一人暮らし30代女性の家計簿。いくら貯金をしても将来が不安です。
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関するご質問にお答えするコーナー」です。
※その他免責事項をお読みください。
あきさん、こんにちは。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/28857108 にて家計診断をしていただき、貯金が少しずつ出来るようになりました。
一人暮らし女性、33歳の会社員です。
年間
家賃 8万円✕12=96万円
電気ガス 5000円✕12=6万円
水道 3000円✕6回=1.8万円
スマホと光回線 6000円✕12=7.2万円(格安スマホ乗換済み)
スマホ本体費 1830円✕12=2.2万円(そろそろ支払い終了)
食費 1.5万円✕12=18万円
生活用品 2000円✕12=2.4万円
医療費 2000円✕12=2.4万円
娯楽費(交際費や美容服飾費) 3万円✕12=36万円
特別費20万円(家具や家電買い替え)
収入
半年前に転職をしました。
以前は手取り25万円、ボーナスは寸志でした。
現在の月収、今後のボーナス
月収手取り30万円
ボーナス手取り60万円✕年2回=120万円(業績変動あり)
現在の貯蓄
定期預金100万円
普通預金250万円
なるべく毎月10万〜15万を貯金してます。ボーナスの一部は特別費に回す予定で、今年は賃貸の更新で20万ほど、さらに家電の故障に備えて、さらに20万ほど特別費にするつもりです。
物価上昇で食費もガス電気も上昇しており、不安です。
持病があり、医療保険に入れないのも変わらず、貯金は増えたましたが安心できません。
積立NISAやふるさと納税をしたほうがいいのかなと思いつつ、それより貯金をもっと増やすべき?と手を出せていません。
不安を解消するにはどうしたらいいでしょうか。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「家計診断」についてですね。
具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。
続いて、質問者様の家計の状況を確認してみましょう。
家賃 8万円✕12=96万円
電気ガス 5000円✕12=6万円
水道 3000円✕6回=1.8万円
スマホと光回線 6000円✕12=7.2万円(格安スマホ乗換済み)
スマホ本体費 1830円✕12=2.2万円(そろそろ支払い終了)
食費 1.5万円✕12=18万円
生活用品 2000円✕12=2.4万円
医療費 2000円✕12=2.4万円
娯楽費(交際費や美容服飾費) 3万円✕12=36万円
合計172万円(月14.3万円)
質問者様の家計では、毎月の支出が約14.3万円となっています。
質問者様の月収は30万円ということですから、毎月約15万円ほどの黒字のようです。「なるべく毎月10万〜15万を貯金してます。」ということですから、月の支出には多少の変動があるご様子ですが、それでも毎月黒字であることが分かります。
特別費20万円(家具や家電買い替え)
質問者様の家計では、年間20万円ほどを「特別費」として計上しているご様子です。しかし、実際には、「ボーナスの一部は特別費に回す予定で、今年は賃貸の更新で20万ほど、さらに家電の故障に備えて、さらに20万ほど特別費にするつもりです。」とあることから、年間で20万円だけで収まってはいないように見受けられます。
おそらく年間50万円ほどを毎年特別費として見積もると丁度良い印象でしょうか。
ご相談者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。
現状では大きな問題のある家計とは感じられませんが、いくつか現在の家計状況のポイントをお伝えしていきます。
とはいえ、娯楽費が月3万円あるなど、何のお楽しみもない状況でもなく、できる範囲で生活を楽しまれていることも分かります。
全体的に支出は良く抑えられているのですが、食費については、やや少なすぎる印象があります。
最近は物価高でもあるため、食費がやや少なすぎるようにも思いますので、無理をして節約しているのであれば、もう少し予算を増やしても良いかと思います。
ご年齢から考えると、あと数年は貯蓄を増やしても良いかなと思いますが、ある程度のところまで貯蓄に成功したら、次は、「投資」など、別のステップを検討するということも充分に視野に入れられる家計状況ではないでしょうか。
持病がおありになるという点では、少し心配は残りますが、体調との折り合いをつけながら今後も働き続けることができれば安心です。
