妻の小遣いの家計簿のつけ方。妻の支出の仕分けの方法は?
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- 夫と妻と子どもの小遣い
こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
今日は自分費について質問があります。
家計簿をつければつけるほど、私がどれだけ好きにお金を使っているかが分かってしまいました( ´△`)
私は月に決まったお小遣いをもらっていません。
ですが、好きなときに家計から化粧品代や私だけでのお出かけ代からこまごました出費まで家計から支払っています。
この支出がかさんでいるような気がします。(恐ろしくてまだ計算はしていません。)
私もお小遣いをもらおうかと考えたこともありましたが、財布を別にするのが面倒で実行には移しませんでした。
そこで私が考えたのは、特別費に自分費(妻小遣い?)をつくり自分だけにかかった出費を特別費で管理するという方法です。
現在、美容院代は特別費で管理していますが、美容院に行っているのは私だけです。
もし特別費に自分費をつくるなら、このお金も自分費に入れた方がいいのでしょうか?
また、化粧品代の中のマスカラやアイライナーなどの少額なもの(主にドラッグストアで買う化粧品)は日用品に入れています。
これは、これでも大丈夫でしょうか?
↑このくらい緩い方が私には合っているのかな?と判断しています。
費目分けを緩めにするか厳しくするかは自分で判断したらいいと思いつつ、やっぱりアドバイスを求めてしまいました。
いつも他愛ない質問に答えてくださり感謝しております。
私が楽しく家計簿をつけれているのも、あきさんの家計簿に出合ったからです。
今後もよろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「妻の小遣いと家計簿」についてのご質問ですね。
妻が小遣いをもらっておらず、妻の小遣いがゼロ円という家計の場合でも、実際には妻に関する支出がゼロ円になることはあり得ません。
小遣いとしてもらっていないだけで、化粧品、衣服、美容院、お付き合いにかかる支出など様々な支出を「家計費として計上しているだけ」にすぎません。
このような家計管理になっている場合、あらためて「妻の小遣い」という費目をつくるべきなのか、「妻の小遣い」という費目は作らず、別途「家計費」として計上していくほうが良いのかということに迷うことがあります。
妻の小遣いの仕分けは実はとても奥が深く、妻の小遣いの仕分け方法を変えるだけで年間数十万円の節約になったという方も過去のご相談では多くみられます。
妻の小遣いの仕分け方について質問者様も迷っているご様子ですので、基本的な妻の小遣いの家計簿上の管理方法について今一度振り返って考えてみましょう。
まず、妻の小遣いを管理する場合に考えることは、「妻の小遣い」という費目を作るかどうかという点です。
仕事をしている妻の場合は、仕事でランチ代が必要になることが多いなど、妻に関する支出は必ず発生するものですので、妻の小遣いという費目はあってもよいでしょう。
仕事をしていない妻の場合は、仕事で必要なランチ代などの支出はありません。基本的には毎月必ずかかる支出はないものの、時々化粧品や洋服や交際費がかかるというような場合は妻の小遣いという費目はなくてもよいのではないでしょうか。
ただし、妻の小遣いという費目がなくても、妻の支出がゼロ円になるわけではありませんので、家計簿などを使い上手に支出を管理していくことが前提となります。
家計簿をつけずに支出を管理していく場合は、仕事をしていない妻でも家計のお金と妻の小遣いをしっかり区別して管理する方法に変更する方がよいでしょう。
さて、妻の小遣いという費目を作ったとして、質問者様は「特別費」として「妻の小遣い」を管理しようとお考えのようです。
この方法については、あまり賛成できません。
なぜなら「特別費」というものは、毎月かかる支出ではないが、年間にすると何度かかかる比較的高額な支出を扱う費目だからです。
妻の支出というものは、ほぼ毎月または数カ月に一度少額な支出がちょこちょこかかるというような性質を持ちますので、特別費とは合致しません。
しかし、妻の支出の中でも「美容院」や「まとめ買いをしていて年に数回程度の高額な支出(例えば妻専用のコンタクトレンズなど)」については「特別費」で管理しても構いません。
こちらは日常的にこまごまとかかる支出と、大きな金額がかかる支出を分けて管理するという方法になります。
妻の小遣いという費目を作った場合の家計簿のつけ方は以下の2つの方法のどちらかにすると良いと考えます。
