車が欲しいけど、貯金が50万円に減ってしまいます。
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- 車の節約と貯金
こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「日頃の家計管理に関する疑問や質問にお答えするコーナー」です。
※その他免責事項をお読みください。
車の購入についてです。
主人が車関係の仕事に転職したのをきっかけに、車が欲しいと言うようになりました。
現在、電車で都心まで15分程の賃貸に住んでいるので車は必要なく、私自身も運転できず、また世の中も「車は不要」な流れなので、当初は猛反対していました。
しかし、純粋に欲しがる主人と、2人の趣味である旅行やドライブなどが手軽にできる事に、私も夢が膨らんでくるようになりました。
しかし、数か月後に結婚式・新婚旅行があるので貯金は大幅に減り、その後車を買うと、貯金が50万円程になってしまいます。
こんな決断は、無謀でしょうか?
それとも、お金が減っても2人の楽しみや夢を優先してしまっても良いでしょうか?
長文になりましたが、ご教示頂ければ幸いです。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「車を購入すると貯金がなくなること」についてですね。
質問者様は、数カ月後に結婚式・新婚旅行が控えており、車を購入すると貯金が50万円までなくなることが心配なご様子です。
上記のご質問の回答としては、基本的に質問者様ご本人の判断で構わないと考えます。
しかし、私ならどうするか、という視点でお話しさせていただくと、私なら今はまだ車は購入しません。
なぜ、私だったら今回は車の購入を見送るかというと、以下の点の懸念が残るからです。
質問者様は、これから結婚式や新婚旅行を控えているということですから、まだ結婚式や新婚旅行にいくらかかるのかが不確定です。
結婚式や新婚旅行は、思ったよりもお金がかかることもありますし、思ったよりもお金が残ったということもありえます。
私なら、ひとまず結婚式、新婚旅行を済ませ、手元にどれだけお金が残っているかを確認してから検討します。
加えて、新婚夫婦であれば、まだ毎月の生活費もどれくらいかかるのか、はっきりしない状況と推測いたします。
私なら、毎月どれくらいの生活費が必要で、貯金はどれくらいできるといった生活の基盤がある程度はっきりしてから検討します。
さらに気になるのは、車を購入すると貯金額が50万円にまで減るという点です。
新婚夫婦で、お子さんがいらっしゃらないと考えると、50万円の手元資金があれば充分という考え方もできますが、やはり生活防衛費としてはやや心もとない金額です。
最低でも3ヵ月、できれば半年分程度の生活防衛費を貯めてから検討しても遅くないのではないか、と私なら考えます。
仮に月30万円で生活しているなら、3ヵ月分で90万円、半年分で180万円です。少し上乗せして200万円前後を生活防衛費としてもよいでしょう。
車というものは「車両本体価格」だけ支払えば終わりというものではありません。
駐車場代、ガソリン代、自動車税、車保険、車検など、様々な支出が長期にわたり増加します。
そのように支払いが増加した時に、今の生活が苦しくならないかも確認しておきましょう。
車を分割で購入し、毎月のローン支払いが増加。赤ちゃんが誕生し、赤ちゃんの費用も増加。
しかし、赤ちゃんが小さいうちは満足に働けず、家計が苦しい。
過去のご相談例でも、このような家計になってしまう方が少なくありません。
今後のライフプランも合わせて検討し、家計が苦しくならない範囲で車の購入を考えたいものです。
なお、もしそのような点を考慮した上でも購入できると思ったら、車は分割ではなく現金一括で購入するように計画しておくと安心です。
■参考:車のための貯金はいくら必要?車貯金の方法は?
