家計簿の項目の注意点!この費目は家計簿には作ってはいけない?
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- 家計簿の費目(項目)
家計簿の項目(費目)の選び方って簡単なようで実は難しいですよね。
家計簿をつけようと思っても「家計簿にはどんな項目を作ればいいの?」「この支出はどこに分類したらいいの?」と迷ってしまい家計簿が続かなくなってしまうことも。
家計簿歴15年以上のわが家でも実は10年以上家計簿の項目の迷子でした。
ここでは、家計簿&家計管理アドバイザーが初めて家計簿をつける方にもわかりやすい「家計簿の項目の決め方や分類」を紹介します。
なおこちらの記事の内容は、ありがたいことに書籍(ズボラ家計簿(講談社、ベストセラーズ))にも納められテレビや雑誌でも多数紹介されました。
家計簿をつける時には、何の支出をどこに分類するか決めなくてはいけませんよね。
家計簿の項目は一般的には「固定費」と「生活費(変動費)」に分けられますが、それぞれに細かく項目が分かれています。
などなど、毎月支払うことが決まっている支出のことを一般的に固定費といいます。
毎月支払うことが決まっている支出のことなので、習い事をしている方は「習い事費」など、支払うものが多い方ほどたくさん項目が増えてしまいます。
ちなみに、固定費に「水道光熱費」を含める考え方をはじめに提唱したのはおそらく私だと思います(笑)。
一般的には「水道光熱費」は季節によって変動するので「変動費」にしますが、私は水道光熱費は毎月引かれることが決まっている支出なので「固定費」としています。
■参考:家計簿の固定費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/1183
などなど、毎月金額が変動する消費のことを一般的に変動費といいます。
しかし、私は変動費は毎月変動させるものではないと考えるので「生活費」と呼んでます。
ほかにも「医療費」「娯楽費」など、生活費に分類される項目もたくさんあります。
■参考:家計簿の生活費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/653
家計簿を一度もつけたことがない人でも上記のような家計簿の項目はなんとなくでもいくつか思い浮かぶのではないでしょうか。
家計簿アプリを使っている方ですと、家計簿アプリ内に初めから家計簿の項目が用意されていることが多いのですが「こんなにたくさんの項目を全部使うの?」または「この項目の中でわが家に足りない項目はあるの?」と考えてしまうこともあるかもしれません。
手書きの家計簿でも家計簿アプリでも、家計簿をつける際には、このようなたくさんある家計簿の項目から自分に合った費目を選ぶ必要があるのです。
もちろん家計簿の項目の決め方は自由ですので、基本的にはお好きな費目を選んで家計簿をつければよいだけなのですが、家計簿の費目が多すぎると、わが家の家計簿にどのような項目が本当に必要なのかとわからなくなってしまいますよね。
わが家でも10年以上家計簿の項目には悩んできましたが、効率よく家計簿をつけるには「家計簿には作らない方がよい費目がある」と考えるようになりました。
もちろん家計簿の費目は何を選んでも間違いではないので基本的には自由なのですが、
「その項目が家計簿にあることで予算が立てにくく守りにくくなる費目がある」と考えるようになったのです。
わが家の長年の家計簿の経験から考えた「あるだけで予算が立てにくく守りにくい家計簿になってしまう項目」と「あっても予算が守りやすい項目」を以下一覧にしますので、家計簿の項目を選ぶ時の参考にされてみてくださいね。
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
食費という費目は、家計簿にはあったほうがよい費目です。ただし、何の支出を「食費」として家計簿につけるかは工夫しましょう。
■参考:食費の家計簿の分類とつけ方について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11763
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
日用品という費目は、特に家計簿初心者の方の家計簿にはあったほうがよい費目です。ただし、こちらも食費と同様なにを日用品とするかは工夫しましょう。
■参考:日用品の家計簿の分類とつけ方について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/9776
家計簿にあってもいいかの判定:△(初心者にはない方がよい項目です。)
食費に関わる支出と日用品に関わる支出は同時に購入することが多いからと、「食・日用品費」という複合費を家計簿に作成する方もいますが、家計簿初心者にはオススメできません。
なぜなら「食・日用品費」という項目にしてしまうと、今月「食費・日用品費」が高いのは食費のせいなのか日用品のせいなのかが分からなくなってしまうからです。
初心者のうちは二つは分けて管理し、慣れてきてから統合するという順番にすると「予算を守る意識が高まる効果」が期待できます。
■参考:食・日用品の家計簿の分類とつけ方について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2815
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
お酒を飲まれる方ですと、酒費という項目を家計簿に作ったほうが良いのだろうかと考える方も多いのですが、基本的には必要ないと言えます。
なぜなら酒費を作ったほうが良いのだろうかと考えるほどお酒を飲んでいる方はほぼ毎月だいたい同じくらいの量のお酒を消費していると考えられるからです。
月によってばらつきをださない予算で管理したほうが全体としてお酒にかかる費用の予算が守れるようになりますので、どうしてもという強い希望がある場合以外は費目として作る必要はないと考えます。
