貯金をしても貯金が減る。貯金が増えないのはなぜ?
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- 積み立て・口座・貯金
こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「日頃の家計管理に関する疑問や質問にお答えするコーナー」です。
※その他免責事項をお読みください。
主人と、幼稚園の息子1人の3人家族と、猫3匹で暮らしています。
主人のお給料はこの歳にしてはいい方じゃないかと思っています。
でも、年俸制でボーナスがなく、毎月同じ額の給料が入るので、毎月のやりくりでいっぱいいっぱいで、なかなか特別費や貯金にまわせません。
予算を出して計算しても、毎月6千円ほどしか残らない計算になります。
やはり、固定費が高いのでしょうか。予算が高すぎるのでしょうか。
毎月積立貯金を3万円していますが、結局その分を使う月もあります。というかほぼ使っています。。なので、貯金をしても貯金が減ってしまい貯金が増えません。
でも、それをしていないと不安で。止めるのは考えていません。
それから、毎月子供の学資保険に9,000円と、15,000円の解約返戻金の保険に入っています。
年金に期待出来ないので、そのためにも月16,000円ほどの解約返戻金の保険にも入っています。
児童手当や、幼稚園の補助金なども、一度は貯金にするのですが、年に1度来る支払い(固定資産や、NHK、幼稚園の進級代)にあてたり、お楽しみのイベントにまわすと、ほぼ残らずで、貯めれるお金がなくなってしまい不安です。
主人に話すと、イベントなどのお楽しみを欲張りすぎなんじゃないかと言われてしまいました……。(子供の誕生日、結婚記念日、クリスマス、年に1回主人が連休が取れるときの旅行←旅行と言っても高速にのって車で行ける範囲にしか行ったことありませんが。)
欲張りすぎでしょうか。。
お忙しい中、長々と読んでくださりありがとうございます。まとまりの無い文章で申し訳ありません。
主人が一生懸命働いて稼いでくれたお金をどうにかうまくやりくりして残していきたいので、アドバイスよろしくお願いします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「貯金をしても貯金が減ってしまうこと」についてですね。
質問者様は毎月7.6万円の貯蓄をしているようです。
ボーナスはなく、児童手当や補助金はいったんは貯蓄に回しているということですから、年間12万円の児童手当を貯蓄とすると、年間103.2万円の貯蓄ができることになりますね。
しかし、質問者様は年間103.2万円の貯蓄をしているはずなのに、「貯金をしているのに貯金が減ってしまい貯金が増えていかない」と感じていらっしゃるご様子です。
毎月貯金をしているのですから、本来なら貯金は毎月増えていくはずです。
それなのに、「貯金をしているのに貯金がなくなる」と感じてしまうのは、なぜなのでしょうか?
貯金をしているのに貯金がなくなると感じてしまう理由のひとつは「使う貯金」と「使わない貯金」を分けていないからです。
質問者様は、毎月3万円を貯金、さらに児童手当や幼稚園の補助金も一度は貯金として貯めているようですが、実際には一度貯金として口座などに移したお金もすぐに引き出しているようです。
私は、貯金とは「マイホーム、車、老後、万が一など大きな出費以外当面の間はおろさないお金」と考えています。
従って、一度貯金として口座などに移したお金も「すぐに使っている」のであれば、「使う貯金」であり「使わない貯金(貯まる貯金)」ではないと私は考えます。
毎月3万円の積立をしているので、毎月3万円貯蓄をしているというイメージがあるかもしれませんが、すぐに崩してなくなるなら、毎月3万円の積立は「使う貯金」を一時的にプールしただけすぎません。
「使う貯金」と「使わない貯金」を分け、「使わない貯金」を「貯金専用の口座」などに貯めておくよいでしょう。
さらに、貯金をしているのに貯金がなくなると感じてしまう理由のひとつとして挙げられるのが特別費を貯金と勘違いしているケースです。
質問者様も児童手当や幼稚園の助成金を特別費に充てているご様子です。
特別費を理由にして貯金を崩してしまうと、一度貯金にしてもすぐに崩れやすいので気を付けましょう。
質問者様は毎月4万円ほど貯蓄性の保険などの支払いがあるようです。
しかし、貯蓄性の保険というのは満期を迎えるまで現金として手元には残りません。
