ナナコ(nanaco)で税金や公共料金を支払うのは本当にお得?!
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こちらは、家計簿&家計管理アドバイザーが日頃の「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
今回は、「ナナコ(nanaco)で税金や公共料金を支払うのはお得か」というご相談です。
※その他免責事項をお読みください。
正直対面で相談にのって欲しいくらいです。
最近ナナコカードでポイントが貯まるならと保育料や固定資産税をナナコで払っています。
これについてどう思いますか。
やはり現金で口座引き落としの方がいいのでしょうか。
チャージ金額が端数清算できるわけではないので、カードに残金がのこっています。
貯まったポイントも日用品を購入したり外食で使うことができたりいいかなーと思っています。
ただ、クレジットカードの運用は出来た月と出来ない月があります。出来ないとぐちゃぐちゃで、赤字なのかどうなのかもわかりません…。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「nanaco(ナナコ)で公共料金を支払うこと」についてですね。
なかには「え?nanacoで公共料金を支払うとお得なの?」
という方もいらっしゃると思いますから「nanacoで公共料金を支払うとどうしてポイントが貯まるのか」など「nanacoを使った基本的な節約術の流れ」についてまずは確認しましょう。
まずは、nanacoで公共料金の支払いをするとどうしてポイントを貯めることができるのかを手順を追って紹介します。
「カード版nanaco」と「スマホアプリ版nanaco」があり、カード版のnanacoを発行するには発行手数料300円がかかります(スマホアプリ版nanacoは発行手数料無料。ただしandroidのみ)。
税金の支払いはnanacoポイントの対象外となりますので注意してください。
え?じゃあnanacoを使ってもポイントは貯まらないの?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はnanacoは支払い時にポイントを貯めるために使うのではなく、クレジットカードからチャージをした時にポイントを貯めるために使います。
つまり、nanacoは現金でチャージもできますが、現金でチャージしてしまうと「公共料金の支払いでつくポイントはゼロになってしまう」ということですね。
例えば、クレジットカードのポイントが0.5%の場合、5万円をチャージすると250円ポイントが貯まるということになります。
5万円をチャージした時に、クレジットカードの支払い分で250円は貯まりますが、nanacoで公共料金を支払ってもnanacoポイントは貯まらないという流れになります。
ただし、どのようなクレジットカードでもチャージができるわけではなく、チャージができるクレジットカードは限定されています。
など、セブン&アイ・ホールディングス系列のクレジットカードを主体とし、Yahoo!JAPANカードなどいくつかのカードのみが対応しています。
リクルートカードのみ特に還元率が高いように感じますが、月上限30000円までなど2018年4月16日に利用上限が定められています。
他のクレジットカードでもnanacoにチャージはできるものはいくつかありますが、チャージにポイントがつかないものが多いので注意しましょう。
ということですが、結論からお伝えするとnanacoの支払いで節約できるかは「残ってしまったチャージの使い方を考えること」や「他の割引サービスと比較すること」により初めて効果が出るということになります。
税金や、公共料金、保育料など、「必ず支払わなくてはいけない支出」にクレジットカードなどを使ってポイントを貯めるというのは、ポイントがつけば「お得」です。
5万円をチャージして還元率0.5%だと250円分のポイントがつくので250円お得になります。
5万円をチャージして還元率1%だと500円分のポイントがつくので500円お得になります。
しかし、チャージしたお金がぴったり支払いに使えるわけではないので、端数が500円余ってしまい、その500円を無駄にコンビニで買い物をすることで消費してしまっては250円のポイントがついても500円の浪費が増えてしまうだけになりお得とは言えません。
また、電気・ガス・水道料金は、口座引き落としに設定すると50円の割引が受けられます。
一回の支払額が5000円以下であれば、還元率は1%以上になりますので、還元率が1%以下であれば口座引き落としの方がお得ということになります。
さらに、最近ではPayPayやLinePayでも「請求書払い」というものができるようになっています。
PayPayの請求書払いでは0.5%のポイントが付与されますし、LinePayでは、マイカラーがグリーン(前月の決済金額が10万円以上)であれば還元率2%になります。
公共料金の支払いはnanacoだけに限らず、他のサービスとも比較しながらよりお得に支払える方法を検討しましょう。
■参考:みなさんからのカード払い・電子マネーに関するご質問はこちら
・カード払い・電子マネーのご質問(まとめ)
今回は、「ナナコ(nanaco)で税金や公共料金を支払うのはお得か」というご相談です。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
色々家計簿を探してこちらへたどりつきました。正直対面で相談にのって欲しいくらいです。
最近ナナコカードでポイントが貯まるならと保育料や固定資産税をナナコで払っています。
これについてどう思いますか。
やはり現金で口座引き落としの方がいいのでしょうか。
チャージ金額が端数清算できるわけではないので、カードに残金がのこっています。
貯まったポイントも日用品を購入したり外食で使うことができたりいいかなーと思っています。
ただ、クレジットカードの運用は出来た月と出来ない月があります。出来ないとぐちゃぐちゃで、赤字なのかどうなのかもわかりません…。
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「nanaco(ナナコ)で公共料金を支払うこと」についてですね。
nanacoを使った節約術
「nanacoで公共料金を支払うとポイントが貯まるからお得」というのは昔からよく言われる節約術のひとつですよね。なかには「え?nanacoで公共料金を支払うとお得なの?」
という方もいらっしゃると思いますから「nanacoで公共料金を支払うとどうしてポイントが貯まるのか」など「nanacoを使った基本的な節約術の流れ」についてまずは確認しましょう。
nanacoを使った節約術とは?