毎月妻の小遣いを定額制にしている場合は、年間の支出を記入する家計簿に「妻の小遣い」という費目を作成する。
この場合、細かな支出の内訳は家計簿には書きません。毎月定額の支出があるという記録だけを家計簿につけるという方法です。
妻の小遣いを定額にしておらず、毎月何に使ったのか細かく支出の内訳を記したい場合は毎月の支出を記入する家計簿に「妻の小遣い」という費目を作成する。
毎月の支出を記入する家計簿に支出の内訳を細かく記入していきます。毎月予算が守れているか確認しましょう。
全ての支出が少額で、毎月ほぼ定額にできる場合はよいのですが、「美容院」や「年に数回化粧品のまとめ買いをしている」など、時々高額な支出があり、毎月の小遣いの支出にすると管理ができないと感じる場合は、「特別費」などを用いて、高額な支出のみあらかじめ別に年間予算を取っておくという方法もあります。
このような手順で管理すると、妻の小遣いの無駄な支出が多くなりすぎず、しっかり管理することができるようになると考えられます。
妻の小遣いの管理の方法は上記のように2通りのパターンが考えられます。
家計簿に妻の小遣いの支出の内訳を記すかどうかはしっかり管理したいか、ざっくり管理できれば充分なのか、妻の浪費傾向が強いのかそうではないのかによって判断しましょう。
ちなみに家計簿歴15年以上のわが家の場合は、妻の小遣いは家計簿につけず別財布で管理しています。
別財布で管理してしまえば、家計簿には何もつけずに家計とは切り離したお金として扱うことも可能です。
・妻の小遣いを家計簿で管理するなら、毎月定額制なのかそうでないのか、しっかり管理したいのかそうでないのかなど、ご希望に応じて書き方を工夫しましょう。
質問者様も家計簿をつけることで、ご自分の浪費に気が付かれたご様子ですね。今後妻の支出を上手に管理できるようになると、ずいぶん節約もできそうです。さらに貯金額を増やすことも可能になりますので、ぜひ上手に管理していかれてください。
↓夫と妻の小遣いに関する記事はこちらにまとめてあります。
・夫と妻の小遣い問題(まとめ)
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
今日は自分費について質問があります。
家計簿をつければつけるほど、私がどれだけ好きにお金を使っているかが分かってしまいました( ´△`)
私は月に決まったお小遣いをもらっていません。
ですが、好きなときに家計から化粧品代や私だけでのお出かけ代からこまごました出費まで家計から支払っています。
この支出がかさんでいるような気がします。(恐ろしくてまだ計算はしていません。)
私もお小遣いをもらおうかと考えたこともありましたが、財布を別にするのが面倒で実行には移しませんでした。
そこで私が考えたのは、特別費に自分費(妻小遣い?)をつくり自分だけにかかった出費を特別費で管理するという方法です。
現在、美容院代は特別費で管理していますが、美容院に行っているのは私だけです。
もし特別費に自分費をつくるなら、このお金も自分費に入れた方がいいのでしょうか?
また、化粧品代の中のマスカラやアイライナーなどの少額なもの(主にドラッグストアで買う化粧品)は日用品に入れています。
これは、これでも大丈夫でしょうか?
↑このくらい緩い方が私には合っているのかな?と判断しています。
費目分けを緩めにするか厳しくするかは自分で判断したらいいと思いつつ、やっぱりアドバイスを求めてしまいました。
いつも他愛ない質問に答えてくださり感謝しております。
私が楽しく家計簿をつけれているのも、あきさんの家計簿に出合ったからです。
今後もよろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「妻の小遣いと家計簿」についてのご質問ですね。
妻の小遣いの仕分けについて
妻が小遣いをもらっておらず、妻の小遣いがゼロ円という家計の場合でも、実際には妻に関する支出がゼロ円になることはあり得ません。
小遣いとしてもらっていないだけで、化粧品、衣服、美容院、お付き合いにかかる支出など様々な支出を「家計費として計上しているだけ」にすぎません。
このような家計管理になっている場合、あらためて「妻の小遣い」という費目をつくるべきなのか、「妻の小遣い」という費目は作らず、別途「家計費」として計上していくほうが良いのかということに迷うことがあります。
妻の小遣いの仕分けは実はとても奥が深く、妻の小遣いの仕分け方法を変えるだけで年間数十万円の節約になったという方も過去のご相談では多くみられます。
妻の小遣いの仕分け方について質問者様も迷っているご様子ですので、基本的な妻の小遣いの家計簿上の管理方法について今一度振り返って考えてみましょう。
妻の小遣いという費目は作る?
