失敗しない!「先取り貯金」の正しい仕組みと方法の作り方とは
-
- カテゴリ:
- 先取り貯金
「先取り貯金」とは、収入から貯金を先取りで確保する貯金法です。
収入があったら、まず貯金をし、残ったお金で生活するというスタイルになります。

毎月あらかじめ貯金を引き、残ったお金で生活することができれば、貯金に確実に成功することができます。
簡単で確実な貯金法として紹介されることも多いのですが、先取り貯金は上手に仕組み化しないと、かえって家計の混乱を招く原因にもなります。
初心者が安易に先取り貯金をはじめると、非常に「失敗しやすい」方法なのです。
ここでは、家計簿&家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた実績から、先取り貯金を確実に成功させる「失敗しない先取り貯金の仕組みの作り方」を紹介します。
先取り貯金をする場合、
まず決めるのは先取り貯金の金額です。
(年間50万円貯めるプラン1)
ボーナス・手当で26万円貯める
月2万円貯める(年間24万円)
合計 年間50万円
(年間100万円貯めるプラン2)
ボーナス手当で52万円
月4万円貯める(年間48万円)
合計 年間100万円
このように、先取り貯金を始めるのであれば
月にいくら貯めるのか?
ボーナスや手当からはいくら貯めるのか?
を具体的に考えてから始めましょう。
やみくもに先取り貯金の金額を設定しても結果として失敗に終わってしまっては意味がありません。
毎月給料が入ったら、目標に合わせた先取り貯金の金額をまず貯金専用の口座などに移し、残ったお金で生活するようにしましょう。
毎月決まった金額を先取りで貯金する方法としてはいくつかの方法があります。
各銀行では、特定の口座に毎月定額を自動的に積み立てるサービスを行っています。
ゆうちょ銀行では「自動積立定額貯金」、三井住友銀行では「積立貯金」という名称で毎月自動で積立ができます。
■参考:ゆうちょ銀行で「自動積立定額貯金」を行う方法はこちら
■参考:三井住友銀行で「積立貯金」を行う方法はこちら
会社で財形貯蓄などを行っていない場合は、銀行の定額自動積立のサービスを利用すると毎月簡単に先取り貯金ができます。
一度設定してしまえば自動化できますから、面倒くさがりな方にもオススメできます。
会社に財形貯蓄がある場合は、財形貯蓄を利用するのも先取り貯金の仕組みとして簡単です。
財形貯蓄を行うと、毎月給料から天引きで一定額を貯蓄することができます。
財形貯蓄には、住宅・年金・一般の三種類がありますが、住宅・年金の財形貯蓄については、一定の要件を満たせば元利合計が550万円になるまで利息に税金がかかりません。一般財形貯蓄には税金の優遇措置はありません。
iDeCo(イデコ)は、個人型確定拠出年金のことです。確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金制度となります。
この制度への加入は任意ですが、掛金と運用益との合計額をもとに給付を受けることができます。また、掛金や運用益や給付を受け取る時に、税制上の優遇措置も講じられています。
基本的に60歳まで引き出しはできません。
つみたてNISAは、2018年1月からスタートした制度です。
購入できる金額は年間40万円まで、最長20年まで非課税期間があります。非課税で保有できる投資総額は最大800万円となります。
このような仕組みで、先取り貯金を実行するだけでお金が貯まっていく家計は、実は非常に優秀な家計です。
特に、月収が高い家計、毎月ムダ遣いが多いという自覚のある家計の方は、この仕組みを導入するだけで簡単にお金が貯まります。
問題なのは、先取り貯金が年末(または年度末)にいくら残っているか?です。
iDeCo(イデコ)などと途中解約のできない商品ならばよいですが、通常の積み立てなどを利用している場合に、せっかく先取り貯金を始めても貯まったと思っても、結局崩して使っているようでは先取り貯金の意味がありません。
また、先取り貯金をすると、家計が苦しすぎ、食費などの生活費が回らないというような本末転倒の家計にもならないよう注意しましょう。
このような家計の方は、先取り貯金を始めても失敗しやすいので、先取り貯金に向いていない家計と言えます。
先取り貯金に向いていない家計の方は無理をせず、まずはその他の家計を見直してから先取り貯金の仕組みを取り入れましょう。
また、設定している金額に無理がないか、先取り貯金の割合についても見直してみましょう。
■参考:先取り貯金の割合の決め方はこちらで紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6760198
・先取り貯金は、優秀な家計の方ほど、簡単に成功する貯金法です。
現在お金がない、家計が苦しいという方が自分の収入や支出のバランスを考えずに、貯金額だけ決めて実行しても、うまくいかないことの方が多いのが現実です。当方にも先取り貯金がうまくできないというご相談は数多く寄せられています。
「先取り貯金がうまくできない」という家計の方は、先取り貯金を始めるよりも収入と支出のバランスをしっかり把握することから始めましょう。
■参考:先取り貯金ができない!赤字になる!という場合の対処法はこちらで紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6757636
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
↓先取り貯金に関する記事のまとめはこちらから
・先取り貯金(まとめ)
収入があったら、まず貯金をし、残ったお金で生活するというスタイルになります。

毎月あらかじめ貯金を引き、残ったお金で生活することができれば、貯金に確実に成功することができます。
簡単で確実な貯金法として紹介されることも多いのですが、先取り貯金は上手に仕組み化しないと、かえって家計の混乱を招く原因にもなります。
初心者が安易に先取り貯金をはじめると、非常に「失敗しやすい」方法なのです。
ここでは、家計簿&家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた実績から、先取り貯金を確実に成功させる「失敗しない先取り貯金の仕組みの作り方」を紹介します。
先取り貯金の金額の目安は?