例えば、65歳までの32年間、毎年100万円の貯蓄を継続すれば、それだけで老後には3200万円の貯蓄が可能になります。今後は、「老後までにいくら貯めたいのか」「そのために何年後までにいくら貯めたいのか」といった長期的な視点を取り入れるとさらによいでしょう。
現状では、「非常に順調」な状況ですから、まずは、「現金での貯蓄は500万円まで」など、自分なりの貯蓄の目標額を決め、その後は、まだお若いのですから投資などについて勉強されるのも人生経験として無駄ではないと思います。
まだまだ老後を迎えるまでには長いのですから、「1円も損をしないで安全に生活すること」よりも、投資に限らず、スキルアップのための勉強などをして、さらにご自分の世界を広げることにチャレンジしても良いのではないかと思います。
人生は一度きりですから、お若い今のうちだからこそできることにもチャレンジし、「どんな人生を送りたいのか」といった壮大な課題に対しても考えを巡らせてみるのもおもしろいかもしれません。
ぜひこれからも楽しんで家計を管理されて行ってくださいね。応援しています。
■参考:今回の質問者様の過去の家計簿はこちらです。
■参考:その他、一人暮らしの方の家計簿についてはこちらで紹介しています。
■参考:その他のみなさんの家計簿については以下にまとめてあります。
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
■無料で家計管理アドバイザーに相談できます。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
あきさん、こんにちは。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/28857108 にて家計診断をしていただき、貯金が少しずつ出来るようになりました。
一人暮らし女性、33歳の会社員です。
年間
家賃 8万円✕12=96万円
電気ガス 5000円✕12=6万円
水道 3000円✕6回=1.8万円
スマホと光回線 6000円✕12=7.2万円(格安スマホ乗換済み)
スマホ本体費 1830円✕12=2.2万円(そろそろ支払い終了)
食費 1.5万円✕12=18万円
生活用品 2000円✕12=2.4万円
医療費 2000円✕12=2.4万円
娯楽費(交際費や美容服飾費) 3万円✕12=36万円
特別費20万円(家具や家電買い替え)
収入
半年前に転職をしました。
以前は手取り25万円、ボーナスは寸志でした。
現在の月収、今後のボーナス
月収手取り30万円
ボーナス手取り60万円✕年2回=120万円(業績変動あり)
現在の貯蓄
定期預金100万円
普通預金250万円
なるべく毎月10万〜15万を貯金してます。ボーナスの一部は特別費に回す予定で、今年は賃貸の更新で20万ほど、さらに家電の故障に備えて、さらに20万ほど特別費にするつもりです。
物価上昇で食費もガス電気も上昇しており、不安です。
持病があり、医療保険に入れないのも変わらず、貯金は増えたましたが安心できません。
積立NISAやふるさと納税をしたほうがいいのかなと思いつつ、それより貯金をもっと増やすべき?と手を出せていません。
不安を解消するにはどうしたらいいでしょうか。
「家計診断」についてですね。
年間収支の確認
具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。
収入480万円
支出192万円
収支は年間約288万円の黒字の予定ということですね。支出192万円
家計の確認
続いて、質問者様の家計の状況を確認してみましょう。
月の家計
まず質問者様の月の家計について見てみましょう。家賃 8万円✕12=96万円
電気ガス 5000円✕12=6万円
水道 3000円✕6回=1.8万円
スマホと光回線 6000円✕12=7.2万円(格安スマホ乗換済み)
スマホ本体費 1830円✕12=2.2万円(そろそろ支払い終了)
食費 1.5万円✕12=18万円
生活用品 2000円✕12=2.4万円
医療費 2000円✕12=2.4万円
娯楽費(交際費や美容服飾費) 3万円✕12=36万円
合計172万円(月14.3万円)
質問者様の家計では、毎月の支出が約14.3万円となっています。
質問者様の月収は30万円ということですから、毎月約15万円ほどの黒字のようです。「なるべく毎月10万〜15万を貯金してます。」ということですから、月の支出には多少の変動があるご様子ですが、それでも毎月黒字であることが分かります。
特別費
