リボ払い地獄から脱出したいです。この生活から抜け出すには?
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家計簿&家計管理アドバイザーが日頃の「家計管理に関する疑問や質問」にお答えします。
※その他免責事項をお読みください。
家計相談をお願いします。
主人、子供2人(3歳と1歳)の4人家族です。
カードでの支払いが毎月の生活費ではおいつかなくなり、現在リボ払い地獄に陥っております。
主人から生活費を貰っても、大半がカードの支払いに使い、手元における現金が生活できるギリギリか赤字状態で、そのためにまたカード払いせざるをえない状況が続いており、どのようにしたら脱出できるのかわかりません。
どうか、お知恵をお貸しください。
お忙しい中恐れ入りますが、何卒よろしくお願いします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「リボ払い地獄からの脱出方法」についてですね。
毎月のクレジットカードでの支払い額が多くなりすぎてしまった時に「リボ払い」を選択すると毎月の返済額を均等にすることができます。
毎月の返済額が均等になるため支払い額のイメージがしやすくなると考え安易にリボ払いを選択してしまう方がいますが、家計管理の観点から考えると非常に危険な考え方です。
始めは少しだから思っていても、だんだん支払いが苦しくなり、その他の日常的な生活が回らなくなる。
ついには給料が入ったと同時に返済でなくなり、手元に現金がない。
現金がないからまたクレジットカードを使う。
このような悪循環になってしまうとまさに「リボ払い地獄」。
正常な家計に戻すには通常よりも時間がかかってしまいます。
当方でもそのようなお悩みをお持ちの方の家計相談を何度もお引き受けしてまいりましたが、やはり正常な家計に戻るまでには通常の方よりも時間がかかる方が多く見られます。
しかし、同時に、時間はかかりますが一度立て直してしまうとその後は正常な家計となります。
数年かけて立て直し、今では年間で100万円以上貯金ができる家計に変わったという方もこれまでにたくさん拝見してきました。
ご相談者様も現状大変お辛い状況であるとは思いますが、お子さんも2人いらっしゃいますしご家族とお子さんの未来のためにも決して希望を失わずしっかりと家計に向き合いましょう。
苦しいリボ払いの支払い地獄から脱出するには以下のような点を見直すことが有効です。
リボ払い地獄に陥ってしまう方の特徴としては「なんでもクレジットカードで支払う」という傾向があります。
昨今はキャッシュレス時代ですからクレジットカードで支払いを済ませることは何ら大きな問題にはなりません。
しかし、クレジットカードでの支払いを繰り返すことで「知らず知らず返済できる以上の支出が積み重なってしまう」ことが大きな問題になります。
なぜ「知らず知らず返済できる以上の支出が積み重なってしまう」のかというと、「ご自分の返済できる生活費の上限が分かっていない」ことが原因になることが多いのです。
例えば「今月はあれが必要だから仕方がない」と必要だと思うものをなんでもクレジットカードでの支払いにしてしまう。
しかし、いくら必要なものであってもご自分の支払い能力以上の買い物はしてはいけません。
「今月はあれが必要だけど来月まで我慢しよう」
「今月はあれが必要だから仕方がないけど、来月はその分この支出を減らそう」
といった支出のコントロールをせずに支払いだけを安易に積み重ねてしまうことがリボ払い地獄を招くのです。
そのようなことにならないよう、生活費の上限をある程度決めておくというのが家計管理の上では有効です。
例えば、今月は「クレジットカードで支払う生活費の上限は10万円まで」など、一定以上の金額は支払わないような癖をつけることが大切です。
生活費の上限以下で生活するクセが付いてくると、次第に支払いが安定しこれ以上リボ払いが増えない家計のサイクルになります。
まずは家計のサイクルを落ち着かせ、余剰がでるようになったら徐々に返済に回していきましょう。
また、リボ払いが多すぎる、借金があるといった方が特に注意しなくてはいけないのは「大きなまとまった金額になる支出を出しすぎないようにする」ということです。
いくら毎月の食費や日用品を節約して家計を正常に戻そうと思っても、家電の買い替え、旅行、高額医療費、車の修理代など大きな支出が続いてしまえば日々の細かな節約など全く意味がなくなります。
