3人家族の家計簿公開!子供1人30代。毎月余裕がないです。
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- 手取り年収400万円の家計
読者の皆さんからの家計相談に家計簿&家計管理アドバイザーがお答えする無料家計相談&家計診断コーナー。
今回の相談者様は、30代のご夫婦。9ヵ月のお子さん1人の3人家族のご家庭です。
奥様は専業主婦。ご主人の手取り年収は400万円以上ありますが、毎月生活に余裕がないとご相談いただきました。
※その他免責事項をお読みください。
◎家族構成◎
夫(32)、妻(30)、子ども(9ヶ月)
1、収入
・夫 年間440万円
・妻 年間0円
・児童手当 年間18万円
あき計算補足 年間458万円
2、銀行支出
●アパート家賃 年間60万円(月5万円)
●生命保険 年間14万4千円(月1万2千円)
○電気代 年間12万円(月1万円)
○ガス代 年間12万円(月1万円)
○食費 年間48万円(月4万円)
○日用品 年間43万2千円(月3万6千円)
○インターネット代 年間4万8千円(月4千円)
○携帯代 年間8万4千円(7千円)
○ガソリン代 年間18万円(月1万5千円)
○車の保険代 年間12万円(月1万円)
○タバコ代 年間24万円(月2万円)
合計 256万8千円
別の銀行支出
●学資保険 年間18万円(月1万5千円)
3、現金支出
・先取り貯金 年間24万円(月2万円)
・現金 年間12万円(月1万円)
・小遣い 年間12万円(月1万円)
・車検 年間13万2千円(月1万1千円)
・車税 年間6万円(月5千円)
・大型出費用 年間6万円(月5千円)
合計 73万2千円
銀行支出では、家賃と生命保険以外はクレジットカードを使用しています。
食費用とその他生活費用と2枚のクレジットカードを使用しているのですが、それぞれ使用期間と引き落とし日が違います。
食費用のカードは1日〜月末分を翌々月4日、その他生活費用のカードは16日〜15日分を翌月10日に引き落としです。
クレジットカードの方がポイントが貯まるということで、夫がカード払いできるものはカード払いしてほしいということで、ずっとクレジットカードを使用しています。
使用期間と引き落とし日がそれぞれ違うので、どのように家計簿をつけて管理をすれば良いのか、また夫の給料日が毎月15日なので、家計簿の開始日を1日か15日どちらにすれば良いか悩んでいます。
子どもが生まれてから出費が増え、毎月の予算をオーバーしてしまう月も度々あり、繰越し金でまかなっているので、毎月余裕がないです。
我が家の場合、プロの方に相談した方が良いのでしょうか。
こちらで相談に乗っていただけるのでしたら、アドバイスをよろしくお願いします。
こんにちは。家計簿&家計管理アドバイザーのあきです。
ご相談者様は現在ご夫婦ともに30代。9ヵ月のお子さんが一人と、お子さんのこれからの成長が楽しみな時期ですね。
しかし、反面これからかかる教育費についての不安がよぎり、始まったばかりの家計のやりくりをどのようにしていけばいいか悩む時期でもあります。
具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。
収入 458万円
支出 348万円
収支は年間約110万円の黒字の予定ということですね。
今回のご相談は「毎月余裕がない」とのことですが、計算上は年間110万円の貯蓄があることになります。
このお金をしっかり貯金出来ているのであれば、年間110万円の貯金ができているはずです。
学資保険 年間18万円(月1万5千円)
先取り貯金 年間24万円(月2万円)
こちらもありますから、年間152万円の貯金ができている計算になります。
もしも、上記の通りに貯金ができているのであれば、年間手取り収入458万円に対し、貯蓄は年間152万円と手取り収入の約33%を貯蓄に回している状況です。
一般的な年間貯金額の理想的な割合は1割~2割程度ですから、非常によく貯蓄ができていることになります。
■参考:理想の年間貯金額については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/582
これだけ貯蓄ができていれば、通常上記のようなお悩みはないと思うのですが、このようなお悩みをがあるということは、計算上の家計とは違う何らかの問題がある家計と考えられます。
というようなよくある家計管理の方法にとらわれ過ぎている可能性があります。
上記の点を踏まえて、以下の点について家計の見直しをされることをオススメいたします。
・車検 年間13万2千円(月1万1千円)
・車税 年間6万円(月5千円)
・大型出費用 年間6万円(月5千円)
ご相談者様の家計では特別費の計上はありますが、大型支出の予算が年間6万円と非常に少ないと言えます。
そのため、その他の出費があれば貯金を崩すという家計管理になりやすい傾向があります。
特別費と貯金は別のものと考え、もう少し特別費に予算を割くように検討してもよいでしょう。
■参考:特別費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7062239
■参考:特別費と貯金の区別については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4655131
ご相談者様の家計では、計算上は年間150万円以上貯蓄ができている家計簿にはなっていますが、特別費の計上金がほとんどないことからいったんは貯金として計上したお金を崩すという家計管理になっている可能性があります。
一度貯金したお金を崩している状況であれば、年間150万円という貯金額は見せかけだけ黒字の家計簿になってしまいます。
このような見せかけだけ黒字の家計簿は意味がありませんので、しっかりと特別費を計上することで正しい貯金額が把握できるように工夫してみてはいかがでしょうか。