■参考:酒代の家計簿での分類について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4788
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
衣服費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
なぜなら多くのご家庭では「毎月衣服を購入する」という方が少ないからです。
また、毎月衣服を購入していらっしゃったとしても、衣服費という費目を作成するとついつい「毎月洋服を購入してしまい無駄な浪費が増える」という結果に終わりがちです。
一人暮らしで毎月洋服を購入するのが趣味という方以外はほぼ必要ありません。
■参考:衣服費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/13983
家計簿にあってもいいかの判定:△(人によってはない方がよい項目です。)
医療費は毎月かかる方とかからない方で差がある費目です。
持病があり毎月医療費がかかるという方以外は作る必要はありません。
■参考:医療費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11753
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
レジャー費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
レジャー費という費目があると、今月は旅行代で10万円かかったけれど、今月は映画しかいかなかったから5000円だったというように予算に対して実績にばらつきがでる可能性が高まります。
予算を立てても予算が守れなくなる費目は作成する意味がありません。
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
一般的な娯楽費の考え方とは違い、月のちょっとした娯楽をまとめる「複合費」として活用することをオススメしています。
■参考:娯楽費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/10890
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
交際費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
交際費という費目は、あっても予算が守れなくなる費目になる可能性が高い費目です。
また、「友達に誘われて参加した外食は交際費」「自分で行った外食は娯楽費」というように、交際費に何を記すかという点についても迷いが出やすく、挫折しやすい家計簿になる可能性が高まります。
■参考:交際費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7668710
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
お子さんがいるご家庭では教育費という費目はあったほうが良い費目です。
■参考:教育費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/8636254
家計簿にあってもいいかの判定:△(人によってはない方が項目です。)
ガソリン費は毎月かかる方とかからない方で差がある費目です。
毎月2回以上ガソリン費がかかるという場合以外は必要ありません。
月1回程度の支出に費目を作ると集計の手間が増えてしまいます。月に1回程度しかない場合は他の支出に振り分けることをオススメしています。
■参考:ガソリン費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/5344312
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
ペットがいて、毎月のようにペットにかかる費用が発生しているご家庭ではペット費という費目はあったほうが良い費目です。
ペットにもよりますが、ほとんど毎月費用がかからない場合は作らなくても構いません。
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
交通費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
交通費という費目は、あっても予算が守れなくなり、また集計しても何をどうしていいか分からない費目になる可能性が高い費目です。
■参考:交通費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4777
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
子ども費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
子ども費という費目は、あっても予算が守れなくなり、無駄な浪費を招きやすい支出です。
オムツなどは日用品、その他は娯楽費や特別費などに振り分けることをオススメしています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18454
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい費目です。)
美容費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
美容費という費目は、あると無駄な浪費を招きやすい支出です。また、美容院費についても基本的には必要ありません。
