家計の年間予算表の作り方の基本!ここをおさえて貯金上手に!
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- 年間予算の立て方
計画通りの貯金をするためには、「家計の年間予算」を作成することが大切です。
月単位ではなく年間で予算を立てることで、予定通りの貯金が達成しやすくなります。
■年間予算表(記入例)
ここでは、家計簿歴15年以上、家計簿・家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談の実績から考案したわが家の「家計の年間予算の立て方」や「予算が守りやすい年間予算表」の作り方を紹介します。
なお、こちらの「家計の年間予算の作成方法」は書籍にも納められています。
家計の年間予算表の作成方法は数多くありますが、他の家計簿の年間予算表をお使いの方から「家計簿の予算を立てても守れないのですが…」というご相談が良く寄せられます。
そうなんですよね。「年間予算」をせっかく作っても、予算が守れなかったら意味がありません。
予算の守りやすい「家計の年間予算の立て方」や「家計の年間予算表の作り方」にはコツがあると私は考えています。
わが家も毎年同じ方法で年間予算を立て、毎年予定通りの貯金ができる家計をキープしていますし、ありがたいことに読者さまからも年間予算表で家計が変わった、本当に貯金ができるようになったとご報告をいただいています。
さて、さっそく家計の年間予算を作成してきたいと思います。
1.年間の収入
2.年間の固定費
3.年間の生活費(変動費)
4.年間の特別費
5.年間の貯蓄額
家計簿の年間予算表を作成するために、上記の5つに予算を立てていきます。
え?5つも予算を立てるなんて多すぎない?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、手書きで行うならB5のノート見開き1ページ分だけで済むので簡単ですよ!
確実に黒字を出す予定通りの家計にするためには、
「年間の固定費」
「年間の生活費(変動費)」
「年間の特別費」
「年間の貯蓄額」
の4つを
「年間収入」以下
になるように計画することが大切です。
貯金をするためには「収入>支出」にしなくてはいけないので、当たり前のことですよね。
でも、この当たり前のことができていないから貯金が思うようにできないということになってしまうのですね。
思い通りの家計にするには、この収入と支出のバランスを無理のない範囲で整えるという作業が大切です。
■参考:年間予算を立てる意味とは?
それでは、「年間の収入」「年間の固定費」「年間の生活費(変動費)」「年間の特別費」「年間の貯蓄額」の5つのステップに分けて年間予算を作成する方法を紹介します。
家計の年間予算を作成するには、まずは年間収入の欄から記入しましょう。
月収だけでなく、ボーナスや手当なども含めて年間で収入がいくらあるかを把握することが大切です。
月収はわかるけれど、年間収入は知らないという方も多いので、年間予算を作成するならまずは年間収入の計算から始めましょう。
家計の予算で必要な収入とは、税込みではなく手取りです。税込みで計算してしまうと、そのあとの予算の立て方が難しくなりますので、必ず手取りで計算してくださいね。
■参考:年間予算の収入欄の書き方は以下の記事で詳しく紹介しています。
年間収入が計算出来たら、次は年間でかかる固定費を計算します。
年間でかかる固定費とは、「家賃」「生命保険」「携帯電話」など、毎月支払うことが決まっている支出のことです。
書き出す際のポイントは、だいたいの平均額で記入してしまうこと。
すでに家計簿をつけている人なら6月は携帯電話代がいつも安いから少な目に見積ろう…などの知恵が働くことがありますが、初めて年間予算表を作成する人なら、細かく支出を予測することは難しいものですから、おおよその平均額で充分です。
特に固定費などは毎月同じ金額を書き入れてしまうことで作業が一気にラクになりますのでオススメです。
■参考:年間予算の固定費欄の書き方は以下の記事で詳しく紹介しています。
年間の収入と固定費が計算出来たら、次は年間でかかる生活費を計算します。
この年間でかかる生活費に予算を立てるという作業は、家計簿をつけたことがない人には少し難しい作業かもしれません。
家計簿をつけたことがない方は、1ヵ月だけでも家計簿をつけ、ご自分の生活費がいくらなのかを把握することから始めてみるのもオススメです!
