家計簿公開|手取り30万円共働き。毎月赤字で困っています。
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「日頃の家計管理に関する疑問や質問にお答えするコーナー」です。
※その他免責事項をお読みください。
はじめまして。
本当に毎月赤字続きで困っています。
旦那は独身時代の貯金0、車フルローンです。
私の貯金を毎月切り崩してますが、貯金がどんどん減っていく事への不安が大きいです。
見直しの参考にさせて頂きたいです。
宜しくお願いします。
旦那手取り20~22万(残業によって変動します)
嫁10~12万(委託事業やってるので扶養ではなく国保です)
旦那お小遣い・・・3万
嫁お小遣い・・・1.5万
家ローン・・・7万
旦那車ローン・・・2万
旦那車保険・・・0.6万(嫁は年払いで5万ほど)
食費・・・3万
日用品・・・1万
外食費・・・0.5万
自治会費・・・0.5万
携帯代(2人分)・・・2.5万
WiFi・・・0.6万
嫁保険・・・1.8万
嫁個人年金・・・2万
嫁税金もろもろ・・・5万(去年途中で会社員を退職、その年収で税金がかかってます。6月から3.5万ほどに下がる予定)
嫁奨学金・・・1万
水道・・・0.9万
ガス・・・0.3万
電気・・・1万
ガソリン・・・1.5万
灯油・・・1.5万
旦那美容院・・・0.6万
嫁美容院(3ヶ月に1回)・・・1万
確実にかかっているのがこれだけです。
ですが義理母からローンを引き継ぎ、築20年たったいる家ですので、あちこち壊れて来ています。
先月も給湯器が壊れて部品交換で3.5万の臨時出費。
その前の月は義理母が置いていったごみ捨て料金で3万。
固定費以外にも色々かかり困っています。
またボーナスも激減し、12月のボーナスの手取りで50万程でした。そのうち20万は車のボーナス払いで消えます。ほんとに大赤字です。 見直し宜しくお願いします!
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「家計診断」についてですね。
具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。
収入434万円
支出468万円
現状の内容からは、はっきりした収支は不明な状況ですが、ざっと計算すると年間35万円から50万円ほどの赤字がある家計と考えられます。
嫁保険・・・1.8万
嫁個人年金・・・2万
個人年金は貯蓄性、保険についても掛け捨てにしては高額なので貯蓄性があるものが含まれていると推測します。仮に100%の貯蓄であると仮定すると、年間で45.6万円ほどは貯蓄があるのではないかと推測いたします。

次に、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。
嫁お小遣い・・・1.5万
家ローン・・・7万
旦那車ローン・・・2万
旦那車保険・・・0.6万(嫁は年払いで5万ほど)
食費・・・3万
日用品・・・1万
外食費・・・0.5万
自治会費・・・0.5万
携帯代(2人分)・・・2.5万
WiFi・・・0.6万
嫁保険・・・1.8万
嫁個人年金・・・2万
嫁税金もろもろ・・・5万(去年途中で会社員を退職、その年収で税金がかかってます。6月から3.5万ほどに下がる予定)
嫁奨学金・・・1万
水道・・・0.9万
ガス・・・0.3万
電気・・・1万
ガソリン・・・1.5万
灯油・・・1.5万
旦那美容院・・・0.6万
嫁美容院(3ヶ月に1回)・・・1万
こちらの支出をざっと計算すると、約月39万円ほどの支出になるのではないかと推測します。
ご主人と奥様のお給料は、それぞれ間を取って月32万円と考えると、月7万円ほど赤字のようです。
ボーナスまで入れた手取り収入で計算すると、上記の通りおおよそ年間35万円から50万円ほどの赤字が出ているのではないかと推測されます。
ご相談者様の家計の内容は、現状でははっきりとしない部分も多くありますが、分かっている支出だけでも、年間50万円前後の赤字があってもおかしくない家計内容です。
できる限り、この赤字を減らす工夫をしなければなりません。
