手取り年収900万円台の家計簿公開!ほぼ1000万円の収入の活用法
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- 手取り年収600万円以上の家計
日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!
※その他免責事項をお読みください。
あきさん、はじめまして。
これから家を建てるにあたり、家計を見直しているところです。
家計簿はつけていたのですが、「つけているだけ」で、節約に結びついておらず、先月から、あきさんの方法でつけ始めたところです。
ところで、いままでの家計簿データをもとに、予算を立ててみたのですが、たぶん、それぞれの費目が少しずつ大きくなっているものと思います。
もしあきさんなら、各項目どのくらいの予算とするか、参考に教えてもらいたく、メールしました。
よろしくお願いします。
(勤務環境として、共働き、新聞必要、車2台必要(ガソリンも)です)
●家族構成●
夫(44)、妻(39)、子(5)、子(2)
1、収入(手取り)
夫婦合計 946万円
手当 年間30万円
合計 年間976万円
2、銀行支出(年間)
保育料 759600円(月63300円)
習い事 187488円
車任意保険 104720円
新聞 35760(月2980)
NHK 38760円
住居費 659900円(月52600円+年28700円)
電気代 90000円(月7500)
ガス代 132000円(月11000円)
水道 78000(月6500)
インターネット 55956円(月4663)
生命保険 360908円
保険(学資、個人年金) 1619294円
合計 4122386円
3、現金支出(年間)
食費(ヨシケイ) 319200円(月26600円)
食費(現金) 400800円(月33400円)
日用品 252000円(月21000円)
夫婦小遣い(昼食、衣類、携帯含む) 1080000円(月45000円×2人)
娯楽 300000円(月25000円)
教育費(現金) 18110円
ガソリン 216000円(月18000円)
家電買替え 80000円
車維持費(自動車税・自賠責・車検点検)276193円(車2台+原付)
年間イベント(旅行、交際費、こども行事)535440円
医療費 154000円
合計 3631743円
4.支出合計 7754129円
5.収支 2005871円
ここから
積立(車買替え) 600000円
積立(児童手当) 300000円
をしています。
6.今後の支出予定(年間)
住宅ローンほか 1484819円
個人年金払い込み終了 -672000円
今後の収支 293052円
です。
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計診断」についてですね。
まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。
収支は年間約35万円の黒字の予定ということですね。
保険(学資、個人年金) 1619294円
と、貯蓄性商品にも加入していますから、年間の貯金は360万円くらいあるとみなしてもいいでしょう。
そのあと、積み立てなどをされているなど、細かな収支がやや不明瞭なところがあります。
質問者様の家計は、年間の手取り収入がほぼ1000万円と、収入が多いことが強みとなります。
ご夫婦の年齢もまだまだお若く、ご主人は定年60歳としてもまだ16年ありますし、奥様は20年以上あります。
住宅ローン分支出が増えたとしても、今の住居費と個人年金の分支出が減り、年間支出は790万円となりますから、年間186万円は残ります。そこに、学資などのこり100万円がありますから、年間で286万円の貯金。
車の費用は貯金とみなしたくないという計算にしても、年間226万円の貯金になります。
年間200万円以上貯められれば、これからの15年で、3000万円以上確実に貯められる可能性があります。
ここまで余裕があるのであれば、ただ貯金するだけでなく、投資などにも積極的に挑戦していってほしいところです。
支出は、質問者様もお気づきの通り、全体的にやや肥大しています。
電気代 90000円(月7500)
ガス代 132000円(月11000円)
水道 78000(月6500)
食費(ヨシケイ) 319200円(月26600円)
食費(現金) 400800円(月33400円)
日用品 252000円(月21000円)
夫婦小遣い(昼食、衣類、携帯含む) 1080000円(月45000円×2人)
と、生活の基本となる支出が全体的にやや大きめです。
特に日用品の費用が高いと言えます。
■参考:日用品の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11628
娯楽 300000円(月25000円)
家電買替え 80000円
年間イベント(旅行、交際費、こども行事)535440円
収入にたいして、娯楽費や特別費で用意されている「お楽しみ」は収入に対してやや少な目です。
小遣いがそれなりにあり、衣類などの費用は小遣いで賄っているとしても、それ以外のお楽しみがやや少なく、その分日用品など日常的な支出が多めで、全体的に支出にメリハリが少ないと感じます。
電気代 90000円(月7500)
ガス代 132000円(月11000円)
水道 78000(月6500)
食費(ヨシケイ) 319200円(月26600円)
食費(現金) 400800円(月33400円)
日用品 252000円(月21000円)
こちらの支出を全体的に抑え、現在約127万円を、約20万円は最低でもへらし、107万円ほどにします。
その分、家電買い替えと年間イベントを20万円増やします。
