生活費に毎月いくら使ってる?気になる生活費の内訳は?
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生活費に毎月いくら使っていますか?
どんぶり勘定の方だと、生活費に毎月いくらつかっているのかも分からない方が多いですよね。
これでは「貯まるはずのお金も貯まらない家計」になってしまいます。
そんな家計にならないために、生活費を計算して家計の見直しに役立てましょう!
「住宅ローン」など毎月ひかれる支出を「固定費」
「食費」など毎月金額が変動しやすい支出を「変動費」
と表現することが多くあります。
そのため、「生活費」とは上記の「固定費」+「変動費」=「生活費」と表現されることが多いです。
しかし、「変動費」という表現は時に「流動費」「やりくり費」などと表現されたり、人によって「水道光熱費」も「変動費」として定義されるなど、厳密な定義はマチマチです。
一般的には「生活費」とは「固定費」+「変動費」の金額として表現されることも多いのですが、ここでは一般的にはなじみの薄い「変動費」「流動費」という言葉を「生活費」として表現していきます。
<家計の生活費の例一覧>
など、生活費の支出の種類は多岐にわたります。
まずはこの毎月の生活費の配分を書き出して見ましょう。
1ヶ月でいくらくらい使ったかを具体的にだいたいの金額で書き出してみましょう。
家計簿をつけていない方だと、何にいくらつかったかは分からないと思いますので、家計簿をつけている方とつけていない方では計算方法を変えてみましょう。
まずは家計簿をつけている方の場合。
家計簿をつけている方は、ご自分の家計簿の中から上記の生活費の項目に当たりそうな支出を抜き出して合計してみましょう。
<家計の毎月の生活費例一覧>
集計する費目名はご自分の家計簿の費目を流用していただいてかまいません。だいたいの金額を月いくらかかっているかで書き出しましょう。
カード払いも各費目の支出に計上して計算しましょう(例えばカード払い5万円のうち、2万円が食費の場合は、2万円を食費に計上など)。
月9.5万円かかっている場合は、9.5万円×12ヵ月=年間114万円は生活費がかかるということになります。
次に家計簿をつけていない方の場合。
私の両親もそうでしたが、家計簿をつけていない場合は、何にいくら使ったかよく分からないと思います。
その場合は、これは必ずこれくらいかかる、と分かる項目から埋めていく方法が有効です。
例えば、家計簿をつけていないある家計の場合。
医療費→1万5千円
ガソリン→1万5千円
その他(日用品、猫のえさなど)→1万円
これは毎月必ずかかるそうです。合計すると、月に4万円です。
これまでに計算した「必ずかかるもの以外支出額」が10万8千円だった場合は、
10万8千円 - 4万円 = 6万8千円
必要な経費を引いた残りが食費とすると、食費は外食を含めて大体月に6万8千円ということが分かります。
これを1年分にして計算してみましょう。
食費 → 6万8千円×12=年間約82万円
医療費 → 1万5千円×12=年間約18万円
ガソリン → 1万5千円×12=年間約18万円
その他 → 1万円×12=年間約12万円
合計 → 年間約130万円
となります。
家計簿をつけていない場合、この計算の結果に正確性はありませんが、おおよその目安としては充分な情報になります。
