教育費500万円貯めても足りない?4人家族子供ふたりの家計簿公開。
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こちらは、読者の皆さんからの家計相談に家計簿・家計管理アドバイザーがお答えする無料家計相談・家計診断コーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
はじめまして。
ブログを読ませて頂き、あきさんの家計簿を参考にしながらわが家の家計簿もつけてきました。
1年程継続したので、今後どのようにやりくりしていったらよいのか、アドバイスを頂ければと思い、メールさせて頂きました。
よろしくお願い致します。
●家族構成●
夫(43)妻(42)子(中2)子(小5)
【収入】
夫 月収36万円 ボーナス64万円×2回
児童手当 年間24万円
合計 年間 584万円
【銀行支出】
住宅ローン 11万円
電気代 8000円
ガス代 8000円
水道代 6,000円
生命保険 1万5000円
携帯+WIFI+固定電話 23000円
学費 1万5000円
塾 2万円
習い事 2万円
合計 22.5万円(年間270万円)
【現金支出】
食費 6万円
日用品 8,000円
娯楽費 25,000円
医療費 5,000円
教育費 3,000円
夫小遣い3万5,000円
妻小遣い5,000円
合計 14万1000円(年間169万2000円)
【特別費】
冠婚葬祭 5万円
衣服費 10万円
帰省費などのイベント費 20万円
レジャー費 10万円
臨時費積立 6万円
家電インテリア積立 6万円
固定資産税 11万円
その他 5万円
合計 年間 93万円
子どもの学費としてひとりにつき500万円(合計1000万円)は貯め終えたのですが、まだまだ足りないですよね。
本当は住宅ローンの繰り上げ返済などもしたいと思うのですが、なかなかうまくいかず、先のことが不安です。
お忙しいなか、申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「家計診断」についてですね。
具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。
収入584万円
支出532.2万円
現在の収支としては、年間51.8万円の黒字の家計のようですね。生命保険が貯蓄性であれば、もう少し貯蓄額は多くなります。
次に、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。
【銀行支出】
住宅ローン 11万円
電気代 8000円
ガス代 8000円
水道代 6,000円
生命保険 1万5000円
携帯+WIFI+固定電話 23000円
学費 1万5000円
塾 2万円
習い事 2万円
合計 22.5万円(年間270万円)
【現金支出】
食費 6万円
日用品 8,000円
娯楽費 25,000円
医療費 5,000円
教育費 3,000円
夫小遣い3万5,000円
妻小遣い5,000円
合計 14万1000円(年間169万2000円)
毎月の生活に必要な基本的なお金は約36.6万円となっています。
月収は36万円ですから、毎月の支出はほぼトントン、やや赤字気味のようです。
【特別費】
冠婚葬祭 5万円
衣服費 10万円
帰省費などのイベント費 20万円
レジャー費 10万円
臨時費積立 6万円
家電インテリア積立 6万円
固定資産税 11万円
その他 5万円
合計 年間 93万円
質問者様の家計では、年間93万円の特別費があるようです。
ご相談者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。
全体的な家計状況としては、お子さんが大きくなってきていますが、貯蓄が継続できていますので、悪い状況ではありません。
塾や習い事などの費用も支払いながら貯蓄を継続できているのは立派です。
ただし、教育費については、今が天井ということではありません。
すでにお子さん1人につき500万円の貯蓄ができているということですが、お子さんが私立高校に入学した場合などは、足りない場合がありますので注意しましょう。
その他、大きく見直さなくてはいけないと感じるところはありません。
全体的に少しずつ肥大していると考えられる支出もありますが、それほど大きな無駄遣いがあるという印象はありませんので、それほど大きな家計改善は今のところ必要ないとも言えます。
相談者様の家計は、現状では特に大きな問題はありませんが、お子さんが大きくなってきていることから、徐々に貯めにくい時期に差しかかってきているという頃です。
中学生である上のお子さんが現在塾に通われていますが、公立高校に入学しても塾通いが必要になり、下のお子さんも中学生になり塾通いを始めると、現在できている貯蓄も今と同じ収入では難しくなってくる可能性があります。
1人につき500万円の教育費は主に大学の費用になると思いますので、もし1人につき500万円の貯蓄では足りないと感じているなら、お子さんが高校生になった時の費用をどのように捻出するのかを考えておくと良いのではないでしょうか。
下のお子さんが中学生になったら、奥様もお仕事を始めるなどもひとつの方法です。
これから数年間は、教育費の負担が重くなる一方ですが、上のお子さんが大学を卒業する頃から少しずつ家計は上向いてきます。
上のお子さんが大学を卒業してから定年までは再び貯め期が到来しますので、本格的な貯金はその頃から再開できるよう計画しておくというのもよいでしょう。
すでに子ども1人につき500万円の教育費を貯めて終えているのは大変立派なことです。今後はその貯蓄をできるだけ崩さず、できれば老後資金に回せるよう収入の下支えができると、さらに安心できると思います。
当面は、年々厳しいやりくりになっていくと予測されますが、ライフプランなどを作成し、今ある貯蓄を上手に生かしながら、やりくりされていかれてみてはいかがでしょうか。
現状では大きな問題のない家計管理ができていることにまず自信を持ち、ぜひ今後の家計にも備えられるよう準備をされてみてください。
その他、同じくらいの年収の家計簿は年収500万円台の家計カテゴリーからご覧いただけます。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