まだまだ若いご夫婦様だと思いますので、車を買うチャンスはこれからいくらでもあるのではないでしょうか。
車を買っても手元に200万円以上残るなど、車を買ってもご自分の貯金残高の最低基準を上回るだけの貯金が出来た時に車を買っても遅くないでしょう。
車を購入することで貯金がなくなると考える時は、貯金がいくら残せるのかバランスを考えて選択するとよいでしょう。
■参考:家計を圧迫しない車の買い方・選び方
合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
↓他にもある!こんな時はどうする?車費の節約と貯金に関するご質問はこちらから
↓その他のご質問はこちらから
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
車の購入についてです。
主人が車関係の仕事に転職したのをきっかけに、車が欲しいと言うようになりました。
現在、電車で都心まで15分程の賃貸に住んでいるので車は必要なく、私自身も運転できず、また世の中も「車は不要」な流れなので、当初は猛反対していました。
しかし、純粋に欲しがる主人と、2人の趣味である旅行やドライブなどが手軽にできる事に、私も夢が膨らんでくるようになりました。
しかし、数か月後に結婚式・新婚旅行があるので貯金は大幅に減り、その後車を買うと、貯金が50万円程になってしまいます。
こんな決断は、無謀でしょうか?
それとも、お金が減っても2人の楽しみや夢を優先してしまっても良いでしょうか?
長文になりましたが、ご教示頂ければ幸いです。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「車を購入すると貯金がなくなること」についてですね。
車を購入すると貯金がなくなる
数か月後に結婚式・新婚旅行があるので貯金は大幅に減り、その後車を買うと、貯金が50万円程になってしまいます。
質問者様は、数カ月後に結婚式・新婚旅行が控えており、車を購入すると貯金が50万円までなくなることが心配なご様子です。
上記のご質問の回答としては、基本的に質問者様ご本人の判断で構わないと考えます。
しかし、私ならどうするか、という視点でお話しさせていただくと、私なら今はまだ車は購入しません。
車を購入するタイミング
なぜ、私だったら今回は車の購入を見送るかというと、以下の点の懸念が残るからです。
その他の支出が不透明
質問者様は、これから結婚式や新婚旅行を控えているということですから、まだ結婚式や新婚旅行にいくらかかるのかが不確定です。
結婚式や新婚旅行は、思ったよりもお金がかかることもありますし、思ったよりもお金が残ったということもありえます。
私なら、ひとまず結婚式、新婚旅行を済ませ、手元にどれだけお金が残っているかを確認してから検討します。
生活費が不透明
加えて、新婚夫婦であれば、まだ毎月の生活費もどれくらいかかるのか、はっきりしない状況と推測いたします。
私なら、毎月どれくらいの生活費が必要で、貯金はどれくらいできるといった生活の基盤がある程度はっきりしてから検討します。
残る貯金額が少ない
さらに気になるのは、車を購入すると貯金額が50万円にまで減るという点です。
新婚夫婦で、お子さんがいらっしゃらないと考えると、50万円の手元資金があれば充分という考え方もできますが、やはり生活防衛費としてはやや心もとない金額です。
最低でも3ヵ月、できれば半年分程度の生活防衛費を貯めてから検討しても遅くないのではないか、と私なら考えます。
仮に月30万円で生活しているなら、3ヵ月分で90万円、半年分で180万円です。少し上乗せして200万円前後を生活防衛費としてもよいでしょう。
買うだけでは終わらない車
車というものは「車両本体価格」だけ支払えば終わりというものではありません。
駐車場代、ガソリン代、自動車税、車保険、車検など、様々な支出が長期にわたり増加します。
そのように支払いが増加した時に、今の生活が苦しくならないかも確認しておきましょう。
車を分割で購入し、毎月のローン支払いが増加。赤ちゃんが誕生し、赤ちゃんの費用も増加。
しかし、赤ちゃんが小さいうちは満足に働けず、家計が苦しい。
過去のご相談例でも、このような家計になってしまう方が少なくありません。
今後のライフプランも合わせて検討し、家計が苦しくならない範囲で車の購入を考えたいものです。
なお、もしそのような点を考慮した上でも購入できると思ったら、車は分割ではなく現金一括で購入するように計画しておくと安心です。
■参考:車のための貯金はいくら必要?車貯金の方法は?
まとめ
まだまだ若いご夫婦様だと思いますので、車を買うチャンスはこれからいくらでもあるのではないでしょうか。
車を買っても手元に200万円以上残るなど、車を買ってもご自分の貯金残高の最低基準を上回るだけの貯金が出来た時に車を買っても遅くないでしょう。
車を購入することで貯金がなくなると考える時は、貯金がいくら残せるのかバランスを考えて選択するとよいでしょう。
■参考:家計を圧迫しない車の買い方・選び方
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
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