「もうこれ以上節約できない」と思った時にやること6選
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが日頃の「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
ブログ拝見させて頂きました。
我が家は今主人のみの給料で月に23万程の給料で、子供がまだ3ヶ月の為仕事はしておりません。
主人はボーナスはありません。
恥ずかしながら貯金も10万以下になってしまいました。
毎月の固定費、食費やらを引くと3万程しか残りません。
なんだかんだ毎月車の管理費や、県民税やらで出費が増え赤字です。
これ以上どこを節約したらお金が貯まるのか自分でもどうしたらいいのかわかりません。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「これ以上節約できないと感じた時」についてですね。

家計を管理していると「もうこれ以上節約できない…」と感じる時がありますよね。
「一通り節約できるところを見直したのに、節約できるところが見つからない」
このような時は、もうこれ以上家計をどうしていいのか分からないと感じてしまいます。
実は、わが家も昔は質問者様と同じように「これ以上節約できない」と考えていました。
しかし、今はそれでも貯金ができるようになりました。
ここでは、「もうこれ以上節約できない」と思う時にわが家がやったことを紹介します。

「これ以上節約できない…」と感じた時にわが家がやったことは以下の6つです。
住宅ローン、生命保険、携帯電話など「毎月支払うことが決まっている支出」のことを「固定費」といいます。
住宅ローン、生命保険、携帯電話など、家計の「固定費」はたくさんありますが、固定費は「これ以上節約できない…」と感じる時にまっさきに見直したい支出です。
何度も見直して、もうこれ以上固定費は減らせないと思っても今一度見直すことが大切です。
わが家も「固定費」は何度も見直して、これ以上節約できないと思うところまで減らしたつもりでしたが、それでも「固定電話」「携帯電話の留守番電話機能」「子供の通信教育」など、小さな固定費はまだ見直すことができました。
また、一度見直したからもう節約できないと簡単にあきらめず、年に数回は必ず見直すなど定期的に何度も見直しましょう。
そして、さらに大切なことは、一度減らした固定費を安易に増やさないことです。
固定資産税、自動車税、車検など「毎月ではないが年に数回ある大きな支出」のことを「特別費」といいますが、「これ以上節約できない…」と感じる時には特別費についても見直します。
わが家も、昔は固定資産税や車検など大きな出費があると思うと「大きな出費が続くと毎月赤字で生活できない…」と考えていました。
しかし、このような大きな出費というのは、不測の出費ではなく、あらかじめ予定できる支出ということに気が付きました。
それ以降、大きな出費は半年ほど前からあらかじめ準備するという家計管理に変更することにしました。
その結果、大きな出費があっても慌てずに支払えるようになりました。
質問者様も「毎月車の管理費や、県民税やらで出費が増え赤字」と感じられているようですが、おそらく特別費が管理できていないから赤字になるのではないかと考えられます。
食費や日用品費など、毎月の生活に必要なお金を一般的には「変動費」と言います。
なぜなら毎月いくらかかるか月によって変動し、定まらない支出と考えられているからです。
しかし、このような「変動費」は、「変動費」と考え「毎月定まらない支出」と考えてしまうことに家計管理がうまくいかない理由があることに気が付きました。
それ以降「変動費」を「変動費」と呼ぶのはやめ、「生活費」と呼ぶようにし、生活費に予算を決め、予算を守るようにしました。
結果として、家計は安定するようになり、予定外の赤字がでないようになりました。
わが家も昔は質問者様と同様に、毎月の給料から固定費と夫の小遣いを引くと、食費などに使えるお金が月に数万円しか残らないという家計でした。
質問者様は食費などを引くと月3万円しか残らないということですが、わが家の場合は食費を引く前に数万円しかありませんでしたので、食費などに使えるお金もない状況でした。
しかし、そんなわが家でも、児童手当やボーナスまで収入として使えば、毎月の給料のやりくりでは赤字でも、年単位では黒字にすることができました。
質問者様もボーナスはないということですが、3ヵ月のお子さんがいらっしゃるということですので、年間18万円は児童手当が出ているはずです。
