家計のプロ直伝!失敗しない先取り貯金の方法は?
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「日頃の家計管理に関する疑問や質問にお答えするコーナー」です。
※その他免責事項をお読みください。
貯金についてですが、やはり先取り貯金やらされているのでしょうか。
給料からいくら分を先取り貯金したら良いのか分からないです。
夫の給料は約26万、私の給料は現在育休中のためなしです。 復帰してフルタイムで約18万程です。
お忙しいところすみませんが、 よろしくお願いします。(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「先取り貯金」についてですね。
そのため、貯金をするためには「まず先取り貯金を始めなくては」と焦ってしまう方が非常に多く見られます。
プロであるファイナンシャルプランナーがいうのですから、「その通り」と焦ってしまう気持ちも分かります。
私もプロのファイナンシャルプランナーのはしくれですが、プロのファイナンシャルプランナーの中では異端な意見として、「まず先取り貯金と考えるのは危険」という考えを持っています。
なぜなら、「まず先取り貯金」と考えて先取り貯金を始めると、ほとんどの人が失敗するからです。
一般的な先取り貯金の割合としては、給料の1割(10%)からはじめることが推奨されます。
質問者様の家計では、ご主人のお給料が26万円ということですから、奥様の収入がない今は月2.6万円の先取り貯金から始めるのが一般的ということになります。月2.6万円ですと、年間31.2万円となります。
奥様が復職され、月18万円の収入を得るようになった場合は、さらに月1.8万円の先取り貯金を追加し、ご夫婦で月4.4万円の先取り貯金をするという計算になります。月4.4万円ですから、年間52.8万円になります。
加えて、ボーナスや手当があればさらに貯蓄を追加します。
徐々に慣れてきたら、先取り貯金の割合を15%、20%と増やしていくというのが一般的な先取り貯金の方法となります。「自動積立」や「財形貯蓄」などを利用して自動的に積み立てられるようにしておくと簡単です。
この方法で、問題なく積立ができ、積み立てた先取り貯金も崩さず運用できるようでしたら、一般的な先取り貯金の方法が向いている家計となりますので、このまま継続していきましょう。
上記が一般的な先取り貯金の方法ですが、上記の方法で成功するという人は全体の一握りにすぎません。
ほとんどの家計の方が、毎月先取り貯金をすると、生活が苦しくなりすぎ、積み立てた貯金を崩してしまい、先取り貯金に失敗してしまうのです。
なぜなら、家計の実情を顧みず、理想の割合だけで貯蓄を始めてしまうからです。
先取り貯金をしてしまうと、生活費が足りなるような場合は、必ずしも一般的な先取り貯金には向いていない家計となりますので注意しましょう。
このような失敗をしないためには、まず、きちんと家計の現状を見つめなおすことが大切です。
現状、月にどれだけの支出があり、どれだけの貯蓄はできそうなのか、手当やボーナスを活用した場合はどうなるのか、など具体的な家計の試算を行った上で、先取り貯金の割合を決めていきます。
場合によっては、先取り貯金はいったんお休みして、まず家計の改善から行う必要がある場合もありますので、注意しましょう。
さて、わが家の場合は先取り貯金をしているかということですが、わが家では先取り貯金は基本的にボーナスと手当からしかしていません。毎月の給料からの先取り貯金については、試算の結果できる時にするというスタイルです。
ただし、年間を通じていくらの貯金をするといった目標は立てていますので、目標に沿った貯金ができるように支出の調整を行っています。
まず試算をして、無理のない先取り貯金から始めることで、一度積み立てたお金は「マイホーム、車、老後、学費、万が一の場合以外は崩さない」という家計管理を続けていますよ。
参考までにご紹介しておきます。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
貯金についてですが、やはり先取り貯金やらされているのでしょうか。
給料からいくら分を先取り貯金したら良いのか分からないです。
夫の給料は約26万、私の給料は現在育休中のためなしです。 復帰してフルタイムで約18万程です。
お忙しいところすみませんが、 よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「先取り貯金」についてですね。
まず始めるべきは先取り貯金?
よくある家計管理の指南本などでは「最も簡単な貯金法は先取り貯金(先取り貯蓄)である」と言われます。そのため、貯金をするためには「まず先取り貯金を始めなくては」と焦ってしまう方が非常に多く見られます。
プロであるファイナンシャルプランナーがいうのですから、「その通り」と焦ってしまう気持ちも分かります。
私もプロのファイナンシャルプランナーのはしくれですが、プロのファイナンシャルプランナーの中では異端な意見として、「まず先取り貯金と考えるのは危険」という考えを持っています。
なぜなら、「まず先取り貯金」と考えて先取り貯金を始めると、ほとんどの人が失敗するからです。
一般的な先取り貯金の方法は?
一般的な先取り貯金の割合としては、給料の1割(10%)からはじめることが推奨されます。
質問者様の家計では、ご主人のお給料が26万円ということですから、奥様の収入がない今は月2.6万円の先取り貯金から始めるのが一般的ということになります。月2.6万円ですと、年間31.2万円となります。
奥様が復職され、月18万円の収入を得るようになった場合は、さらに月1.8万円の先取り貯金を追加し、ご夫婦で月4.4万円の先取り貯金をするという計算になります。月4.4万円ですから、年間52.8万円になります。
加えて、ボーナスや手当があればさらに貯蓄を追加します。
徐々に慣れてきたら、先取り貯金の割合を15%、20%と増やしていくというのが一般的な先取り貯金の方法となります。「自動積立」や「財形貯蓄」などを利用して自動的に積み立てられるようにしておくと簡単です。
この方法で、問題なく積立ができ、積み立てた先取り貯金も崩さず運用できるようでしたら、一般的な先取り貯金の方法が向いている家計となりますので、このまま継続していきましょう。
失敗しない先取り貯金の方法は?
上記が一般的な先取り貯金の方法ですが、上記の方法で成功するという人は全体の一握りにすぎません。
ほとんどの家計の方が、毎月先取り貯金をすると、生活が苦しくなりすぎ、積み立てた貯金を崩してしまい、先取り貯金に失敗してしまうのです。
なぜなら、家計の実情を顧みず、理想の割合だけで貯蓄を始めてしまうからです。
先取り貯金をしてしまうと、生活費が足りなるような場合は、必ずしも一般的な先取り貯金には向いていない家計となりますので注意しましょう。
このような失敗をしないためには、まず、きちんと家計の現状を見つめなおすことが大切です。
現状、月にどれだけの支出があり、どれだけの貯蓄はできそうなのか、手当やボーナスを活用した場合はどうなるのか、など具体的な家計の試算を行った上で、先取り貯金の割合を決めていきます。
場合によっては、先取り貯金はいったんお休みして、まず家計の改善から行う必要がある場合もありますので、注意しましょう。
先取り貯金はしてますか?

さて、わが家の場合は先取り貯金をしているかということですが、わが家では先取り貯金は基本的にボーナスと手当からしかしていません。毎月の給料からの先取り貯金については、試算の結果できる時にするというスタイルです。
ただし、年間を通じていくらの貯金をするといった目標は立てていますので、目標に沿った貯金ができるように支出の調整を行っています。
まず試算をして、無理のない先取り貯金から始めることで、一度積み立てたお金は「マイホーム、車、老後、学費、万が一の場合以外は崩さない」という家計管理を続けていますよ。
参考までにご紹介しておきます。
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