「出費続きで貯金ができない」40代4人家族ですが貯金がありません。
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読者の皆さんからの家計相談に家計簿・家計管理アドバイザーがお答えする無料家計相談&家計診断コーナー。
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家族と現在のざっくりの収入です。
●家族構成●
夫(40)、妻(45)、子(小5)、子(中1)、犬1
●手取収入/年●
夫 約380万円
妻 約100万円(やや不安定です)
計 約480万円
住宅ローン 月4.3万円
リフォームローン 月2万(来年冬終了)
車ローン 月1万(始まったばかり)
特別費予定 80万円/年(余裕見て出来れば90万程は毎年あるようにしたい)
●他前回と大きく変わった支出●
→老犬の粗相が格段に多くなり、日用品費として
ペット代込10,000円では足りず15,000円ほどの予算に。
→食費(生協含)・日用品費合わせて84,000円
ざっくりですが毎年80万ほど(出来たら100万)
特別費があれば車検がある年でもある程度は対応できるのかなと
なんとなく最低でも80万を目標にしていました。
(家の修繕や入学などは除く)
現在の月の固定費と生活費
・固定費186,000円
(ローン各種<住宅、リフォーム、車>、保険各種<車・生保>、学費、クレカ払い、光熱費、通信費、習い事)
※他、子ども手当を全額学資保険に充てている
・生活費143,000円
(家族小遣い、日用、食費生協、ペット、娯楽、ガソリン)
<特別費>
この先来年から3年ほど毎年わかっているだけで
以下のような出費が予定されています。
来年
・夫車検…7万円程
・中学の入学準備…25万円程
(制服一式、充てようとしている部屋にまともなカーテンがかかってない等ちょっとした家具を含む部屋作り費用も)
以降
・私車検…7万円
・火災保険…30万円〜?
・シロアリ薬剤散布…15万
こんにちは。家計簿&家計管理アドバイザーのあきです。
「家計診断」についてですね。
具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。
収入480万円
支出474.8万円
収支は年間約5.2万円の黒字ということですね。
児童手当は全額学資保険にあてているということですので、貯蓄率100%以上の保険であれば年間約29.2万円の貯蓄ができていることになります。
次に、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。
・固定費186,000円
(ローン各種<住宅、リフォーム、車>、保険各種<車・生保>、学費、クレカ払い、光熱費、通信費、習い事)
住宅ローン 月4.3万円
リフォームローン 月2万(来年冬終了)
車ローン 月1万(始まったばかり)
※他、子ども手当を全額学資保険に充てている
・生活費143,000円
(家族小遣い、日用、食費生協、ペット、娯楽、ガソリン)
合計32.9万円(年間394.8万円)
毎月の生活に必要な基本的なお金は約32.9万円となっています。
ご相談者様の月収はわかりません。ご主人にボーナスがなければご夫婦の月収は40万円ほどと考えられますが、ボーナスがあるようですので、毎月の給料からはほぼトントンなのではないかと考えられます。
特別費予定 80万円/年(余裕見て出来れば90万程は毎年あるようにしたい)
質問者様の家計では、年間80万円の特別費があるようです。
ただし、別途家の修繕や入学など、費用が掛かれば貯金を崩していらっしゃるようですので、特別費の見積もりはやや甘く、現状では年間100万円前後の特別費がかかっていると予測されます。
ご相談者様の家計では、以下の支出の見直しを推奨いたします。
合計32.9万円(年間394.8万円)
質問者様の家計では、詳しい支出の内訳が分かりませんので、どの支出を節約した方がよいのか詳しくは分かりません。
しかし、おそらく現状では、毎月の支出で月の給料はほぼなくなり、余剰となるボーナスをすべて特別費に回すというやりくりになっているのではないかと考えられます。
このようなやりくりになっている場合、とれる対策は以下の3つです。
毎月の固定費については、リフォームローンが来年終わるご予定があるようです。
月2万円の固定費の節約は可能になると考えられますが、お子さんの年齢を考えると高校受験が始まる頃ですので、そのまま高校の学費としてあてる予定にしてもよいでしょう。
くれぐれもローンが終わったからと別のローンを組まないよう注意しましょう。
また、お子さんの児童手当は中学生で終了しますので、終了と同時に学資保険の支払いが終わるのかも確認しましょう。
高校生になると、別途手当がありますが、学資保険の支払いが終われば手当の分の貯蓄はできることになります。