まず、妻の小遣いを管理する場合に考えることは、「妻の小遣い」という費目を作るかどうかという点です。
仕事をしている妻の場合は、仕事でランチ代が必要になることが多いなど、妻に関する支出は必ず発生するものですので、妻の小遣いという費目はあってもよいでしょう。
仕事をしていない妻の場合は、仕事で必要なランチ代などの支出はありません。基本的には毎月必ずかかる支出はないものの、時々化粧品や洋服や交際費がかかるというような場合は妻の小遣いという費目はなくてもよいのではないでしょうか。
ただし、妻の小遣いという費目がなくても、妻の支出がゼロ円になるわけではありませんので、家計簿などを使い上手に支出を管理していくことが前提となります。
家計簿をつけずに支出を管理していく場合は、仕事をしていない妻でも家計のお金と妻の小遣いをしっかり区別して管理する方法に変更する方がよいでしょう。
妻の小遣いは何費?
さて、妻の小遣いという費目を作ったとして、質問者様は「特別費」として「妻の小遣い」を管理しようとお考えのようです。
この方法については、あまり賛成できません。
なぜなら「特別費」というものは、毎月かかる支出ではないが、年間にすると何度かかかる比較的高額な支出を扱う費目だからです。
妻の支出というものは、ほぼ毎月または数カ月に一度少額な支出がちょこちょこかかるというような性質を持ちますので、特別費とは合致しません。
しかし、妻の支出の中でも「美容院」や「まとめ買いをしていて年に数回程度の高額な支出(例えば妻専用のコンタクトレンズなど)」については「特別費」で管理しても構いません。
こちらは日常的にこまごまとかかる支出と、大きな金額がかかる支出を分けて管理するという方法になります。
妻の小遣いの家計簿のつけ方は?
妻の小遣いという費目を作った場合の家計簿のつけ方は以下の2つの方法のどちらかにすると良いと考えます。
1.妻の小遣いの内訳は家計簿につけない
毎月妻の小遣いを定額制にしている場合は、年間の支出を記入する家計簿に「妻の小遣い」という費目を作成する。
この場合、細かな支出の内訳は家計簿には書きません。毎月定額の支出があるという記録だけを家計簿につけるという方法です。
2.妻の小遣いの内訳を家計簿につける
妻の小遣いを定額にしておらず、毎月何に使ったのか細かく支出の内訳を記したい場合は毎月の支出を記入する家計簿に「妻の小遣い」という費目を作成する。
毎月の支出を記入する家計簿に支出の内訳を細かく記入していきます。毎月予算が守れているか確認しましょう。
全ての支出が少額で、毎月ほぼ定額にできる場合はよいのですが、「美容院」や「年に数回化粧品のまとめ買いをしている」など、時々高額な支出があり、毎月の小遣いの支出にすると管理ができないと感じる場合は、「特別費」などを用いて、高額な支出のみあらかじめ別に年間予算を取っておくという方法もあります。
このような手順で管理すると、妻の小遣いの無駄な支出が多くなりすぎず、しっかり管理することができるようになると考えられます。
わが家の妻の小遣いの家計簿のつけ方は?
妻の小遣いの管理の方法は上記のように2通りのパターンが考えられます。
家計簿に妻の小遣いの支出の内訳を記すかどうかはしっかり管理したいか、ざっくり管理できれば充分なのか、妻の浪費傾向が強いのかそうではないのかによって判断しましょう。
ちなみに家計簿歴15年以上のわが家の場合は、妻の小遣いは家計簿につけず別財布で管理しています。
別財布で管理してしまえば、家計簿には何もつけずに家計とは切り離したお金として扱うことも可能です。
まとめ
・妻の小遣いを家計簿で管理するなら、毎月定額制なのかそうでないのか、しっかり管理したいのかそうでないのかなど、ご希望に応じて書き方を工夫しましょう。
質問者様も家計簿をつけることで、ご自分の浪費に気が付かれたご様子ですね。今後妻の支出を上手に管理できるようになると、ずいぶん節約もできそうです。さらに貯金額を増やすことも可能になりますので、ぜひ上手に管理していかれてください。
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↓夫と妻の小遣いに関する記事はこちらにまとめてあります。
・夫と妻の小遣い問題(まとめ)
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