面倒な方は、こちらもだいたいで予算を作成しましょう。
固定費と同じように「毎月だいたい同じ金額」で生活費を計算してしまうのがコツです。
例えば毎年12月は実家に帰省するから食費が安くなるというような目測を反映させる必要はありません。
もちろん反映させても構いませんが、やはり集計の手間が増えてしまいます。
一般的に生活費は「変動費」と言われますが、予算を立てる際には固定費のように扱うほうが分かりやすいですよ。
■参考:年間予算の生活費欄の書き方は以下の記事で詳しく紹介しています。
次は年間でかかる特別費を計算します。
家計には特別費という支出があります。過去の相談実績では、特別費の予算を立てていないためにお金が貯められない家計簿になっているという方が非常に多く見受けられました。
特別費の予算を立てていないと、他の家計の予算を立てても予定通りに回らず、結局思うような貯金が残せないという家計管理になります。
予定通りの家計管理を行うためには、特別費の予算も忘れないようにしましょう。
わが家の年間予算表には2ヵ所特別費を記入する欄を設けています。
「口座引き落としの特別費」と「現金払いの特別費」です。
特に区別したくない人は、「口座引き落としの特別費」も、「現金払いの特別費」も一緒にして予算を立てたりアレンジするのは自由です。
この月ごとの特別費をいきなり記入するのは難しいので、別表として「特別費年間予算表」も作成すると予算を立てるのが簡単になります。
特別費年間予算表もあせて作成することで、より具体的な特別費の予算を立てることができます。
■参考:年間予算の特別費欄の書き方は以下の記事で詳しく紹介しています。
ここまで年間予算表を作成することができたら、いよいよ年間の収支と貯金額を計算します。
収支は「収入」から「支出計」を引いて計算します。
1年間、どの月が黒字になり、どの月が赤字になるか年間予算表を見るだけでわかるようになります。
加えて最後の行に「貯金額」という欄を作成し、現在の貯金額+収支を計算すると、1年後の貯金総額がいくらになっているかも計算できますよ。
最後にもう一度、以下がわが家の年間予算表の完成図です。
■年間予算表(記入例)
このようにB5のノートの見開き1ページを使って年間予算表が作成できると、1年分の収支が手に取るようにわかるようになりますよ。
年間予算を立てると、年間でいくら貯金ができる予定なのか自然に分かるようになります。
しかし、時に理想の予算の数字ばかりに振り回されて、実現不可能な貯金額を目標にしてしまう無謀な方がいます。
そのような家計にならないように年間予算の計算にもひと工夫してみましょう。
■実績が伴わない年間の予算にしないコツについては以下の記事で詳しく紹介しています。
家計の年間予算を守るにはコツがあります。
それは、月単位の予算に振り回されないことです。家計は年間で予算を立てるからこそより精度が上がるようになるのです。
■年間の予算を守るコツについては以下の記事で詳しく紹介しています。
手書きで年間予算表を作成する方法について紹介しましたが、エクセルで年間予算表を作成したいという方もいるのではないでしょうか。
■エクセルで年間予算表を作成する方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
上記の年間予算の作り方は主に手書きの家計簿用ですが、ほぼ同じことを家計簿アプリでも行うことができます。
家計簿アプリでは年間収入や年間貯金額までは計算できないものが多いのですが、基本的な固定費や生活費の予算は立てられるものもありますので、家計簿アプリで年間予算を立てるというのもオススメできます。
当方の提供している年間予算表は予算が守りやすいように工夫している家計簿ですが、それでも予算が守れないという時がある可能性もあります。そのような場合は以下の点を振り返ってみましょう。
これくらいの年間予算にすれば貯金ができるからと、無理をした年間予算になっていないか確認しましょう。予算は理想で立てても意味がありません。
家計の年間予算は実際に運用してみると思わぬ支出があることに気づくことがあります。このような支出の記入漏れが多いと、当然年間予算を立てても守れない家計簿になってしまいます。
初めの1年目から完璧な予算を作成するのは難しいものですが、2年目3年目と家計簿を続けるうちに記入漏れのない年間予算を作成できるようになりますので、焦らず継続しましょう。
年間予算の立て方については以下にまとめてあります。
月単位ではなく年間で予算を立てることで、予定通りの貯金が達成しやすくなります。
■年間予算表(記入例)
ここでは、家計簿歴15年以上、家計簿・家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談の実績から考案したわが家の「家計の年間予算の立て方」や「予算が守りやすい年間予算表」の作り方を紹介します。
なお、こちらの「家計の年間予算の作成方法」は書籍にも納められています。
家計の年間予算表を作成しよう!
