2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

年間200万円貯金でも現金不足?40代子ども1人の家計簿公開

こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「日頃の家計管理に関する疑問や質問にお答えするコーナー」です。

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

あきさん初めまして。

結婚前から家計簿は付けていましたが、ここ数年はあきさんの書籍を参考に家計簿をつけるようになり、以前より家計管理がしやすくなったと感じています。

あと二年で会社からの家賃補助が終わり、家賃の負担が一気に上がる見込み(今のところに住み続ける場合プラス10万円)なのと、収入に占めるボーナスの割合が高いので、ボーナスが減ったり無くなったりすれば一気に回らなくなるという不安があります。

来年息子が中学生になるので、私が働きに出ればよいのですが、持病があるため、負担増分を補うほど収入を得るのは難しいと思っています。

考えれば考える程不安で、あきさんのアドバイスがいただきたくメールしました。

よろしくお願いします。

○家族構成○
夫(44:会社員)、妻(42:専業主婦)、子(小6)

1、収入
手取り 760万円(うちボーナス260万円)

2、銀行支出
住居費 年間56.4万円
駐車場 年間20.4万円
電気  年間8.8万円
ガス  年間8万円
水道  年間6.2万円
固定電話・インターネット 年間7.8万円
スマホ3台 年間16.8万円
新聞(日経と朝小) 年間8万円
給食費 年間6万円
月謝 年間14.4万円
夫・妻 医療保険(60歳払込) 年間6.7万円
夫・妻 がん保険(掛け捨て) 年間6.5万円
夫・収入保障保険(掛け捨て2つ)年間4.7万円
夫・妻 生命保険(貯蓄性、60歳払込)年間16.5万円
夫・生命保険(学資保険代わり、51歳払込)年間12万円
妻・変額保険(65歳払込)年間12万円
夫・つみたてNISA 年間36万円
妻・NISA 年間24万円
合計 271.2万円

3、現金支出
食費(生協・オイシックス含む) 年間130万円
日用品 年間10万円
娯楽費 年間36万円
医療費 年間12万円
夫・小遣い 年間48万円
妻・小遣い 年間12万円
ふるさと納税 年間6万円(毎月0.5万円ずつ取り置き)
合計 254万円

以下ボーナスから取り置き(ボーナス額により増減、余った時は貯金)
教育費(オンライン、本など)年間22万円
被服費 年間15万円
美容費(化粧品・美容室・コンタクト) 年間15万円
臨時費 年間60万円
合計 112万円

特別支出(ボーナスより取り置き)
帰省 年間20万円
車検代取り置き 年間8万円
車税金 年間4万円
車保険 年間6万円
塾代取り置き 年間20万円
(3年前からボーナス時に取り置き。今年4月から通塾開始したが取り置きは継続。)
火災保険 年間4.5万円(2年に一度)
行事・お歳暮等 年間15万円
NHK 年払い2.5万円
財形貯蓄 年間30万円
合計 110万円


 ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。

「家計診断」
についてですね。

年間収支の確認

15

具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。

収入760万円
支出747万円


現在の収支としては、年間13万円の黒字の家計のようです。

夫・妻 生命保険(貯蓄性、60歳払込)年間16.5万円
夫・生命保険(学資保険代わり、51歳払込)年間12万円
妻・変額保険(65歳払込)年間12万円
夫・つみたてNISA 年間36万円
妻・NISA 年間24万円
財形貯蓄 年間30万円
臨時費 年間60万円

保険や投資については、全額貯蓄とはならない場合もありますが、仮に全額貯蓄として考えると、財形貯蓄や臨時費(貯蓄となっているかは不明)を合わせて年間203.5万円の貯蓄があることになります。

別途、児童手当もあると思いますし、その他積立もしているので、実際の貯蓄はもう少しありそうです。

家計を確認

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次に、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。

毎月の支出

住居費 年間56.4万円
駐車場 年間20.4万円
電気  年間8.8万円
ガス  年間8万円
水道  年間6.2万円
固定電話・インターネット 年間7.8万円
スマホ3台 年間16.8万円
新聞(日経と朝小) 年間8万円
給食費 年間6万円
月謝 年間14.4万円
夫・妻 医療保険(60歳払込) 年間6.7万円
夫・妻 がん保険(掛け捨て) 年間6.5万円
夫・収入保障保険(掛け捨て2つ)年間4.7万円
夫・妻 生命保険(貯蓄性、60歳払込)年間16.5万円
夫・生命保険(学資保険代わり、51歳払込)年間12万円
妻・変額保険(65歳払込)年間12万円
夫・つみたてNISA 年間36万円
妻・NISA 年間24万円

合計 271.2万円

食費(生協・オイシックス含む) 年間130万円
日用品 年間10万円
娯楽費 年間36万円
医療費 年間12万円
夫・小遣い 年間48万円
妻・小遣い 年間12万円
ふるさと納税 年間6万円(毎月0.5万円ずつ取り置き)
合計 254万円

合計約525.2万円(月約43.8万円)


こちらの支出をざっと計算すると、約月43.8万円ほどの支出になるのではないかと推測します。

毎月のお給料は、月41.6万円と考えると、毎月2万円前後の赤字のようです。一部貯蓄も含まれているので、厳密には赤字ではありませんが、月収の中でやりくりしきれていない可能性があります。

