけ方では年間の家計簿の「収支」という項目で貯金額を計算しています。
こちらの「収支」では、通常の家計簿と同様に「今月の収入ー 今月の支出」から「今月の貯金額」を計算します。
例えば、今月の収入が30万円で今月の支出が25万円の場合、今月の貯金額は5万円になります。
通常の家計簿ですと、上記の計算をして「家計簿の貯金額の計算は終了」となります。
しかし、この貯金額の計算というのは、手書きであれば手作業で行うものです。
したがって、どうしても「計算間違い」というものが起こってしまうのですね。
関連記事:家計簿の計算が合わない時
上記のような方法で貯金額を計算するのが一般的な家計簿の方法ですが、当方の家計簿では貯金簿をつかって、より正確な貯金額を記録していく方法を採用しています。
当方の家計簿では、通常の家計簿で収支から計算する貯金額の下段に、銀行残高から計算する貯金額を記入する欄があります。
こちらは、銀行の残高から実際の貯金額を計算するものですから、記録した日付のちょっとした残高の推移の影響はありますが、手計算による計算間違いの影響は減ることになります。
家計簿の貯金額の計算は、手計算で出した収支よりも銀行残高から出した貯金額を優先しましょう。
関連記事:貯金簿の書き方とは?
質問者様は、口座の残高増ではなく、家計の収支をみるべきなのではとお考えのようですが、実際はその逆です。
手計算から出した家計の収支は間違いのあることが多いので、重視する必要はありません。
口座の残高から出した貯金額を優先しましょう。
なお、質問者様は貯金用通帳とそれ以外の口座と、口座の使い分けをされているご様子です。
使い分けている他の口座の残高も合わせて考えてみた上での貯金額を優先としていれば問題ありませんので、ご安心ください。
関連記事:口座の使い分け
皆さんからのその他の貯金に関するご質問は積み立て・口座・貯金カテゴリーよりご覧ください。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
こんにちは。家計簿は順調に利用させてもらっています。
今回ふと思ったことがあり,質問をお願いします。
仮に「A通帳(口座)」を貯金専用(増えるのみ)の通帳,
家計の期間は1〜12月とした場合,
「A通帳(口座)」の12月の残高‐前年12月の残高=その年の貯金額
とざっくり考えていました。
しかし,他の生活費口座や特別費口座の出入りもあるため,正確には
「年間家計簿」の「収支の合計」=その年の貯金額
になるのだと思います。
そうなると,A通帳の残高を見て,例えば「今年は100万貯めたなぁ(A通帳の残高が100万増えた)」と思っても,実は家計全体としては50万しか増えてないということがあり,それに気づくと,ちょっとテンションが下がります(^^;
ここはやはり,貯金用通帳のみの残高増に踊らされることなく,家計全体の収支で見るべきなのですよね?
うまく説明できませんが,あきさんのお考えを伺いたいです。
よろしくお願いします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計簿の貯金額が合わない時」についてですね。
家計簿の貯金額が合わない
家計簿をつけていると、実際の貯金額と家計簿上の貯金額が合わないということがあります。
家計簿上では毎月黒字。
年間100万円の貯金ができている計算なのに、実際の貯金残高をみると「なぜか貯金が100万円も増えていない」ということが起こります。
なぜかというと、家計簿の集計方法を間違えている方が多いからなのですね。
関連記事:見せかけだけ黒字の家計簿に注意
家計簿の貯金額の計算方法
一般的に家計簿の貯金額は「今月の収入 - 今月の支出」から計算します。
当方の家計簿のつけ方では年間の家計簿の「収支」という項目で貯金額を計算しています。
こちらの「収支」では、通常の家計簿と同様に「今月の収入ー 今月の支出」から「今月の貯金額」を計算します。
例えば、今月の収入が30万円で今月の支出が25万円の場合、今月の貯金額は5万円になります。
通常の家計簿ですと、上記の計算をして「家計簿の貯金額の計算は終了」となります。
しかし、この貯金額の計算というのは、手書きであれば手作業で行うものです。
したがって、どうしても「計算間違い」というものが起こってしまうのですね。
関連記事:家計簿の計算が合わない時
家計簿の正確な貯金額の計算方法
上記のような方法で貯金額を計算するのが一般的な家計簿の方法ですが、当方の家計簿では貯金簿をつかって、より正確な貯金額を記録していく方法を採用しています。
当方の家計簿では、通常の家計簿で収支から計算する貯金額の下段に、銀行残高から計算する貯金額を記入する欄があります。
こちらは、銀行の残高から実際の貯金額を計算するものですから、記録した日付のちょっとした残高の推移の影響はありますが、手計算による計算間違いの影響は減ることになります。
家計簿の貯金額の計算は、手計算で出した収支よりも銀行残高から出した貯金額を優先しましょう。
関連記事:貯金簿の書き方とは?
家計簿の貯金額とは?
ここはやはり,貯金用通帳のみの残高増に踊らされることなく,家計全体の収支で見るべきなのですよね?
質問者様は、口座の残高増ではなく、家計の収支をみるべきなのではとお考えのようですが、実際はその逆です。
手計算から出した家計の収支は間違いのあることが多いので、重視する必要はありません。
口座の残高から出した貯金額を優先しましょう。
なお、質問者様は貯金用通帳とそれ以外の口座と、口座の使い分けをされているご様子です。
使い分けている他の口座の残高も合わせて考えてみた上での貯金額を優先としていれば問題ありませんので、ご安心ください。
関連記事:口座の使い分け
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コメント
コメント一覧 (2)
家計簿の収支の合計と貯金簿の額(今年の総額ー前年の総額)の数字(例えば50万)は合うのです。なので、年間の貯金額は50万なのだと思います。
ただ、複数ある通帳の中で、貯金専用(増えるのみ)通帳だけを取り出して見たとき、今年の総額ー前年の総額はもっと増えている(例えば100万)ので、他の通帳の出入りも含め家計全体では50万のプラスなのだとわかりつつも、100万貯まったのではないのか…となんとなくテンションが下がるのです。このモチベーションの保ち方というか、その辺をどうしたらいいかと思っていたのですが、貯金専用通帳の額が増えてることには違いないので、気にしない!ってのが一番ですかね?
貯金簿アプリ、使ってみようかと思います。
また何かあればご相談させてください。ありがとうございました。
他の通帳の増減で貯金通帳が100万円でも50万円になっているということは、やはり総貯金額は50万円になります。
モチベーションの保ち方としては、他の通帳は引き落としのかかる口座になりますので「純粋な貯金の比率が増えた」と考えるのはいかがでしょうか?
純粋な貯金が増えたということは、減る可能性の少ない貯金が増えているということですので、素晴らしいことですよ!