家計簿の収入欄の記入方法は?手取り収入?天引き前の収入?
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
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こんにちは。
あきさんに質問があります。
あきさんの家計簿では、社会保険料などの給料から天引きされる支出は記入する欄を設けていないのですが、収入の給料は手取りの金額を書いていらっしゃるのですか?
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「家計簿の収入」についてですね。
家計簿の収入の項目に記入する収入とは何のことを指すのか?ということに迷ってしまうこともありますよね。
・社会保険料などを含めて収入にすればいいのか
・給料天引きになっている支出がある場合はいくらを収入にすればいいのか
このような点に迷われる方が比較的多くいらっしゃいます。
ここでは家計簿&家計管理アドバイザーとして「家計簿に記入する収入とは?」について紹介します。
家計簿をつけていると収入欄の記載に迷うことがありますが、家計簿の収入欄に記載する内容は「手取り収入の金額」とするのが基本です。
・税込み月収30万円
・給料天引きの税金や社会保険料 6万円
・手取り月収24万円
このような場合は、手取り月収24万円の金額を家計簿に記載します。
「夫の給料」「妻の給料」など、夫婦で収入がある場合は夫婦別々に収入額を分けて記入しましょう。
家計簿の収入欄は上記のように記入するのが基本ですが、給料天引きがある場合の家計簿の収入欄の記載は工夫しましょう。
・手取り給与25万円
・給料天引き(家賃)10万円
・給料天引き(生命保険)2万円
という場合は
25万円+10万円+2万円=37万円
と考え、収入欄には37万円を収入として記載します。
なお、この場合も社会保険料や税金の金額は収入にいれる必要はありません。
自営業の場合は、給料から「国民年金」「国民健康保険料」などを支払わなくてはいけない場合があります。
また、仕事でかかる経費などがある場合もあり、何を収入として記載すればよいかわからないという方が多くいらっしゃいます。
・給料 40万円
・国民年金、健康保険料、住民税など 5万円
・仕事上必要な経費 5万円
このような場合は、仕事上必要な経費は「税務用に必要な帳簿」につける義務がありますので、家計簿に支出の内容をつける必要はありません。
国民年金、健康保険料などについても帳簿で管理するのであれば家計簿につける必要はありません(どうしても家計簿で管理したい場合はつけてもかまいません)。
40万円 - 5万円(国民年金などを家計簿につけたい場合は差し引かない) - 5万円 = 30万円(国民年金などを家計簿につける場合は35万円)
したがって家計簿につける収入は30万円(または35万円)となります。
・家計簿の収入欄には税金や社会保険料などを記入する必要はありません。
・給料天引きの支出があり、家計簿に特につけたい支出がある場合はその分収入を増やして記入します。
上記のように家計簿の収入欄の書き方を工夫すると「家計で管理する必要最低限の収入だけ」を家計簿に記入することになりますから、計算が複雑になりません。
また、家計簿の集計を行う欄も最小で済ませることができますので、家計簿にかける時間を短縮する効果が見込めます。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
■参考:家計簿の収入欄の書き方は以下にまとめてあります。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
こんにちは。
あきさんに質問があります。
あきさんの家計簿では、社会保険料などの給料から天引きされる支出は記入する欄を設けていないのですが、収入の給料は手取りの金額を書いていらっしゃるのですか?
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「家計簿の収入」についてですね。
家計簿の収入とは?
家計簿の収入の項目に記入する収入とは何のことを指すのか?ということに迷ってしまうこともありますよね。
・社会保険料などを含めて収入にすればいいのか
・給料天引きになっている支出がある場合はいくらを収入にすればいいのか
このような点に迷われる方が比較的多くいらっしゃいます。
ここでは家計簿&家計管理アドバイザーとして「家計簿に記入する収入とは?」について紹介します。
家計簿の収入欄には何を記入する?
家計簿をつけていると収入欄の記載に迷うことがありますが、家計簿の収入欄に記載する内容は「手取り収入の金額」とするのが基本です。
・税込み月収30万円
・給料天引きの税金や社会保険料 6万円
・手取り月収24万円
このような場合は、手取り月収24万円の金額を家計簿に記載します。
「夫の給料」「妻の給料」など、夫婦で収入がある場合は夫婦別々に収入額を分けて記入しましょう。
給料天引きがある場合の収入は?
家計簿の収入欄は上記のように記入するのが基本ですが、給料天引きがある場合の家計簿の収入欄の記載は工夫しましょう。
・手取り給与25万円
・給料天引き(家賃)10万円
・給料天引き(生命保険)2万円
という場合は
25万円+10万円+2万円=37万円
と考え、収入欄には37万円を収入として記載します。
なお、この場合も社会保険料や税金の金額は収入にいれる必要はありません。
自営業の場合の収入は?
自営業の場合は、給料から「国民年金」「国民健康保険料」などを支払わなくてはいけない場合があります。
また、仕事でかかる経費などがある場合もあり、何を収入として記載すればよいかわからないという方が多くいらっしゃいます。
・給料 40万円
・国民年金、健康保険料、住民税など 5万円
・仕事上必要な経費 5万円
このような場合は、仕事上必要な経費は「税務用に必要な帳簿」につける義務がありますので、家計簿に支出の内容をつける必要はありません。
国民年金、健康保険料などについても帳簿で管理するのであれば家計簿につける必要はありません(どうしても家計簿で管理したい場合はつけてもかまいません)。
40万円 - 5万円(国民年金などを家計簿につけたい場合は差し引かない) - 5万円 = 30万円(国民年金などを家計簿につける場合は35万円)
したがって家計簿につける収入は30万円(または35万円)となります。
家計簿の収入の書き方(まとめ)
・家計簿の収入欄には税金や社会保険料などを記入する必要はありません。
・給料天引きの支出があり、家計簿に特につけたい支出がある場合はその分収入を増やして記入します。
上記のように家計簿の収入欄の書き方を工夫すると「家計で管理する必要最低限の収入だけ」を家計簿に記入することになりますから、計算が複雑になりません。
また、家計簿の集計を行う欄も最小で済ませることができますので、家計簿にかける時間を短縮する効果が見込めます。
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
■参考:家計簿の収入欄の書き方は以下にまとめてあります。