もしも、家計簿もつけていないし、かかる金額も分からない支出がある場合は「その他 月〇〇万円」「不明金 月〇〇万円」など、「その他」「不明金」などの項目を作って計上しておきましょう。
このように、家計簿をつけていれば、正確性のある数値が計算できますが、家計簿をつけていなくても大体の目安となる金額は計算できることが分かりますね。
家計を改善するにあたって、「生活費の平均はいくらか」「収入に対しての割合を計算する」「各種の統計」などのことを調べる方も多いのですが、よそのお宅の「平均」や「割合」や「統計」はあまり参考にならないことが多いです。
あくまで、わが家の場合はこれくらいはかかっているという「わが家の家計の実績を知る」というのが一番の家計の見直しへの近道になります。
このわが家の生活費を知るために、1ヵ月だけでも家計簿をつけてみるというのも有効です。
今回計算した生活費は、家計の「収入」「固定費」などと一緒に1年間の収支表として簡単に↓以下のような表にまとめてしまうと便利です。

家計診断記入例(生活費一覧表)
※クリックで拡大できます。
家計簿をつけていない方は分からない支出は記入せず、分かるところだけ埋めてみましょう。
分かるところだけ埋めてみた時の「各支出の合計金額」をしっかり確認しましょう。
この工程を省いて、いきなり「食費を節約しなくちゃ」「小遣いを削らないと」など、なんとなくの気分で節約する対象を決めてしまうと、
思ったより節約の効果が出ず、途中で面倒になって、いつの間にか元通り・・・なんてことにもなりかねません。
このような計算をするのはとても面倒くさいことなのですが、これは避けて通らない方がよい計算です。
ここまでで自分でできる家計診断の基本は終了です。
「わが家の家計の現状」が良くも悪くも見えてきたら書き出しは大成功!です。
次はあなたが何故貯められないのか?チェックリストでタイプ別診断をしてみましょう。
↓次の記事はこちらです。
・チェックリスト方式!貯められないタイプ別診断について
↓「自分でできる!家計診断の進め方」の一覧に戻るにはこちら
・家計の大改造!自分でできちゃう家計診断
どんぶり勘定の方だと、生活費に毎月いくらつかっているのかも分からない方が多いですよね。
これでは「貯まるはずのお金も貯まらない家計」になってしまいます。
そんな家計にならないために、生活費を計算して家計の見直しに役立てましょう!
家計の生活費とは?
一般的に家計管理では、「住宅ローン」など毎月ひかれる支出を「固定費」
「食費」など毎月金額が変動しやすい支出を「変動費」
と表現することが多くあります。
そのため、「生活費」とは上記の「固定費」+「変動費」=「生活費」と表現されることが多いです。
しかし、「変動費」という表現は時に「流動費」「やりくり費」などと表現されたり、人によって「水道光熱費」も「変動費」として定義されるなど、厳密な定義はマチマチです。
一般的には「生活費」とは「固定費」+「変動費」の金額として表現されることも多いのですが、ここでは一般的にはなじみの薄い「変動費」「流動費」という言葉を「生活費」として表現していきます。
<家計の生活費の例一覧>
食費 | 食材費、酒費など基本的な食事に関わる支出 |
---|---|
日用品費 | 日用品として日常的にかかる支出 |
ガソリン費 | 毎月必要なガソリンの費用 |
医療費 | 毎月のようにかかる医療費 |
娯楽費 | 外食費 雑費 |
その他 | 衣服費 交際費 レジャー費 |
など、生活費の支出の種類は多岐にわたります。
家計の生活費を計算してみよう!
