給料日前にお金がない!給料日前に金欠にならない方法4選!
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
あきさん、以前は丁寧に教えていただきありがとうございました。
まだまだ赤字続きですが、少しお金の流れが見えてきたような…
ただ、ちょっと初歩的な事がわからなくなっちゃったので教えて下さい。
例えば、月30万の収入でやりくりをするとします。色々振り分けて残り10万で生活していき、給料日前にはお金が手元になくて、金欠で銀行の預金からおろしてしまう…というパターンが毎月続いてしまうのです。
あきさんの家計簿をみると、最終日の現金残高がけっこうありますよね(笑)
これは、その月のお給料だけでやりくりをしていないということですか?
それとも今月の預金分と、思ってた中から出すということですか?
予算のたてかたは、食費はいくら、日用品、娯楽費、特別賞…月のやりくり費の範囲でたてるのではないのですか?
なんか基本的な事がわからなくなってしまいました。
文章がまとまらず、ちゃんと伝えられてるかわかりませんが、何かアドバイスありましたらよろしくお願いいたします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「給料日前にお金がなくなること」についてですね。

家計管理をしていると「給料日前にお金がない」という現象に悩まされることがありますよね。
「給料日より前にお金がない」ということは「今月は赤字」ということ。
給料日より前にお金がなくなると給料日までのやりくりも厳しくなってしまいます。
わが家も昔は「あといくらでやりくりしないと毎月赤字になってしまう…」と厳しい予算で家計を管理していたものですが、少し考え方を変えたことで「給料日前にお金がなくなり金欠だ」ということはなくなりました。
今回はそんなわが家の体験から「給料日前にお金がない理由と対処法」について紹介します。
わが家が「給料日前にお金がない」と感じてしまった原因は、以下の点の考え方に問題があったからだと考えています。

昔の私は「家計は毎月の給料から固定費などを引いた残りの金額でやりくりしなくてはいけないもの」と思い込んでいました。
「月収が20万円なら毎月20万円以下でやりくりしなくてはいけない」と考えていたのですね。
でも、実際には「固定資産税」や「車検」など月によっては大きな出費もあり、月収の範囲内ではどう頑張ってやりくりしても赤字…。
それでも苦しい家計をなんとかやりくりすることが家計管理だと思っていました。
そこで、わが家がやったのは家計簿に「特別費」という項目を作成することです。
「固定資産税」や「車検」といった大きな支出は「特別費」という項目を家計簿に作成することで、「大きな特別費がある月は赤字になってもいい」と割り切って考えることができるようになりました。

昔の私は、今月を黒字にするためには、残りの生活費はいくらにしなくていけないと毎月計算して、予算内に収めるのが家計管理だと考えていました。
「黒字にするための予算で生活しよう」としていたのですが、月収から払うものを払ったらわずかしか残らない金額でやりくりしようとしても結局赤字…。
「理想の金額でやりくりしようとしても、結局うまくいかずに失敗」の繰り返しでした。
そこでわが家が行ったのは、予算は理想で立てるのではなく、現実に合わせた予算立てるという方法です。
わが家では年に一度「家計の年間予算表」を作成していますが、「家計の年間予算表」では、無理のない金額を予算にするようにしました。
その結果、収入が少ない月でも非現実的な金額をやりくりの予算として考えることがなくなり、安定したやりくりができるようになりました。

「毎月給料が出たらまず貯金をし、残った金額で生活しましょう」と雑誌などでよく書かれていることもあり、私も実行しようとしていました。
「毎月決まった金額をまず貯金に回し、残った金額でやりくりすれば毎月黒字になる」と考えていたのですね。
しかし、実際にやってみると先取り貯金をしてしまうと、生活費に使える金額はさらに僅かに…。
食べるものも食べられないような金額になってしまい、先取り貯金をしても何かあれば崩してしまう状況でした。
わが家は月収から先取り貯金をしてしまうと生活費が足りなくなるという「先取り貯金ができない家計」でしたので、毎月の先取り貯金はまずはお休みすることにしました。
比較的余裕のあるボーナスなどから先取り貯金を始めるようにし、徐々に家計が改善されるようになってから毎月の先取り貯金を再開しました。
家計の改善ができていない状況で先取り貯金を始めても、結局崩してしまうだけで無意味になることを実感しました。

上記のように、何とかして月収の中でやりくりしようとしていたのですが、結局足りなくなり、わが家も質問者様と同様に、毎月給料日前にはお金がないという状況になっていました。
そのため、結局「銀行からお金をおろすのは月に1回にしよう」と決めていたのに、ずるずると足りなくなったらお金をおろしてしまっていたのです。
ひどい時は、通帳がマイナスになることもありました。
しかし、現実的にやりくり可能な金額を予算にした上で、毎月おろす金額を定額にすることで、以降は銀行に行く回数は毎月1回だけに減らすことに成功しました。
「特別費」は毎月のやりくりとは別の予算にすることで、給料日前にお金がないということはなくなりました。

