気になる貯まった貯金の使い道!みんなは何に使ってる?
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- 積み立て・口座・貯金
こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
貯まったお金の使い道を教えていただきたいです。
我が家では、現在やりくり費以外で現金で320万ほど貯蓄しています。
それを今後
・車の買い替え
・子供の大学資金
・月々の生活を楽にするため、ローン の一部一括返済
・妻生命保険残りを先払い
・予備費
のどれかに使い、足りないところや別貯金を月々でしていきたいと思っています。
あきさんなら、どのような使い方をされますか?
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「貯金の使い道」についてですね。
家計簿・家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談をお引き受けしてきましたが、「貯金の使い道に迷っている」というご相談は比較的多く寄せられます。
家計管理初心者の方は、「どこまでを貯金で出し、どこまでは貯金を使わないか」という「貯金の使い道の基準」があいまいになってしまうのですね。
せっかく貯めた貯金も「貯金の使い道」があいまいになると、貯まったと思ってもすぐになくなるという現象が起こります。
もちろん貯金の使い道に明確な決まりはありませんが、今回は「わが家の貯金の使い道」について紹介しますので、参考になさってみてください。
書籍「あきのズボラ家計簿(KKベストセラーズ)、あきの家計管理(講談社)」でも紹介させていただきましたが、「わが家の貯金の使い道」は以下のように限定しています。
住宅ローンの頭金、高額な繰り上げ返済、大規模なリフォーム、大規模な修繕など。
住宅に関する大きな支出は、わが家の貯金の使い道のひとつです。
わが家は住宅ローンなど高額な支出以外は、ローンは組まずに「一括払い」をすることにしています。
わが家の場合は、すでに住宅ローンは済んでいるので、今後かかると想定されるのはリフォームや修繕費ですね。
小規模な修繕、火災保険、地震保険、少額な繰り上げ返済、インテリア用品など。
わが家では小規模な住宅関連費に貯金は使わないことにしています。代わりにその年の支出(特別費)として計上していますよ。
車の買い替え費用、大規模な修理など。
車の買い替えにかかる費用や、あまりに高額な修理費用も、高額になりますのでわが家では貯金から出すことにしています。
わが家では、車の買い替えの費用も住宅関連費用と同様に、ローンは組まずに「一括払い」をすることにしていますよ。
車検、自動車税、自動車保険、小規模な修理、カー用品など。
車検、自動車税、自動車保険など、定期的にかかる車両関連費に貯金は使いません。わが家では、こちらもその年の「特別費」として計上しています。
大学の費用、高額な留学費、一人暮らしの費用など。
大学の学費は高額になりますので、わが家では貯金を使う予定です。留学など特別な事情が発生した場合も貯金を使う予定です。
わが家では、子供一人につき最低200万円を準備し、できれば400万円を準備しようと考えています。
ただし、子供が大学生になったら私も正社員で働くなど、収入を増やすことでできるだけ貯金を使わずに対応し、余った貯金は老後の資金に回したいと考えています。
受験費用、入園入学に関する費用、進学費、塾の費用、高校までの学費
少額な子供の学費や教育費にわが家は貯金を使う予定はありません。
特に高校までの学費に貯金を使わないと対応できない状況にしてしまうと、肝心の大学費用に貯金を使えなくなってしまいますよね。
基本的には高校までは貯金を使わなくても払える場所に進学してもらい、万が一高校までの学費が高額になる場合でも、収入を上げることで支払える範囲で検討する予定です。
わが家では、入園入学の準備品や受験費用なども、その年の「特別費」として計上しています。
年金だけでは足りない生活費、老人ホームの入居費用、子供や孫への贈答、高額な医療費など。
年金だけでは足りない生活費については、貯金を使う予定です。子供の結婚や孫の誕生など大きなライフイベントがあれば、祝い金などまとまった金額の支出には貯金を使う予定です。
一定額は積み立てなどで事前に準備していますが、それでも足りないほどの高額な医療費が必要になった場合も貯金を使う予定です。
上記以外の老後の資金、少額な医療費など。
想定される大きな支出以外の老後の費用には、わが家は貯金を使わないつもりです。あまりに高額でなければ医療費などにも貯金は使わない予定です。
万が一の時に必要な資金、生活防衛費、両親の介護や葬儀費用など。
万が一のことがあり、葬儀の費用などが必要になった場合や、失業などで当面の生活費が足りない場合は貯金を使う予定です。現在は健在ですが、両親を見送るための費用も高額であれば貯金を使う予定です。こちらもわが家では「特別費」として計上しています。
家電の買い替え、旅行費用など。
万が一の時にはある程度貯金を使うのは仕方がありませんが、わが家はそれ以外のちょっとした支出に貯金を使わない予定です。
ある程度まとまった金額の貯金ができたら、わが家は貯金の一部を投資にも使っています。
