2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

月収約38万円の家計簿公開!年150万円以上貯蓄でも、もっと節約が必要?

こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する疑問や質問にお答えするコーナー」です。

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

あきさん初めまして。

このブログを拝見してから、家計簿がどんどん良くなりました。

初めて家計簿診断をお願いしたいと思い、メール送りますので、どうぞよろしくお願いします。

夫35歳 妻31歳 子4歳、2歳

手取り
夫2,760,000
賞与1,135,000
妻1,752,000
児童手当300,000
計5,947,000

年間固定費
家賃1,012,800
個人年金240,000
死亡保険48,000
医療保険48,000
保育料224,160
※9月に上がる可能性あり
水道・光熱費300,000
通信・Wi-Fi費120,000
お小遣い
夫180,000 妻260,000
計2,432,960

年間生活費
食費564,000
日用品60,000
オムツ代60,000
娯楽費264,000
計948,000

年間特別費
美容費49,500
コンタクト・化粧品120,000
衣服196,000
イベント費70,000
お年玉6,000
レジャー積立120,000
医療・整体費120,000
電車定期代348,000
家電積立60,000
町内会費3,000
NHK14,000
家賃更新積立40,000
赤字補填108,000
計1,254,500

今年から上の子の保育料が給食費のみになり、やっと貯金が増やせると思っていましたが、自分の通院や子供の風邪で、今年の有給が0になってしまいました。

さらに保育園が2週間休園になり、私の給与がガクンと減ってしまいます。
今年の12月まで、1日欠勤につき約7,500円減給と推測します。

一番のネックは定期代です。今は3ヶ月おきに買っていますが、これを貯金から崩す必要が出てきそうです。
ちなみに6ヶ月おきに買えば、年間24,000円を貯金に回せますが、そのために約80,000円を別で用意しなければならず、今の状況では結局貯金を崩す必要が出てきます。

学費貯金は順調ですが、夫婦の貯金がなかなか増えません…
年が明けに有給が付与されるまで、私の欠勤による減給をどうカバーすればよいでしょうか。
どうかアドバイスお願いします。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。

「家計診断」
についてですね。

年間収支の確認

15

具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。

収入594万円
支出463万円


現在の収支としては、年間131万円の黒字の家計のようです。

個人年金240,000

こちらの支出を仮に全額貯蓄として考えると、年間155万円の貯蓄ができることになります。

家計を確認

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次に、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。

毎月の支出

年間固定費
家賃1,012,800
個人年金240,000
死亡保険48,000
医療保険48,000
保育料224,160
※9月に上がる可能性あり
水道・光熱費300,000
通信・Wi-Fi費120,000
お小遣い
夫180,000 妻260,000
計2,432,960

年間生活費
食費564,000
日用品60,000
オムツ代60,000
娯楽費264,000
計948,000

合計 約338万円


こちらの支出をざっと計算すると、約月28万円ほどの支出になっているようです。

毎月のお給料は、ご夫婦合わせて月37.6万円と考えると、毎月9.6万円前後の黒字のようです。

特別費

年間特別費
美容費49,500
コンタクト・化粧品120,000
衣服196,000
イベント費70,000
お年玉6,000
レジャー積立120,000
医療・整体費120,000
電車定期代348,000
家電積立60,000
町内会費3,000
NHK14,000
家賃更新積立40,000
赤字補填108,000
計1,254,500


特別費としては約125万円の支出を予定されているようです。積立が多めに含まれていますので、実際には使っていないお金が含まれていると考えられます。

家計の見直し

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ご相談者様の家計では、年間155万円前後の貯蓄が十分に可能な家計設計となっているようです。

収入に対して26%の貯蓄ができている上に、積立も支出として計上していますので、実際にはもう少し貯蓄ができているのではないかと推測されます。

しかし、ご相談内容を見てみると



一番のネックは定期代です。今は3ヶ月おきに買っていますが、これを貯金から崩す必要が出てきそうです。
ちなみに6ヶ月おきに買えば、年間24,000円を貯金に回せますが、そのために約80,000円を別で用意しなければならず、今の状況では結局貯金を崩す必要が出てきます。
学費貯金は順調ですが、夫婦の貯金がなかなか増えません…