■参考:見せかけだけ黒字の家計簿については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/17553
続けて、クレジットカードの利用と家計簿への記載についてのご質問にお答えします。
クレジットカードの家計簿への記載については、各クレジットカード会社の締め日については特に気にする必要はありません。
今月いくらクレジットカードを使ったかという利用額だけ気にするようにしましょう。
クレジットカードは利用することでポイントが貯まる便利なものではありますが、利用することで家計管理がうまくいかないようでは本末転倒です。
クレジットカードを利用しても上手に管理ができるように工夫しましょう。
■参考:クレジットカードの締め日とのズレについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4814
■参考:クレジットカードの家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/969
おそらく、質問者様は、家計の全体が把握できていないのではないかと推測されます。
計算通りの貯蓄ができていれば、家計管理にも自信を持つことができる節約上手な奥様であると思いますが、何らかの事情により「生活に余裕がない」と感じられているのはとてももったいないことです。
お金が貯められないタイプ別診断で考えると、理想を追い求めてしまいがちな家計に近いように感じます。
子供が生まれたから学資保険に入らなくては、車も持たなくては、貯金はしっかりしなくてはと収入に対して理想を追い求めすぎ、旅行にもいけない家計に転落している可能性があります。
収支のバランスがとれるようになるともう少しゆとりのある家計にすることができると考えられますので、今一度家計の予算配分を検討されてみてはいかがでしょうか。
■参考:チェックリストでできる!お金の貯められないタイプ別診断については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/647
読者の皆さんからいただいた同じくらいの年収の方の過去記事一覧は手取り年収400万円台の家計簿一覧からご覧いただけます。
今回の相談者様は、30代のご夫婦。9ヵ月のお子さん1人の3人家族のご家庭です。
奥様は専業主婦。ご主人の手取り年収は400万円以上ありますが、毎月生活に余裕がないとご相談いただきました。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
◎家族構成◎
夫(32)、妻(30)、子ども(9ヶ月)
1、収入
・夫 年間440万円
・妻 年間0円
・児童手当 年間18万円
あき計算補足 年間458万円
2、銀行支出
●アパート家賃 年間60万円(月5万円)
●生命保険 年間14万4千円(月1万2千円)
○電気代 年間12万円(月1万円)
○ガス代 年間12万円(月1万円)
○食費 年間48万円(月4万円)
○日用品 年間43万2千円(月3万6千円)
○インターネット代 年間4万8千円(月4千円)
○携帯代 年間8万4千円(7千円)
○ガソリン代 年間18万円(月1万5千円)
○車の保険代 年間12万円(月1万円)
○タバコ代 年間24万円(月2万円)
合計 256万8千円
別の銀行支出
●学資保険 年間18万円(月1万5千円)
3、現金支出
・先取り貯金 年間24万円(月2万円)
・現金 年間12万円(月1万円)
・小遣い 年間12万円(月1万円)
・車検 年間13万2千円(月1万1千円)
・車税 年間6万円(月5千円)
・大型出費用 年間6万円(月5千円)
合計 73万2千円
銀行支出では、家賃と生命保険以外はクレジットカードを使用しています。
食費用とその他生活費用と2枚のクレジットカードを使用しているのですが、それぞれ使用期間と引き落とし日が違います。
食費用のカードは1日〜月末分を翌々月4日、その他生活費用のカードは16日〜15日分を翌月10日に引き落としです。
クレジットカードの方がポイントが貯まるということで、夫がカード払いできるものはカード払いしてほしいということで、ずっとクレジットカードを使用しています。
使用期間と引き落とし日がそれぞれ違うので、どのように家計簿をつけて管理をすれば良いのか、また夫の給料日が毎月15日なので、家計簿の開始日を1日か15日どちらにすれば良いか悩んでいます。
子どもが生まれてから出費が増え、毎月の予算をオーバーしてしまう月も度々あり、繰越し金でまかなっているので、毎月余裕がないです。
我が家の場合、プロの方に相談した方が良いのでしょうか。
こちらで相談に乗っていただけるのでしたら、アドバイスをよろしくお願いします。
こんにちは。家計簿&家計管理アドバイザーのあきです。
ご相談者様は現在ご夫婦ともに30代。9ヵ月のお子さんが一人と、お子さんのこれからの成長が楽しみな時期ですね。
しかし、反面これからかかる教育費についての不安がよぎり、始まったばかりの家計のやりくりをどのようにしていけばいいか悩む時期でもあります。
年間収支の確認
具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。
収入 458万円
支出 348万円
収支は年間約110万円の黒字の予定ということですね。
今回のご相談は「毎月余裕がない」とのことですが、計算上は年間110万円の貯蓄があることになります。
このお金をしっかり貯金出来ているのであれば、年間110万円の貯金ができているはずです。
学資保険 年間18万円(月1万5千円)
先取り貯金 年間24万円(月2万円)
こちらもありますから、年間152万円の貯金ができている計算になります。
家計の問題点は?
