家計の予算に余裕は持たせる?多めがいいの?少なめがいいの?
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こちらは、日頃の家計管理に関する疑問や質問に家計簿・家計管理アドバイザーがお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
ようやく1年家計簿をつけ終わりましたので、家計簿を振りかえって予算を考えてみようとおもっているところです。
1年を通して、予算を
食費ー4万
日用品ー1万
娯楽費ー3万
としてやってきたのですが、特別費は年間つけてみてから予算だてしようと思っていたので予算なしできていました。
そこで一から食費なども年間通してみてみると、
旅行やレジャーなどの特別費にあてるものがなんだかんだ毎月のようにあり、食費などの日常的なものは自動的に予算内におさまるけれどムラがあるという状況なので、特別費にかなり片寄るなら食費などの予算を下げようかなとも思っています。
しかしながら、どのように予算だてをしたらいいのかわからないので、教えて頂きたいのですが…
例えば食費なら年間の平均をとり予算の余裕を見てそれより少し多めとかでいいのでしょうか?
他のことに関しても例えば収入は残業が多かったり少なかったりで違ってくるので、その辺は収入は少な目に、支出は多目にという予算だてが無難な気もしますが、年間のことなので、失敗したら嫌だなというのがありまして…。
お忙しいところ恐れ入りますがまたお時間ある時で結構ですので、何かアドバイスをお願い致します。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザーのあきです。
「予算の余裕を持たせるか」についてですね。

家計簿の予算を立てる時に、余裕をもって多めの予算で組んだ方がいいのか、少なめの予算で組んだ方がいいのかと迷うことがありますよね。
また、それぞれの家計簿の項目によっても、余裕を持った方がいいのか迷うことがあります。
今回は家計簿・家計管理アドバイザーが「家計簿の予算に余裕は必要か」について、わが家の家計簿の予算配分のやり方を参考に紹介します。

わが家では家計簿の予算配分は以下のように考えて行っていますよ。
わが家の場合は、収入については、余裕を持った予算を考えるというよりは、やや少なめで配分します。
昨年の収入などを参考に、大まかな金額を予算として入れます。
お祝い事でいただけるであろう祝い金などの少額な臨時収入はゼロとして予算を見積もります。
家賃や小遣いなど毎月支払額が決まっていて、今年度も変更がないと見込まれる金額については、大きな余裕を持った予算は必要ないと考えます。
ただし、予算を作成する場合は、あくまで予算なので、端数まで正確な金額を予算としても計算がややこしくなります。
そのためわが家の場合は、56789円なら57000円のように端数を落として切り上げで若干の余裕を見た予算配分にします。
水道光熱費や習い事の費用も、昨年の実績を見ながらおおよその金額で予算を作成します。
こちらも1円単位まで予算を立てようとすると計算が面倒になりますので、端数は切り上げで計算します。
食費、日用品、娯楽費といった一般的には変動費と言われる支出については、昨年度の実績を見ながらおおよそで作成します。赤ちゃんのオムツが取れた、ミルクがいらなくなった、食べる量が増えてきたため食費が同じ予算では厳しくなってきたなど変化がある支出についての予算は若干の余裕をみて予算を作成します。
特別費については、わが家の場合は特別費の予算表を参考に、今年だけ必要な支出がないか特に気を付けながら予算を作成します。
特別費は予定外の出費が起こりやすい支出なので、わが家の場合は年間で10万円ほどは余裕を持った予算配分を心がけています。
予備費、臨時費といった支出に余裕を持った多めの予算を配分したり、旅行代なども若干多めに計上しておき、予定外の支出が追加された時は予備費や臨時費を削ったり、旅行代など娯楽費用にあたる支出から修正したりして対応します。

わが家の場合は、予算が作り終わったらいい予算ができているか、以下の点を踏まえて確認しています。
1.全体的にムリな予算になっていないか?
例えば、前年は月5万円食費がかかっていたのに、貯金を増やしたいからと月4万円の予算に変更など。やってみてもいないのに大幅に予算を下げると守れないで終わることになります
2.ケチな予算になっていないか?
いくら貯金を増やしたいと言っても、娯楽費が月1万円以下だったり、特別費が税金以外ないというような予算では、実際にやってみるとしんどくてツライだけになる可能性があります。長続きもしなくなります。
3.特別費にダラダラ感がないか?
特別費の使い方が上手だとメリハリのある引き締まった家計になります。
お年玉、プレゼント、クリーニング、サプリメント、コンタクト・・とあれもこれもとちょこちょこ入れ過ぎて、本来お金を割きたい家電やインテリや旅行の費用が取れない・・というようでは面白みがでません。
大幅に削ったり、やめたりできるものは思い切ってバッサリと切り、その分旅行や家電やインテリア、お好みなら衣服費など、自分がお金を使いたいと思うところに思い切って予算を割くようにしてみましょう。
特別費は、数と回数の整理をすることが重要になります。
4.貯金が確保できているか?
年間を通しての貯金額はいくらになっているか?を確認します。
すでに貯金が1000万円あるなら、ケチケチして年間で300万円ずつ貯めなくてはいけない緊急性はないかもしれません。だったら年間200万円貯金してあと100万円はもう少し予算を使うでもいいかなというように計画できます。
反対に、今貯金がゼロという場合は、最低でも年間で20万円以上は貯金できるように、もう一度削れるところがないかなどチェックをしてでも年間の貯金を作っていく努力をします。
まずは、1年!もあきの家計簿をご利用いただきありがとうございます。
1年間続けられたということは、とてもすごいことだと思います!
予算の立て方については、ご指摘の通り、この1年とほぼ同額かやや少な目多めという感じで割り振っていかれるといいと思います。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7062239
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4368
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
ようやく1年家計簿をつけ終わりましたので、家計簿を振りかえって予算を考えてみようとおもっているところです。
1年を通して、予算を
食費ー4万
日用品ー1万
娯楽費ー3万
としてやってきたのですが、特別費は年間つけてみてから予算だてしようと思っていたので予算なしできていました。
そこで一から食費なども年間通してみてみると、
旅行やレジャーなどの特別費にあてるものがなんだかんだ毎月のようにあり、食費などの日常的なものは自動的に予算内におさまるけれどムラがあるという状況なので、特別費にかなり片寄るなら食費などの予算を下げようかなとも思っています。
しかしながら、どのように予算だてをしたらいいのかわからないので、教えて頂きたいのですが…
例えば食費なら年間の平均をとり予算の余裕を見てそれより少し多めとかでいいのでしょうか?
他のことに関しても例えば収入は残業が多かったり少なかったりで違ってくるので、その辺は収入は少な目に、支出は多目にという予算だてが無難な気もしますが、年間のことなので、失敗したら嫌だなというのがありまして…。
お忙しいところ恐れ入りますがまたお時間ある時で結構ですので、何かアドバイスをお願い致します。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザーのあきです。
「予算の余裕を持たせるか」についてですね。
予算の余裕は持たせる?

