家計簿の費目(項目)の考え方

【家計簿の項目一覧表】差が出る初心者がやりがちNG費目分け!

家計管理といえば、「家計簿」!でも、「家計簿の項目(費目)選び」で、お金が貯まるスピードに差が出るということはご存知ですか?

家計簿の項目(費目)を間違えると、せっかく家計簿をつけているのにお金が貯まらない!なんてことにもなりかねません。

たくさんある項目(費目)の中から何を選べばいいのか分からない。自由に考えたもののお金が貯まらない。家計簿をつけるのに時間がかかる。家計簿をつけているのに何をどうしていいか分からない。

そんなもやっとした「家計簿」になってしまっているのは、実は家計簿の項目選びが原因かもしれません。

家計簿歴15年以上、家計簿&家計管理アドバイザーの私が考える初心者がやりがちなNG家計簿の項目(費目)を紹介します。

なお、こちらの家計簿の項目の分け方については、テレビで放送もされ、雑誌にも掲載された方法です。書籍にも納められています。

よくある家計簿の項目(費目)一覧表

よくある家計簿の項目一覧表は以下のようなものです。

項目(費目)名 内容
食費 食事に関わる支出
日用品費 日用品に関わる支出
医療費 医療にかかわる費用(治療費など)
交通費 交通にかかわる費用(駐車場料金、新幹線、電車代など)
教育費 子どもの教育にかかわる費用(教材費など)
子ども費 子どもにかかわる費用(子供用衣類、おもちゃなど)
衣服費 衣服にかかわる費用(洋服、靴、下着など)
交際費 交際にかかわる費用(お土産、プレゼント、友人との食事会など)
習い事費 習い事にかかわる費用(月謝、衣装代、教材費、会場費、遠征費など)
赤ちゃん費 赤ちゃんにかかわる費用(オムツ、おもちゃ、ベビーカーなど)
外食費 外食にかかわる費用
車費 車にかかわる費用(ガソリン代、修理費、カー用品など)
美容費 美容にかかわる費用(美容院、化粧品など)
趣味費 趣味にかかわる費用(グッズの収集費用、食べ歩き費用、ハンドメイド費用など)

などなどたくさんありますよね。ここにさらに固定で引かれる携帯電話や生命保険などの支出も加わるので、家計簿全体の項目(費目)の数は相当多くなります。

ほとんどの家計簿は、このような項目(費目)から好きなものを選びましょうと言われます。

しかし、この項目(費目)選びを間違えている方がほとんどです。

つけても貯まらない初心者のNG家計簿

家計簿の項目(費目)を間違えると、「つけても貯まらない家計簿」になってしまいます。

特に家計簿初心者がおちいりがちなNGポイントは以下の4つです。

1.項目(費目)が多すぎる

いざ家計簿をはじめようと思って、はりきるのはいいのですが、「あれもこれも管理しなくては・・」と欲張りすぎて、いつの間にか項目が増えすぎている家計簿

これは一見細かく分けていて、しっかり管理しているように見えますが、実は、予算管理がめちゃくちゃになる原因になります。

細かくすればするほど、ちょっとずつ予算オーバー。

でも、そのちょっとずつを集めると実は大きな予算オーバーになっていることに気が付かない。

項目(費目)が多すぎる家計簿ほど「予算を立てても守れない」という負のループにはまりやすいのです。

2.毎月でない支出にも項目(費目)を作っている

「医療費」「クリーニング」「美容院」「衣服費」「交際費」「交通費」など、月に1回あるかないか、月によってはゼロという支出にも項目(費目)を作っている

人によっては毎月必ずある場合もありますが、わが家はこれは毎月の支出ではないという支出にまで費目を作っていると、のちのち集計をする時に、非常に面倒くさい手間になります。

余計な費目がある家計簿ほど続かない傾向があります。

また、せっかく予算を作っても、月によって守れたり守れなかったりとバラつきがでやすくなります。予算を立てても守れない家計簿になる可能性が高くなります。

3.何をどこにつけるかが分かっていない

食事に関連する支出だから・・と「外食」を「食費」にするのは大NG
カフェや、フードコートで休憩のつもりで買ったアイスクリーム代、自動販売機で買ったジュースなども初心者は「食費」にしてしまいがち。

このように、つけると「食費」がいつの間にか肥大して、予算オーバー。

しかも、なぜ予算オーバーしてしまったのか、自分ではよく分からないという原因に。
食費には、食卓に上る最低限の食事以外は入れない。(レシートから抜き出すのが面倒くさいので、スーパーで買ったお菓子やジュースは少額であれば食費のままでOK)

このような工夫のない家計簿は、つけても貯まらない場合が多いのです。

4.つけ方をしょっちゅう変える

つけ始めたはいいけど、なんかモヤっとする・・。
じゃあここをこうして・・と自分なりの工夫するのはいいのですが、毎月のように項目(費目)を変えたり、つけ方を変えたりと、あれこれやりすぎ

