クレジットカードが管理できない。どうしたら管理できますか
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
この度は質問があり、ご連絡いたしました。
3年ほど前にあきさんの家計簿に出会い、数ヶ月ほどは続けていたのですが、離婚や引っ越しなどで、精神的にも肉体的にも疲れ、経済的にも、予算を立てたり貯金をしたりすることもできない、いっぱいいっぱいの生活となりました。
ただ、その間も、何をどこで買ったかの記録と、クレジットカード中心の生活をしていましたので、手持ちの現金から一部取り分けることはしていましたが、
現金を銀行口座に入出金することはほとんどせず、引き落としもネット銀行からしており、クレジットカード取り分けた現金を月初に財布に戻したことにして、袋分けして、ということを記録上のみで行ったり来たりさせる、という、ややこしい自己流の方法をしてしまっておりました。
お恥ずかしい話、私は柔軟に考えることが苦手で、1円単位で合わないと嫌になってしまい、詳細も細かくつけたい性格のため、日々の疲れや忙しさで、その作業もすることができず、年明けくらいから放置してしまい、手元のお金も記録と合わない状態となり、もうどうしたらよいか分からなくなってしまいました。
最近、少し余裕ができてきたので、改めてちゃんとやっていこうと、キャッシュレス対応のあきさんの新刊を購入し、拝読しまして、
できればこの方法で改めて仕切り直したいと思っているのですが、果たしてうまくいくか不安もあります。
それよりも現状からスタートした方がよいのかとも思いますが、この数ヶ月、合わせていないモヤモヤがひどく、できたらスッキリさせて、気持ちも新たにスタートさせたい、とも思います。
こんな質問で申し訳ありませんが、アドバイスをいただけたら幸いです。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「クレジットカードの家計管理」についてですね。

家計管理をしていると「クレジットカードの管理がうまくできない」と思うことがありますよね。
「クレジットカードを利用した方がポイントが貯まるのでお得」とクレジットカードを多用した結果、「クレジットカードの支払いで家計が破綻した」という方からのご相談もあとをたちません。
ここでは、クレジットカードの管理ができない人のために、「クレジットカードの管理が簡単になる方法」を紹介します。

現代はキャッシュレス社会ですから「クレジットカードを使うとうまく管理ができないから現金で支払う」というのは無理があります。
クレジットカードの管理は、「できない」と考えるのではなく、「できるようにするにはどうしたらよいか」を考えることが大切だと思います。
わが家も、キャッシュレス中心の家計管理にしたばかりの頃は「支払日と引き落とし日のズレ」に混乱したこともありますが、以下のような点に気を付けることで今は混乱することがなくなりました。
「クレジットカードの管理ができない」と感じてしまう時は、よろしければ以下の点もあわせて確認してみてください。

クレジットカードは、種類によってポイントの還元率が違いますので「お得にポイントを貯めたい」と考えると複数のクレジットカードを使い分けることになります。
しかし、あまりにたくさんのクレジットカードを同時に使ってしまうとどのクレジットカードのポイントも中途半端になる傾向があります。
また、クレジットカードによって「締め日」も「引き落とし日」も違うため、引き落としの回数が増えることで家計が混乱することがあります。
このような時は、いくつかのクレジットカードに絞って利用することをおすすめしています。
わが家も、メインで使うクレジットカードはいくつかに絞っています。
また、当面使わないクレジットカードは不便がない範囲で積極的に解約しています。

こちらは書籍でも紹介させていただいた方法ですが、クレジットカードは複数あっても、引き落とし先がバラバラだと家計管理が煩雑になり「クレジットカードがうまく管理できない」ということにつながる可能性があります。
わが家も、利用するクレジットカードは複数でも引き落としになる口座は絞っています。
いつ何の支払いがあるのか自分でも分からないような家計管理は問題があります。

クレジットカード中心の家計管理をするなら、現金はそもそも銀行からおろす必要はありません。
クレジットカードも現金も…と考えると、つい浪費になりやすいので「メインの支払いはクレジットカード」と決めたのであれば、現金はできるだけ口座あずけておいてもよいのではないでしょうか。
わが家も家計で利用する現金については「毎月5万円程度をおろすだけ」にしています。
本当はもう少し少なくてもやりくりできそうなのですが、災害などでATMが急に使えなくなった場合を考慮し、少し多めにおろしています。