先取り貯金をする場合、
まず決めるのは先取り貯金の金額です。
(年間50万円貯めるプラン1)
ボーナス・手当で26万円貯める
月2万円貯める(年間24万円)
合計 年間50万円
(年間100万円貯めるプラン2)
ボーナス手当で52万円
月4万円貯める(年間48万円)
合計 年間100万円
このように、先取り貯金を始めるのであれば
月にいくら貯めるのか?
ボーナスや手当からはいくら貯めるのか?
を具体的に考えてから始めましょう。
やみくもに先取り貯金の金額を設定しても結果として失敗に終わってしまっては意味がありません。
毎月給料が入ったら、目標に合わせた先取り貯金の金額をまず貯金専用の口座などに移し、残ったお金で生活するようにしましょう。
先取り貯金の仕組みの作り方
毎月決まった金額を先取りで貯金する方法としてはいくつかの方法があります。
1.毎月自動で積み立てる仕組みを作る
各銀行では、特定の口座に毎月定額を自動的に積み立てるサービスを行っています。
ゆうちょ銀行では「自動積立定額貯金」、三井住友銀行では「積立貯金」という名称で毎月自動で積立ができます。
■参考:ゆうちょ銀行で「自動積立定額貯金」を行う方法はこちら
■参考:三井住友銀行で「積立貯金」を行う方法はこちら
会社で財形貯蓄などを行っていない場合は、銀行の定額自動積立のサービスを利用すると毎月簡単に先取り貯金ができます。
一度設定してしまえば自動化できますから、面倒くさがりな方にもオススメできます。
2.財形貯蓄などを利用する
会社に財形貯蓄がある場合は、財形貯蓄を利用するのも先取り貯金の仕組みとして簡単です。
財形貯蓄を行うと、毎月給料から天引きで一定額を貯蓄することができます。
財形貯蓄には、住宅・年金・一般の三種類がありますが、住宅・年金の財形貯蓄については、一定の要件を満たせば元利合計が550万円になるまで利息に税金がかかりません。一般財形貯蓄には税金の優遇措置はありません。
3.iDeCo(イデコ)を利用する
iDeCo(イデコ)は、個人型確定拠出年金のことです。確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金制度となります。
この制度への加入は任意ですが、掛金と運用益との合計額をもとに給付を受けることができます。また、掛金や運用益や給付を受け取る時に、税制上の優遇措置も講じられています。
基本的に60歳まで引き出しはできません。
4.つみたてNISAを利用する
つみたてNISAは、2018年1月からスタートした制度です。
購入できる金額は年間40万円まで、最長20年まで非課税期間があります。非課税で保有できる投資総額は最大800万円となります。
先取り貯金に注意が必要な家計は
このような仕組みで、先取り貯金を実行するだけでお金が貯まっていく家計は、実は非常に優秀な家計です。
特に、月収が高い家計、毎月ムダ遣いが多いという自覚のある家計の方は、この仕組みを導入するだけで簡単にお金が貯まります。
問題なのは、先取り貯金が年末(または年度末)にいくら残っているか?です。
iDeCo(イデコ)などと途中解約のできない商品ならばよいですが、通常の積み立てなどを利用している場合に、せっかく先取り貯金を始めても貯まったと思っても、結局崩して使っているようでは先取り貯金の意味がありません。
また、先取り貯金をすると、家計が苦しすぎ、食費などの生活費が回らないというような本末転倒の家計にもならないよう注意しましょう。
このような家計の方は、先取り貯金を始めても失敗しやすいので、先取り貯金に向いていない家計と言えます。
先取り貯金に向いていない家計の方は無理をせず、まずはその他の家計を見直してから先取り貯金の仕組みを取り入れましょう。
また、設定している金額に無理がないか、先取り貯金の割合についても見直してみましょう。
■参考:先取り貯金の割合の決め方はこちらで紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6760198
まとめ
・先取り貯金は、優秀な家計の方ほど、簡単に成功する貯金法です。
現在お金がない、家計が苦しいという方が自分の収入や支出のバランスを考えずに、貯金額だけ決めて実行しても、うまくいかないことの方が多いのが現実です。当方にも先取り貯金がうまくできないというご相談は数多く寄せられています。
「先取り貯金がうまくできない」という家計の方は、先取り貯金を始めるよりも収入と支出のバランスをしっかり把握することから始めましょう。
■参考:先取り貯金ができない!赤字になる!という場合の対処法はこちらで紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6757636
関連記事
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
↓先取り貯金に関する記事のまとめはこちらから
・先取り貯金(まとめ)
コメント