わが家の目標の1つは、老後は「株の配当金などの金融資産」で「年金だけでは足りない老後の生活費の赤字」を埋められるようにしておくことです。
質問者様は現在320万円の貯金があるということですね。
・月々の生活を楽にするため、ローン の一部一括返済
・妻生命保険残りを先払い
こちらは、ある程度の金額までなら「特別費」として計上しても良いのではと感じますが、その他の貯金の使い道としては妥当な範囲と感じます。
お子さんの大学資金と車の買い替えの費用と考えると、320万円では足りないと考えられますので、長い目で見て不足のないように計画するとよいのではないでしょうか。
わが家では、貯金は貯金なので、上記のようによほどの理由がない限りは「貯金は使わない」を基本にしています。
「貯金がいくらあれば当面大丈夫か」という基準は人それぞれ違うと思いますが、最低限ここまでは準備しておきたいという基準が私にはあります。
わが家のライフプランはすでに作成してありますので、将来的にこれくらいの貯金があれば最低限老後も大丈夫ではないかと考えている金額がある程度は見えています。
そのため、その基準まで貯まったら、それ以上の貯金はしない予定です。
使わない貯金ばかり増えてももったいないですからね。
最低限だけ貯まったら、それからは全部遊びに使おうと今から楽しみにしています。
貯金の使い道は人それぞれですが、わが家の場合はでご紹介しましたので、参考までにしていただければ幸いです。
なお、文中でも何度か紹介していますが、わが家では、「旅行」「家電」などちょっとしたことに使うためのお金は「貯金」とは言いません。
「特別費」として「支出」として計上します。
ですから、お金が貯まったら旅行に行きたいです!というのは目標としては素晴らしいですが、貯金を崩して行くものという認識はしないようにしています。
ざっくりとした表現ですが、おおよそ100万円以下の支出は貯金を使わずに特別費として対応し、100万円以上(その年の貯金額を超えるような支出)になる場合は貯金を使うようというような感覚でいます。
そうすることで、「使っていい貯金」と「使ってはいけない貯金」を明確に分けることができますよ。
「お金が貯まったと思ったら使ってしまって結局何年たってもあまり貯まっていない」という時は、貯金の認識を改めることをオススメします。
皆さんからの貯金に関するご質問は積み立て・口座・貯金カテゴリーよりご覧ください。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
貯まったお金の使い道を教えていただきたいです。
我が家では、現在やりくり費以外で現金で320万ほど貯蓄しています。
それを今後
・車の買い替え
・子供の大学資金
・月々の生活を楽にするため、ローン の一部一括返済
・妻生命保険残りを先払い
・予備費
のどれかに使い、足りないところや別貯金を月々でしていきたいと思っています。
あきさんなら、どのような使い方をされますか?
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「貯金の使い道」についてですね。
貯金の使い道
家計簿・家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談をお引き受けしてきましたが、「貯金の使い道に迷っている」というご相談は比較的多く寄せられます。
家計管理初心者の方は、「どこまでを貯金で出し、どこまでは貯金を使わないか」という「貯金の使い道の基準」があいまいになってしまうのですね。
せっかく貯めた貯金も「貯金の使い道」があいまいになると、貯まったと思ってもすぐになくなるという現象が起こります。
もちろん貯金の使い道に明確な決まりはありませんが、今回は「わが家の貯金の使い道」について紹介しますので、参考になさってみてください。
わが家の貯金の使い道
書籍「あきのズボラ家計簿(KKベストセラーズ)、あきの家計管理(講談社)」でも紹介させていただきましたが、「わが家の貯金の使い道」は以下のように限定しています。
1.マイホームなど「住宅関連費」
住宅ローンの頭金、高額な繰り上げ返済、大規模なリフォーム、大規模な修繕など。
住宅に関する大きな支出は、わが家の貯金の使い道のひとつです。
わが家は住宅ローンなど高額な支出以外は、ローンは組まずに「一括払い」をすることにしています。
わが家の場合は、すでに住宅ローンは済んでいるので、今後かかると想定されるのはリフォームや修繕費ですね。
これには貯金は使わない!「住宅関連費」
小規模な修繕、火災保険、地震保険、少額な繰り上げ返済、インテリア用品など。
わが家では小規模な住宅関連費に貯金は使わないことにしています。代わりにその年の支出(特別費)として計上していますよ。
2.車
車の買い替え費用、大規模な修理など。
車の買い替えにかかる費用や、あまりに高額な修理費用も、高額になりますのでわが家では貯金から出すことにしています。
わが家では、車の買い替えの費用も住宅関連費用と同様に、ローンは組まずに「一括払い」をすることにしていますよ。
これには貯金は使わない!「車両関連費」
車検、自動車税、自動車保険、小規模な修理、カー用品など。
車検、自動車税、自動車保険など、定期的にかかる車両関連費に貯金は使いません。わが家では、こちらもその年の「特別費」として計上しています。