日々の生活費の節約を行うだけでなく、家計が正常なサイクルに戻るまでは特に注意して大きな出費を出しすぎないように気を付けましょう。
リボ払い地獄に陥ってしまっている方は、何とか今の苦しい状況を手早く解消したいと消費者金融などから新たな借金を安易に繰り返してしまうという傾向もあります。
一時的に苦しい支払からは免れることができますが、新たな借金がさらに膨れ上がってしまう。
このような家計になると家計はさらに危険な状況に陥ります。
このようなことを繰り返し最終的には自己破産にまで陥ってしまったという方もいらっしゃいますので、苦しい現状から安易に逃げだすことなく粘り強く家計と向き合う姿勢が必要になります。
リボ払い地獄で家計が苦しいという時には、家計が正常に戻るまでは家計簿をつけるということも非常に有効な手段です。
上記の通りリボ払い地獄というのは、支払い能力以上に支払いが増えてしまうことにより引き起こされます。
ご自分の支払い能力の限界を自分自身がしっかり把握しなくてはリボ払い地獄から脱出することは不可能です。
安易な方法ばかりを追いかけるのではなく、少し面倒で手間がかかってもしっかりと本格的に家計を立て直す準備をしましょう。
■参考:当方オリジナルの家計簿のつけ方は以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2178
リボ払い地獄から脱出したいときにまず行うのは家計の把握です。
家計を把握することができなくては家計の立て直しをすることは難しいものです。
基本をおろそかにして小手先の節約を行っても一時的な回復しか見込めないことが多いのです。長い目で見て安定した家計になるよう家計の基本からしっかりと見つめなおしましょう。
■参考:家計の基本については以下の記事で詳しく紹介しています。
他にも借金やローンで苦しんでいる家計の方からのご相談が届いています。借金やローンについてのその他のご質問は借金・ローンカテゴリーよりご覧ください。
リボ払い地獄に陥ってしまっている方は、クレジットカードの支払い地獄から脱出する方法についてもよろしければ合わせてご覧ください。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
家計相談をお願いします。
主人、子供2人(3歳と1歳)の4人家族です。
カードでの支払いが毎月の生活費ではおいつかなくなり、現在リボ払い地獄に陥っております。
主人から生活費を貰っても、大半がカードの支払いに使い、手元における現金が生活できるギリギリか赤字状態で、そのためにまたカード払いせざるをえない状況が続いており、どのようにしたら脱出できるのかわかりません。
どうか、お知恵をお貸しください。
お忙しい中恐れ入りますが、何卒よろしくお願いします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「リボ払い地獄からの脱出方法」についてですね。
リボ払い地獄で生活が苦しい
毎月のクレジットカードでの支払い額が多くなりすぎてしまった時に「リボ払い」を選択すると毎月の返済額を均等にすることができます。
毎月の返済額が均等になるため支払い額のイメージがしやすくなると考え安易にリボ払いを選択してしまう方がいますが、家計管理の観点から考えると非常に危険な考え方です。
始めは少しだから思っていても、だんだん支払いが苦しくなり、その他の日常的な生活が回らなくなる。
ついには給料が入ったと同時に返済でなくなり、手元に現金がない。
現金がないからまたクレジットカードを使う。
このような悪循環になってしまうとまさに「リボ払い地獄」。
正常な家計に戻すには通常よりも時間がかかってしまいます。
当方でもそのようなお悩みをお持ちの方の家計相談を何度もお引き受けしてまいりましたが、やはり正常な家計に戻るまでには通常の方よりも時間がかかる方が多く見られます。
しかし、同時に、時間はかかりますが一度立て直してしまうとその後は正常な家計となります。
数年かけて立て直し、今では年間で100万円以上貯金ができる家計に変わったという方もこれまでにたくさん拝見してきました。
ご相談者様も現状大変お辛い状況であるとは思いますが、お子さんも2人いらっしゃいますしご家族とお子さんの未来のためにも決して希望を失わずしっかりと家計に向き合いましょう。
リボ払い地獄から脱出するには?