なぜなら美容院費という費目は作っても毎月美容院に行っているという方以外はほとんど意味をなさない費目になるからです。
ただし、一人暮らしの方で女性である場合は美容費という費目があっても構いません。
■参考:美容院費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/13805
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
外食費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
外食費という費目は、あっても予算を決めても守れないという結果に終わることの多い費目です。
予算を決めても守れない費目は作成する意味がありません。
■参考:外食費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11896
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
「雑費」「その他費」という費目がある家計簿はつけても貯まらない家計簿になります。
家計簿には「雑費」「その他」という概念は必要ありません。
特に初心者の家計簿に「雑費」や「その他費」という費目があると、どこに分類したらよいかよくわからない支出はすべて「雑費」や「その他費」にしてしまう傾向があり、家計簿の意味がなくなる可能性が高まります。
■参考:雑費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/5961924
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
習い事をしている方は「習い事費」という費目はあったほうがよい費目です。
お子さんが部活をしている場合は「部活費」でもよいでしょう。
「習い事費」や「部活費」という費目はあるとあとから振り返った時に「習い事」や「部活」にどれだけの支出がかかったを見返すことができ、データーの活用もしやすくなります。
■参考:習い事費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/15900
家計簿にあってもいいかの判定:△(基本的にはない方がよい項目です)
いろいろな方の家計簿を拝見していると特に「クレジットカード払い」や「電子マネー費」という費目がある家計簿をつけている方はお金が貯まらない傾向があります。
クレジットカード払いはいくらまでと利用額を決めていたとしても、全体的に浪費が多い家計簿になる傾向があります。
クレジットカードは利用しないのではなく、クレジットカードでショッピングをしたときは、「食費」「日用品」「娯楽費」「特別費」など他の費目に振り分けて現金を取り分ける方が浪費が増えない傾向があります。
■参考:クレジットカード払いの家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/969
■参考:クレジットカード払いの費目はそもそも作ったほうがいいのかについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/5612
■参考:家計簿の電子マネーの扱い方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6740723
手書き家計簿ではなく家計簿アプリを利用して家計簿をつけているという場合は、上記のような項目を「新たに家計簿アプリに作成しない」ことで手書きの家計簿と同様に項目の振り分けをすることができます。
わが家では手書きの家計簿と同時並行でいくつかの家計簿アプリでも家計簿をつけていますが、特に自動で項目を振り分けてくれる家計簿アプリだと項目の再分類が面倒なことがあります。
そのような場合は、わが家では本当に自分が必要だと思う項目だけを使う、本当に自分が必要だと思う項目だけを再分類するといった方法で利用していますよ。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/20442
長年家計簿の項目選びには悩んできたわが家ですが、家計簿に作ってもいい項目と作ってはいけない項目をもうけることで、家計簿が分かりやすくつけやすくなりました。
予算も守れるようになり、予算が守れることで貯金も成功しやすくなりました。
反対に、作ってはいけない項目を家計簿に作っていた時期は、予算を決めても守れない、つけても貯まらない家計簿になっていました。
つけるだけで貯まる家計簿にするには効果的な項目を選ぶことから。
なお、こちらで紹介した項目の選び方は「変動費(生活費)」で必要な項目についてです。
固定費の項目については以下の表などを参考に「必要なだけ」作成することをオススメします。
■参考:固定費と生活費(変動費)の家計簿の項目(費目)一覧

わが家では「生活費(変動費)」については上記の項目の中から7費目を選んで家計簿の項目にしています。
・わが家の家計簿の項目の分類方法がフジテレビ「バイキング」で紹介されました。
・名古屋テレビ「ドデスカ」でもテロップ付きで紹介されました。
■参考:わが家の家計簿の項目についてはこちらで紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/3194070
家計簿をつけようと思っても「家計簿にはどんな項目を作ればいいの?」「この支出はどこに分類したらいいの?」と迷ってしまい家計簿が続かなくなってしまうことも。
家計簿歴15年以上のわが家でも実は10年以上家計簿の項目の迷子でした。
ここでは、家計簿&家計管理アドバイザーが初めて家計簿をつける方にもわかりやすい「家計簿の項目の決め方や分類」を紹介します。
なおこちらの記事の内容は、ありがたいことに書籍(ズボラ家計簿(講談社、ベストセラーズ))にも納められテレビや雑誌でも多数紹介されました。
家計簿の項目とは?