3.子供の学費、教育費
大学の費用、高額な留学費、一人暮らしの費用など。
大学の学費は高額になりますので、わが家では貯金を使う予定です。留学など特別な事情が発生した場合も貯金を使う予定です。
わが家では、子供一人につき最低200万円を準備し、できれば400万円を準備しようと考えています。
ただし、子供が大学生になったら私も正社員で働くなど、収入を増やすことでできるだけ貯金を使わずに対応し、余った貯金は老後の資金に回したいと考えています。
これには貯金は使わない!「子供の学費、教育費」
受験費用、入園入学に関する費用、進学費、塾の費用、高校までの学費
少額な子供の学費や教育費にわが家は貯金を使う予定はありません。
特に高校までの学費に貯金を使わないと対応できない状況にしてしまうと、肝心の大学費用に貯金を使えなくなってしまいますよね。
基本的には高校までは貯金を使わなくても払える場所に進学してもらい、万が一高校までの学費が高額になる場合でも、収入を上げることで支払える範囲で検討する予定です。
わが家では、入園入学の準備品や受験費用なども、その年の「特別費」として計上しています。
4.老後の資金
年金だけでは足りない生活費、老人ホームの入居費用、子供や孫への贈答、高額な医療費など。
年金だけでは足りない生活費については、貯金を使う予定です。子供の結婚や孫の誕生など大きなライフイベントがあれば、祝い金などまとまった金額の支出には貯金を使う予定です。
一定額は積み立てなどで事前に準備していますが、それでも足りないほどの高額な医療費が必要になった場合も貯金を使う予定です。
これには貯金は使わない!「老後の資金」
上記以外の老後の資金、少額な医療費など。
想定される大きな支出以外の老後の費用には、わが家は貯金を使わないつもりです。あまりに高額でなければ医療費などにも貯金は使わない予定です。
5.万が一の資金
万が一の時に必要な資金、生活防衛費、両親の介護や葬儀費用など。
万が一のことがあり、葬儀の費用などが必要になった場合や、失業などで当面の生活費が足りない場合は貯金を使う予定です。現在は健在ですが、両親を見送るための費用も高額であれば貯金を使う予定です。こちらもわが家では「特別費」として計上しています。
これには貯金は使わない!「万が一の資金」
家電の買い替え、旅行費用など。
万が一の時にはある程度貯金を使うのは仕方がありませんが、わが家はそれ以外のちょっとした支出に貯金を使わない予定です。
6.投資
ある程度まとまった金額の貯金ができたら、わが家は貯金の一部を投資にも使っています。
わが家の目標の1つは、老後は「株の配当金などの金融資産」で「年金だけでは足りない老後の生活費の赤字」を埋められるようにしておくことです。
貯金の使い道はどうする?
・車の買い替え
・子供の大学資金
・月々の生活を楽にするため、ローン の一部一括返済
・妻生命保険残りを先払い
・予備費
質問者様は現在320万円の貯金があるということですね。
・月々の生活を楽にするため、ローン の一部一括返済
・妻生命保険残りを先払い
こちらは、ある程度の金額までなら「特別費」として計上しても良いのではと感じますが、その他の貯金の使い道としては妥当な範囲と感じます。
お子さんの大学資金と車の買い替えの費用と考えると、320万円では足りないと考えられますので、長い目で見て不足のないように計画するとよいのではないでしょうか。
貯金の使い道(まとめ)
わが家では、貯金は貯金なので、上記のようによほどの理由がない限りは「貯金は使わない」を基本にしています。
「貯金がいくらあれば当面大丈夫か」という基準は人それぞれ違うと思いますが、最低限ここまでは準備しておきたいという基準が私にはあります。
わが家のライフプランはすでに作成してありますので、将来的にこれくらいの貯金があれば最低限老後も大丈夫ではないかと考えている金額がある程度は見えています。
そのため、その基準まで貯まったら、それ以上の貯金はしない予定です。
使わない貯金ばかり増えてももったいないですからね。
最低限だけ貯まったら、それからは全部遊びに使おうと今から楽しみにしています。
貯金の使い道は人それぞれですが、わが家の場合はでご紹介しましたので、参考までにしていただければ幸いです。
なお、文中でも何度か紹介していますが、わが家では、「旅行」「家電」などちょっとしたことに使うためのお金は「貯金」とは言いません。
「特別費」として「支出」として計上します。
ですから、お金が貯まったら旅行に行きたいです!というのは目標としては素晴らしいですが、貯金を崩して行くものという認識はしないようにしています。
ざっくりとした表現ですが、おおよそ100万円以下の支出は貯金を使わずに特別費として対応し、100万円以上(その年の貯金額を超えるような支出)になる場合は貯金を使うようというような感覚でいます。
そうすることで、「使っていい貯金」と「使ってはいけない貯金」を明確に分けることができますよ。
「お金が貯まったと思ったら使ってしまって結局何年たってもあまり貯まっていない」という時は、貯金の認識を改めることをオススメします。
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皆さんからの貯金に関するご質問は積み立て・口座・貯金カテゴリーよりご覧ください。