このような長期的な視点に立った固定費や生活費の見直しを再度行いましょう。
特別費予定 80万円/年(余裕見て出来れば90万程は毎年あるようにしたい)
また、特別費についてもどの程度節約できるのは詳細がわかりません。
住宅の修繕や入学などは別途貯金から出していらっしゃるようですが、年間収入を超えてしまうと家計は赤字になります。
せっかく貯金ができても崩してしまうことになりますから、できれば家の修繕や入学に必要な支出まで含めて特別費とできるように計画してみましょう。
例えば、お子さんの入学準備として部屋の模様替えの費用も見越していらっしゃいますが、こちらを少し減らして、年間の特別費の予算額80万円以下になるようにするなどの工夫をしてもよいでしょう。
固定費も生活費も特別費も節約できない、さらにかかる予定があると感じるのであれば、収入を増やすことを検討するのも一つの手です。
現状では奥様は扶養の範囲内でお仕事をされていると考えられますが、下のお子さんも小学校の高学年です。
上のお子さんが高校生になる頃には、下のお子さんも中学生ですので、あまりに生活が苦しいと感じるようでしたら扶養を出て正社員で働くというのも一つの手です。
また、本来なら学業に専念してほしい気持ちもあると思いますが、上のお子さんには高校生になると同時にアルバイトをしもらい、自分の小遣いを自分で稼いでもらうという方法もあります。
質問者様の家計は、貯め期がそろそろ終了し、貯めにくい時期の到来が見込まれます。
お子さんの年齢から考えると、あと1,2年で教育費が大きく増大し、お子さんの交際費などお子さん自身にかかる支出もぐっと増える時期です。
質問者様の家計では、車も2台あるため、車の維持費も2倍かかりますし、お子さんの教育費も増え、住宅の修繕にも費用がかかり…と大きな支出が目白押しで家計が落ち着く間がないと感じることもあるでしょう。
お子さんたちが大学を卒業する今後10年ほどは貯めにくい時期になりますので、大きな貯金を考えるよりも大きな赤字を出さないように気を付ける時期です。
必要以上の特別費を出さない、収入が増やせる手立てがないか考えるなど、事前にある程度の対策を考えておきましょう。
ただし、質問者様の家計では、お子さんの年齢に対し、ご主人の年齢がまだお若いという長所もあります。
下のお子さんが大学を卒業する10年後でもまだ50歳。
収入が上がっている可能性もありますし、その後定年までの10年から15年はまたとない貯め期が到来します。
今後10年は何とか家族全員で踏ん張り、10年後から定年までにしっかりとした貯蓄を作ることを計画しても良いでしょう。
学資保険があり、最低限の貯蓄はできています。少しでも貯蓄をしたいのであれば上記の点について見直しを検討し、大きな貯蓄の計画は10年後に照準を絞って行動していくというのも一つの手です。
約10年後から始まる貯め期を逃すと、次は生涯にわたって大きな貯め期はありませんので、くれぐれも最後のチャンスを逃さないようにしてください。
その他、同じくらいの年収の方の家計簿は手取り年収400万円台の家計カテゴリーからご覧いただけます。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
家族と現在のざっくりの収入です。
●家族構成●
夫(40)、妻(45)、子(小5)、子(中1)、犬1
●手取収入/年●
夫 約380万円
妻 約100万円(やや不安定です)
計 約480万円
住宅ローン 月4.3万円
リフォームローン 月2万(来年冬終了)
車ローン 月1万(始まったばかり)
特別費予定 80万円/年(余裕見て出来れば90万程は毎年あるようにしたい)
●他前回と大きく変わった支出●
→老犬の粗相が格段に多くなり、日用品費として
ペット代込10,000円では足りず15,000円ほどの予算に。
→食費(生協含)・日用品費合わせて84,000円
ざっくりですが毎年80万ほど(出来たら100万)
特別費があれば車検がある年でもある程度は対応できるのかなと
なんとなく最低でも80万を目標にしていました。
(家の修繕や入学などは除く)
現在の月の固定費と生活費
・固定費186,000円
(ローン各種<住宅、リフォーム、車>、保険各種<車・生保>、学費、クレカ払い、光熱費、通信費、習い事)
※他、子ども手当を全額学資保険に充てている
・生活費143,000円
(家族小遣い、日用、食費生協、ペット、娯楽、ガソリン)
<特別費>
この先来年から3年ほど毎年わかっているだけで
以下のような出費が予定されています。
来年
・夫車検…7万円程
・中学の入学準備…25万円程
(制服一式、充てようとしている部屋にまともなカーテンがかかってない等ちょっとした家具を含む部屋作り費用も)
以降
・私車検…7万円
・火災保険…30万円〜?
