30代で貯蓄2000万円の家計簿公開!二人暮らし年間500万円貯金でも小遣いは月2万円
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- 手取り年収600万円以上の家計
日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。
※その他免責事項をお読みください。
初めまして。
よくあきさんのブログを拝見しています。
この度は家計診断をお願いしたく、メールを送らせていただきました。
現在の状況は以下の通りになります。
●家族構成●
夫(30代前半)、妻(30代前半)
1、昨年の収入(手取り)
夫 年間600万円
妻 年間230万円
合計 年間830万円
2、昨年の支出
●固定費
住宅ローン 年間83.5万円
固定資産税 年間13万円
住民税(妻のみ) 年間9万円
●変動支出
電気代 年間6.7万円
ガス代 年間3.6万円
水道代 年間2.6万円
食費 年間43.7万円
外食 年間15.3万円
被服費 年間1.6万円
日用品 年間3万円
医療費 年間5万円
旅費 年間32万円
雑費 年間56.6万円
夫婦小遣い 年間24万円
携帯電話 年間2.8万円
ネット代 年間3.1万円
NHK 年間1.4万円
●年間合計支出 306.9万円
3.補足
・保険は団体信用保険、火災保険(個人賠償責任保険もオプションで加入)、地震保険に加入。既に支払い済み。
・2年分の生活費相当の貯金があるため、生命、医療、がん保険は加入しない。
・住宅ローン残額1800万円
・総資産2000万円(現金740万円、リスク資産1260万円)
・基本クレジットカード払いだが、毎月の項目に全て記入。
4.相談内容
結婚当初から家計簿を夫婦でつけています。
固定費である通信費や保険の見直し、電力・ガス会社の変更を行い、自分たちなりに節約をしてきました。
それ以外の項目はあまり気にせず好きに旅行や外食を楽しみながらお金を使っています。
もし子供ができたとしても、外食費や旅行の部分がなくなるため、貯金は継続できるかと思います。
しかし、第三者から見てどう感じるか、無駄な部分がないか知りたく相談しました。
よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計診断」についてですね。
まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。
収支は年間523万円の黒字の予定ということですね。
質問者様の家計は、なんと収入の半分以上が貯金!
年間500万円以上を貯蓄する非常に優秀な家計です。
二人暮らしということで、お子さんがいらっしゃらないため支出が小さくまとめられるのは当然としても、それでも非常に多くの貯金をされています。
食費 年間43.7万円
外食 年間15.3万円
被服費 年間1.6万円
日用品 年間3万円
医療費 年間5万円
雑費 年間56.6万円
雑費に何が含まれているのかよく分かりませんので、娯楽にあたる支出として考えると、基本の生活費は、年間で125.2万円(月10万5千円)で、そのうち食費と日用品は46.7万円(月3.9万円)なので、娯楽費は月に6.6万円。
支出のバランスとして非常に良い状況です。貯金も出来た上で、娯楽費がある程度しっかりあることで、ケチケチするだけでなく生活も充実させることができます。
衣服費が異常に少ないのですが、これは雑費で衣服費をまかなっているということなのでしょうか?