とあるように、「定期代の準備が難しい」「夫婦の貯金が増えない」といったご感想をお持ちのようです。

年間最低でも155万円、積立の残りを合わせればそれ以上の貯蓄ができていると推測されますし、毎月10万円ほどの黒字も出ているはずですが、それでも「定期代の準備が難しい」「夫婦の貯金が増えない」と感じてしまう理由がどこにあるのかをまず考えると良いのではないでしょうか。

月2万円の減収が仮に6ヵ月続けば、確かに年間12万円貯蓄は減ってしまうかもしれません。

しかし、年間155万円の貯蓄ができているなら、143万円の貯蓄は可能なはずです。

減収の幅が非常に大きく、月10万円×6カ月だったとしても年間60万円。それでも年間95万円の貯蓄は継続でき、赤字にはなりません。

貯蓄が155万円から減ってしまうことがどうしても許容できないので、月2万円減収があったら月2万円節約しなければならないと考えているとしたら、少し貯蓄に考えが固執しすぎているので、今年の減収は来年再来年でゆっくりカバーするなど、もう少し柔軟な考えを持っても良いのではないかと思いますし、上記に記載されていない支出があり、実際には155万円の貯蓄はできていないということであれば、家計簿のつけ方から見直す必要があります。

全体的な家計簿の内容を拝見すると、各支出ともよく節約できていて、無駄な支出を出さないように気を付けられていることがよく分かる家計の内容になっています。

有休がなくなったことによる減収は、どうしても今年の家計でなんとかしたいのであれば、レジャー積立や赤字補填積立など、なくても我慢できる積立を削って対応するという方法も考えられます。

しかし、相談者さんの家計は、お子さんが2人ともまだ小さく、来年までにどうしても大学の費用として100万円が必要だといった緊急性の高い家計状況ではありません。ご夫婦の年齢から考えても、数年のうちに定年するので、今のうちに急いで貯蓄をしなければならないといった状況でもありません。

本格的な貯め期が到来する下のお子さんの保育料がなくなる頃の家計も考慮して、上記の通り、来年、再来年と時間をかけてゆっくり立て直していく方がストレスも少なく現実的ではないかと推測いたします。

家計診断(まとめ)

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相談者様の家計は、無駄な支出を出さないようにと、よく考えられた家計の内容です。

ただ、どちらかというと、今年の家計だけに焦点が定まりすぎており、来年、再来年と言った長い目で見た家計状況をあまり考慮されていないような印象を受けます。

実際には、考慮されているのかもしれませんが、少しの減収に耐えられないほどの脆弱な家計状況ではありませんので、ぜひ自信をもって、家計管理に取り組まれてください。

心配なら、ライフプランを作成し、貯め期にあたる今後8年ほどの家計の計画を綿密にしておくとよいでしょう。



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その他、月収から考えるみんなの家計簿はみんなの家計簿公開カテゴリーからご覧いただけます。

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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. アキコ
    • December 17, 2021 16:31
    • 5 ご回答いただき、ありがとうございます。
      結婚、引っ越し、出産、子供の入院など
      今までに急な出費が重なったことで
      貯金に手を出すことが増え、夫婦の貯金がなかなか増えないことが心配でした。

      ご回答を拝読し、年間貯金額を再確認したことで
      不安が和らぎました。
      お忙しい中、どうもありがとうございました。
    • 2. あき あき
    • December 24, 2021 09:24
    • アキコさんコメントありがとうございます。

      >結婚、引っ越し、出産、子供の入院など
      >今までに急な出費が重なったことで
      >貯金に手を出すことが増え、

      ということですが、こちらの支出は貯金に手を出すというよりは、特別費として支出として計上すると良いと思います。

      こちらを特別費として計上していないのであれば、貯金をしたつもりになりやすく貯金が思うように増えていかない原因になりますので、家計簿のつけ方から見直すのも一考ではないかと思います。

      今後もより良い家計になっていかれますよう、応援しております。
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