児童手当などその他の収入も入れて月単位で赤字でも年単位で黒字にできるようにするところから始めてみてはいかがでしょうか。
「もうこれ以上節約できない…」と感じる時でも、どんぶり勘定で家計を管理していると、本来節約できるものでも節約できることに気が付かないことがあります。
また、ただ家計簿をつけるだけなく「無駄な支出が分かる家計簿のつけ方」をしていないと家計簿をつけていても節約できないことがあります。
わが家も昔は10年以上家計簿をつけていたのに赤字…。
わが家の場合は、家計簿のつけ方をしっかりと見直すことで「節約できる支出」をさらに見つけることに成功しました。
無駄な支出を出さないように節約することは大切ですが、節約というものには限界があります。
いくら節約をしても収入以上のお金を節約することはできません。
一通り節約を実行しても改善が見られない場合は、収入を増やすことを考えることも必要です。
わが家も子供が小さい頃は夫一人の収入で毎月赤字でしたが、子供が成長してからは私も収入が得られるように工夫しました。
質問者様も今は小さなお子さんがいてお仕事などは難しいこともあると思いますが、お子さんが成長するにしたがってお仕事をする余裕もできます。
お子さんが小さい今は多少の赤字が続くのはやむを得ない、自分も働けるようになったら夫婦で黒字を目指すというのも一つの手です。
質問者様の家計は、月収23万円。年間276万円の手取り収入があることになります。
加えて年間18万円の児童手当がありますから年間294万円の収入はあることが分かります。
一度ここから固定費を引いて、自由に使えるお金がどれくらいあるのか計算してみるとよいのではないかと思います。
月3万円は毎月残るということですから、年間36万円と児童手当18万円で年間54万円は特別費として使えるお金が残るはずです。
毎月赤字の状況が続くと、精神的にもつらい状況が続きますが、必ず立て直せる時期が来るはずです。
長い目で見た家計管理を目指しましょう。
その他の皆さんからの家計のやりくりに関するご質問は家計のやりくりアドバイスカテゴリーよりご覧ください。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
ブログ拝見させて頂きました。
我が家は今主人のみの給料で月に23万程の給料で、子供がまだ3ヶ月の為仕事はしておりません。
主人はボーナスはありません。
恥ずかしながら貯金も10万以下になってしまいました。
毎月の固定費、食費やらを引くと3万程しか残りません。
なんだかんだ毎月車の管理費や、県民税やらで出費が増え赤字です。
これ以上どこを節約したらお金が貯まるのか自分でもどうしたらいいのかわかりません。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「これ以上節約できないと感じた時」についてですね。
これ以上節約できない

家計を管理していると「もうこれ以上節約できない…」と感じる時がありますよね。
「一通り節約できるところを見直したのに、節約できるところが見つからない」
このような時は、もうこれ以上家計をどうしていいのか分からないと感じてしまいます。
実は、わが家も昔は質問者様と同じように「これ以上節約できない」と考えていました。
しかし、今はそれでも貯金ができるようになりました。
ここでは、「もうこれ以上節約できない」と思う時にわが家がやったことを紹介します。
これ以上節約できないと感じた時にやること

「これ以上節約できない…」と感じた時にわが家がやったことは以下の6つです。
1.固定費を見直す
住宅ローン、生命保険、携帯電話など「毎月支払うことが決まっている支出」のことを「固定費」といいます。
住宅ローン、生命保険、携帯電話など、家計の「固定費」はたくさんありますが、固定費は「これ以上節約できない…」と感じる時にまっさきに見直したい支出です。
何度も見直して、もうこれ以上固定費は減らせないと思っても今一度見直すことが大切です。
わが家も「固定費」は何度も見直して、これ以上節約できないと思うところまで減らしたつもりでしたが、それでも「固定電話」「携帯電話の留守番電話機能」「子供の通信教育」など、小さな固定費はまだ見直すことができました。
また、一度見直したからもう節約できないと簡単にあきらめず、年に数回は必ず見直すなど定期的に何度も見直しましょう。