そのうち何がしたいのか自分でもさっぱりわからなくなる。

いつの間にか家計簿ジプシー。迷宮入りして、永遠に出口がみつからない・・・。

これではつけ方が安定&定着しないので、つけるだけで貯まる仕組みがなかなか作れません。

脱!初心者。つけるだけで貯まる家計簿の工夫

上記のような家計簿初心者がおちいりがちなNG家計簿になっていても大丈夫。

はじめはみんな初心者です。

みなさんこのような失敗を繰り返しながら、家計簿上級者になっていきます。

でも、いちはやく効果を実感したいのであれば、上記のようなありがちNGをさけて、より効果的な方法をご自身の家計簿に取り入れていきましょう。

家計簿上級者への近道のために実践したいのは、以下の4つ。

1.項目(費目)をまとめる

家計簿の項目(費目)は、4~8費目程度にまとめるのが正解
家計簿歴15年以上の私の経験からして、項目(費目)を2個など極端に減らしすぎても、訳が分からなくなるので、大体4~8費目にするのがベター。

「そんなに少なくうまくまとめられない・・・」という場合に、活躍するのが、当ブログで推奨している「娯楽費」「特別費」という費目です。

娯楽費・・イベント性がない毎月のちょっとした支出

例:外食、1000円程度のちょっとした医療費、100円ショップの雑貨、フライパン、まないた、公園や動物園などちょっとしたレジャー。

■娯楽費について詳しくは以下の記事で紹介しています。

あきの家計簿
娯楽費とは?月平均や内訳の例。家計簿の交際費やレジャー費との違いは?家計簿に「娯楽費」という費目を作ったけれど、「娯楽費」という項目に何を書けばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。 ...

特別費・・比較的高額なイベント性のある支出

例:入院など高額な医療費、歯医者の定期健診、美容院、冠婚葬祭、まとまって購入する衣服、旅行、家電、インテリア。

■特別費について詳しくは以下の記事で紹介しています。

【特別費】はいくら?特別費の内訳・年間予算の立て方・貯める方法(まとめ)毎月あるわけではないけど、年間を通じて考えるとある支出を「特別費」と言います。 固定資産税、車検、自動車税などの税金関係から、旅行...

この二つの費目を使うと、交際費、交通費、衣服費、医療費、美容費、など細かくなってしまう支出をたった2つの費目でカバーできます。

オススメは、「食費」「日用品」「娯楽費」「特別費」という4つの費目を必須として、「小遣い」「習い事」といった必要な費目を追加し、4~8費目にまとめる方法。

費目を最低限にすることで、つける手間が減るだけでなく、ちょっとずつの予算オーバーを防ぐことができます。

2.毎月でない支出には項目(費目)を作らない

毎月でない支出には、項目(費目)は作る必要はありません。

1.で紹介した通り、「娯楽費」「特別費」を使うことで、毎月でない支出をカバーすることができます。

たとえば、「ガソリン費」「医療費」といった費目も、毎月1回以上必要という場合以外は作る必要はありません。

また、「交際費」「交通費」「衣服費」と言った費目も、使う月は使うけど、使わない月はゼロになる場合は作る必要はありません。

月によっては空欄になってしまう費目を作ってしまうと、費目名を家計簿に記入する手間が発生しているのに何も書かずに月の作業が終わるなど、作業がムダが発生します。

また、月によって支払いがあったりなかったりという費目は、基本的に「単独では予算を守るのが難しい費目」です。

例えば衣服費月5000円と予算を決めても、4月は0円なのに、5月は10000円になってしまったというような支出のばらつきを生みやすいのです。

このような月によってデコボコになりやすい支出は、「娯楽費」「特別費」のような複合費を使って、全体的に予算を守るという方法が有効です。

例えば、今月は娯楽費の予算は月3万円まで。子供服を5000円買ってしまったから外食を減らして予算を守ろうなど、予算を守るための知恵が働くように費目は分けなくては意味がありません。

このように、月によってあったりなかったりする支出に対して費目をつくらないというだけで、家計簿をつける手間を減らすことができます。

また、予算も守りやすくなります。

3.何をどこにつけるかを明確にする

食事に関連する支出であっても、外食は「娯楽費」。

カフェやフードコートで休憩のつもりで買ったアイスクリーム代、自動販売機で買ったジュースも「娯楽費」。

ついでに、何気なく日用品にいれがちな、100円均一ショップの雑貨も「娯楽費」。

このようにして、とくにまず「食費」「日用品」に余計な支出を入れないようにするのが、「つけるだけで貯まる家計簿」の基本です。

■家計簿の食費とは?については以下の記事で紹介しています。

食費・日用品節約術
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■家計簿の日用品とは?については以下の記事で紹介しています。

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これって日用品費?!やりがちNG家計簿のつけ方&書き方の例!家計簿に「日用品費」を作ったというあなた!でも、その「日用品費」に何を書けばいいのか知っていますか? ついつい日用品費にいれがちな...