貯蓄性の保険は掛け捨ての保険よりも高額で、一度契約してしまうと長い間支払いが続くものです。
貯蓄性の保険の支払いで家計が圧迫されると、貯蓄は増えていくのに現金が減っていくという現象がおこることがあります。
さらに、満期になる前に解約するとと元本割れとなり、意味がなくなりますので注意しましょう。
貯金をしても貯金がなくなる理由はおもに上記の3つです。
質問者様は「毎月6000円しか残らない」と考えているようですが、おそらく貯金や貯蓄を支出として考えた結果なのではないでしょうか。
貯金として考えている毎月3万円の積み立てと、特別費に使っている児童手当や幼稚園の補助金の配分を今一度考えてみましょう。
収入は少なくないとうことですから、貯金と支出の区別がつくようになれば順調に貯蓄ができると考えられます。
幼稚園の助成金がでていることから、お子さんはまだ幼稚園の年齢であると推測されますが、お子さんが小さい今は貯め期です。貯め期のうちにしっかり家計を見直しましょう。
皆さんからの積み立て・口座・貯金に関するご質問は積み立て・口座・貯金カテゴリーよりご覧ください。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
主人と、幼稚園の息子1人の3人家族と、猫3匹で暮らしています。
主人のお給料はこの歳にしてはいい方じゃないかと思っています。
でも、年俸制でボーナスがなく、毎月同じ額の給料が入るので、毎月のやりくりでいっぱいいっぱいで、なかなか特別費や貯金にまわせません。
予算を出して計算しても、毎月6千円ほどしか残らない計算になります。
やはり、固定費が高いのでしょうか。予算が高すぎるのでしょうか。
毎月積立貯金を3万円していますが、結局その分を使う月もあります。というかほぼ使っています。。なので、貯金をしても貯金が減ってしまい貯金が増えません。
でも、それをしていないと不安で。止めるのは考えていません。
それから、毎月子供の学資保険に9,000円と、15,000円の解約返戻金の保険に入っています。
年金に期待出来ないので、そのためにも月16,000円ほどの解約返戻金の保険にも入っています。
児童手当や、幼稚園の補助金なども、一度は貯金にするのですが、年に1度来る支払い(固定資産や、NHK、幼稚園の進級代)にあてたり、お楽しみのイベントにまわすと、ほぼ残らずで、貯めれるお金がなくなってしまい不安です。
主人に話すと、イベントなどのお楽しみを欲張りすぎなんじゃないかと言われてしまいました……。(子供の誕生日、結婚記念日、クリスマス、年に1回主人が連休が取れるときの旅行←旅行と言っても高速にのって車で行ける範囲にしか行ったことありませんが。)
欲張りすぎでしょうか。。
お忙しい中、長々と読んでくださりありがとうございます。まとまりの無い文章で申し訳ありません。
主人が一生懸命働いて稼いでくれたお金をどうにかうまくやりくりして残していきたいので、アドバイスよろしくお願いします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「貯金をしても貯金が減ってしまうこと」についてですね。
貯金をしても貯金がなくなる
- 毎月積立貯金 30000円
- 学資保険 9000円と15000円
- 年金 16000円
- 毎月の余剰金 6000円
質問者様は毎月7.6万円の貯蓄をしているようです。
ボーナスはなく、児童手当や補助金はいったんは貯蓄に回しているということですから、年間12万円の児童手当を貯蓄とすると、年間103.2万円の貯蓄ができることになりますね。
毎月積立貯金を3万円していますが、結局その分を使う月もあります。というかほぼ使っています。。なので、貯金をしても貯金が減ってしまい貯金は増えていきません。
でも、それをしていないと不安で。止めるのは考えていません。
児童手当や、幼稚園の補助金なども、一度は貯金にするのですが、年に1度来る支払い(固定資産や、NHK、幼稚園の進級代)にあてたり、お楽しみのイベントにまわすと、ほぼ残らずで、貯めれるお金がなくなってしまい不安です。
しかし、質問者様は年間103.2万円の貯蓄をしているはずなのに、「貯金をしているのに貯金が減ってしまい貯金が増えていかない」と感じていらっしゃるご様子です。
毎月貯金をしているのですから、本来なら貯金は毎月増えていくはずです。
それなのに、「貯金をしているのに貯金がなくなる」と感じてしまうのは、なぜなのでしょうか?