上記の通り、nanacoを使った節約術というのは昔からよく言われている節約術のひとつです。まずは、nanacoで公共料金の支払いをするとどうしてポイントを貯めることができるのかを手順を追って紹介します。
nanacoは電子マネー
さて、まずnanaco(ナナコ)とは何かということですが、nanacoはセブン&アイ・ホールディングスが提供している「電子マネー」です。「カード版nanaco」と「スマホアプリ版nanaco」があり、カード版のnanacoを発行するには発行手数料300円がかかります(スマホアプリ版nanacoは発行手数料無料。ただしandroidのみ)。
名称 | nanaco(ナナコ) |
---|---|
区分 | 電子マネー |
発行元 | セブン&アイ・ホールディングス |
発行手数料 | 300円(カードを発行する場合。アプリダウンロードは無料) |
使える場所 | セブンイレブン、イトーヨーカドー、デニーズ、ビックカメラなど |
ポイント還元率 | 200円(税抜)につき1ポイント |
nanacoで公共料金を支払うとポイントが貯まる?
nanacoを使って「電気・水道・ガスの料金」「NHK受信料」「固定資産税」「自動車税」「国民健康保険」「国民年金」などの公共料金を支払うとポイントが貯まるとよく言われますが、nanacoを使って公共料金を支払ってもポイントは貯まりません。税金の支払いはnanacoポイントの対象外となりますので注意してください。
え?じゃあnanacoを使ってもポイントは貯まらないの?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はnanacoは支払い時にポイントを貯めるために使うのではなく、クレジットカードからチャージをした時にポイントを貯めるために使います。
つまり、nanacoは現金でチャージもできますが、現金でチャージしてしまうと「公共料金の支払いでつくポイントはゼロになってしまう」ということですね。
nanacoで公共料金を支払ってもポイントを貯める方法
nanacoは、公共料金を支払ったときにはポイントは貯まりませんが、クレジットカードからチャージをした時に「クレジットカードのポイント」が貯まります。例えば、クレジットカードのポイントが0.5%の場合、5万円をチャージすると250円ポイントが貯まるということになります。
5万円をチャージした時に、クレジットカードの支払い分で250円は貯まりますが、nanacoで公共料金を支払ってもnanacoポイントは貯まらないという流れになります。
ただし、どのようなクレジットカードでもチャージができるわけではなく、チャージができるクレジットカードは限定されています。
- セブンカード・プラス(0.5%還元)
- セブンカード(0.5%還元)
- クラブ・オン(0.5%還元)
- Yahoo!JAPANカード(0.5%還元)
- リクルートカード(1.2%還元)
- ファミマTカード(0.5%還元)
など、セブン&アイ・ホールディングス系列のクレジットカードを主体とし、Yahoo!JAPANカードなどいくつかのカードのみが対応しています。
リクルートカードのみ特に還元率が高いように感じますが、月上限30000円までなど2018年4月16日に利用上限が定められています。
他のクレジットカードでもnanacoにチャージはできるものはいくつかありますが、チャージにポイントがつかないものが多いので注意しましょう。
nanacoで公共料金を支払うのはお得?
”最近ナナコカードでポイントが貯まるならと保育料や固定資産税をナナコで払っています。
これについてどう思いますか。
やはり現金で口座引き落としの方がいいのでしょうか。”
ということですが、結論からお伝えするとnanacoの支払いで節約できるかは「残ってしまったチャージの使い方を考えること」や「他の割引サービスと比較すること」により初めて効果が出るということになります。
税金や、公共料金、保育料など、「必ず支払わなくてはいけない支出」にクレジットカードなどを使ってポイントを貯めるというのは、ポイントがつけば「お得」です。
5万円をチャージして還元率0.5%だと250円分のポイントがつくので250円お得になります。
5万円をチャージして還元率1%だと500円分のポイントがつくので500円お得になります。
しかし、チャージしたお金がぴったり支払いに使えるわけではないので、端数が500円余ってしまい、その500円を無駄にコンビニで買い物をすることで消費してしまっては250円のポイントがついても500円の浪費が増えてしまうだけになりお得とは言えません。
また、電気・ガス・水道料金は、口座引き落としに設定すると50円の割引が受けられます。
一回の支払額が5000円以下であれば、還元率は1%以上になりますので、還元率が1%以下であれば口座引き落としの方がお得ということになります。
さらに、最近ではPayPayやLinePayでも「請求書払い」というものができるようになっています。
PayPayの請求書払いでは0.5%のポイントが付与されますし、LinePayでは、マイカラーがグリーン(前月の決済金額が10万円以上)であれば還元率2%になります。
公共料金の支払いはnanacoだけに限らず、他のサービスとも比較しながらよりお得に支払える方法を検討しましょう。
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