質問者様もおそらく、毎月黒字にするためにはこの金額でやりくりしないといけないという計算がまず先にあるのではないかと考えられます。
そのため、給料日前にお金がないということになるのではないかと考えます。
しかし、このような理想でやりくりしても家計はうまくいきません。
家計全体で考え、家計にとって丁度いい予算でやりくりできるように考えてみましょう。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/763
その他のみなさんからの家計のやりくりに関するご質問に関する記事は家計のやりくりアドバイスカテゴリーよりご覧ください。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11308
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6757636
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2642377
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
あきさん、以前は丁寧に教えていただきありがとうございました。
まだまだ赤字続きですが、少しお金の流れが見えてきたような…
ただ、ちょっと初歩的な事がわからなくなっちゃったので教えて下さい。
例えば、月30万の収入でやりくりをするとします。色々振り分けて残り10万で生活していき、給料日前にはお金が手元になくて、金欠で銀行の預金からおろしてしまう…というパターンが毎月続いてしまうのです。
あきさんの家計簿をみると、最終日の現金残高がけっこうありますよね(笑)
これは、その月のお給料だけでやりくりをしていないということですか?
それとも今月の預金分と、思ってた中から出すということですか?
予算のたてかたは、食費はいくら、日用品、娯楽費、特別賞…月のやりくり費の範囲でたてるのではないのですか?
なんか基本的な事がわからなくなってしまいました。
文章がまとまらず、ちゃんと伝えられてるかわかりませんが、何かアドバイスありましたらよろしくお願いいたします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「給料日前にお金がなくなること」についてですね。
給料日前にお金がない

家計管理をしていると「給料日前にお金がない」という現象に悩まされることがありますよね。
「給料日より前にお金がない」ということは「今月は赤字」ということ。
給料日より前にお金がなくなると給料日までのやりくりも厳しくなってしまいます。
わが家も昔は「あといくらでやりくりしないと毎月赤字になってしまう…」と厳しい予算で家計を管理していたものですが、少し考え方を変えたことで「給料日前にお金がなくなり金欠だ」ということはなくなりました。
今回はそんなわが家の体験から「給料日前にお金がない理由と対処法」について紹介します。
給料日前にお金がない原因
わが家が「給料日前にお金がない」と感じてしまった原因は、以下の点の考え方に問題があったからだと考えています。
1.月収の範囲内でやりくりしないといけないと思い込んでいた

昔の私は「家計は毎月の給料から固定費などを引いた残りの金額でやりくりしなくてはいけないもの」と思い込んでいました。
「月収が20万円なら毎月20万円以下でやりくりしなくてはいけない」と考えていたのですね。
でも、実際には「固定資産税」や「車検」など月によっては大きな出費もあり、月収の範囲内ではどう頑張ってやりくりしても赤字…。
それでも苦しい家計をなんとかやりくりすることが家計管理だと思っていました。
特別費という項目を作った
そこで、わが家がやったのは家計簿に「特別費」という項目を作成することです。
「固定資産税」や「車検」といった大きな支出は「特別費」という項目を家計簿に作成することで、「大きな特別費がある月は赤字になってもいい」と割り切って考えることができるようになりました。
2.黒字になる予算で生活しようとしていた

昔の私は、今月を黒字にするためには、残りの生活費はいくらにしなくていけないと毎月計算して、予算内に収めるのが家計管理だと考えていました。
「黒字にするための予算で生活しよう」としていたのですが、月収から払うものを払ったらわずかしか残らない金額でやりくりしようとしても結局赤字…。
「理想の金額でやりくりしようとしても、結局うまくいかずに失敗」の繰り返しでした。
理想ではなく現実的な予算を作った
そこでわが家が行ったのは、予算は理想で立てるのではなく、現実に合わせた予算立てるという方法です。
わが家では年に一度「家計の年間予算表」を作成していますが、「家計の年間予算表」では、無理のない金額を予算にするようにしました。
その結果、収入が少ない月でも非現実的な金額をやりくりの予算として考えることがなくなり、安定したやりくりができるようになりました。
3.無理な先取り貯金をしていた

「毎月給料が出たらまず貯金をし、残った金額で生活しましょう」と雑誌などでよく書かれていることもあり、私も実行しようとしていました。
「毎月決まった金額をまず貯金に回し、残った金額でやりくりすれば毎月黒字になる」と考えていたのですね。
しかし、実際にやってみると先取り貯金をしてしまうと、生活費に使える金額はさらに僅かに…。
食べるものも食べられないような金額になってしまい、先取り貯金をしても何かあれば崩してしまう状況でした。
先取り貯金はボーナスから始めた
わが家は月収から先取り貯金をしてしまうと生活費が足りなくなるという「先取り貯金ができない家計」でしたので、毎月の先取り貯金はまずはお休みすることにしました。
比較的余裕のあるボーナスなどから先取り貯金を始めるようにし、徐々に家計が改善されるようになってから毎月の先取り貯金を再開しました。
家計の改善ができていない状況で先取り貯金を始めても、結局崩してしまうだけで無意味になることを実感しました。
4.足りなくなったらお金をおろしていた

上記のように、何とかして月収の中でやりくりしようとしていたのですが、結局足りなくなり、わが家も質問者様と同様に、毎月給料日前にはお金がないという状況になっていました。
そのため、結局「銀行からお金をおろすのは月に1回にしよう」と決めていたのに、ずるずると足りなくなったらお金をおろしてしまっていたのです。
ひどい時は、通帳がマイナスになることもありました。
銀行に行く回数を決めた
しかし、現実的にやりくり可能な金額を予算にした上で、毎月おろす金額を定額にすることで、以降は銀行に行く回数は毎月1回だけに減らすことに成功しました。
「特別費」は毎月のやりくりとは別の予算にすることで、給料日前にお金がないということはなくなりました。
給料日前にお金がない時の対処法

質問者様もおそらく、毎月黒字にするためにはこの金額でやりくりしないといけないという計算がまず先にあるのではないかと考えられます。
そのため、給料日前にお金がないということになるのではないかと考えます。
しかし、このような理想でやりくりしても家計はうまくいきません。
家計全体で考え、家計にとって丁度いい予算でやりくりできるように考えてみましょう。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/763
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