そして、さらに大切なことは、一度減らした固定費を安易に増やさないことです。
2.特別費を見直す
固定資産税、自動車税、車検など「毎月ではないが年に数回ある大きな支出」のことを「特別費」といいますが、「これ以上節約できない…」と感じる時には特別費についても見直します。
わが家も、昔は固定資産税や車検など大きな出費があると思うと「大きな出費が続くと毎月赤字で生活できない…」と考えていました。
しかし、このような大きな出費というのは、不測の出費ではなく、あらかじめ予定できる支出ということに気が付きました。
それ以降、大きな出費は半年ほど前からあらかじめ準備するという家計管理に変更することにしました。
その結果、大きな出費があっても慌てずに支払えるようになりました。
質問者様も「毎月車の管理費や、県民税やらで出費が増え赤字」と感じられているようですが、おそらく特別費が管理できていないから赤字になるのではないかと考えられます。
3.毎月の生活費に予算を決める
食費や日用品費など、毎月の生活に必要なお金を一般的には「変動費」と言います。
なぜなら毎月いくらかかるか月によって変動し、定まらない支出と考えられているからです。
しかし、このような「変動費」は、「変動費」と考え「毎月定まらない支出」と考えてしまうことに家計管理がうまくいかない理由があることに気が付きました。
それ以降「変動費」を「変動費」と呼ぶのはやめ、「生活費」と呼ぶようにし、生活費に予算を決め、予算を守るようにしました。
結果として、家計は安定するようになり、予定外の赤字がでないようになりました。
4.月単位での黒字より年単位の黒字を目指す
わが家も昔は質問者様と同様に、毎月の給料から固定費と夫の小遣いを引くと、食費などに使えるお金が月に数万円しか残らないという家計でした。
質問者様は食費などを引くと月3万円しか残らないということですが、わが家の場合は食費を引く前に数万円しかありませんでしたので、食費などに使えるお金もない状況でした。
しかし、そんなわが家でも、児童手当やボーナスまで収入として使えば、毎月の給料のやりくりでは赤字でも、年単位では黒字にすることができました。
質問者様もボーナスはないということですが、3ヵ月のお子さんがいらっしゃるということですので、年間18万円は児童手当が出ているはずです。
児童手当などその他の収入も入れて月単位で赤字でも年単位で黒字にできるようにするところから始めてみてはいかがでしょうか。
5.家計簿をつける
「もうこれ以上節約できない…」と感じる時でも、どんぶり勘定で家計を管理していると、本来節約できるものでも節約できることに気が付かないことがあります。
また、ただ家計簿をつけるだけなく「無駄な支出が分かる家計簿のつけ方」をしていないと家計簿をつけていても節約できないことがあります。
わが家も昔は10年以上家計簿をつけていたのに赤字…。
わが家の場合は、家計簿のつけ方をしっかりと見直すことで「節約できる支出」をさらに見つけることに成功しました。
6.収入を増やす
無駄な支出を出さないように節約することは大切ですが、節約というものには限界があります。
いくら節約をしても収入以上のお金を節約することはできません。
一通り節約を実行しても改善が見られない場合は、収入を増やすことを考えることも必要です。
わが家も子供が小さい頃は夫一人の収入で毎月赤字でしたが、子供が成長してからは私も収入が得られるように工夫しました。
質問者様も今は小さなお子さんがいてお仕事などは難しいこともあると思いますが、お子さんが成長するにしたがってお仕事をする余裕もできます。
お子さんが小さい今は多少の赤字が続くのはやむを得ない、自分も働けるようになったら夫婦で黒字を目指すというのも一つの手です。
これ以上節約できないと感じた時にやること(まとめ)
質問者様の家計は、月収23万円。年間276万円の手取り収入があることになります。
加えて年間18万円の児童手当がありますから年間294万円の収入はあることが分かります。
一度ここから固定費を引いて、自由に使えるお金がどれくらいあるのか計算してみるとよいのではないかと思います。
月3万円は毎月残るということですから、年間36万円と児童手当18万円で年間54万円は特別費として使えるお金が残るはずです。
毎月赤字の状況が続くと、精神的にもつらい状況が続きますが、必ず立て直せる時期が来るはずです。
長い目で見た家計管理を目指しましょう。
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