質問者様の家計うち、特別費にあたる支出は以下の通りです。特別費20万円(家具や家電買い替え)
質問者様の家計では、年間20万円ほどを「特別費」として計上しているご様子です。しかし、実際には、「ボーナスの一部は特別費に回す予定で、今年は賃貸の更新で20万ほど、さらに家電の故障に備えて、さらに20万ほど特別費にするつもりです。」とあることから、年間で20万円だけで収まってはいないように見受けられます。
おそらく年間50万円ほどを毎年特別費として見積もると丁度良い印象でしょうか。
家計の見直し
ご相談者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。
全体的な家計状況
質問者様の家計は、全体的によく考えられている家計です。 年間収入が増加したこともあり、以前と比べても、比較的余裕のある家計状況であることが分かります。現状では大きな問題のある家計とは感じられませんが、いくつか現在の家計状況のポイントをお伝えしていきます。
1.全体的に支出が少ない
質問者様の家計の毎月の支出は基本的には月15万円で収まっていることから、それほど大きな贅沢をしている印象もなく、堅実な家計管理を継続されていることが分かります。とはいえ、娯楽費が月3万円あるなど、何のお楽しみもない状況でもなく、できる範囲で生活を楽しまれていることも分かります。
2.食費がやや少ない
食費 1.5万円✕12=18万円全体的に支出は良く抑えられているのですが、食費については、やや少なすぎる印象があります。
最近は物価高でもあるため、食費がやや少なすぎるようにも思いますので、無理をして節約しているのであれば、もう少し予算を増やしても良いかと思います。
3.貯蓄額は立派
前回ご相談いただいた時は、貯蓄50万円ということでしたので、そこから300万円の貯蓄に成功していると考えると、大変立派です。ご年齢から考えると、あと数年は貯蓄を増やしても良いかなと思いますが、ある程度のところまで貯蓄に成功したら、次は、「投資」など、別のステップを検討するということも充分に視野に入れられる家計状況ではないでしょうか。
4.長期的なプランを考えよう
現在30代ということもあり、ご年齢から考えるとまだまだ働き盛りです。持病がおありになるという点では、少し心配は残りますが、体調との折り合いをつけながら今後も働き続けることができれば安心です。
例えば、65歳までの32年間、毎年100万円の貯蓄を継続すれば、それだけで老後には3200万円の貯蓄が可能になります。今後は、「老後までにいくら貯めたいのか」「そのために何年後までにいくら貯めたいのか」といった長期的な視点を取り入れるとさらによいでしょう。
5.投資やふるさと納税
ふるさと納税については、実質の負担金以外は負担がないと考えれば、すぐに始めても問題ない状況と考えます。投資については、元本が減るリスクもありますから、リスクとのバランスを考えながら検討していくと良いでしょう。6.まとめ
質問者様の家計は、全体的によく考えられている家計状況です。貯蓄も順調に増えているご様子で何よりです。当方の家計簿を長年にわたり実践していただき、実際に貯蓄に成功していらっしゃるとご連絡いただき、私も嬉しく思います。現状では、「非常に順調」な状況ですから、まずは、「現金での貯蓄は500万円まで」など、自分なりの貯蓄の目標額を決め、その後は、まだお若いのですから投資などについて勉強されるのも人生経験として無駄ではないと思います。
まだまだ老後を迎えるまでには長いのですから、「1円も損をしないで安全に生活すること」よりも、投資に限らず、スキルアップのための勉強などをして、さらにご自分の世界を広げることにチャレンジしても良いのではないかと思います。
人生は一度きりですから、お若い今のうちだからこそできることにもチャレンジし、「どんな人生を送りたいのか」といった壮大な課題に対しても考えを巡らせてみるのもおもしろいかもしれません。
ぜひこれからも楽しんで家計を管理されて行ってくださいね。応援しています。
■参考:今回の質問者様の過去の家計簿はこちらです。
■参考:その他、一人暮らしの方の家計簿についてはこちらで紹介しています。
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります。■参考:その他のみなさんの家計簿については以下にまとめてあります。
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
■無料で家計管理アドバイザーに相談できます。
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