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将来が不安!「いくら貯金しても足りない症候群」に要注意。

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今回のご相談内容

同年代の周りは家を構え着々とローンを返済している中、転勤族で一生賃貸の予定なので今後家を買う予定も無く、主人に何かあった際や定年後に何も残らない状況に漠然と不安を感じています。

主人が割と大手勤めで、貯蓄も現在1100万円ある事から、主人はむしろ余裕を感じているようなのですが…

私としては、子供が小さい割に主人の年齢が高めな事、独身時代お互い貯金がゼロだった事(私も奨学金返済でほぼ0)、無駄遣いが多かったり援助も無い事、転勤や帰省で出費が多い事、賃貸で何も手元に残らない事等から、ヨソと同じ貯蓄で安心してる場合じゃないんじゃないか?逆にもっと備えておいた方が良いのでは…と感じています。

私が、先の事を心配し過ぎなのでしょうか…?あきさんはどう思われますか?

主人曰く、定年まで勤めれば3000万は出るらしいのですが、やはりどうなるかも分からない退職金を当てにするのはリスクが高いですよね?

(あきの答え)

ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。

「貯金への不安」についてですね。

貯金への不安

貯金
貯金というのは、いくら貯めれば100%大丈夫とはなかなか言いにくいものです。

「急に働けなくなることや会社が倒産して転職せざるを得なくなった」
「子どもが急に医学部や音大にいきたいと言うようになった」
「地震などの災害で大きな被害を受けてしまった」

このような今の時点では予期していない出来事がいつ起こるかは分かりません。

未来のことは、一生が終わってみないと分からないというのが正確なところです。

どのようなプロでも未来に起こる出来事すべてを予測することはできません。

しかし、最低限これくらいは準備しておいた方がいいという最低限の貯金額というのは誰にでも計算することができます

ただし、この最低限の貯金額を超えて、どこまで貯めれば安心できるかと、「安心したい」という理由で貯金をしていると、結局いつまでたってもどれだけ貯めても安心することが出来ず、一生貯め続けるということになりがちです。

貯蓄1000万円でも不安な人、安心な人

質問者様は今貯金ができる状況にあるので、「1100万円でもまだ足りない」とお考えになっているのだと思います。

一方、今「貯金がゼロ」の方からすると、「1100万円なんて一生かけてもムリ」と思う方もいるのが現実です。

貯蓄が1000万円あっても不安な人は不安ですし、貯蓄がゼロ円でも気にしない方は気にしないのですね。

さらに、質問者様は退職金制度がない会社も多い中「退職金3000万円」の予定があっても心配ということですね。

いくら貯金があっても不安な人は

いくら貯金があっても不安、という方は一度しっかり将来について考えておくことをオススメします。

なんとなく不安に駆られて「もっともっと貯めないと」という不安だけが先行しているだけという場合もあります。

「将来あんなことやこんなことがあるかもしれないし」と過度に心配しすぎると、たとえ1億の貯金があってもまだまだ貯めなくてはと考えてしまうことになりますし、心配ばかりしすぎるのもつらいですよね。

そんな時に、しっかりと今一度将来のために備えておきたいお金はいくらなのかを見つめなおすことで、お金のことに安心できるようになります。

将来にかかるお金を書き出そう

「将来の貯金が不安」という方は、漠然と心配だからもっと貯めなくては、と考えるのではなく、具体的に何歳にいくらあれば足りるのかということを明確にしておきましょう。

例えば…

「マイホームにこれからいくらかかる予定なのか?」
「老後の生活費はいくらあれば足りるのか?」
「将来受け取れる予定の年金はいくらぐらいなのか?」
「車の買い替えはあと何回行う予定なのか?」
「子どもの教育費にかかるお金はいくらぐらいなのか?」

このようなことに対してひとつひとつ今できる自分なりの答えを見つけることから始めましょう。

マイホーム修繕費 500万円
車の買い替え 200万円
子どもの大学進学費 400万円
老後の資金 2000万円

このように将来必要と思われる金額を書き出してみるのもオススメですよ!