家計の年間予算表の作成方法は数多くありますが、他の家計簿の年間予算表をお使いの方から「家計簿の予算を立てても守れないのですが…」というご相談が良く寄せられます。
そうなんですよね。「年間予算」をせっかく作っても、予算が守れなかったら意味がありません。
予算の守りやすい「家計の年間予算の立て方」や「家計の年間予算表の作り方」にはコツがあると私は考えています。
わが家も毎年同じ方法で年間予算を立て、毎年予定通りの貯金ができる家計をキープしていますし、ありがたいことに読者さまからも年間予算表で家計が変わった、本当に貯金ができるようになったとご報告をいただいています。
予算の守りやすい家計簿の年間予算の作り方の基本
さて、さっそく家計の年間予算を作成してきたいと思います。
1.年間の収入
2.年間の固定費
3.年間の生活費(変動費)
4.年間の特別費
5.年間の貯蓄額
家計簿の年間予算表を作成するために、上記の5つに予算を立てていきます。
え?5つも予算を立てるなんて多すぎない?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、手書きで行うならB5のノート見開き1ページ分だけで済むので簡単ですよ!
確実に黒字を出す予定通りの家計にするためには、
「年間の固定費」
「年間の生活費(変動費)」
「年間の特別費」
「年間の貯蓄額」
の4つを
「年間収入」以下
になるように計画することが大切です。
貯金をするためには「収入>支出」にしなくてはいけないので、当たり前のことですよね。
でも、この当たり前のことができていないから貯金が思うようにできないということになってしまうのですね。
思い通りの家計にするには、この収入と支出のバランスを無理のない範囲で整えるという作業が大切です。
■参考:年間予算を立てる意味とは?
それでは、「年間の収入」「年間の固定費」「年間の生活費(変動費)」「年間の特別費」「年間の貯蓄額」の5つのステップに分けて年間予算を作成する方法を紹介します。
1.年間の収入を計算しよう
家計の年間予算を作成するには、まずは年間収入の欄から記入しましょう。
月収だけでなく、ボーナスや手当なども含めて年間で収入がいくらあるかを把握することが大切です。
月収はわかるけれど、年間収入は知らないという方も多いので、年間予算を作成するならまずは年間収入の計算から始めましょう。
家計の予算で必要な収入とは、税込みではなく手取りです。税込みで計算してしまうと、そのあとの予算の立て方が難しくなりますので、必ず手取りで計算してくださいね。
POINT・年間予算の収入は、必ず手取りで記入すること
■参考:年間予算の収入欄の書き方は以下の記事で詳しく紹介しています。
2.年間の固定費を計算しよう
年間収入が計算出来たら、次は年間でかかる固定費を計算します。
年間でかかる固定費とは、「家賃」「生命保険」「携帯電話」など、毎月支払うことが決まっている支出のことです。
書き出す際のポイントは、だいたいの平均額で記入してしまうこと。
すでに家計簿をつけている人なら6月は携帯電話代がいつも安いから少な目に見積ろう…などの知恵が働くことがありますが、初めて年間予算表を作成する人なら、細かく支出を予測することは難しいものですから、おおよその平均額で充分です。
特に固定費などは毎月同じ金額を書き入れてしまうことで作業が一気にラクになりますのでオススメです。
POINT・年間予算の固定費は、毎月だいたいの金額で記入すること
■参考:年間予算の固定費欄の書き方は以下の記事で詳しく紹介しています。
3.年間の生活費を計算しよう
年間の収入と固定費が計算出来たら、次は年間でかかる生活費を計算します。
この年間でかかる生活費に予算を立てるという作業は、家計簿をつけたことがない人には少し難しい作業かもしれません。
家計簿をつけたことがない方は、1ヵ月だけでも家計簿をつけ、ご自分の生活費がいくらなのかを把握することから始めてみるのもオススメです!
