家計簿の見直し方のポイントは「固定費・変動費・特別費」!
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家計を見直したいけれど、何から始めたらいいか分からない。
そのような時は「固定費・変動費・特別費」の3つに支出を分けることから始めるのがオススメです。
さらに3つの支出に加え「収入」と「貯蓄額」をあわせた合計5つのポイントに分けて家計を見直すことが大切だと考えています。
ここでは、2年で350万円貯めた家計簿・家計管理アドバイザーが「家計の見直しをする方法」について紹介しています。
なお、こちらの記事の内容は書籍「ズボラ家計管理(実業之日本社)」の内容に基づき構成されています。
家計の見直しは「固定費」「変動費」の二つの支出に仕分けて考えるのが一般的な考え方です。
そこに「特別費」を追加し、「固定費・変動費・特別費」で家計を考えることを推奨しているのが当方のオリジナルの家計の考え方になります。
また、一般的には「変動費」と呼ばれる支出を当方では「生活費」と表現しています。
なぜなら一般的な家計管理の方法とは異なり、当方では「変動費」を「毎月変動させない固定費と同様に扱う」ためです。
一般的な家計管理の考え方と違い「固定費」「変動費(生活費)」に「特別費」を追加することで、家計をより見直しやすくすることができると私は考えています。
思うように貯金ができないと悩む方の家計は「固定費・生活費(変動費)・特別費」のどこかに必ず問題があります。
この3つの支出のどこにも問題が見当たらない場合は「そもそもの収入」に原因があることも考えられます。
家計を見直すなら「固定費・生活費(変動費)・特別費」の3つの支出のうちどこに問題があるのかを見つけながら、この3つの支出と「収入」と「貯蓄」のバランスをとることが家計の見直しにつながります。
一般的な家計の見直し方法では「固定費を見直しましょう」「食費や小遣いを見直しましょう」などひとつの支出だけを見直す方法が提唱されますが、ひとつの支出だけを見直すのではなく、全体をみて家計を整えることが非常に大切だと私は考えます。
なぜなら、どれか1つを見直すだけでは「家計を見直したつもりなのに、どこかの支出がいつの間にか増えてしまって結局貯まらなかった」というような家計のリバウンドが起こりやすいからです。
「収入が上がったはずなのに家計が楽にならない」というような現象もこの5つのバランスの崩れから起こります。
家計を本当に真剣に見直したい方は、この「固定費」「生活費(変動費)」「特別費」の3つの支出と、「収入」と「貯蓄」の計5つをしっかり見直すことから始めてみて下さい。
家計の見直しを進めるためには、
1.「収入」
2.「固定費」
3.「生活費(変動費)」
4.「貯蓄」と「特別費」
の順番で見直しを進めることをオススメします。
家計を見直す時にまず最初にやるべきことは「収入」の見直しです。
収入を増やすなどそもそもの収入を増やすことも当然見直したいところですが、それ以前に自分の家計に「年間いくらの収入があるか」知っていますか?
そもそも「お金がない」というのは、「収入以上の支出があるということ」以外の理由はありません。
それなのに「自分の家計の年間収入さえ知らない」ようでは、家計の見直しなどできるはずがありません。
小遣いや食費を削るなど、支出の見直しを始める前にまずは「年間収入の把握」が一番大切です。
月収はわかるけど、年間収入は知らないと言う人が意外と多いものですので、面倒くさがらずに調べてみましょう。
■参考:わが家の年間収入を書き出す方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
年間収入が分かったら、次に家計を見直すためにやるべきことは「固定費」の見直しです。
家計の「固定費」とは、「毎月のように支払うことが決まっている支出」のことです。
例えば、住宅ローン、電気、ガス、水道、携帯電話、生命保険、保育料、WIFI、奨学金の返済、学費など。
その他、小遣いや習い事も固定費として考えてよいでしょう。
なぜなら、小遣いや習い事は、多少の変動はありますが、毎月必ず発生する支出だからです。
※厳密にいえば、固定資産税や車の保険など年払いの固定費も忘れないようにしましょう。ただし、年払いの固定費は、家計の中でも金額が大きい支出なので、やりくりをする際には「特別費」として考えます。
※各種積立や財形貯蓄や学資保険など100%以上の貯蓄性のあるものは、支出としてバランスをみるためにいったん支出としてカウントしてもかまいませんが、最終的には貯蓄としてカウントしましょう。その際2重カウントにならないように注意してください。
年払いの固定費を除いた固定費に毎月いくらかかっていますか?