減らした分を増やしただけですので、全体的な年間貯金額には差がありません。
来年からは住宅ローンが上がるけど、個人年金の支払いが終わるからその分は支出が減らせるという意味かな?と読み取りましたがが、もしそういう意味なら、住宅ローンが上がってもそれほど年間の負担額が増えすぎることはないので、大きく家計を改善しなくてはいけないという必要性はないように感じます。
他にも細かく言えば、私だったら・・という配分をすることはできますが、それほどそうしなくてはいけない必要性を感じないので、私だったらという点はあえてカンタンに触れさせていただきました。
今のところは、多少支出は肥大していますが、年間で貯金もしっかりできていますし、今すぐなんとかしなくては!と緊急性を感じる支出の見直しはないように感じます。
ただ、お子さんが大きくなった時、どのように変化していくかは注意して見守る必要があります。
収入が多い方というのは、お付き合いされる方の生活レベルも高い傾向があります。
周りの方に合わせて高額塾、習い事、私立受験、留学・・としていると、あっという間に赤字に転落することもあります。
今は家賃が少なめなので、生活環境的にも生活レベルの高い方々が集まる都心にお住まいということでもないのかな?と感じますが、住宅ローンの金額はやや高めなので、都心へお引越しされるのか、ご年齢的にローンの契約年数を短く組まれたのかな?と推測いたします。
質問者様の家計は、収入が多いため、多少支出が肥大していても賄えるという点が最大のメリットです。
削ろうと思えば削れる支出はたくさんありますが、現状では貯蓄もできいるのでそこまでして支出を減らす必要性があるかという点で、より節約できる予算のご提案は見送らせていただきました。
現状では大きな問題はないという点についてはご安心くださいね。
ただ、今後ご主人や奥様の収入が減ってしまった場合に赤字に転落する可能性は否定できませんので、収入が多いからと言ってあまり油断しすぎないほうがよいでしょう。
収入が高い方というのは、いつの間にか支出が増えてしまい「収入が多いのに貯まらない」という家計になりやすい傾向があります。
以下のお金が貯められないタイプ別診断もよろしければあわせてご利用ください。
■参考:高収入なのに貯められないタイプについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/1844
■参考:チェックリストで分かる!お金が貯められないタイプ別診断は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/647
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。
・手取り年収600万円台以上の家計のまとめ
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105
■参考:家計簿&家計管理アドバイザーに無料で相談できます。
https://kakeibo.kosodate-info.com/mail
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
あきさん、はじめまして。
これから家を建てるにあたり、家計を見直しているところです。
家計簿はつけていたのですが、「つけているだけ」で、節約に結びついておらず、先月から、あきさんの方法でつけ始めたところです。
ところで、いままでの家計簿データをもとに、予算を立ててみたのですが、たぶん、それぞれの費目が少しずつ大きくなっているものと思います。
もしあきさんなら、各項目どのくらいの予算とするか、参考に教えてもらいたく、メールしました。
よろしくお願いします。
(勤務環境として、共働き、新聞必要、車2台必要(ガソリンも)です)
●家族構成●
夫(44)、妻(39)、子(5)、子(2)
1、収入(手取り)
夫婦合計 946万円
手当 年間30万円
合計 年間976万円
2、銀行支出(年間)
保育料 759600円(月63300円)
習い事 187488円
車任意保険 104720円
新聞 35760(月2980)
NHK 38760円
住居費 659900円(月52600円+年28700円)
電気代 90000円(月7500)
ガス代 132000円(月11000円)
水道 78000(月6500)
インターネット 55956円(月4663)
生命保険 360908円
保険(学資、個人年金) 1619294円
合計 4122386円
3、現金支出(年間)
食費(ヨシケイ) 319200円(月26600円)
食費(現金) 400800円(月33400円)
日用品 252000円(月21000円)
夫婦小遣い(昼食、衣類、携帯含む) 1080000円(月45000円×2人)
娯楽 300000円(月25000円)
教育費(現金) 18110円
ガソリン 216000円(月18000円)
家電買替え 80000円
車維持費(自動車税・自賠責・車検点検)276193円(車2台+原付)
年間イベント(旅行、交際費、こども行事)535440円
医療費 154000円
合計 3631743円
4.支出合計 7754129円
5.収支 2005871円
ここから
積立(車買替え) 600000円
積立(児童手当) 300000円
をしています。
6.今後の支出予定(年間)
住宅ローンほか 1484819円
個人年金払い込み終了 -672000円
今後の収支 293052円
です。
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計診断」についてですね。
全体的な感想について
まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。
年間収支は?