貯金をしても貯金が減るのはなぜ?
貯金をしているのに貯金がなくなると感じてしまう理由のひとつは「使う貯金」と「使わない貯金」を分けていないからです。
質問者様は、毎月3万円を貯金、さらに児童手当や幼稚園の補助金も一度は貯金として貯めているようですが、実際には一度貯金として口座などに移したお金もすぐに引き出しているようです。
私は、貯金とは「マイホーム、車、老後、万が一など大きな出費以外当面の間はおろさないお金」と考えています。
従って、一度貯金として口座などに移したお金も「すぐに使っている」のであれば、「使う貯金」であり「使わない貯金(貯まる貯金)」ではないと私は考えます。
毎月3万円の積立をしているので、毎月3万円貯蓄をしているというイメージがあるかもしれませんが、すぐに崩してなくなるなら、毎月3万円の積立は「使う貯金」を一時的にプールしただけすぎません。
「使う貯金」と「使わない貯金」を分け、「使わない貯金」を「貯金専用の口座」などに貯めておくよいでしょう。
貯めても貯めても貯金が減ってしまう
さらに、貯金をしているのに貯金がなくなると感じてしまう理由のひとつとして挙げられるのが特別費を貯金と勘違いしているケースです。
児童手当や、幼稚園の補助金なども、年に1度来る支払い(固定資産や、NHK、幼稚園の進級代)にあてたり、お楽しみのイベントにまわすと、ほぼ残らずで、貯めれるお金がないのかと不安です。
質問者様も児童手当や幼稚園の助成金を特別費に充てているご様子です。
特別費を理由にして貯金を崩してしまうと、一度貯金にしてもすぐに崩れやすいので気を付けましょう。
貯蓄はできているのに貯金はできない
毎月子供の学資保険に9,000円と、15,000円の解約返戻金の保険に入っています。
年金に期待出来ないので、そのためにも月16,000円ほどの解約返戻金の保険にも入っています。
質問者様は毎月4万円ほど貯蓄性の保険などの支払いがあるようです。
しかし、貯蓄性の保険というのは満期を迎えるまで現金として手元には残りません。
貯蓄性の保険は掛け捨ての保険よりも高額で、一度契約してしまうと長い間支払いが続くものです。
貯蓄性の保険の支払いで家計が圧迫されると、貯蓄は増えていくのに現金が減っていくという現象がおこることがあります。
さらに、満期になる前に解約するとと元本割れとなり、意味がなくなりますので注意しましょう。
貯金をしても貯金がなくなる(まとめ)
貯金をしても貯金がなくなる理由はおもに上記の3つです。
質問者様は「毎月6000円しか残らない」と考えているようですが、おそらく貯金や貯蓄を支出として考えた結果なのではないでしょうか。
貯金として考えている毎月3万円の積み立てと、特別費に使っている児童手当や幼稚園の補助金の配分を今一度考えてみましょう。
収入は少なくないとうことですから、貯金と支出の区別がつくようになれば順調に貯蓄ができると考えられます。
幼稚園の助成金がでていることから、お子さんはまだ幼稚園の年齢であると推測されますが、お子さんが小さい今は貯め期です。貯め期のうちにしっかり家計を見直しましょう。
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