月収とのバランスはどうでしょうか?
月収25万円なのに、毎月支払うことが決まっている支出が月20万円あると、家計は毎月赤字になりやすく、家計がうまく回らないのも当然です。
細かな節約術で月5000円なんとかするより、この毎月かかる固定費と月収とのバランスを考えることの方がはるかに重要です。
この毎月かかる固定費は少なければ少ないほど家計は楽になり、多ければ多いほど毎月やりくりの厳しい家計になります。
■参考:固定費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
次に重要なのは「毎月の生活費」です。
例えば、食費、日用品費、交際費、子ども費など。
毎月固定費を支払った後、いくらあれば生活できますか?
一般的には「変動費」などと言われる支出ですが、当方の家計管理では毎月定額の「固定費」のように家計を管理することをオススメしています。
家計の中でも一番「自分でコントロールする努力が必要」な支出です。
「固定費」は一度見直したらその後は特に何度も見直す必要はありませんが、本当に家計を再生したい方は、「生活費」を毎月定額で済ませられているか?を重点的に見直す必要があります。
その時のちょっとした事情に振り回されて、多くなったり少なくなったり、ジェットコースターのように支出が上下するようでは家計に振り回されてしまいます。
「固定費」と「生活費」は毎月定額が家計管理の基本です。
■参考:毎月の基本的なやりくりを定額にする方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
最後に見直したいのが「特別費」と呼ばれる支出です。
例えば、固定資産税、車の保険、受信料、年払いの生命保険、旅行、家電、インテリアなど比較的高額になりやすい支出を指します。
実は家計の中でも一番管理が難しく、家計簿をつけていない、家計管理はどんぶりです、と言う方のほとんどが「特別費」の管理が破たんしています。
その時の気分やちょっとした理由で「特別費」の支出を増やしてしまい、いつの間にか予定していた貯金額を割り込んでしまう・・・。
家計管理が予定通りにならない原因になるのが「特別費」です。
家計管理の中でも上級者向けなので、家計管理初心者はまず「固定費」「生活費」を安定させることから始め、「特別費」は最後に取り組むようにすると比較的うまくいくことが多いです。
なお、上記の固定費で「年払いの固定費」を固定費として計上した場合は特別費からは外すなど、支出の2重書きをしないように気をつけましょう。
また、特別費の金額は以下の貯蓄の金額と合わせて検討し、どちらにいくらずつ配分するかバランスをみながら配分することが大切です。
■参考:特別費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計の「収入」から「固定費」「生活費」「特別費」を引いた額が「貯蓄」です。
なかには「収入」ー「貯蓄」=「固定費」「生活費」「特別費」とすることを推奨する方もいますが、こちらは比較的貯蓄が上手くいっている方向けの計算式です。
毎月赤字で苦しんでいるような方がこの計算をしたところでほぼ無意味になることが多いので、「収入」-「固定費」「生活費」「特別費」=「貯蓄」の計算式からはじめることをオススメします。
上記の家計の見直しでは毎月赤字になるという場合には、毎月黒字を目指すより年間で黒字を目指すところから始めましょう。
■参考:毎月赤字の家計の見直し計算方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
・家計の支出の基本は「固定費」「生活費(変動費)」「特別費」の3つです。
・家計を本気で見直したい時は「固定費」「生活費」「特別費」の3つの支出に「収入」「貯蓄」を加えた5つを見直しましょう。
こちらの記事は書籍(1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる! 「ズボラ家計管理」トレーニング )に収められました。
赤ちゃんとママ社様にて全国に配布される機関誌に掲載、ダイヤモンドZAIにも掲載されました。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:他にもある!こんな時はどう考える?正しい家計管理で家計を立て直しましょう!