家計簿の項目(費目)にはどんなものがあるの?
家計簿をつける時には、何の支出をどこに分類するか決めなくてはいけませんよね。
家計簿の項目は一般的には「固定費」と「生活費(変動費)」に分けられますが、それぞれに細かく項目が分かれています。
固定費
- 住まいにかかわる支出(家賃、住宅ローンなど)
- 水道光熱費
- 通信費
- 生命保険
- 保育料や学費
- 小遣い
などなど、毎月支払うことが決まっている支出のことを一般的に固定費といいます。
毎月支払うことが決まっている支出のことなので、習い事をしている方は「習い事費」など、支払うものが多い方ほどたくさん項目が増えてしまいます。
ちなみに、固定費に「水道光熱費」を含める考え方をはじめに提唱したのはおそらく私だと思います(笑)。
一般的には「水道光熱費」は季節によって変動するので「変動費」にしますが、私は水道光熱費は毎月引かれることが決まっている支出なので「固定費」としています。
■参考:家計簿の固定費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/1183
変動費(生活費)
- 食費
- 日用品
- 服飾費
- 交際費
- 交通費
などなど、毎月金額が変動する消費のことを一般的に変動費といいます。
しかし、私は変動費は毎月変動させるものではないと考えるので「生活費」と呼んでます。
ほかにも「医療費」「娯楽費」など、生活費に分類される項目もたくさんあります。
■参考:家計簿の生活費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/653
家計簿の項目(費目)はたくさんある
家計簿を一度もつけたことがない人でも上記のような家計簿の項目はなんとなくでもいくつか思い浮かぶのではないでしょうか。
家計簿アプリを使っている方ですと、家計簿アプリ内に初めから家計簿の項目が用意されていることが多いのですが「こんなにたくさんの項目を全部使うの?」または「この項目の中でわが家に足りない項目はあるの?」と考えてしまうこともあるかもしれません。
手書きの家計簿でも家計簿アプリでも、家計簿をつける際には、このようなたくさんある家計簿の項目から自分に合った費目を選ぶ必要があるのです。
もちろん家計簿の項目の決め方は自由ですので、基本的にはお好きな費目を選んで家計簿をつければよいだけなのですが、家計簿の費目が多すぎると、わが家の家計簿にどのような項目が本当に必要なのかとわからなくなってしまいますよね。
つくってはいけない?家計簿の項目一覧表
わが家でも10年以上家計簿の項目には悩んできましたが、効率よく家計簿をつけるには「家計簿には作らない方がよい費目がある」と考えるようになりました。
もちろん家計簿の費目は何を選んでも間違いではないので基本的には自由なのですが、
「その項目が家計簿にあることで予算が立てにくく守りにくくなる費目がある」と考えるようになったのです。
わが家の長年の家計簿の経験から考えた「あるだけで予算が立てにくく守りにくい家計簿になってしまう項目」と「あっても予算が守りやすい項目」を以下一覧にしますので、家計簿の項目を選ぶ時の参考にされてみてくださいね。
食費
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
食費という費目は、家計簿にはあったほうがよい費目です。ただし、何の支出を「食費」として家計簿につけるかは工夫しましょう。
■参考:食費の家計簿の分類とつけ方について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11763
日用品
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
日用品という費目は、特に家計簿初心者の方の家計簿にはあったほうがよい費目です。ただし、こちらも食費と同様なにを日用品とするかは工夫しましょう。
■参考:日用品の家計簿の分類とつけ方について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/9776
食・日用品費
家計簿にあってもいいかの判定:△(初心者にはない方がよい項目です。)
食費に関わる支出と日用品に関わる支出は同時に購入することが多いからと、「食・日用品費」という複合費を家計簿に作成する方もいますが、家計簿初心者にはオススメできません。
なぜなら「食・日用品費」という項目にしてしまうと、今月「食費・日用品費」が高いのは食費のせいなのか日用品のせいなのかが分からなくなってしまうからです。
初心者のうちは二つは分けて管理し、慣れてきてから統合するという順番にすると「予算を守る意識が高まる効果」が期待できます。
■参考:食・日用品の家計簿の分類とつけ方について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2815
酒費
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
お酒を飲まれる方ですと、酒費という項目を家計簿に作ったほうが良いのだろうかと考える方も多いのですが、基本的には必要ないと言えます。
なぜなら酒費を作ったほうが良いのだろうかと考えるほどお酒を飲んでいる方はほぼ毎月だいたい同じくらいの量のお酒を消費していると考えられるからです。
月によってばらつきをださない予算で管理したほうが全体としてお酒にかかる費用の予算が守れるようになりますので、どうしてもという強い希望がある場合以外は費目として作る必要はないと考えます。