苦しいリボ払いの支払い地獄から脱出するには以下のような点を見直すことが有効です。
生活費の上限を決める
リボ払い地獄に陥ってしまう方の特徴としては「なんでもクレジットカードで支払う」という傾向があります。
昨今はキャッシュレス時代ですからクレジットカードで支払いを済ませることは何ら大きな問題にはなりません。
しかし、クレジットカードでの支払いを繰り返すことで「知らず知らず返済できる以上の支出が積み重なってしまう」ことが大きな問題になります。
なぜ「知らず知らず返済できる以上の支出が積み重なってしまう」のかというと、「ご自分の返済できる生活費の上限が分かっていない」ことが原因になることが多いのです。
例えば「今月はあれが必要だから仕方がない」と必要だと思うものをなんでもクレジットカードでの支払いにしてしまう。
しかし、いくら必要なものであってもご自分の支払い能力以上の買い物はしてはいけません。
「今月はあれが必要だけど来月まで我慢しよう」
「今月はあれが必要だから仕方がないけど、来月はその分この支出を減らそう」
といった支出のコントロールをせずに支払いだけを安易に積み重ねてしまうことがリボ払い地獄を招くのです。
そのようなことにならないよう、生活費の上限をある程度決めておくというのが家計管理の上では有効です。
例えば、今月は「クレジットカードで支払う生活費の上限は10万円まで」など、一定以上の金額は支払わないような癖をつけることが大切です。
生活費の上限以下で生活するクセが付いてくると、次第に支払いが安定しこれ以上リボ払いが増えない家計のサイクルになります。
まずは家計のサイクルを落ち着かせ、余剰がでるようになったら徐々に返済に回していきましょう。
大きな支出を出しすぎない
また、リボ払いが多すぎる、借金があるといった方が特に注意しなくてはいけないのは「大きなまとまった金額になる支出を出しすぎないようにする」ということです。
いくら毎月の食費や日用品を節約して家計を正常に戻そうと思っても、家電の買い替え、旅行、高額医療費、車の修理代など大きな支出が続いてしまえば日々の細かな節約など全く意味がなくなります。
日々の生活費の節約を行うだけでなく、家計が正常なサイクルに戻るまでは特に注意して大きな出費を出しすぎないように気を付けましょう。
新たな借金を安易にしない
リボ払い地獄に陥ってしまっている方は、何とか今の苦しい状況を手早く解消したいと消費者金融などから新たな借金を安易に繰り返してしまうという傾向もあります。
一時的に苦しい支払からは免れることができますが、新たな借金がさらに膨れ上がってしまう。
このような家計になると家計はさらに危険な状況に陥ります。
このようなことを繰り返し最終的には自己破産にまで陥ってしまったという方もいらっしゃいますので、苦しい現状から安易に逃げだすことなく粘り強く家計と向き合う姿勢が必要になります。
家計簿をつける
リボ払い地獄で家計が苦しいという時には、家計が正常に戻るまでは家計簿をつけるということも非常に有効な手段です。
上記の通りリボ払い地獄というのは、支払い能力以上に支払いが増えてしまうことにより引き起こされます。
ご自分の支払い能力の限界を自分自身がしっかり把握しなくてはリボ払い地獄から脱出することは不可能です。
安易な方法ばかりを追いかけるのではなく、少し面倒で手間がかかってもしっかりと本格的に家計を立て直す準備をしましょう。
■参考:当方オリジナルの家計簿のつけ方は以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2178
リボ払い地獄から脱出したいときにできること(まとめ)
リボ払い地獄から脱出したいときにまず行うのは家計の把握です。
家計を把握することができなくては家計の立て直しをすることは難しいものです。
基本をおろそかにして小手先の節約を行っても一時的な回復しか見込めないことが多いのです。長い目で見て安定した家計になるよう家計の基本からしっかりと見つめなおしましょう。
■参考:家計の基本については以下の記事で詳しく紹介しています。
関連記事
他にも借金やローンで苦しんでいる家計の方からのご相談が届いています。借金やローンについてのその他のご質問は借金・ローンカテゴリーよりご覧ください。
リボ払い地獄に陥ってしまっている方は、クレジットカードの支払い地獄から脱出する方法についてもよろしければ合わせてご覧ください。