わが家の収入は少ない?多い?家計簿の年間収入を計算する方法。
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わが家の収入は少ないの?多いの?と気になる方も多いのではないでしょうか。
家計を再生、改善するためには、まずは家計の現状を正確に把握する必要があります。
家計は「収入、支出、貯蓄(残高)」の3つから成り立っています。
今回は、そのうち「収入」を年間で計算する方法を紹介します。
まず、家計簿や家計管理で使用する収入は一般的な税込み年収とは異なり、手取りでいくらかということが重要になります。
家計簿や家計管理は実際に収入として入ってきた金額をどのように管理するかを把握するものですから、税金などを引いた手取り収入で計算する方法が一番わかりやすい方法となります。
■参考:家計簿の収入とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4804
ここでいう収入とは、上記の通り、税込みではなく手取りで計算します。
お給料や手当てが銀行振込であれば、通帳を見れば分かりますから、家計簿をつけていなくても簡単に実践できます。
まずは家計簿や、通帳を見ながら直近1年分の収入を書き出してみます。
給料(夫)
給料(妻)
年金
手当(児童手当など)
その他(祝い金など)
など、いくつかの項目に分けてそれぞれ集計します。
期間は、4月~3月までの年度単位が一番分かりやすいですが1月~12月でもかまいません。
また、お給料日が25日の方は25日からスタートしてもかまいません。
4月1日~3月31日分
3月25日~4月24日分
1月1日~12月31日分
12月25日~12月24日分
など1年の区切りはご自身で決めていただいて構わないのですが、とにかく1年分である必要があります。
「正確に」と書きましたが、1円単位まで正確であることにはこだわらなくても大丈夫です。
あまりにどんぶり勘定にならなければOKです。
家計簿をつけていない場合は手渡しでいただいた現金収入が把握しにくいと思いますが、思い出せる限り書き出して見ましょう。
以下具体的な記入例となります。
このように1年分の収入を書き出してみます。
年間収入を一覧表にすると以下のようになります。家計簿に収入を記載する際にも以下のように記載するとわかりやすい家計簿にすることができます。
1番重要なのは、1年分の収入の合計です。
記入例の場合は、1年間の収入は550万円となります。
各項目の合計金額を見てみましょう。
例の場合は、
夫・・・・・年間500万円
妻・・・・・年間24万円
手当・・・・年間24万円
その他・・・年間2万円
となります。
上記の記入例の場合は、1年分の収入は550万円ですが、手当てとその他お祝いでの収入が26万円あります。
お祝いなどはいただけない年もありますよね。
公的手当ては子供の年齢などで支給対象から外れる年もあります。
このようにいくつかの項目にわけて収入の実績を集計してみると、公的手当てなどの割合が意外と高いと感じたり、給与収入は思ったより少ないと感じたりすると思います。
もう一つ例を挙げてみましょう。
給与(夫婦2人分)・・・年間500万円
手当・・・・・・・・・・年間50万円
その他・・・・・・・・・年間60万円
合計・・・・・・・・・・年間610万円
年間収入だけをみると、年間で610万円の収入があります。
しかし、実は児童手当や幼稚園の助成金などの公的手当やその他親族からの入園や出産のお祝い金が多いので、給与がそれほど多いわけでなない、ということが分かります。
もう一つ例を見てみましょう。
給与・・・年間100万円
年金・・・年間250万円
合計・・・年間350万円
「お金がない」「うちは収入が少ないから」が口癖の方でしたが、なんと年間に350万円も収入がありました。
350万円 ÷ 12ヶ月 = 1ヶ月約29万円。
住宅ローンも完済し、子育てもしていない方でしたが、「お金がない」と言いながら、毎月29万円も使って生活していた、ということが分かります。
もしもあまりに収入が少なすぎる場合は、我が家の場合は収入を増やすことも考える必要があるな、という見通しを立てることもできますよね。
このように、1年間の収入だけを集計しただけでも多くの情報が得られます。
貯金を殖やすためにできることは、実はとても簡単な法則。
この1年分の収入より少ない金額で生活する。
それだけでいいのです。
だから、この1年間でいくら収入があるかということを知るのはとても大切です。
ここで重要なのは、毎月の収入の金額ではなく、年間の収入の金額を正確に把握することです。
お金が貯められない方というのは、「月収がいくらか」というのは大体把握できていますが、「年間収入がいくらか」ということについては知らないという方が多いのです。
実はわが家も、家計が迷走していた10年以上、「月収」は把握していたものの、この「年間収入」を正確に把握していませんでした。
これから家計簿や家計管理に挑戦したい方は、ぜひ年間収入を計算してみることをオススメします。
収入の実績が書き出せたら次は理想の年間貯金額を計算してみます。
↓次の記事はこちらです。
・理想の年間貯金額とは?
■家計診断一覧に戻るにはこちら
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2298
家計を再生、改善するためには、まずは家計の現状を正確に把握する必要があります。
家計は「収入、支出、貯蓄(残高)」の3つから成り立っています。
今回は、そのうち「収入」を年間で計算する方法を紹介します。
家計簿や家計管理の収入とは?