そこで、考えられる対策としては、以下のような方法があります。
嫁個人年金・・・2万
おそらく貯蓄性があると考えられる保険や年金については、貯蓄として計上できる支出です。
しかし、現状では「貯蓄を崩して保険や年金を継続している」状況です。
月3.6万円、年間43.2万円の支出(正確には貯蓄ではありますが、現状では赤字のため)がなくなれば、それだけで貯蓄を崩さなくてはならないほどの赤字はなくなる可能性があります。
もちろん、保険や年金に加入しない方がいいということではありません。現状では支払うことができていない状況のため、見直しをすすめるという意味になりますので、具体的な試算は保険や年金の担当者と相談されてください。
今後、国保や年金の支払額が減る予定があるということですから、支払いが減る分と調整しながら見直しても良いでしょう。
ご相談者様の家計では、携帯電話の料金もお二人分としては高すぎます。
最近では携帯電話の料金プランも各キャリアとも見直されてきていますので、ぜひ一度見直してみてください。
理想としては、お二人分で月1万円以下です。携帯電話の料金を見直すだけでも月1.5万円、年間18万円の節約になります。
嫁お小遣い・・・1.5万
ご相談者様の家計では、お小遣いの金額も、現状では赤字ですから見直しても良いでしょう。
旦那美容院・・・0.6万
嫁美容院(3ヶ月に1回)・・・1万
せめて、美容院代をお互いに小遣いから出すようにするだけでも、年間で約11万円節約できます。
一戸建ての修繕費は、不動産情報サービスの「アットホーム」調べ(2016年)によると、「平均築年数35.8年で修繕費の平均総額は556万円」と言われています(アットホーム「新築一戸建て購入後 30 年以上住んでいる人に聞く「一戸建て修繕の実態」調査」)。
これからますます修繕は必要になると考えられますので、「修繕費はかからないもの」とするのではなく、「かかるもの」として準備をしておくことをおすすめいたします。
このような支出を私は「特別費」と呼んでいますが、「特別費」は「都度貯金を崩して対応する」のではなく、あらかじめ「特別費用の貯金をしておく」という家計管理が必要になります。
委託事業ということですが、白色、青色申告の対象者などであれば、税理士さんと相談することで、税金や国保の支払い額については調整ができるかもしれません。
お住いの自治体の商工会などで税理士さんとの無料相談が開催されている場合がありますので、一度相談されてみると良いでしょう。
また、ご主人の扶養を出て働くにしては収入が少ないため、今後も扶養に入らない予定であれば、別途ダブルワークなどをして奥様の収入を増やすことを検討しても良いのではないかと考えます。
今後の家計の見通しは
ご相談者様の家計では、現状では家計を切り詰めてもおそらく年間50万円前後の赤字が出ているものと推測されることから、早急な家計の見直しが必要です。
保険、携帯電話といった固定費をまず見直し、次に、小遣いなども見直しても良いでしょう。
それでも赤字が出るようでしたら、働き方を見直すことも視野に入れて行動されてみてください。
現状では、保険、携帯電話、ガソリン代、灯油代など、必要な支出の支払いに追われており、外食や食費や娯楽と言った潤いのある生活にお金を回すことが難しくなっています。
今後も、保険、携帯電話、ガソリン代、灯油代などの支払いを優先して、外食や食費や娯楽などの支出は控え貯金もできない生活を送ることを望むのか、保険、携帯電話、ガソリン代、灯油代を少し節約して、外食や食費や娯楽などの支出を増やし貯金もしていくという生活を望むのかは、ご相談者様しだいとなります。
何の支払いを優先していくのか、どのような家計にしていきたいのかというご希望により、いかようにも変えることのできる家計とお見受けしますので、ぜひ、長期的なライフプランなども作成しながら今後の家計を計画なさってみてください。
プロの家計診断や、家計サポートなどを利用しても比較的短期に改善しやすい家計と感じます。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
はじめまして。
本当に毎月赤字続きで困っています。
旦那は独身時代の貯金0、車フルローンです。
