2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

毎月生活が苦しい。娯楽費はほとんどゼロ!お金がないのが不安な家計

毎月生活が苦しい。旅行などのお楽しみに使えるお金はほとんどゼロ。

家計を回していくのが苦しく、生活するだけで精一杯。「お金がない」ことへの不安や焦りがいつも消えない。

「貧乏」である、という気持ちがあり、「ケチケチ節約術」を実行中。

頑張っても頑張ってもお金が増えない。

そんな家計は、私の考える「お金の貯められない家計パターン」の1つ、「生活費貧乏」タイプです。

生活費貧乏とは?


節約生活別!お金の貯められないタイプ別診断(生活が苦しい家計)

「生活費貧乏」タイプの家計は生活するのに精一杯で娯楽に回せる資金の余裕がない家計と言えます。

「ケチケチ節約術」の効果で「お金は貯められている」けれど、「家族のお楽しみ」となる「娯楽費」が少ない家計もこの「生活費貧乏タイプ」と言えます。

私が考える「生活するのに精いっぱいで娯楽に回せる資金の余裕がないタイプ」とは、

「食費、日用品、ガソリン代、教育費、習い事」など、「今の生活を維持するのに必要最低限の支出」が多く、

「衣服費、レジャー、旅行、家電製品やインテリア用品の買い替え」など、「家族のお楽しみ」となる支出にかける費用が少ない家計のことです。

つまり、どうして「娯楽に回す余裕資金がないのか」というと「どうしても必要な支出」の占める割合が高いから、ということが出来ます。

「お楽しみ」となる支出に費用をかけられないので、「生活の質への満足度」は低く、生活が苦しい、お金がないと感じやすい傾向にあります。

「うちは貧乏だから」「うちは収入が少ないから」なんて、ついつい口に出してしまうことも。

「お金を貯めることを目的にして意図的にぎりぎりの生活をしている」というケチケチする節約を徹底している方も、「家族のお楽しみ」となる支出にお金をかけていないと思いますので、同様の傾向が見られます。

この場合は、「お金は貯められている」ので、多少満足度は上がりますが、娯楽にかける費用が極端に少ない、など「自分は満足しているけど、本当に家族全員がそれで満足しているか?」「過度な我慢を強要していないか?」見直す必要があることも。

このように生活費貧乏には

「いつの間にか支払わなくてはいけない支出」が増えてしまって「生活が苦しい」タイプと、
「お金は貯められているけど娯楽にかける費用を意図的に削っている」「ケチケチ生活」タイプ

2つのパターンの傾向がみられます。

どちらも娯楽に関する費用が少ないのが特徴です。

生活費貧乏から脱出するには?


このような家計パターンから脱却する方法はいくつかあります。

1つ目は不必要な「契約」を減らす事

2つ目は「車」を手放す事

3つ目は「食費や日用品費」から無駄を省く事

4つ目は「固定支出」を見直す事

5つ目は「収入を増やす」事

6つ目は「娯楽を増やす」事

です。

このうちのどれを実行するかは「何が家計を圧迫しているか」を計算してみないと分かりませんが、具体的にどのように対策をとると良いのか順番に考えてみましょう。

1.不必要な「契約」を減らそう


まず1つ目の不必要な「契約」を減らすことについて考えてみましょう。

生活するのに精一杯で、食費や日用品費を捻出するのもギリギリ、洋服なんてほとんど買っていない、美容室さえ満足に行っていない、というような苦しい家計の場合、まず最初にみなおすべきところは「不必要な契約」です。

生活するのにどうしても必要な支出というのは、基本的には「住居費」「水道光熱費」だけです。

その他の支出の中から特に「不必要な契約がないか」を見直してみましょう。

「習い事」「新聞」「ウォーターサーバー」「衛星放送」など。

あれば便利で生活の潤いになりますが、生活が苦しい時は積極的に見直したい支出です。

特に「習い事」は、「月5000円だから」など、月の支払いがあまり高額でないために、ついついあちらこちらと増やしてしまい、いつの間にか年間で50万円の支出になっていた、なんて話は私の周りでもよく聞こえてきます。

また、「子供が受験したいと言っているから」と、「高額な塾」に幼い頃から通わせ、塾代の支払いが大変、という話もよく聞きます。

どんなに生活が苦しくても子供に習い事を続けさせるのが「親の務め」と借金を検討する方もいます。

「子供に習い事をさせてあげたい」親心は私も痛いほどよく分かるのですが、子供がいくらやりたいといっても、支払いが苦しいほどの習い事をさせることが本当に家族の幸せなのかは考えてみてもよいでしょう。

「子供の習い事費」を支払うのに精一杯で、着るものひとつ満足に買ってやれない、旅行にもいけない、という生活を習い事をしている本人が本当に望んでいるのか相談してみてもよいでしょう。