収入976万円
支出776万円
支出776万円
収支は年間約35万円の黒字の予定ということですね。
保険(学資、個人年金) 1619294円
と、貯蓄性商品にも加入していますから、年間の貯金は360万円くらいあるとみなしてもいいでしょう。
そのあと、積み立てなどをされているなど、細かな収支がやや不明瞭なところがあります。
収入がとても多い
質問者様の家計は、年間の手取り収入がほぼ1000万円と、収入が多いことが強みとなります。
ご夫婦の年齢もまだまだお若く、ご主人は定年60歳としてもまだ16年ありますし、奥様は20年以上あります。
住宅ローン分支出が増えたとしても、今の住居費と個人年金の分支出が減り、年間支出は790万円となりますから、年間186万円は残ります。そこに、学資などのこり100万円がありますから、年間で286万円の貯金。
車の費用は貯金とみなしたくないという計算にしても、年間226万円の貯金になります。
年間200万円以上貯められれば、これからの15年で、3000万円以上確実に貯められる可能性があります。
ここまで余裕があるのであれば、ただ貯金するだけでなく、投資などにも積極的に挑戦していってほしいところです。
支出は全体的にやや大きい
支出は、質問者様もお気づきの通り、全体的にやや肥大しています。
電気代 90000円(月7500)
ガス代 132000円(月11000円)
水道 78000(月6500)
食費(ヨシケイ) 319200円(月26600円)
食費(現金) 400800円(月33400円)
日用品 252000円(月21000円)
夫婦小遣い(昼食、衣類、携帯含む) 1080000円(月45000円×2人)
と、生活の基本となる支出が全体的にやや大きめです。
特に日用品の費用が高いと言えます。
■参考:日用品の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11628
ややメリハリ不足
娯楽 300000円(月25000円)
家電買替え 80000円
年間イベント(旅行、交際費、こども行事)535440円
収入にたいして、娯楽費や特別費で用意されている「お楽しみ」は収入に対してやや少な目です。
小遣いがそれなりにあり、衣類などの費用は小遣いで賄っているとしても、それ以外のお楽しみがやや少なく、その分日用品など日常的な支出が多めで、全体的に支出にメリハリが少ないと感じます。
もしも私だったら
電気代 90000円(月7500)
ガス代 132000円(月11000円)
水道 78000(月6500)
食費(ヨシケイ) 319200円(月26600円)
食費(現金) 400800円(月33400円)
日用品 252000円(月21000円)
こちらの支出を全体的に抑え、現在約127万円を、約20万円は最低でもへらし、107万円ほどにします。
その分、家電買い替えと年間イベントを20万円増やします。
減らした分を増やしただけですので、全体的な年間貯金額には差がありません。
来年からは住宅ローンが上がるけど、個人年金の支払いが終わるからその分は支出が減らせるという意味かな?と読み取りましたがが、もしそういう意味なら、住宅ローンが上がってもそれほど年間の負担額が増えすぎることはないので、大きく家計を改善しなくてはいけないという必要性はないように感じます。
他にも細かく言えば、私だったら・・という配分をすることはできますが、それほどそうしなくてはいけない必要性を感じないので、私だったらという点はあえてカンタンに触れさせていただきました。
問題は子供が大きくなった時
今のところは、多少支出は肥大していますが、年間で貯金もしっかりできていますし、今すぐなんとかしなくては!と緊急性を感じる支出の見直しはないように感じます。
ただ、お子さんが大きくなった時、どのように変化していくかは注意して見守る必要があります。
収入が多い方というのは、お付き合いされる方の生活レベルも高い傾向があります。
周りの方に合わせて高額塾、習い事、私立受験、留学・・としていると、あっという間に赤字に転落することもあります。
今は家賃が少なめなので、生活環境的にも生活レベルの高い方々が集まる都心にお住まいということでもないのかな?と感じますが、住宅ローンの金額はやや高めなので、都心へお引越しされるのか、ご年齢的にローンの契約年数を短く組まれたのかな?と推測いたします。
まとめ
質問者様の家計は、収入が多いため、多少支出が肥大していても賄えるという点が最大のメリットです。
削ろうと思えば削れる支出はたくさんありますが、現状では貯蓄もできいるのでそこまでして支出を減らす必要性があるかという点で、より節約できる予算のご提案は見送らせていただきました。
現状では大きな問題はないという点についてはご安心くださいね。
ただ、今後ご主人や奥様の収入が減ってしまった場合に赤字に転落する可能性は否定できませんので、収入が多いからと言ってあまり油断しすぎないほうがよいでしょう。
収入が高い方というのは、いつの間にか支出が増えてしまい「収入が多いのに貯まらない」という家計になりやすい傾向があります。
以下のお金が貯められないタイプ別診断もよろしければあわせてご利用ください。
■参考:高収入なのに貯められないタイプについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/1844
■参考:チェックリストで分かる!お金が貯められないタイプ別診断は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/647
関連記事
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。
・手取り年収600万円台以上の家計のまとめ
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105
■参考:家計簿&家計管理アドバイザーに無料で相談できます。
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