面倒な方は、こちらもだいたいで予算を作成しましょう。
固定費と同じように「毎月だいたい同じ金額」で生活費を計算してしまうのがコツです。
例えば毎年12月は実家に帰省するから食費が安くなるというような目測を反映させる必要はありません。
もちろん反映させても構いませんが、やはり集計の手間が増えてしまいます。
一般的に生活費は「変動費」と言われますが、予算を立てる際には固定費のように扱うほうが分かりやすいですよ。
POINT・年間予算の生活費も、毎月だいたいの金額で記入すること
■参考:年間予算の生活費欄の書き方は以下の記事で詳しく紹介しています。
4.年間の特別費を計算しよう
次は年間でかかる特別費を計算します。
家計には特別費という支出があります。過去の相談実績では、特別費の予算を立てていないためにお金が貯められない家計簿になっているという方が非常に多く見受けられました。
特別費の予算を立てていないと、他の家計の予算を立てても予定通りに回らず、結局思うような貯金が残せないという家計管理になります。
予定通りの家計管理を行うためには、特別費の予算も忘れないようにしましょう。
わが家の年間予算表には2ヵ所特別費を記入する欄を設けています。
「口座引き落としの特別費」と「現金払いの特別費」です。
特に区別したくない人は、「口座引き落としの特別費」も、「現金払いの特別費」も一緒にして予算を立てたりアレンジするのは自由です。
この月ごとの特別費をいきなり記入するのは難しいので、別表として「特別費年間予算表」も作成すると予算を立てるのが簡単になります。
特別費年間予算表もあせて作成することで、より具体的な特別費の予算を立てることができます。
POINT・特別費の年間予算は、特別費年間予算表から書き写します。
■参考:年間予算の特別費欄の書き方は以下の記事で詳しく紹介しています。
年間の収支と貯金額を計算しよう
ここまで年間予算表を作成することができたら、いよいよ年間の収支と貯金額を計算します。
収支は「収入」から「支出計」を引いて計算します。
1年間、どの月が黒字になり、どの月が赤字になるか年間予算表を見るだけでわかるようになります。
加えて最後の行に「貯金額」という欄を作成し、現在の貯金額+収支を計算すると、1年後の貯金総額がいくらになっているかも計算できますよ。
POINT・年間収支と貯金額を計算して1年間の貯金計画を完成させます。
最後にもう一度、以下がわが家の年間予算表の完成図です。
■年間予算表(記入例)
このようにB5のノートの見開き1ページを使って年間予算表が作成できると、1年分の収支が手に取るようにわかるようになりますよ。
無謀な家計にならないためのひと工夫
年間予算を立てると、年間でいくら貯金ができる予定なのか自然に分かるようになります。
しかし、時に理想の予算の数字ばかりに振り回されて、実現不可能な貯金額を目標にしてしまう無謀な方がいます。
そのような家計にならないように年間予算の計算にもひと工夫してみましょう。
■実績が伴わない年間の予算にしないコツについては以下の記事で詳しく紹介しています。
予算の守りやすい家計簿になっているか確認しよう
家計の年間予算を守るにはコツがあります。
それは、月単位の予算に振り回されないことです。家計は年間で予算を立てるからこそより精度が上がるようになるのです。
■年間の予算を守るコツについては以下の記事で詳しく紹介しています。
エクセルで年間予算表を作成しよう
手書きで年間予算表を作成する方法について紹介しましたが、エクセルで年間予算表を作成したいという方もいるのではないでしょうか。
■エクセルで年間予算表を作成する方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計簿アプリで年間予算表を作成しよう
上記の年間予算の作り方は主に手書きの家計簿用ですが、ほぼ同じことを家計簿アプリでも行うことができます。
家計簿アプリでは年間収入や年間貯金額までは計算できないものが多いのですが、基本的な固定費や生活費の予算は立てられるものもありますので、家計簿アプリで年間予算を立てるというのもオススメできます。
年間予算表を作成したのに予算が守れない?
当方の提供している年間予算表は予算が守りやすいように工夫している家計簿ですが、それでも予算が守れないという時がある可能性もあります。そのような場合は以下の点を振り返ってみましょう。
1.作成した年間予算に無理がないか?
これくらいの年間予算にすれば貯金ができるからと、無理をした年間予算になっていないか確認しましょう。予算は理想で立てても意味がありません。
2.記入漏れの支出が多くないか?
家計の年間予算は実際に運用してみると思わぬ支出があることに気づくことがあります。このような支出の記入漏れが多いと、当然年間予算を立てても守れない家計簿になってしまいます。
初めの1年目から完璧な予算を作成するのは難しいものですが、2年目3年目と家計簿を続けるうちに記入漏れのない年間予算を作成できるようになりますので、焦らず継続しましょう。
関連記事
年間予算の立て方については以下にまとめてあります。
コメント
コメント一覧 (2)
毎日楽しみにblogを
拝見しているのですが
新しいHPになってから
どうにも重くて画面がフリーズして
しまいます。
私のネット環境もあるのでしょうが
あきさんのblogの時だけとても
動作が遅くなります。
前のHPのときにはなかったのです。
大好きなblogなので読みやすくなれば
と思っています。
なにか対策はありませんか?
よろしければ対応お願いいたします。
そうなんですね!フリーズしてしまうとは…!
毎日見て下さっているのに大変申し訳ありません!
少し考えてみます。2,3日中にご意見募集の記事を書きたいと思います。
よろしければそちらにもコメントを残していただけたら嬉しいです。