子供にはいくらやりたくてもなんでもできるわけじゃない、ここまではやらせてあげられるけれどこれ以上は無理、など身の丈にあった線引きをしっかり伝えましょう。

「習い事」を増やす時はその代わりに何をやめるのか、よくよく検討した上で始めましょう。

また、行ってもいないのに数年前に契約したジムの会費をずっと払い続けているというようなパターンも見受けられます。

必要のない契約ものはいさぎよくやめましょう。

「生活が苦しい」方ほど、まずは「やめても支障のない支出からスパッとやめる」勇気を出すと家計をラクにすることができます。

2.「車」を手放すことを検討してみよう


次に2つ目の「車」を手放す事について考えてみましょう。

どうしても毎月の生活が苦しい家計の場合は、「車」を手放すことも有効です。

車がないと生活が成り立たない方もいますから、そのような場合は「ガソリン費」の見直しをすることも大切です。

仕事で使うガソリン費は仕方がないですが、お出かけに使うガソリン費は削りどころです。

我が家の場合はガソリンは月2000円と決めています。

ガソリンがなくなりそうな時は自転車などでいける範囲のお買い物に切り替えるなど、無駄なガソリン代を払わなくて済むよう気を付けています。

ただし、旅行やレジャーなどで遠出する場合のガソリンや高速代は別です。

この場合のガソリン費は「娯楽」のためのガソリンですので、「旅行代の一部」として用意しています。

なくなったらいれればいいや、ではなく、月にいくら分のガソリンをいれれば生活できるのかよく見極めましょう。

車が2台以上ある世帯の場合は、1台は軽自動車にする、車ではなく原付にするなど、とにかく車にかかる費用を見直せるだけ見直してみましょう。

車は一台手放せるだけで年間20万円~40万円の節約が可能になります。

どうしても生活が苦しいという方は、車を手放すことも積極的に視野に入れましょう。

3.「食費や日用品費」から無駄を省こう


3つ目の「食費や日用品費」から無駄を省く事について考えてみましょう。

「うちは食べ盛りの子供がいるので食費がかかります」という方の気持ちはわが家も3人の子供がいますのでよく分かります。

食費は1週間に1000円削るのも実はとても大変です。

私も何度も食費を大幅にカットしようとして失敗した経験があります。

ですから、基本的に「食費」は「節約しない」ことを推奨しています。

でも、あなたのお買い物のかごの中には本当に余計なものはないですか?

一つ二つの余計なものはご愛敬なので心配いりません。

でも、「カップ麺」や「レトルト食品」など、しばらく食べる予定のないような余計なものだらけになってはいませんか?

また、日用品費もついつい無駄に買いがちな費目です。

特売だからと言って余計なまとめ買いをしていませんか?

ドラッグストアに日用品を買いに来たのに、ついつい一緒にお菓子も買っていませんか?

食費や日用品費は、「無駄なものを減らす」だけで充分な効果がありますから試してみてくださいね。

くれぐれも家族の幸せと栄養を奪うようなケチケチ節約はしないようにしながら、無駄だけ削るように検討してみましょう。

4.「固定支出」を見直しましょう


4つ目の「固定支出」を見直す事について考えてみましょう。

ありがちな節約術ですが「生命保険」や「携帯電話」など、毎月支払っている契約もの全般の月額料金を今一度見直してみましょう。

月100円だから、などと思わず、月100円でも月額料金が減る方法はないか、調べて実行してみましょう。

大体の人は面倒くさがって何もやりません。

調べて実行する、というこの「実行する」というのが出来ない人がいるんですね。

ここで何かを実行できる人、というのは家計だけでなく、仕事、時間、片付け、全てのことの「改善案」に「やってみようかな」という意欲を持てる人です。

私も根はズボラで面倒くさがりなので、面倒くさい、後でいいやっていう気持ちはとてもよく分かりますが、面倒くさい、後でいいや、、という気持ちとどう折り合いをつけるか、是非考えてみましょう。

また、生活が苦しいという方によくありがちなのが「固定費」の中に「借金」や「無駄なローン」などの支払いが多いというパターンです。

正常に家計が回っている方にはない「借金」や「家電などのローン」などがある方は、まず集中して余計な固定費を払い終えることから始めましょう。

5.「収入を増やす」事も考えましょう


5つ目の「収入を増やす」事についても考えてみましょう。

一生懸命削れるところを探して、それでも何も削れるところが見つからなかったら、あとは「苦しくても今の生活を続ける」か「収入を増やす」しか方法はありません。

「収入を増やす」方向で考えるなら、

「少しでも働けば足しになるだろう」と考えるのではなく、

「あといくらあれば足りるから、いくらは稼ごう」など、具体的な数字目標を作りましょう。

あれも駄目、これも無理、でははっきり言って何も変わりません。

出来ることを探してみましょう。

6.「娯楽を増やす」事も考えましょう


6つ目の「娯楽を増やす」事についても考えてみましょう。

これは特に「ケチケチ節約術」をしている方にオススメしたいことです。

「年間200万円貯めてます」という方などは、年間の貯金額だけを見たらすごいです。

でも、その代わり「娯楽費はほぼゼロ円です」というのでは悲しすぎます。

娯楽費は人生を豊かにしてくれる費用です。

お金は貯まってるけど、

全く栄養のない粗末な食事、
衣類は1枚1000円以下、
美容室は1000円カット、
旅行やレジャーにはいきません、

ではつまらなすぎます。

そんなつまらない節約術を一生続けて、本当に幸せですか?

もちろん、その生活を送るのが一番の幸せなんです!という方はそのままでもかまわないのですが、貯金が年間100万円でも、年間100万円娯楽費に使ってますという家計の方が結果としては長続きする場合があります。

その年だけ貯蓄額が増えてもあとからリバウンドしてしまっては意味がありません。

貯金額だけにとらわれず、是非「生活の質」にもこだわった家計設計を心がけると「生活が苦しい」という意識も和らぎます。

生活が苦しい家計を変えるには?


「生活するのに精いっぱいで娯楽に回せる資金の余裕がないタイプ」の家計の場合は、

どのようにして「支払わなくてはいけない基本的な支出」の割合を下げ、「娯楽」の割合を上げていくか考える

ことが「生活の質を下げずにむしろ上げる節約生活」を送るポイントとなります。

時には収入を上げることでしか対応できない家計の方もいますから、収入と支出の全体的なバランスを見ながら家計を根本的に見直す必要があります。
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家計の中でもどの支出が高い傾向にあるかによって判断する「貯められないタイプ」別に「生活の質を下げずに、むしろ上げる方法」で家計の見直しを考えていますので、その他の回答ページも見てみて下さいね。
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