そうでない場合は、非常にケチくささが漂ってしまいますが、今回は、雑費に含まれているものとして考えさせていただきます。
一般的には、浪費になりがちなので、娯楽に関する費用が高いのは考え物なのですが、おそらく質問者様であれば、きちんと管理されて使われていると思いますので、問題ないでしょう。
旅費 年間32万円
旅行にもお金を使われているという点では、メリハリも出来ています。
質問者様の家計は、非常に貯金がしやすい家計と言えます。
また、旅行や雑費などにもお金を使われているので、メリハリもあり、ケチすぎるということもありません。
ただ、唯一気になるのは、
夫婦小遣い 年間24万円
ご夫婦で、月2万円の小遣いという点です。
ご主人は、手取りで600万円も収入があるのですから、それなりの役職などにもつかれていると思うのですが、それでも夫婦で小遣いが月2万円は少なすぎる印象です。
小遣いを少なめにし、その分娯楽費用を多めにとっているのではないかと思いますが、今一度小遣いの金額については見直されてみてはいかがでしょうか。
■参考:小遣いの範囲については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16610
質問者様の家計は、年間で500万円以上を貯金しているという点ではとても優秀なのです。
30代と若くしてすでに貯蓄が2000万円あり、年間500万円ずつ貯金もできていれば、定年まで25年としても貯蓄は1億以上になるのではないかと予測されます。
これでもまだ気にしているのは「無駄な部分がないか」とさらに削れる支出についてという点が非常に気になります。
小遣いを夫婦で月2万円にし、年間500万円貯めていても、さらにムダがないかを気にして、一体何のためにそれほどまでに貯金にこだわるのかという点が気になります。
年間でいくらかは資格取得のための勉強代として捻出している
年間でいくらは衣服などにもお金をかけている(お付き合い上の装いとして)
旅行だけでなくインテリアにもお金をかけている(こちらも交際上の理由として)
数年後に起業するのが夫婦の夢。だから今は頑張って節約して起業のための資金を貯めている
など、自己研鑽や交際費のための支出や目的があると、さらにお金の使い方に魅力が出るのではないでしょうか。
せっかくお金があるのに、ただお金を貯めるだけに意識を向けていると感じられるところが非常にもったいない家計と言えます。
年間100万円ほど勉強費を追加したとしても、まだ年間で400万円貯金できるわけですから、これくらいの自己投資は全く問題ないのではと感じます。
質問者様の家計は、固定の支出がとても少なく、収入が多いという点で、非常に貯まりやすい家計と言えます。
ただ、全体的に多少の娯楽はありますが、貯蓄にやや偏りすぎているという印象です。
お好みにもよりますが、興味があれば、もう少し勉強のための資金の捻出をされてもよいのではないかと考えます。
私の個人的な考えとしては、
ムダな支出があるか?もっと引き締めるところはあるか?ということよりも、もっとお金を生かすにはどうしたらいいか?自分を成長させるにはどうしたらいいか?という点について考えた方がいいのではないかと感じます。
ちなみに、節約術という点では、雑誌に掲載されてもおかしくないほどの節約家ですので、そのような分野に行かれるのもご興味によっては、面白いのではないでしょうか。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。
・手取り年収600万円台以上の家計のまとめ
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
初めまして。
よくあきさんのブログを拝見しています。
この度は家計診断をお願いしたく、メールを送らせていただきました。
現在の状況は以下の通りになります。
●家族構成●
夫(30代前半)、妻(30代前半)
1、昨年の収入(手取り)
夫 年間600万円
妻 年間230万円
合計 年間830万円
2、昨年の支出
●固定費
住宅ローン 年間83.5万円
固定資産税 年間13万円
住民税(妻のみ) 年間9万円
●変動支出
電気代 年間6.7万円
ガス代 年間3.6万円
水道代 年間2.6万円
食費 年間43.7万円
外食 年間15.3万円
被服費 年間1.6万円
日用品 年間3万円
医療費 年間5万円
旅費 年間32万円
雑費 年間56.6万円
夫婦小遣い 年間24万円
携帯電話 年間2.8万円
ネット代 年間3.1万円
NHK 年間1.4万円
●年間合計支出 306.9万円
3.補足
・保険は団体信用保険、火災保険(個人賠償責任保険もオプションで加入)、地震保険に加入。既に支払い済み。
・2年分の生活費相当の貯金があるため、生命、医療、がん保険は加入しない。
・住宅ローン残額1800万円
・総資産2000万円(現金740万円、リスク資産1260万円)
・基本クレジットカード払いだが、毎月の項目に全て記入。
4.相談内容
結婚当初から家計簿を夫婦でつけています。
固定費である通信費や保険の見直し、電力・ガス会社の変更を行い、自分たちなりに節約をしてきました。
それ以外の項目はあまり気にせず好きに旅行や外食を楽しみながらお金を使っています。
もし子供ができたとしても、外食費や旅行の部分がなくなるため、貯金は継続できるかと思います。
しかし、第三者から見てどう感じるか、無駄な部分がないか知りたく相談しました。
よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計診断」についてですね。
全体的な感想について
まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。
年間収支は?
収入830万円
支出307万円
支出307万円
収支は年間523万円の黒字の予定ということですね。
家計の気になる点は?
質問者様の家計は、なんと収入の半分以上が貯金!