私の貯金を毎月切り崩してますが、貯金がどんどん減っていく事への不安が大きいです。
見直しの参考にさせて頂きたいです。
宜しくお願いします。
旦那手取り20~22万(残業によって変動します)
嫁10~12万(委託事業やってるので扶養ではなく国保です)
旦那お小遣い・・・3万
嫁お小遣い・・・1.5万
家ローン・・・7万
旦那車ローン・・・2万
旦那車保険・・・0.6万(嫁は年払いで5万ほど)
食費・・・3万
日用品・・・1万
外食費・・・0.5万
自治会費・・・0.5万
携帯代(2人分)・・・2.5万
WiFi・・・0.6万
嫁保険・・・1.8万
嫁個人年金・・・2万
嫁税金もろもろ・・・5万(去年途中で会社員を退職、その年収で税金がかかってます。6月から3.5万ほどに下がる予定)
嫁奨学金・・・1万
水道・・・0.9万
ガス・・・0.3万
電気・・・1万
ガソリン・・・1.5万
灯油・・・1.5万
旦那美容院・・・0.6万
嫁美容院(3ヶ月に1回)・・・1万
確実にかかっているのがこれだけです。
ですが義理母からローンを引き継ぎ、築20年たったいる家ですので、あちこち壊れて来ています。
先月も給湯器が壊れて部品交換で3.5万の臨時出費。
その前の月は義理母が置いていったごみ捨て料金で3万。
固定費以外にも色々かかり困っています。
またボーナスも激減し、12月のボーナスの手取りで50万程でした。そのうち20万は車のボーナス払いで消えます。ほんとに大赤字です。 見直し宜しくお願いします!
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「家計診断」についてですね。
年間収支の確認
具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。
収入434万円
支出468万円
現状の内容からは、はっきりした収支は不明な状況ですが、ざっと計算すると年間35万円から50万円ほどの赤字がある家計と考えられます。
嫁保険・・・1.8万
嫁個人年金・・・2万
個人年金は貯蓄性、保険についても掛け捨てにしては高額なので貯蓄性があるものが含まれていると推測します。仮に100%の貯蓄であると仮定すると、年間で45.6万円ほどは貯蓄があるのではないかと推測いたします。
家計を確認

次に、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。
毎月の支出
旦那お小遣い・・・3万嫁お小遣い・・・1.5万
家ローン・・・7万
旦那車ローン・・・2万
旦那車保険・・・0.6万(嫁は年払いで5万ほど)
食費・・・3万
日用品・・・1万
外食費・・・0.5万
自治会費・・・0.5万
携帯代(2人分)・・・2.5万
WiFi・・・0.6万
嫁保険・・・1.8万
嫁個人年金・・・2万
嫁税金もろもろ・・・5万(去年途中で会社員を退職、その年収で税金がかかってます。6月から3.5万ほどに下がる予定)
嫁奨学金・・・1万
水道・・・0.9万
ガス・・・0.3万
電気・・・1万
ガソリン・・・1.5万
灯油・・・1.5万
旦那美容院・・・0.6万
嫁美容院(3ヶ月に1回)・・・1万
こちらの支出をざっと計算すると、約月39万円ほどの支出になるのではないかと推測します。
ご主人と奥様のお給料は、それぞれ間を取って月32万円と考えると、月7万円ほど赤字のようです。
ボーナスまで入れた手取り収入で計算すると、上記の通りおおよそ年間35万円から50万円ほどの赤字が出ているのではないかと推測されます。
家計の見直し
ご相談者様の家計の内容は、現状でははっきりとしない部分も多くありますが、分かっている支出だけでも、年間50万円前後の赤字があってもおかしくない家計内容です。
できる限り、この赤字を減らす工夫をしなければなりません。
そこで、考えられる対策としては、以下のような方法があります。
対策1.保険や年金を見直す
嫁保険・・・1.8万嫁個人年金・・・2万
おそらく貯蓄性があると考えられる保険や年金については、貯蓄として計上できる支出です。
しかし、現状では「貯蓄を崩して保険や年金を継続している」状況です。
