食費・日用品までカード払いにすることのリスク!
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家計簿&家計管理アドバイザーが日頃の「家計管理に関する疑問や質問」にお答えします。
※その他免責事項をお読みください。
食費、日用品費についてご相談させて下さい。
私は近所のスーパーが提携している会社のクレジットカードを所有しておりまして、このカードを使ってそのスーパーで買い物すると5%引きになる為、食料品、日用品はほぼこのカードで買い物をしております。
よくないのですが、カード払いの為、つい買いすぎてしまう傾向にあり、更に現金で他のスーパーやドラッグストアでも買い物をする事がある為、家計簿にどの様に記入していくか悩んでおります。
一番いいのは手間がかかっても手元にある現金から取り分ける方法でしょうか?
ご教授頂けると幸いです。よろしくお願い致します。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「カード払いにしている食費、日用品」についてですね。
スーパーが提携しているクレジットカードなどがあると、食費や日用品が常時5%オフになると考えるとどうしてもクレジットカードを使いたくなる気持ちはよく分かります。
しかし、食費や日用品費までクレジットカードで支払うとどうしても支払いが過剰になるリスクはいなめません。
なぜなら「手持ちの金額以上の買い物が容易にできてしまうため」です。
例えば、手元に2000円の現金しかない状態で買い物に行けば2000円以下で納めなくてはと考えますが、クレジットカードだと2000円と予算を決めて買い物に出かけても「ちょっとオーバーしちゃったけどまあいいか」と考えてしまいがちです。
ちょっとした予算オーバーも1ヵ月つづくと月に数千円、人によっては数万円の差が出ます。
クレジットカードを使うと5%オフになるということですが、5%オフになる金額以上に使いすぎていたら何の節約にもならないということになります。
また、食費・日用品といった日々の支払いは毎日のことなので、気が付くとクレジットカードでの支払いがたまりすぎ、給料が入ったらカードの支払いで現金が残らないという家計の悪循環を引き起こすことがあるので注意が必要です。
政府もキャッシュレス決済を後押ししていることもあり、キャッシュレスにすることで割引やポイントが多く得られ大変お得です。
ですから、これからは食費・日用品費までクレジットカードで支払うことで支出が増えてしまうリスクがあるということを理解したうえで、上手にキャッシュレスでの支払いを管理するということが求められるようになります。

食費・日用品の支出もクレジットカード払いにしてお得に支払いたいという時は、家計簿などを利用してしっかり家計を管理しながらキャッシュレスを利用することをオススメします。
質問者様もおっしゃるように、クレジットカードの支払いがそれほど多くないのであればクレジットカードで支払いをしたら、お財布から使った金額を抜き、封筒などに保管。
引き落とし月に口座に戻すという作業を繰り返すというのも有効な手段です。
しかし、クレジットカードでの支払いが多すぎると、毎回財布から現金を抜くという作業が面倒になることがあります。
引き抜く現金の端数がちょうどの金額で用意できないと「まあいいや明日で・・」などと先延ばしにしているうちにわけがわからなくなったりする可能性もあります。
そのようなことにならないように、おススメするとしたら、
ひとまず家計簿にはつける。
支出計にはいれるけれど、残高は引かない。
月末にごっそり精算する。
という方法がオススメです。
例えば、
残高20000円からスタートした場合の家計簿のつけ方は以下のようになります。
というように、カード払いのみ(C)などと記入して、分かるようにしておき、支出計には入れるけど、残高は引かない。
月末に一気に清算して、ごっそり現金を抜いて封筒に保管するという方法です。
これなら、毎回現金を抜く手間が省けます。
また、キャッシュレスの支払いが多い時の家計簿のつけ方としては、残高などを記載しない方法があります。
毎回現金を抜くのではなく、現金は口座に入れっぱなしという方法でも構わないと思います。
わが家ではメインの家計簿アプリに「Zaim」を利用しています。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
食費、日用品費についてご相談させて下さい。
私は近所のスーパーが提携している会社のクレジットカードを所有しておりまして、このカードを使ってそのスーパーで買い物すると5%引きになる為、食料品、日用品はほぼこのカードで買い物をしております。
よくないのですが、カード払いの為、つい買いすぎてしまう傾向にあり、更に現金で他のスーパーやドラッグストアでも買い物をする事がある為、家計簿にどの様に記入していくか悩んでおります。
一番いいのは手間がかかっても手元にある現金から取り分ける方法でしょうか?