年間500万円以上を貯蓄する非常に優秀な家計です。
二人暮らしということで、お子さんがいらっしゃらないため支出が小さくまとめられるのは当然としても、それでも非常に多くの貯金をされています。
支出の内訳をみてみよう!
食費 年間43.7万円
外食 年間15.3万円
被服費 年間1.6万円
日用品 年間3万円
医療費 年間5万円
雑費 年間56.6万円
雑費に何が含まれているのかよく分かりませんので、娯楽にあたる支出として考えると、基本の生活費は、年間で125.2万円(月10万5千円)で、そのうち食費と日用品は46.7万円(月3.9万円)なので、娯楽費は月に6.6万円。
支出のバランスとして非常に良い状況です。貯金も出来た上で、娯楽費がある程度しっかりあることで、ケチケチするだけでなく生活も充実させることができます。
衣服費が異常に少ないのですが、これは雑費で衣服費をまかなっているということなのでしょうか?
そうでない場合は、非常にケチくささが漂ってしまいますが、今回は、雑費に含まれているものとして考えさせていただきます。
一般的には、浪費になりがちなので、娯楽に関する費用が高いのは考え物なのですが、おそらく質問者様であれば、きちんと管理されて使われていると思いますので、問題ないでしょう。
旅費 年間32万円
旅行にもお金を使われているという点では、メリハリも出来ています。
唯一気になるのは小遣い
質問者様の家計は、非常に貯金がしやすい家計と言えます。
また、旅行や雑費などにもお金を使われているので、メリハリもあり、ケチすぎるということもありません。
ただ、唯一気になるのは、
夫婦小遣い 年間24万円
ご夫婦で、月2万円の小遣いという点です。
ご主人は、手取りで600万円も収入があるのですから、それなりの役職などにもつかれていると思うのですが、それでも夫婦で小遣いが月2万円は少なすぎる印象です。
小遣いを少なめにし、その分娯楽費用を多めにとっているのではないかと思いますが、今一度小遣いの金額については見直されてみてはいかがでしょうか。
■参考:小遣いの範囲については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16610
お金の生かし方を考えよう
質問者様の家計は、年間で500万円以上を貯金しているという点ではとても優秀なのです。
30代と若くしてすでに貯蓄が2000万円あり、年間500万円ずつ貯金もできていれば、定年まで25年としても貯蓄は1億以上になるのではないかと予測されます。
これでもまだ気にしているのは「無駄な部分がないか」とさらに削れる支出についてという点が非常に気になります。
小遣いを夫婦で月2万円にし、年間500万円貯めていても、さらにムダがないかを気にして、一体何のためにそれほどまでに貯金にこだわるのかという点が気になります。
年間でいくらかは資格取得のための勉強代として捻出している
年間でいくらは衣服などにもお金をかけている(お付き合い上の装いとして)
旅行だけでなくインテリアにもお金をかけている(こちらも交際上の理由として)
数年後に起業するのが夫婦の夢。だから今は頑張って節約して起業のための資金を貯めている
など、自己研鑽や交際費のための支出や目的があると、さらにお金の使い方に魅力が出るのではないでしょうか。
せっかくお金があるのに、ただお金を貯めるだけに意識を向けていると感じられるところが非常にもったいない家計と言えます。
年間100万円ほど勉強費を追加したとしても、まだ年間で400万円貯金できるわけですから、これくらいの自己投資は全く問題ないのではと感じます。
まとめ
質問者様の家計は、固定の支出がとても少なく、収入が多いという点で、非常に貯まりやすい家計と言えます。
ただ、全体的に多少の娯楽はありますが、貯蓄にやや偏りすぎているという印象です。
お好みにもよりますが、興味があれば、もう少し勉強のための資金の捻出をされてもよいのではないかと考えます。
私の個人的な考えとしては、
ムダな支出があるか?もっと引き締めるところはあるか?ということよりも、もっとお金を生かすにはどうしたらいいか?自分を成長させるにはどうしたらいいか?という点について考えた方がいいのではないかと感じます。
ちなみに、節約術という点では、雑誌に掲載されてもおかしくないほどの節約家ですので、そのような分野に行かれるのもご興味によっては、面白いのではないでしょうか。
関連記事
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。
・手取り年収600万円台以上の家計のまとめ
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105
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