なお、質問者様の場合は「手元のお金とクレジットカードの利用記録が合わない」ことで、クレジットカードの管理ができていないと感じていらっしゃるようです。
1円まで合わせないと気が済まないということですので、一度「まだ引き落としがされていないクレジットカードの支払い」から「今月支払った(引き落とされた)クレジットカードの支払額」を引いてみてはいかがでしょうか。
この方法は、書籍でも紹介させていただきましたが、「家計簿で支払いとしてつけた支出」のうち、まだ引き落とされていないクレジットカードの金額の分だけ「通帳の残高と支出額は合わない」のが普通です。
例えば、今月5万円のクレジットカードの支払いをし、今月先月までのクレジットカードの支払いのうち3万円を支払ったら、差額2万円分は残高があわなくなります。
この残高の狂いは、通常あまり気にする必要はないのですが、質問者様は合わない時が済まないということですので、こちらを計算に入れると合う可能性があります。
少し複雑でややこしい計算になりますが、気になるようでしたらやってみてくださいね。
それでも合わない場合は、あまり気にすることなく、新たに家計簿をスタートしてかまわないと思いますよ。
その他、皆さんからのクレジットカードや電子マネーに関するご質問はカード払い・電子マネーカテゴリーよりご覧ください。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
この度は質問があり、ご連絡いたしました。
3年ほど前にあきさんの家計簿に出会い、数ヶ月ほどは続けていたのですが、離婚や引っ越しなどで、精神的にも肉体的にも疲れ、経済的にも、予算を立てたり貯金をしたりすることもできない、いっぱいいっぱいの生活となりました。
ただ、その間も、何をどこで買ったかの記録と、クレジットカード中心の生活をしていましたので、手持ちの現金から一部取り分けることはしていましたが、
現金を銀行口座に入出金することはほとんどせず、引き落としもネット銀行からしており、クレジットカード取り分けた現金を月初に財布に戻したことにして、袋分けして、ということを記録上のみで行ったり来たりさせる、という、ややこしい自己流の方法をしてしまっておりました。
お恥ずかしい話、私は柔軟に考えることが苦手で、1円単位で合わないと嫌になってしまい、詳細も細かくつけたい性格のため、日々の疲れや忙しさで、その作業もすることができず、年明けくらいから放置してしまい、手元のお金も記録と合わない状態となり、もうどうしたらよいか分からなくなってしまいました。
最近、少し余裕ができてきたので、改めてちゃんとやっていこうと、キャッシュレス対応のあきさんの新刊を購入し、拝読しまして、
できればこの方法で改めて仕切り直したいと思っているのですが、果たしてうまくいくか不安もあります。
それよりも現状からスタートした方がよいのかとも思いますが、この数ヶ月、合わせていないモヤモヤがひどく、できたらスッキリさせて、気持ちも新たにスタートさせたい、とも思います。
こんな質問で申し訳ありませんが、アドバイスをいただけたら幸いです。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「クレジットカードの家計管理」についてですね。
クレジットカードの家計管理

家計管理をしていると「クレジットカードの管理がうまくできない」と思うことがありますよね。
「クレジットカードを利用した方がポイントが貯まるのでお得」とクレジットカードを多用した結果、「クレジットカードの支払いで家計が破綻した」という方からのご相談もあとをたちません。
ここでは、クレジットカードの管理ができない人のために、「クレジットカードの管理が簡単になる方法」を紹介します。
クレジットカードの管理ができない

現代はキャッシュレス社会ですから「クレジットカードを使うとうまく管理ができないから現金で支払う」というのは無理があります。
クレジットカードの管理は、「できない」と考えるのではなく、「できるようにするにはどうしたらよいか」を考えることが大切だと思います。
わが家も、キャッシュレス中心の家計管理にしたばかりの頃は「支払日と引き落とし日のズレ」に混乱したこともありますが、以下のような点に気を付けることで今は混乱することがなくなりました。
「クレジットカードの管理ができない」と感じてしまう時は、よろしければ以下の点もあわせて確認してみてください。
クレジットカードの管理ができない時の対処法1:使うクレジットカードを限定する

クレジットカードは、種類によってポイントの還元率が違いますので「お得にポイントを貯めたい」と考えると複数のクレジットカードを使い分けることになります。
しかし、あまりにたくさんのクレジットカードを同時に使ってしまうとどのクレジットカードのポイントも中途半端になる傾向があります。
また、クレジットカードによって「締め日」も「引き落とし日」も違うため、引き落としの回数が増えることで家計が混乱することがあります。
このような時は、いくつかのクレジットカードに絞って利用することをおすすめしています。
わが家も、メインで使うクレジットカードはいくつかに絞っています。
また、当面使わないクレジットカードは不便がない範囲で積極的に解約しています。
クレジットカードの管理ができない時の対処法2:引き落とし口座をまとめる

こちらは書籍でも紹介させていただいた方法ですが、クレジットカードは複数あっても、引き落とし先がバラバラだと家計管理が煩雑になり「クレジットカードがうまく管理できない」ということにつながる可能性があります。
わが家も、利用するクレジットカードは複数でも引き落としになる口座は絞っています。
いつ何の支払いがあるのか自分でも分からないような家計管理は問題があります。
クレジットカードの管理ができない時の対処法3:引き出す現金を減らす

クレジットカード中心の家計管理をするなら、現金はそもそも銀行からおろす必要はありません。
クレジットカードも現金も…と考えると、つい浪費になりやすいので「メインの支払いはクレジットカード」と決めたのであれば、現金はできるだけ口座あずけておいてもよいのではないでしょうか。
わが家も家計で利用する現金については「毎月5万円程度をおろすだけ」にしています。
本当はもう少し少なくてもやりくりできそうなのですが、災害などでATMが急に使えなくなった場合を考慮し、少し多めにおろしています。
クレジットカードの計算が合わない

なお、質問者様の場合は「手元のお金とクレジットカードの利用記録が合わない」ことで、クレジットカードの管理ができていないと感じていらっしゃるようです。
1円まで合わせないと気が済まないということですので、一度「まだ引き落としがされていないクレジットカードの支払い」から「今月支払った(引き落とされた)クレジットカードの支払額」を引いてみてはいかがでしょうか。
この方法は、書籍でも紹介させていただきましたが、「家計簿で支払いとしてつけた支出」のうち、まだ引き落とされていないクレジットカードの金額の分だけ「通帳の残高と支出額は合わない」のが普通です。
例えば、今月5万円のクレジットカードの支払いをし、今月先月までのクレジットカードの支払いのうち3万円を支払ったら、差額2万円分は残高があわなくなります。
この残高の狂いは、通常あまり気にする必要はないのですが、質問者様は合わない時が済まないということですので、こちらを計算に入れると合う可能性があります。
少し複雑でややこしい計算になりますが、気になるようでしたらやってみてくださいね。
それでも合わない場合は、あまり気にすることなく、新たに家計簿をスタートしてかまわないと思いますよ。
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その他、皆さんからのクレジットカードや電子マネーに関するご質問はカード払い・電子マネーカテゴリーよりご覧ください。
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