月3.6万円、年間43.2万円の支出(正確には貯蓄ではありますが、現状では赤字のため)がなくなれば、それだけで貯蓄を崩さなくてはならないほどの赤字はなくなる可能性があります。
もちろん、保険や年金に加入しない方がいいということではありません。現状では支払うことができていない状況のため、見直しをすすめるという意味になりますので、具体的な試算は保険や年金の担当者と相談されてください。
今後、国保や年金の支払額が減る予定があるということですから、支払いが減る分と調整しながら見直しても良いでしょう。
対策2.携帯電話の料金を見直す
携帯代(2人分)・・・2.5万ご相談者様の家計では、携帯電話の料金もお二人分としては高すぎます。
最近では携帯電話の料金プランも各キャリアとも見直されてきていますので、ぜひ一度見直してみてください。
理想としては、お二人分で月1万円以下です。携帯電話の料金を見直すだけでも月1.5万円、年間18万円の節約になります。
対策3.小遣いを見直す
旦那お小遣い・・・3万嫁お小遣い・・・1.5万
ご相談者様の家計では、お小遣いの金額も、現状では赤字ですから見直しても良いでしょう。
旦那美容院・・・0.6万
嫁美容院(3ヶ月に1回)・・・1万
せめて、美容院代をお互いに小遣いから出すようにするだけでも、年間で約11万円節約できます。
対策4.特別費という概念を持つ
築20年の住宅を引き継いだということですが、一軒家というのは、おおよそ築20年前後から急速に修繕費が必要になるものです。一戸建ての修繕費は、不動産情報サービスの「アットホーム」調べ(2016年)によると、「平均築年数35.8年で修繕費の平均総額は556万円」と言われています(アットホーム「新築一戸建て購入後 30 年以上住んでいる人に聞く「一戸建て修繕の実態」調査」)。
これからますます修繕は必要になると考えられますので、「修繕費はかからないもの」とするのではなく、「かかるもの」として準備をしておくことをおすすめいたします。
このような支出を私は「特別費」と呼んでいますが、「特別費」は「都度貯金を崩して対応する」のではなく、あらかじめ「特別費用の貯金をしておく」という家計管理が必要になります。
対策5.働き方を見直す
ご相談者様の家計では、奥様はご主人の扶養ではないようです。委託事業ということですが、白色、青色申告の対象者などであれば、税理士さんと相談することで、税金や国保の支払い額については調整ができるかもしれません。
お住いの自治体の商工会などで税理士さんとの無料相談が開催されている場合がありますので、一度相談されてみると良いでしょう。
また、ご主人の扶養を出て働くにしては収入が少ないため、今後も扶養に入らない予定であれば、別途ダブルワークなどをして奥様の収入を増やすことを検討しても良いのではないかと考えます。
今後の家計の見通しは
ご相談者様の家計では、現状では家計を切り詰めてもおそらく年間50万円前後の赤字が出ているものと推測されることから、早急な家計の見直しが必要です。
保険、携帯電話といった固定費をまず見直し、次に、小遣いなども見直しても良いでしょう。
それでも赤字が出るようでしたら、働き方を見直すことも視野に入れて行動されてみてください。
現状では、保険、携帯電話、ガソリン代、灯油代など、必要な支出の支払いに追われており、外食や食費や娯楽と言った潤いのある生活にお金を回すことが難しくなっています。
今後も、保険、携帯電話、ガソリン代、灯油代などの支払いを優先して、外食や食費や娯楽などの支出は控え貯金もできない生活を送ることを望むのか、保険、携帯電話、ガソリン代、灯油代を少し節約して、外食や食費や娯楽などの支出を増やし貯金もしていくという生活を望むのかは、ご相談者様しだいとなります。
何の支払いを優先していくのか、どのような家計にしていきたいのかというご希望により、いかようにも変えることのできる家計とお見受けしますので、ぜひ、長期的なライフプランなども作成しながら今後の家計を計画なさってみてください。
プロの家計診断や、家計サポートなどを利用しても比較的短期に改善しやすい家計と感じます。
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