もしも、上記の通りに貯金ができているのであれば、年間手取り収入458万円に対し、貯蓄は年間152万円と手取り収入の約33%を貯蓄に回している状況です。
一般的な年間貯金額の理想的な割合は1割~2割程度ですから、非常によく貯蓄ができていることになります。
■参考:理想の年間貯金額については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/582
子どもが生まれてから出費が増え、毎月の予算をオーバーしてしまう月も度々あり、繰越し金でまかなっているので、毎月余裕がないです。
我が家の場合、プロの方に相談した方が良いのでしょうか。
これだけ貯蓄ができていれば、通常上記のようなお悩みはないと思うのですが、このようなお悩みをがあるということは、計算上の家計とは違う何らかの問題がある家計と考えられます。
- 上記の通りに貯金が出来ていない
- 特別費の管理ができていない
- 毎月黒字にしなくてはいけないと思いすぎている
- ボーナス、手当は全額貯金しなくてはいけないと思いすぎている
というようなよくある家計管理の方法にとらわれ過ぎている可能性があります。
家計の問題点を整理しよう
上記の点を踏まえて、以下の点について家計の見直しをされることをオススメいたします。
特別費の管理をする
・車検 年間13万2千円(月1万1千円)
・車税 年間6万円(月5千円)
・大型出費用 年間6万円(月5千円)
ご相談者様の家計では特別費の計上はありますが、大型支出の予算が年間6万円と非常に少ないと言えます。
そのため、その他の出費があれば貯金を崩すという家計管理になりやすい傾向があります。
特別費と貯金は別のものと考え、もう少し特別費に予算を割くように検討してもよいでしょう。
■参考:特別費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7062239
■参考:特別費と貯金の区別については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4655131
見せかけだけ黒字の家計簿にしない
ご相談者様の家計では、計算上は年間150万円以上貯蓄ができている家計簿にはなっていますが、特別費の計上金がほとんどないことからいったんは貯金として計上したお金を崩すという家計管理になっている可能性があります。
一度貯金したお金を崩している状況であれば、年間150万円という貯金額は見せかけだけ黒字の家計簿になってしまいます。
このような見せかけだけ黒字の家計簿は意味がありませんので、しっかりと特別費を計上することで正しい貯金額が把握できるように工夫してみてはいかがでしょうか。
■参考:見せかけだけ黒字の家計簿については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/17553
クレジットカードと家計簿
続けて、クレジットカードの利用と家計簿への記載についてのご質問にお答えします。
クレジットカードの家計簿への記載については、各クレジットカード会社の締め日については特に気にする必要はありません。
今月いくらクレジットカードを使ったかという利用額だけ気にするようにしましょう。
クレジットカードは利用することでポイントが貯まる便利なものではありますが、利用することで家計管理がうまくいかないようでは本末転倒です。
クレジットカードを利用しても上手に管理ができるように工夫しましょう。
■参考:クレジットカードの締め日とのズレについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4814
■参考:クレジットカードの家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/969
家計診断(まとめ)
おそらく、質問者様は、家計の全体が把握できていないのではないかと推測されます。
計算通りの貯蓄ができていれば、家計管理にも自信を持つことができる節約上手な奥様であると思いますが、何らかの事情により「生活に余裕がない」と感じられているのはとてももったいないことです。
お金が貯められないタイプ別診断で考えると、理想を追い求めてしまいがちな家計に近いように感じます。
子供が生まれたから学資保険に入らなくては、車も持たなくては、貯金はしっかりしなくてはと収入に対して理想を追い求めすぎ、旅行にもいけない家計に転落している可能性があります。
収支のバランスがとれるようになるともう少しゆとりのある家計にすることができると考えられますので、今一度家計の予算配分を検討されてみてはいかがでしょうか。
■参考:チェックリストでできる!お金の貯められないタイプ別診断については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/647
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