はじめまして。
ブログを読ませて頂き、あきさんの家計簿を参考にしながらわが家の家計簿もつけてきました。
1年程継続したので、今後どのようにやりくりしていったらよいのか、アドバイスを頂ければと思い、メールさせて頂きました。
よろしくお願い致します。
●家族構成●
夫(43)妻(42)子(中2)子(小5)
【収入】
夫 月収36万円 ボーナス64万円×2回
児童手当 年間24万円
合計 年間 584万円
【銀行支出】
住宅ローン 11万円
電気代 8000円
ガス代 8000円
水道代 6,000円
生命保険 1万5000円
携帯+WIFI+固定電話 23000円
学費 1万5000円
塾 2万円
習い事 2万円
合計 22.5万円(年間270万円)
【現金支出】
食費 6万円
日用品 8,000円
娯楽費 25,000円
医療費 5,000円
教育費 3,000円
夫小遣い3万5,000円
妻小遣い5,000円
合計 14万1000円(年間169万2000円)
【特別費】
冠婚葬祭 5万円
衣服費 10万円
帰省費などのイベント費 20万円
レジャー費 10万円
臨時費積立 6万円
家電インテリア積立 6万円
固定資産税 11万円
その他 5万円
合計 年間 93万円
子どもの学費としてひとりにつき500万円(合計1000万円)は貯め終えたのですが、まだまだ足りないですよね。
本当は住宅ローンの繰り上げ返済などもしたいと思うのですが、なかなかうまくいかず、先のことが不安です。
お忙しいなか、申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願い致します。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「家計診断」についてですね。
年間収支の確認
具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。
収入584万円
支出532.2万円
現在の収支としては、年間51.8万円の黒字の家計のようですね。生命保険が貯蓄性であれば、もう少し貯蓄額は多くなります。
家計を確認
次に、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。
毎月の支出
【銀行支出】
住宅ローン 11万円
電気代 8000円
ガス代 8000円
水道代 6,000円
生命保険 1万5000円
携帯+WIFI+固定電話 23000円
学費 1万5000円
塾 2万円
習い事 2万円
合計 22.5万円(年間270万円)
【現金支出】
食費 6万円
日用品 8,000円
娯楽費 25,000円
医療費 5,000円
教育費 3,000円
夫小遣い3万5,000円
妻小遣い5,000円
合計 14万1000円(年間169万2000円)
毎月の生活に必要な基本的なお金は約36.6万円となっています。
月収は36万円ですから、毎月の支出はほぼトントン、やや赤字気味のようです。
特別費
【特別費】
冠婚葬祭 5万円
衣服費 10万円
帰省費などのイベント費 20万円
レジャー費 10万円
臨時費積立 6万円
家電インテリア積立 6万円
固定資産税 11万円
その他 5万円
合計 年間 93万円
質問者様の家計では、年間93万円の特別費があるようです。
家計の見直し
ご相談者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。
全体的な家計状況
全体的な家計状況としては、お子さんが大きくなってきていますが、貯蓄が継続できていますので、悪い状況ではありません。
塾や習い事などの費用も支払いながら貯蓄を継続できているのは立派です。
教育費
ただし、教育費については、今が天井ということではありません。
すでにお子さん1人につき500万円の貯蓄ができているということですが、お子さんが私立高校に入学した場合などは、足りない場合がありますので注意しましょう。
その他
その他、大きく見直さなくてはいけないと感じるところはありません。
全体的に少しずつ肥大していると考えられる支出もありますが、それほど大きな無駄遣いがあるという印象はありませんので、それほど大きな家計改善は今のところ必要ないとも言えます。
今後の家計はどうなる?
相談者様の家計は、現状では特に大きな問題はありませんが、お子さんが大きくなってきていることから、徐々に貯めにくい時期に差しかかってきているという頃です。
中学生である上のお子さんが現在塾に通われていますが、公立高校に入学しても塾通いが必要になり、下のお子さんも中学生になり塾通いを始めると、現在できている貯蓄も今と同じ収入では難しくなってくる可能性があります。
1人につき500万円の教育費は主に大学の費用になると思いますので、もし1人につき500万円の貯蓄では足りないと感じているなら、お子さんが高校生になった時の費用をどのように捻出するのかを考えておくと良いのではないでしょうか。
下のお子さんが中学生になったら、奥様もお仕事を始めるなどもひとつの方法です。
これから数年間は、教育費の負担が重くなる一方ですが、上のお子さんが大学を卒業する頃から少しずつ家計は上向いてきます。
上のお子さんが大学を卒業してから定年までは再び貯め期が到来しますので、本格的な貯金はその頃から再開できるよう計画しておくというのもよいでしょう。
すでに子ども1人につき500万円の教育費を貯めて終えているのは大変立派なことです。今後はその貯蓄をできるだけ崩さず、できれば老後資金に回せるよう収入の下支えができると、さらに安心できると思います。
当面は、年々厳しいやりくりになっていくと予測されますが、ライフプランなどを作成し、今ある貯蓄を上手に生かしながら、やりくりされていかれてみてはいかがでしょうか。
現状では大きな問題のない家計管理ができていることにまず自信を持ち、ぜひ今後の家計にも備えられるよう準備をされてみてください。
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その他、同じくらいの年収の家計簿は年収500万円台の家計カテゴリーからご覧いただけます。
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