ご教授頂けると幸いです。よろしくお願い致します。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「カード払いにしている食費、日用品」についてですね。
食費・日用品までクレジットカード払いにするリスク
スーパーが提携しているクレジットカードなどがあると、食費や日用品が常時5%オフになると考えるとどうしてもクレジットカードを使いたくなる気持ちはよく分かります。
しかし、食費や日用品費までクレジットカードで支払うとどうしても支払いが過剰になるリスクはいなめません。
なぜなら「手持ちの金額以上の買い物が容易にできてしまうため」です。
例えば、手元に2000円の現金しかない状態で買い物に行けば2000円以下で納めなくてはと考えますが、クレジットカードだと2000円と予算を決めて買い物に出かけても「ちょっとオーバーしちゃったけどまあいいか」と考えてしまいがちです。
ちょっとした予算オーバーも1ヵ月つづくと月に数千円、人によっては数万円の差が出ます。
クレジットカードを使うと5%オフになるということですが、5%オフになる金額以上に使いすぎていたら何の節約にもならないということになります。
また、食費・日用品といった日々の支払いは毎日のことなので、気が付くとクレジットカードでの支払いがたまりすぎ、給料が入ったらカードの支払いで現金が残らないという家計の悪循環を引き起こすことがあるので注意が必要です。
食費・日用品をキャッシュレスにするなら
とはいえ、今はキャッシュレスの時代です。政府もキャッシュレス決済を後押ししていることもあり、キャッシュレスにすることで割引やポイントが多く得られ大変お得です。
ですから、これからは食費・日用品費までクレジットカードで支払うことで支出が増えてしまうリスクがあるということを理解したうえで、上手にキャッシュレスでの支払いを管理するということが求められるようになります。
食費・日用品までカード払いにする時は

一番いいのは手間がかかっても手元にある現金から取り分ける方法でしょうか?
質問者様もおっしゃるように、クレジットカードの支払いがそれほど多くないのであればクレジットカードで支払いをしたら、お財布から使った金額を抜き、封筒などに保管。
引き落とし月に口座に戻すという作業を繰り返すというのも有効な手段です。
しかし、クレジットカードでの支払いが多すぎると、毎回財布から現金を抜くという作業が面倒になることがあります。
引き抜く現金の端数がちょうどの金額で用意できないと「まあいいや明日で・・」などと先延ばしにしているうちにわけがわからなくなったりする可能性もあります。
そのようなことにならないように、おススメするとしたら、
ひとまず家計簿にはつける。
支出計にはいれるけれど、残高は引かない。
月末にごっそり精算する。
という方法がオススメです。
例えば、
残高20000円からスタートした場合の家計簿のつけ方は以下のようになります。
~〇〇〇〇年度4月分の毎月の家計簿~ | |||||
日付 | 食費 | 日用品 | … | 支出計 | 残高 |
4/1 | 1,000(C) | 1,000 | … | 2,000 | 19,000 |
4/2 | 1,000(C) | 500 | … | 1,500 | 18,500 |
4/3 | 1,000(C) | … | 1,000 | 18,500 | |
4/4 | 1,000 | … | 1,000 | 17,500 | |
合計 | 4,000 | 1,500 | … | 5,500 | 17,500 うちカード払い 3,000 (残高14,500) |
というように、カード払いのみ(C)などと記入して、分かるようにしておき、支出計には入れるけど、残高は引かない。
月末に一気に清算して、ごっそり現金を抜いて封筒に保管するという方法です。
これなら、毎回現金を抜く手間が省けます。
また、キャッシュレスの支払いが多い時の家計簿のつけ方としては、残高などを記載しない方法があります。
毎回現金を抜くのではなく、現金は口座に入れっぱなしという方法でも構わないと思います。
コード決済の履歴や家計簿アプリを利用する
手書きの家計簿の場合は、上記のような手順で管理するのをオススメしますが、手書きの家計簿は苦手という方はコード決済の履歴や家計簿アプリを利用するというのもオススメできます。わが家ではメインの家計簿アプリに「Zaim」を利用しています。
コメント
コメント一覧 (2)
理解が違えば申し訳ないです…
またご指摘ありがとうございます!ま・・間違えていました!!ので修正しました^^
この度はありがたいご指摘本当にありがとうございました♡