家計簿の予算を立てる時に、余裕をもって多めの予算で組んだ方がいいのか、少なめの予算で組んだ方がいいのかと迷うことがありますよね。
また、それぞれの家計簿の項目によっても、余裕を持った方がいいのか迷うことがあります。
今回は家計簿・家計管理アドバイザーが「家計簿の予算に余裕は必要か」について、わが家の家計簿の予算配分のやり方を参考に紹介します。
予算の余裕の持たせ方

わが家では家計簿の予算配分は以下のように考えて行っていますよ。
収入
わが家の場合は、収入については、余裕を持った予算を考えるというよりは、やや少なめで配分します。
昨年の収入などを参考に、大まかな金額を予算として入れます。
お祝い事でいただけるであろう祝い金などの少額な臨時収入はゼロとして予算を見積もります。
家賃
家賃や小遣いなど毎月支払額が決まっていて、今年度も変更がないと見込まれる金額については、大きな余裕を持った予算は必要ないと考えます。
ただし、予算を作成する場合は、あくまで予算なので、端数まで正確な金額を予算としても計算がややこしくなります。
そのためわが家の場合は、56789円なら57000円のように端数を落として切り上げで若干の余裕を見た予算配分にします。
水道光熱費、その他固定費
水道光熱費や習い事の費用も、昨年の実績を見ながらおおよその金額で予算を作成します。
こちらも1円単位まで予算を立てようとすると計算が面倒になりますので、端数は切り上げで計算します。
食費、日用品、娯楽費
食費、日用品、娯楽費といった一般的には変動費と言われる支出については、昨年度の実績を見ながらおおよそで作成します。赤ちゃんのオムツが取れた、ミルクがいらなくなった、食べる量が増えてきたため食費が同じ予算では厳しくなってきたなど変化がある支出についての予算は若干の余裕をみて予算を作成します。
特別費
特別費については、わが家の場合は特別費の予算表を参考に、今年だけ必要な支出がないか特に気を付けながら予算を作成します。
特別費は予定外の出費が起こりやすい支出なので、わが家の場合は年間で10万円ほどは余裕を持った予算配分を心がけています。
予備費、臨時費といった支出に余裕を持った多めの予算を配分したり、旅行代なども若干多めに計上しておき、予定外の支出が追加された時は予備費や臨時費を削ったり、旅行代など娯楽費用にあたる支出から修正したりして対応します。
予算の確認方法

わが家の場合は、予算が作り終わったらいい予算ができているか、以下の点を踏まえて確認しています。
1.全体的にムリな予算になっていないか?
例えば、前年は月5万円食費がかかっていたのに、貯金を増やしたいからと月4万円の予算に変更など。やってみてもいないのに大幅に予算を下げると守れないで終わることになります
2.ケチな予算になっていないか?
いくら貯金を増やしたいと言っても、娯楽費が月1万円以下だったり、特別費が税金以外ないというような予算では、実際にやってみるとしんどくてツライだけになる可能性があります。長続きもしなくなります。
3.特別費にダラダラ感がないか?
特別費の使い方が上手だとメリハリのある引き締まった家計になります。
お年玉、プレゼント、クリーニング、サプリメント、コンタクト・・とあれもこれもとちょこちょこ入れ過ぎて、本来お金を割きたい家電やインテリや旅行の費用が取れない・・というようでは面白みがでません。
大幅に削ったり、やめたりできるものは思い切ってバッサリと切り、その分旅行や家電やインテリア、お好みなら衣服費など、自分がお金を使いたいと思うところに思い切って予算を割くようにしてみましょう。
特別費は、数と回数の整理をすることが重要になります。
4.貯金が確保できているか?
年間を通しての貯金額はいくらになっているか?を確認します。
すでに貯金が1000万円あるなら、ケチケチして年間で300万円ずつ貯めなくてはいけない緊急性はないかもしれません。だったら年間200万円貯金してあと100万円はもう少し予算を使うでもいいかなというように計画できます。
反対に、今貯金がゼロという場合は、最低でも年間で20万円以上は貯金できるように、もう一度削れるところがないかなどチェックをしてでも年間の貯金を作っていく努力をします。
予算の余裕の持たせ方(まとめ)
まずは、1年!もあきの家計簿をご利用いただきありがとうございます。
1年間続けられたということは、とてもすごいことだと思います!
予算の立て方については、ご指摘の通り、この1年とほぼ同額かやや少な目多めという感じで割り振っていかれるといいと思います。
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