・正しい家計管理の仕方(まとめ)
■参考:「生活費」「特別費」「貯金」に口座の使い分けるテクニックも家計の見直しにオススメです。
そのような時は「固定費・変動費・特別費」の3つに支出を分けることから始めるのがオススメです。
さらに3つの支出に加え「収入」と「貯蓄額」をあわせた合計5つのポイントに分けて家計を見直すことが大切だと考えています。
ここでは、2年で350万円貯めた家計簿・家計管理アドバイザーが「家計の見直しをする方法」について紹介しています。
なお、こちらの記事の内容は書籍「ズボラ家計管理(実業之日本社)」の内容に基づき構成されています。
家計の見直しの基本は「固定費・変動費・特別費」
家計の見直しは「固定費」「変動費」の二つの支出に仕分けて考えるのが一般的な考え方です。
そこに「特別費」を追加し、「固定費・変動費・特別費」で家計を考えることを推奨しているのが当方のオリジナルの家計の考え方になります。
また、一般的には「変動費」と呼ばれる支出を当方では「生活費」と表現しています。
なぜなら一般的な家計管理の方法とは異なり、当方では「変動費」を「毎月変動させない固定費と同様に扱う」ためです。
一般的な家計管理の考え方と違い「固定費」「変動費(生活費)」に「特別費」を追加することで、家計をより見直しやすくすることができると私は考えています。
家計の見直しとは?
思うように貯金ができないと悩む方の家計は「固定費・生活費(変動費)・特別費」のどこかに必ず問題があります。
この3つの支出のどこにも問題が見当たらない場合は「そもそもの収入」に原因があることも考えられます。
家計を見直すなら「固定費・生活費(変動費)・特別費」の3つの支出のうちどこに問題があるのかを見つけながら、この3つの支出と「収入」と「貯蓄」のバランスをとることが家計の見直しにつながります。
一般的な家計の見直し方法では「固定費を見直しましょう」「食費や小遣いを見直しましょう」などひとつの支出だけを見直す方法が提唱されますが、ひとつの支出だけを見直すのではなく、全体をみて家計を整えることが非常に大切だと私は考えます。
なぜなら、どれか1つを見直すだけでは「家計を見直したつもりなのに、どこかの支出がいつの間にか増えてしまって結局貯まらなかった」というような家計のリバウンドが起こりやすいからです。
「収入が上がったはずなのに家計が楽にならない」というような現象もこの5つのバランスの崩れから起こります。
家計を本当に真剣に見直したい方は、この「固定費」「生活費(変動費)」「特別費」の3つの支出と、「収入」と「貯蓄」の計5つをしっかり見直すことから始めてみて下さい。
家計の見直しを進める手順とは?
家計の見直しを進めるためには、
1.「収入」
2.「固定費」
3.「生活費(変動費)」
4.「貯蓄」と「特別費」
の順番で見直しを進めることをオススメします。
家計を見直す!「収入編」
家計を見直す時にまず最初にやるべきことは「収入」の見直しです。
収入を増やすなどそもそもの収入を増やすことも当然見直したいところですが、それ以前に自分の家計に「年間いくらの収入があるか」知っていますか?
そもそも「お金がない」というのは、「収入以上の支出があるということ」以外の理由はありません。
それなのに「自分の家計の年間収入さえ知らない」ようでは、家計の見直しなどできるはずがありません。
小遣いや食費を削るなど、支出の見直しを始める前にまずは「年間収入の把握」が一番大切です。
月収はわかるけど、年間収入は知らないと言う人が意外と多いものですので、面倒くさがらずに調べてみましょう。
■参考:わが家の年間収入を書き出す方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計を見直す!「固定費編」
年間収入が分かったら、次に家計を見直すためにやるべきことは「固定費」の見直しです。
家計の「固定費」とは、「毎月のように支払うことが決まっている支出」のことです。
例えば、住宅ローン、電気、ガス、水道、携帯電話、生命保険、保育料、WIFI、奨学金の返済、学費など。
その他、小遣いや習い事も固定費として考えてよいでしょう。
なぜなら、小遣いや習い事は、多少の変動はありますが、毎月必ず発生する支出だからです。
※厳密にいえば、固定資産税や車の保険など年払いの固定費も忘れないようにしましょう。ただし、年払いの固定費は、家計の中でも金額が大きい支出なので、やりくりをする際には「特別費」として考えます。
※各種積立や財形貯蓄や学資保険など100%以上の貯蓄性のあるものは、支出としてバランスをみるためにいったん支出としてカウントしてもかまいませんが、最終的には貯蓄としてカウントしましょう。その際2重カウントにならないように注意してください。
年払いの固定費を除いた固定費に毎月いくらかかっていますか?