ボーナスからの支出

以下ボーナスから取り置き(ボーナス額により増減、余った時は貯金)
教育費(オンライン、本など)年間22万円
被服費 年間15万円
美容費(化粧品・美容室・コンタクト) 年間15万円
臨時費 年間60万円
合計 112万円

特別支出(ボーナスより取り置き)
帰省 年間20万円
車検代取り置き 年間8万円
車税金 年間4万円
車保険 年間6万円
塾代取り置き 年間20万円
(3年前からボーナス時に取り置き。今年4月から通塾開始したが取り置きは継続。)
火災保険 年間4.5万円(2年に一度)
行事・お歳暮等 年間15万円
NHK 年払い2.5万円
財形貯蓄 年間30万円
合計 110万円


ボーナスや特別費からは222万円の支出があるようです。こちらも一部は積立や貯蓄となりますので、厳密には支出ではありませんが、便宜上の計算として算出しております。

家計の見直し

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ご相談者様の家計では、年間200万円前後の貯蓄がすでにできている家計と考えられます。

ただし、現在の貯蓄は、保険、投資、財形貯蓄が中心となり、現金での貯蓄は、臨時費と各種積立が中心と考えられます。

臨時費と、各種積立については、使うことを前提とした貯蓄と考えると、当面使わない予定の貯蓄としては財形貯蓄の年間30万円が中心と考えられます。

以上の点から考えると、以下の点について考慮が必要ではないかと推測されます。

1.全体的に慎重

将来の家計に不安があるからか、全体的に慎重な家計であると感じます。

食費や娯楽費と言った支出はやや多めではありますが、水道光熱費などはしっかり節約していますし、浪費が多すぎるといった印象も受けません。

保険や投資などの配分が多いことからも慎重に家計を考え、日頃からできる範囲で家計管理に取り組むことができています。

慎重に家計に取り組まれていることから積立や臨時費の額がやや多めと見受けられますが、こちらが実際にはどれくらいの期間貯蓄として残っているかは不明です。車検などは別となりますが、こちらの積立や臨時費が比較的短期間で支出としてなくなっているようですと、今回はいったん貯蓄としては計上しましたが、貯蓄として計上できないということになります。

2.支出の増加に備える

ご相談者様の家計では、今後年間120万円住居費が追加される見込みがあると考えると、現在年間200万円前後の貯蓄を行っていたとしても、今後貯蓄が大きく減ることが予測されます。

また、貯蓄の中心が保険や投資であると考えると、現金でのやりくりという意味では、保険や投資により、現金が不足する可能性があると考えられます。

さらに、お子さんの年齢から考えると、教育費が増加するのはこれからです。

仮に、高校から私立と考えると、年間さらに100万円前後の支出が追加されることになり、私立を選択した場合は、現在仮に年間200万円前後の貯蓄があっても高校生前後からは赤字となる可能性があります。仮に公立の高校、大学を選択した場合でも、収支はトントンまで落ち込むかもしれません。

お子さんの年齢に応じて、保険の支払いや投資の積立額の変更などを考慮する必要があるのではないかと考えます。

また、奥様も多少ではあってもお仕事をする予定があるということですので、収入の増加を加味すると、今より貯蓄は減る可能性はありますが、破綻するほど深刻な状況にはならないのではないかと推測いたします。

今後の家計としては、保険や投資など、現金ではない貯蓄と、現金での貯蓄のバランスが必要と考えられます。

今後の家計の見通しは

15

ご相談者様の家計では、現状では積立や臨時費をどれくらい実際に使っているか、現在の総貯蓄額がいくらかによって、将来の設計が変わってきます。

将来的には、赤字、またはトントンの家計まで収支が落ち込む可能性はありますが、現在までの貯蓄額が多ければ、お子さんが大学を卒業するころまでを乗り切れば、その後は大きく家計が回復する見込みがあります。

いずれにしても、慎重で思慮深い家計内容ですから、今後も大きな問題にまでは発展することなく家計をやりくりすることが十分可能な範囲ではないかと考えます。

より確実に家計を管理するのであれば、ライフプランなどを簡易的にでも設計しておくと、より具体的に将来の見通しがつくのではないでしょうか。

慎重に家計を考えることができる方ですので、その点には今後も自信をもって家計管理に取り組まれてください。応援しています。



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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. 相談者
    • July 16, 2021 14:59
    • こうして取り上げていただき客観的に見てみると、たしかに現金ではない貯蓄に重点を置きすぎているな。。。と思いました。
      でも「慎重に取り組めているので自信を持っていい」と言っていただけて、少し気が楽になりました。
      2年後の家賃負担アップも迫っているので、ライフプラン表にも取り組んでみて見通しを立てたいと思います。ありがとうございました。
    • 2. あき あき
    • July 17, 2021 06:19
    • 相談者さんコメントありがとうございます。
      相談者さんの場合は、家賃負担や教育費の増加が控えていることから、現金が不足する可能性があるため、現金でない貯蓄と現金での貯蓄のバランスを考慮する必要があると考えます。
      ただ、基本的には、慎重によく考えられる思慮深い相談者さんですから、今後もしっかり取り組むことができると思います。またいつでもご連絡くださいね。
      ご利用ありがとうございました。

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