これから家計簿をつけたり、家計管理をはじめようとするときに必要になる収入とは何か?ということに迷う方が多くいます。まず、家計簿や家計管理で使用する収入は一般的な税込み年収とは異なり、手取りでいくらかということが重要になります。
家計簿や家計管理は実際に収入として入ってきた金額をどのように管理するかを把握するものですから、税金などを引いた手取り収入で計算する方法が一番わかりやすい方法となります。
■参考:家計簿の収入とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4804
家計の年間収入を計算する方法
現在の家計の収入を正確に把握するためには、「だいたい毎月これくらいは収入があって…」というどんぶり勘定ではなく、1年分の収入を記録や予測に基づいて正確に書き出し「年間収入」を把握することから始めましょう。ここでいう収入とは、上記の通り、税込みではなく手取りで計算します。
お給料や手当てが銀行振込であれば、通帳を見れば分かりますから、家計簿をつけていなくても簡単に実践できます。
まずは家計簿や、通帳を見ながら直近1年分の収入を書き出してみます。
給料(夫)
給料(妻)
年金
手当(児童手当など)
その他(祝い金など)
など、いくつかの項目に分けてそれぞれ集計します。
期間は、4月~3月までの年度単位が一番分かりやすいですが1月~12月でもかまいません。
また、お給料日が25日の方は25日からスタートしてもかまいません。
4月1日~3月31日分
3月25日~4月24日分
1月1日~12月31日分
12月25日~12月24日分
など1年の区切りはご自身で決めていただいて構わないのですが、とにかく1年分である必要があります。
「正確に」と書きましたが、1円単位まで正確であることにはこだわらなくても大丈夫です。
あまりにどんぶり勘定にならなければOKです。
家計簿をつけていない場合は手渡しでいただいた現金収入が把握しにくいと思いますが、思い出せる限り書き出して見ましょう。
以下具体的な記入例となります。
~我が家の収入~ | |||||
* 収入一覧 * | |||||
月 | 給料(夫) | 給料(妻) | 手当 | その他 | 合計 |
4月 | 300,000 | 20,000 | 0 | 0 | 320,000 |
5月 | 300,000 | 20,000 | 0 | 0 | 320,000 |
6月 | 300,000 | 20,000 | 80,000 | 0 | 400,000 |
7月 | 300,000 (ボーナス) 700,000 | 20,000 | 0 | 0 | 1,020,000 |
8月 | 300,000 | 20,000 | 0 | 0 | 320,000 |
9月 | 300,000 | 20,000 | 0 | 0 | 320,000 |
10月 | 300,000 | 20,000 | 80,000 | 0 | 400,000 |
11月 | 300,000 | 20,000 | 0 | 0 | 320,000 |
12月 | 300,000 (ボーナス) 700,000 | 20,000 | 0 | 0 | 1,020,000 |
1月 | 300,000 | 20,000 | 0 | 0 | 320,000 |
2月 | 300,000 | 20,000 | 80,000 | 0 | 400,000 |
3月 | 300,000 | 20,000 | 0 | (進級祝い) 20,000 | 440,000 |
合計 | 5,000,000 | 240,000 | 240,000 | 20,000 | 5,500,000 |
このように1年分の収入を書き出してみます。
年間収入を一覧表にすると以下のようになります。家計簿に収入を記載する際にも以下のように記載するとわかりやすい家計簿にすることができます。
1番重要なのは、1年分の収入の合計です。
年間収入を書き出すことでわかること
上記のように年間収入を書き出すと、収入を一覧にするだけでも様々なことが分かります。記入例の場合は、1年間の収入は550万円となります。
各項目の合計金額を見てみましょう。
例の場合は、
夫・・・・・年間500万円
妻・・・・・年間24万円
手当・・・・年間24万円
その他・・・年間2万円
となります。
上記の記入例の場合は、1年分の収入は550万円ですが、手当てとその他お祝いでの収入が26万円あります。
お祝いなどはいただけない年もありますよね。
公的手当ては子供の年齢などで支給対象から外れる年もあります。
このようにいくつかの項目にわけて収入の実績を集計してみると、公的手当てなどの割合が意外と高いと感じたり、給与収入は思ったより少ないと感じたりすると思います。
もう一つ例を挙げてみましょう。
給与(夫婦2人分)・・・年間500万円
手当・・・・・・・・・・年間50万円
その他・・・・・・・・・年間60万円
合計・・・・・・・・・・年間610万円
年間収入だけをみると、年間で610万円の収入があります。
しかし、実は児童手当や幼稚園の助成金などの公的手当やその他親族からの入園や出産のお祝い金が多いので、給与がそれほど多いわけでなない、ということが分かります。
もう一つ例を見てみましょう。
給与・・・年間100万円
年金・・・年間250万円
合計・・・年間350万円
「お金がない」「うちは収入が少ないから」が口癖の方でしたが、なんと年間に350万円も収入がありました。
350万円 ÷ 12ヶ月 = 1ヶ月約29万円。
住宅ローンも完済し、子育てもしていない方でしたが、「お金がない」と言いながら、毎月29万円も使って生活していた、ということが分かります。
もしもあまりに収入が少なすぎる場合は、我が家の場合は収入を増やすことも考える必要があるな、という見通しを立てることもできますよね。
このように、1年間の収入だけを集計しただけでも多くの情報が得られます。
貯金を殖やすためにできることは、実はとても簡単な法則。
この1年分の収入より少ない金額で生活する。
それだけでいいのです。
だから、この1年間でいくら収入があるかということを知るのはとても大切です。
ここで重要なのは、毎月の収入の金額ではなく、年間の収入の金額を正確に把握することです。
お金が貯められない方というのは、「月収がいくらか」というのは大体把握できていますが、「年間収入がいくらか」ということについては知らないという方が多いのです。
実はわが家も、家計が迷走していた10年以上、「月収」は把握していたものの、この「年間収入」を正確に把握していませんでした。
これから家計簿や家計管理に挑戦したい方は、ぜひ年間収入を計算してみることをオススメします。
まとめ
・家計簿や家計管理で利用する年間収入は、税込みではなく手取りで計算します。収入の実績が書き出せたら次は理想の年間貯金額を計算してみます。
↓次の記事はこちらです。
・理想の年間貯金額とは?
■家計診断一覧に戻るにはこちら
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2298