月収とのバランスはどうでしょうか?
月収25万円なのに、毎月支払うことが決まっている支出が月20万円あると、家計は毎月赤字になりやすく、家計がうまく回らないのも当然です。
細かな節約術で月5000円なんとかするより、この毎月かかる固定費と月収とのバランスを考えることの方がはるかに重要です。
この毎月かかる固定費は少なければ少ないほど家計は楽になり、多ければ多いほど毎月やりくりの厳しい家計になります。
■参考:固定費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計を見直す!「生活費(変動費)編」
次に重要なのは「毎月の生活費」です。
例えば、食費、日用品費、交際費、子ども費など。
毎月固定費を支払った後、いくらあれば生活できますか?
一般的には「変動費」などと言われる支出ですが、当方の家計管理では毎月定額の「固定費」のように家計を管理することをオススメしています。
家計の中でも一番「自分でコントロールする努力が必要」な支出です。
「固定費」は一度見直したらその後は特に何度も見直す必要はありませんが、本当に家計を再生したい方は、「生活費」を毎月定額で済ませられているか?を重点的に見直す必要があります。
その時のちょっとした事情に振り回されて、多くなったり少なくなったり、ジェットコースターのように支出が上下するようでは家計に振り回されてしまいます。
「固定費」と「生活費」は毎月定額が家計管理の基本です。
■参考:毎月の基本的なやりくりを定額にする方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計を見直す!「特別費編」
最後に見直したいのが「特別費」と呼ばれる支出です。
例えば、固定資産税、車の保険、受信料、年払いの生命保険、旅行、家電、インテリアなど比較的高額になりやすい支出を指します。
実は家計の中でも一番管理が難しく、家計簿をつけていない、家計管理はどんぶりです、と言う方のほとんどが「特別費」の管理が破たんしています。
その時の気分やちょっとした理由で「特別費」の支出を増やしてしまい、いつの間にか予定していた貯金額を割り込んでしまう・・・。
家計管理が予定通りにならない原因になるのが「特別費」です。
家計管理の中でも上級者向けなので、家計管理初心者はまず「固定費」「生活費」を安定させることから始め、「特別費」は最後に取り組むようにすると比較的うまくいくことが多いです。
なお、上記の固定費で「年払いの固定費」を固定費として計上した場合は特別費からは外すなど、支出の2重書きをしないように気をつけましょう。
また、特別費の金額は以下の貯蓄の金額と合わせて検討し、どちらにいくらずつ配分するかバランスをみながら配分することが大切です。
■参考:特別費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計を見直す!「貯蓄編」
家計の「収入」から「固定費」「生活費」「特別費」を引いた額が「貯蓄」です。
なかには「収入」ー「貯蓄」=「固定費」「生活費」「特別費」とすることを推奨する方もいますが、こちらは比較的貯蓄が上手くいっている方向けの計算式です。
毎月赤字で苦しんでいるような方がこの計算をしたところでほぼ無意味になることが多いので、「収入」-「固定費」「生活費」「特別費」=「貯蓄」の計算式からはじめることをオススメします。
上記の家計の見直しでは毎月赤字になるという場合には、毎月黒字を目指すより年間で黒字を目指すところから始めましょう。
■参考:毎月赤字の家計の見直し計算方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計の見直しを進める手順(まとめ)
・家計の支出の基本は「固定費」「生活費(変動費)」「特別費」の3つです。
・家計を本気で見直したい時は「固定費」「生活費」「特別費」の3つの支出に「収入」「貯蓄」を加えた5つを見直しましょう。
お知らせ
こちらの記事は書籍(1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる! 「ズボラ家計管理」トレーニング )に収められました。
赤ちゃんとママ社様にて全国に配布される機関誌に掲載、ダイヤモンドZAIにも掲載されました。
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