将来に必要な金額をきちんと計算しよう

上記のように将来に必要なお金を書き出してみることは大切ですが、その金額がまったく根拠のない金額であると意味がなくなってしまいます。

なぜその金額にしたのかという根拠を持つことが大切です。

一般的に人生の三大資金といわれているのは「子どもの教育費」「マイホームの資金」「老後の資金」の3つです。加えて「車の資金」まではおおよそですが貯金の計画を立てることが可能な資金です。

例えば、車の買い替えについては、生涯に何台車を購入するか?という視点で考えると予定外のことがない限りほぼ正確に算出できます。

子どもの教育についても、現時点では高校までは公立で考え、大学では私立にしたいなどある程度の希望を持つことはできますよね。

また、老後にいくら必要かという金額も、将来の生活費を簡単に計算してみることでだいたいの金額は予測できます。

さらに、毎年いくらずつ貯金していけば将来いくら貯まるのかということも、簡易的なライフプラン表を作成するだけでもだいたい予測できます。

このようにして、自分に必要な貯金額をある程度予測しておくと、ただやみくもに貯めるという不安が解消していくのではないかなと考えられます。

転勤族で賃貸である場合

質問者様は、転勤族で一生賃貸であることから、老後にも住宅費がかかることに不安があるようです。

現在の貯蓄額は1100万円ということですから、毎年150万円ずつ貯めたら退職金がなくても20年後4000万円にはなる計算になります。加えて退職金3000万円があれば合計7000万円くらいにはなりますね。

お子さんの進路によっては多少減ることはあるかもしれませんが、それでも残せる金額は多いのではないでしょうか。

一生賃貸で家賃がかかることを心配されていますが、退職金がでたら定年後にキャッシュで夫婦二人が住めるくらいの小さな家を買ってもよいでしょう。

未来を創造することはいくらでもできますから、今一度冷静に将来にかかるお金を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

いくら貯金があっても心配な人はやってみよう

いくら貯金をしても将来が不安で仕方がないという方は、以下の記事から将来に必要な貯金額を算出してみてはいかがでしょうか?

■参考:子どもの教育費・学費の貯め方については以下の記事で詳しく紹介しています。

家計管理
教育費・学費の貯め方のコツ!やりがちNG貯金法とは?子どもが産まれると、子どもの成長が楽しみな反面、これからどれだけのお金がかかるのだろう?いくら貯めればいいの?と心配になる方も多いのでは...

■参考:車の買い替えにかかる全費用の計算方法は以下の記事で詳しく紹介しています。

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車の買い替えのタイミングは何年おきがお得?貯金したほうがいい?ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします! ※その他免責事項をお読みください。 今回のご...

■参考:老後に必要な貯金額を計算する方法は以下の記事で詳しく紹介しています。

老後の家計簿。生活費はいくら必要?年金暮らしの両親の例老後の家計を正常に維持するための「老後の生活費」「老後の準備のための貯蓄」は一体いくら必要なのでしょうか? 家計簿をつけたことがな...

■参考:簡易的なライフプラン表で貯金計画を立てる方法は以下の記事で詳しく紹介しています。

家計管理
簡易ライフプラン表の作り方と記入例!簡単な方法で家計の計画を立てよう!ライフプラン表を作成して、将来の家計をシミュレーションしましょう!とよく言われますよね。 でも、ライフプラン表の作成方法は、本格的...

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ABOUT ME
あき
家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。 節約や貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。著書に 「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる!「ズボラ家計管理」トレーニング」他

POSTED COMMENT

  1. えりんこ より:

    あきさんの回答にとても感動したので、全く関係ないですがコメントさせて頂きました!
    本当に生きたい生き方を実現するためにお金を貯める・・・
    素晴らしい考え方だと思います(;O;)
    夫の力を信じること、本当に大切ですね!
    質問者様、横からすいませんでした!m(__)m

  2. あき より:

    えりんこさんコメントありがとうございます?
    お金は使う予定がある方がいきいきしてきますよね♪
    人生一回しかありませんから、より楽しく、自分がこう生きてよかった!と思えるような生き方をしたいですね☆☆

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