■参考:酒代の家計簿での分類について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4788
衣服費
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
衣服費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
なぜなら多くのご家庭では「毎月衣服を購入する」という方が少ないからです。
また、毎月衣服を購入していらっしゃったとしても、衣服費という費目を作成するとついつい「毎月洋服を購入してしまい無駄な浪費が増える」という結果に終わりがちです。
一人暮らしで毎月洋服を購入するのが趣味という方以外はほぼ必要ありません。
■参考:衣服費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/13983
医療費
家計簿にあってもいいかの判定:△(人によってはない方がよい項目です。)
医療費は毎月かかる方とかからない方で差がある費目です。
持病があり毎月医療費がかかるという方以外は作る必要はありません。
■参考:医療費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11753
レジャー費
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
レジャー費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
レジャー費という費目があると、今月は旅行代で10万円かかったけれど、今月は映画しかいかなかったから5000円だったというように予算に対して実績にばらつきがでる可能性が高まります。
予算を立てても予算が守れなくなる費目は作成する意味がありません。
娯楽費
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
一般的な娯楽費の考え方とは違い、月のちょっとした娯楽をまとめる「複合費」として活用することをオススメしています。
■参考:娯楽費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/10890
交際費
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
交際費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
交際費という費目は、あっても予算が守れなくなる費目になる可能性が高い費目です。
また、「友達に誘われて参加した外食は交際費」「自分で行った外食は娯楽費」というように、交際費に何を記すかという点についても迷いが出やすく、挫折しやすい家計簿になる可能性が高まります。
■参考:交際費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7668710
教育費
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
お子さんがいるご家庭では教育費という費目はあったほうが良い費目です。
■参考:教育費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/8636254
ガソリン費
家計簿にあってもいいかの判定:△(人によってはない方が項目です。)
ガソリン費は毎月かかる方とかからない方で差がある費目です。
毎月2回以上ガソリン費がかかるという場合以外は必要ありません。
月1回程度の支出に費目を作ると集計の手間が増えてしまいます。月に1回程度しかない場合は他の支出に振り分けることをオススメしています。
■参考:ガソリン費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/5344312
ペット費
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
ペットがいて、毎月のようにペットにかかる費用が発生しているご家庭ではペット費という費目はあったほうが良い費目です。
ペットにもよりますが、ほとんど毎月費用がかからない場合は作らなくても構いません。
交通費
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
交通費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
交通費という費目は、あっても予算が守れなくなり、また集計しても何をどうしていいか分からない費目になる可能性が高い費目です。
■参考:交通費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4777
子ども費
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
子ども費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
子ども費という費目は、あっても予算が守れなくなり、無駄な浪費を招きやすい支出です。
オムツなどは日用品、その他は娯楽費や特別費などに振り分けることをオススメしています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18454
美容費
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい費目です。)