お金が貯められない家計の方というのは、ご自分の家計の生活費にいくら使っているかも分からないという方が多いです。まずはこの毎月の生活費の配分を書き出して見ましょう。
1ヶ月でいくらくらい使ったかを具体的にだいたいの金額で書き出してみましょう。
家計簿をつけていない方だと、何にいくらつかったかは分からないと思いますので、家計簿をつけている方とつけていない方では計算方法を変えてみましょう。
まずは家計簿をつけている方の場合。
家計簿をつけている方は、ご自分の家計簿の中から上記の生活費の項目に当たりそうな支出を抜き出して合計してみましょう。
<家計の毎月の生活費例一覧>
食費 | 月50000円 |
---|---|
日用品費 | 月10000円 |
ガソリン費 | 月5000円 |
外食費 | 月5000円 |
衣服費 | 月5000円 |
子ども費 | 月5000円 |
交際費 | 月5000円 |
医療費 | 月5000円 |
レジャー費 | 月5000円 |
合計 | 月9.5万円 |
集計する費目名はご自分の家計簿の費目を流用していただいてかまいません。だいたいの金額を月いくらかかっているかで書き出しましょう。
カード払いも各費目の支出に計上して計算しましょう(例えばカード払い5万円のうち、2万円が食費の場合は、2万円を食費に計上など)。
月9.5万円かかっている場合は、9.5万円×12ヵ月=年間114万円は生活費がかかるということになります。
次に家計簿をつけていない方の場合。
私の両親もそうでしたが、家計簿をつけていない場合は、何にいくら使ったかよく分からないと思います。
その場合は、これは必ずこれくらいかかる、と分かる項目から埋めていく方法が有効です。
例えば、家計簿をつけていないある家計の場合。
医療費→1万5千円
ガソリン→1万5千円
その他(日用品、猫のえさなど)→1万円
これは毎月必ずかかるそうです。合計すると、月に4万円です。
これまでに計算した「必ずかかるもの以外支出額」が10万8千円だった場合は、
10万8千円 - 4万円 = 6万8千円
必要な経費を引いた残りが食費とすると、食費は外食を含めて大体月に6万8千円ということが分かります。
これを1年分にして計算してみましょう。
食費 → 6万8千円×12=年間約82万円
医療費 → 1万5千円×12=年間約18万円
ガソリン → 1万5千円×12=年間約18万円
その他 → 1万円×12=年間約12万円
合計 → 年間約130万円
となります。
家計簿をつけていない場合、この計算の結果に正確性はありませんが、おおよその目安としては充分な情報になります。
もしも、家計簿もつけていないし、かかる金額も分からない支出がある場合は「その他 月〇〇万円」「不明金 月〇〇万円」など、「その他」「不明金」などの項目を作って計上しておきましょう。
このように、家計簿をつけていれば、正確性のある数値が計算できますが、家計簿をつけていなくても大体の目安となる金額は計算できることが分かりますね。
家計を改善するにあたって、「生活費の平均はいくらか」「収入に対しての割合を計算する」「各種の統計」などのことを調べる方も多いのですが、よそのお宅の「平均」や「割合」や「統計」はあまり参考にならないことが多いです。
あくまで、わが家の場合はこれくらいはかかっているという「わが家の家計の実績を知る」というのが一番の家計の見直しへの近道になります。
このわが家の生活費を知るために、1ヵ月だけでも家計簿をつけてみるというのも有効です。
今回計算した生活費は、家計の「収入」「固定費」などと一緒に1年間の収支表として簡単に↓以下のような表にまとめてしまうと便利です。

家計診断記入例(生活費一覧表)
※クリックで拡大できます。
家計簿をつけていない方は分からない支出は記入せず、分かるところだけ埋めてみましょう。
分かるところだけ埋めてみた時の「各支出の合計金額」をしっかり確認しましょう。
家計の見直しとは?
このように費目ごとに年間でいくらかかったか?を書き出すことが、家計を具体的にどう見直すか考える基礎となります。この工程を省いて、いきなり「食費を節約しなくちゃ」「小遣いを削らないと」など、なんとなくの気分で節約する対象を決めてしまうと、
思ったより節約の効果が出ず、途中で面倒になって、いつの間にか元通り・・・なんてことにもなりかねません。
このような計算をするのはとても面倒くさいことなのですが、これは避けて通らない方がよい計算です。
ここまでで自分でできる家計診断の基本は終了です。
「わが家の家計の現状」が良くも悪くも見えてきたら書き出しは大成功!です。
次はあなたが何故貯められないのか?チェックリストでタイプ別診断をしてみましょう。
↓次の記事はこちらです。
・チェックリスト方式!貯められないタイプ別診断について
↓「自分でできる!家計診断の進め方」の一覧に戻るにはこちら
・家計の大改造!自分でできちゃう家計診断