・シロアリ薬剤散布…15万
こんにちは。家計簿&家計管理アドバイザーのあきです。
「家計診断」についてですね。
年間収支の確認
具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。
収入480万円
支出474.8万円
収支は年間約5.2万円の黒字ということですね。
児童手当は全額学資保険にあてているということですので、貯蓄率100%以上の保険であれば年間約29.2万円の貯蓄ができていることになります。
家計を確認
次に、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。
毎月の支出
・固定費186,000円
(ローン各種<住宅、リフォーム、車>、保険各種<車・生保>、学費、クレカ払い、光熱費、通信費、習い事)
住宅ローン 月4.3万円
リフォームローン 月2万(来年冬終了)
車ローン 月1万(始まったばかり)
※他、子ども手当を全額学資保険に充てている
・生活費143,000円
(家族小遣い、日用、食費生協、ペット、娯楽、ガソリン)
合計32.9万円(年間394.8万円)
毎月の生活に必要な基本的なお金は約32.9万円となっています。
ご相談者様の月収はわかりません。ご主人にボーナスがなければご夫婦の月収は40万円ほどと考えられますが、ボーナスがあるようですので、毎月の給料からはほぼトントンなのではないかと考えられます。
特別費
特別費予定 80万円/年(余裕見て出来れば90万程は毎年あるようにしたい)
質問者様の家計では、年間80万円の特別費があるようです。
ただし、別途家の修繕や入学など、費用が掛かれば貯金を崩していらっしゃるようですので、特別費の見積もりはやや甘く、現状では年間100万円前後の特別費がかかっていると予測されます。
家計の見直し
ご相談者様の家計では、以下の支出の見直しを推奨いたします。
毎月の固定費、生活費
合計32.9万円(年間394.8万円)
質問者様の家計では、詳しい支出の内訳が分かりませんので、どの支出を節約した方がよいのか詳しくは分かりません。
しかし、おそらく現状では、毎月の支出で月の給料はほぼなくなり、余剰となるボーナスをすべて特別費に回すというやりくりになっているのではないかと考えられます。
このようなやりくりになっている場合、とれる対策は以下の3つです。
- 毎月の固定費を見直す
- 毎月の生活費を見直す
- 年間の特別費を見直す
- 収入を見直す
毎月の固定費については、リフォームローンが来年終わるご予定があるようです。
月2万円の固定費の節約は可能になると考えられますが、お子さんの年齢を考えると高校受験が始まる頃ですので、そのまま高校の学費としてあてる予定にしてもよいでしょう。
くれぐれもローンが終わったからと別のローンを組まないよう注意しましょう。
また、お子さんの児童手当は中学生で終了しますので、終了と同時に学資保険の支払いが終わるのかも確認しましょう。
高校生になると、別途手当がありますが、学資保険の支払いが終われば手当の分の貯蓄はできることになります。
このような長期的な視点に立った固定費や生活費の見直しを再度行いましょう。
年間の特別費
特別費予定 80万円/年(余裕見て出来れば90万程は毎年あるようにしたい)
また、特別費についてもどの程度節約できるのは詳細がわかりません。
住宅の修繕や入学などは別途貯金から出していらっしゃるようですが、年間収入を超えてしまうと家計は赤字になります。
せっかく貯金ができても崩してしまうことになりますから、できれば家の修繕や入学に必要な支出まで含めて特別費とできるように計画してみましょう。
例えば、お子さんの入学準備として部屋の模様替えの費用も見越していらっしゃいますが、こちらを少し減らして、年間の特別費の予算額80万円以下になるようにするなどの工夫をしてもよいでしょう。
収入を増やす
固定費も生活費も特別費も節約できない、さらにかかる予定があると感じるのであれば、収入を増やすことを検討するのも一つの手です。
現状では奥様は扶養の範囲内でお仕事をされていると考えられますが、下のお子さんも小学校の高学年です。
上のお子さんが高校生になる頃には、下のお子さんも中学生ですので、あまりに生活が苦しいと感じるようでしたら扶養を出て正社員で働くというのも一つの手です。
また、本来なら学業に専念してほしい気持ちもあると思いますが、上のお子さんには高校生になると同時にアルバイトをしもらい、自分の小遣いを自分で稼いでもらうという方法もあります。
今後の家計はどうなる?
質問者様の家計は、貯め期がそろそろ終了し、貯めにくい時期の到来が見込まれます。
お子さんの年齢から考えると、あと1,2年で教育費が大きく増大し、お子さんの交際費などお子さん自身にかかる支出もぐっと増える時期です。
質問者様の家計では、車も2台あるため、車の維持費も2倍かかりますし、お子さんの教育費も増え、住宅の修繕にも費用がかかり…と大きな支出が目白押しで家計が落ち着く間がないと感じることもあるでしょう。
お子さんたちが大学を卒業する今後10年ほどは貯めにくい時期になりますので、大きな貯金を考えるよりも大きな赤字を出さないように気を付ける時期です。
必要以上の特別費を出さない、収入が増やせる手立てがないか考えるなど、事前にある程度の対策を考えておきましょう。
ただし、質問者様の家計では、お子さんの年齢に対し、ご主人の年齢がまだお若いという長所もあります。
下のお子さんが大学を卒業する10年後でもまだ50歳。
収入が上がっている可能性もありますし、その後定年までの10年から15年はまたとない貯め期が到来します。
今後10年は何とか家族全員で踏ん張り、10年後から定年までにしっかりとした貯蓄を作ることを計画しても良いでしょう。
学資保険があり、最低限の貯蓄はできています。少しでも貯蓄をしたいのであれば上記の点について見直しを検討し、大きな貯蓄の計画は10年後に照準を絞って行動していくというのも一つの手です。
約10年後から始まる貯め期を逃すと、次は生涯にわたって大きな貯め期はありませんので、くれぐれも最後のチャンスを逃さないようにしてください。
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