美容費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
美容費という費目は、あると無駄な浪費を招きやすい支出です。また、美容院費についても基本的には必要ありません。
なぜなら美容院費という費目は作っても毎月美容院に行っているという方以外はほとんど意味をなさない費目になるからです。
ただし、一人暮らしの方で女性である場合は美容費という費目があっても構いません。
■参考:美容院費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/13805
外食費
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
外食費という費目は、家計簿には基本的には必要ありません。
外食費という費目は、あっても予算を決めても守れないという結果に終わることの多い費目です。
予算を決めても守れない費目は作成する意味がありません。
■参考:外食費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11896
雑費(その他費)
家計簿にあってもいいかの判定:×(基本的にはない方がよい項目です。)
「雑費」「その他費」という費目がある家計簿はつけても貯まらない家計簿になります。
家計簿には「雑費」「その他」という概念は必要ありません。
特に初心者の家計簿に「雑費」や「その他費」という費目があると、どこに分類したらよいかよくわからない支出はすべて「雑費」や「その他費」にしてしまう傾向があり、家計簿の意味がなくなる可能性が高まります。
■参考:雑費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/5961924
習い事費(部活費)
家計簿にあってもいいかの判定:〇(あってもよい項目です。)
習い事をしている方は「習い事費」という費目はあったほうがよい費目です。
お子さんが部活をしている場合は「部活費」でもよいでしょう。
「習い事費」や「部活費」という費目はあるとあとから振り返った時に「習い事」や「部活」にどれだけの支出がかかったを見返すことができ、データーの活用もしやすくなります。
■参考:習い事費について詳しくは以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/15900
クレジットカード払いや電子マネー費
家計簿にあってもいいかの判定:△(基本的にはない方がよい項目です)
いろいろな方の家計簿を拝見していると特に「クレジットカード払い」や「電子マネー費」という費目がある家計簿をつけている方はお金が貯まらない傾向があります。
クレジットカード払いはいくらまでと利用額を決めていたとしても、全体的に浪費が多い家計簿になる傾向があります。
クレジットカードは利用しないのではなく、クレジットカードでショッピングをしたときは、「食費」「日用品」「娯楽費」「特別費」など他の費目に振り分けて現金を取り分ける方が浪費が増えない傾向があります。
■参考:クレジットカード払いの家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/969
■参考:クレジットカード払いの費目はそもそも作ったほうがいいのかについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/5612
■参考:家計簿の電子マネーの扱い方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6740723
家計簿アプリの項目(費目)は?
手書き家計簿ではなく家計簿アプリを利用して家計簿をつけているという場合は、上記のような項目を「新たに家計簿アプリに作成しない」ことで手書きの家計簿と同様に項目の振り分けをすることができます。
わが家では手書きの家計簿と同時並行でいくつかの家計簿アプリでも家計簿をつけていますが、特に自動で項目を振り分けてくれる家計簿アプリだと項目の再分類が面倒なことがあります。
そのような場合は、わが家では本当に自分が必要だと思う項目だけを使う、本当に自分が必要だと思う項目だけを再分類するといった方法で利用していますよ。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/20442
家計簿の項目(費目)まとめ
長年家計簿の項目選びには悩んできたわが家ですが、家計簿に作ってもいい項目と作ってはいけない項目をもうけることで、家計簿が分かりやすくつけやすくなりました。
予算も守れるようになり、予算が守れることで貯金も成功しやすくなりました。
反対に、作ってはいけない項目を家計簿に作っていた時期は、予算を決めても守れない、つけても貯まらない家計簿になっていました。
つけるだけで貯まる家計簿にするには効果的な項目を選ぶことから。
なお、こちらで紹介した項目の選び方は「変動費(生活費)」で必要な項目についてです。
固定費の項目については以下の表などを参考に「必要なだけ」作成することをオススメします。
■参考:固定費と生活費(変動費)の家計簿の項目(費目)一覧

わが家では「生活費(変動費)」については上記の項目の中から7費目を選んで家計簿の項目にしています。
お知らせ
・わが家の家計簿の項目の分類方法がフジテレビ「バイキング」で紹介されました。
・名古屋テレビ「ドデスカ」でもテロップ付きで紹介されました。
関連記事
■参考:わが家の家計簿の項目についてはこちらで紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/3194070