このように家計簿につけることで、余計な支出で費用がムダに膨らむことがなくなり、純粋な「食費」や「日用品」の費用がいくらなのか?が自分でも分かるようになります。

純粋な「食費」や「日用品」の予算が分かるようになると、自然に「食費」や「日用品」の予算も立てやすく守りやすくなります。

ちなみに、「食費」や「日用品」は一緒に購入することが多いので、「食・日用品費」として家計簿につけてもよいかというご質問も多くいただきますが、初心者の方には初めは分けてつけることをオススメしています。

なぜなら初心者の方が「食・日用品費」としてしまうと、「食費」や「日用品」の予算が守れない理由が「食費」のせいなのか「日用品」のせいなのかが分からなくなってしまうからです。

ご自分の課題に気づけない家計簿のつけ方をしてしまうと、「つけても貯まらない家計簿」になってしまいます。

家計簿をつけるに従い、予算が守れるようになったら「食・日用品費」として家計簿につけるという方法をオススメします。

■食費、日用品が混ざっているときの家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。

食費・日用品節約術
食費と日用品費が混ざっている場合の正しい家計簿の内訳、つけ方(書き方)は?日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします! ※その他免責事項をお読みください。 今回のご相談内容 初めま...

4.とりあえず、3ヵ月はやってみる

家計簿をつけているのに貯まらない、わかりにくい。

これは、きっとフォーマットがしっくり来ていないから・・・。

とあれこれフォーマットを変えてしまわずに、まずはじっくり3ヶ月はやってみることをオススメします。

せっかく家計簿をつけているのにお金が貯まらないのは、一言でいえば上記のような理由で、「予算管理がしっかりしにくいつけ方」をしているせいであることが多いものです。

つまり、どうやって線を引くかというようなフォーマットのせいではないことがほとんどなのです。

予算管理がしっかりできる方法なら、アプリでも、エクセルでも、手書きでも、家計簿をつけない袋分けでも貯められます。

家計簿で大切な事は、どういう方法をつかうかという外側のフォーマットではなく、内側の中身です。

仕組みの作り方が間違っているから貯まらないのです。

わが家の家計簿の項目一覧

ちなみに、わが家の家計簿の項目(費目)は以下のとおりです。

分類 項目(費目)名
銀行引き落とし 住宅ローン
管理費
電気
ガス
水道
生命保険
携帯電話
小学校
幼稚園
特別費(引き落とし)
繰り上げ返済
現金でやりくりする支出 食費
日用品
夫小遣い
教育費(教材費)
習い事
娯楽費
特別費(現金)

固定支出(住宅ローンなど)の項目(費目)は必要な数だけ作っていますが、現金でやりくりする部分は「食費」「日用品」「夫小遣い」「教育費」「習い事」「娯楽費」「特別費」のたった7費目です。

夫の小遣いは毎月定額ではなく、時々追加で渡す金額が発生するため費目として作成していますが、小遣いは毎月定額を渡すだけという場合は費目にしなくてもよいでしょう。

ムダな費目は作らないように最小限にしています。できる限りシンプルに絞りこむのがコツです。

ムダな費目を作らないことで集計の手間を減らし、家計簿にかかる時間を短縮しています。

また、あちこちの費目に予算を作らなくてもすむため、計算も難しくなりません。

家計簿の項目まとめ

家計簿初心者にありがちなNGを現在やってしまっていても、気が付いた時に修正すれば大丈夫。

はじめから完ぺきな人なんていないものです。

マネしてみたら本当に貯まった!という声がたくさん届いています。

自分に合った方法で、「つけるだけで貯まる家計簿」を目指してくださいね!

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家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。 節約や貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。著書に 「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる!「ズボラ家計管理」トレーニング」他

POSTED COMMENT

  1. ちいこ より:

    毎日こちらのブログと書籍読んでます。バイブルです(笑)
    今まで月単位で考えていたのがダメだったとやっと気付きました。
    年単位で予算を組めば、赤字でも焦らない、黒字でも散財しない‥ですね。
    目からウロコです。ありがとうございます!

  2. あき より:

    ちいこさん コメントありがとうございます!
    家計管理は、月で組むとどうしても窮屈な生活になりすぎる方の方が多いです。
    なおかつ、無理をするので、結局訳が分からなくなる。
    それよりも年単位で黒字にしていくと、いつも穏やかな気持ちで家計に取り組めますよね♪ブログも書籍もご覧いただき本当にありがとうございます!

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