貯金口座は生活費口座と分ける!銀行口座の使い分けで家計を管理する方法!
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効率よくお金を貯めたいなら、口座を分けた方がいいと聞くけど、何冊に分ければいいの?
どんな口座に分ければいいの?
たくさん持ちすぎてしまうのはダメ?
メインバンク、サブバンクと、口座を分けるテクニックは誰でも簡単に取り組めるので、家計管理が苦手な人にオススメです。
でも「実際にどのように口座の使い分けを行えばいいか分からない」という方のために、家計簿&家計管理アドバイザーが実際に18年以上家計管理をしてきた経験からわが家の銀行口座の通帳の分け方を紹介します。
わが家では、銀行口座を以下の3つに口座を分けて使い分けています。
投資をする方であれば、4つ目の投資用口座を作るなど、アレンジは自由にしていただいて構わないと思います。
ここで注意してほしいのは、私が行っているのは口座の役割を3つに分けるということで、3冊しか持っていないということではありません。
現にわが家でも家計で管理している通帳は4冊。その他家計管理外の通帳もあわせたら10冊以上あります!
各役割ごとに数冊、計10冊あったとしても、休眠口座になっていなければ問題ないと私は考えています。
ただし、何年も通帳記入さえしていない全く使っていない休眠口座は積極的に解約しておくことをオススメします。
さて、わが家では口座分けのテクニックを実践するなら、上記の通り口座の役割を3つにわける方法をオススメしています。
でも、なんで口座を3つに分けるの?と疑問になる方もいるのではないでしょうか。
わが家が上記の口座分けを行うのは以下のような理由があるからです。
役割ごとに口座を使い分けることで「あといくらお金を使ってもいいのか」がパッとみただけ分かる仕組みを作ることが目的です。
「家計簿をつけないと収支なんて分からないんじゃないか」という方も多いのですが、口座をきちんと使い分けることで家計簿をつけなくても収支が手に取るようにわかるようにしておくことも可能になると私は考えています。
それでは、以下それぞれの口座の意味と役割を紹介しますね。
1つ目の「生活費口座(引き落とし口座)」は、文字通り生活費を入出金するための口座です。
家賃、光熱費、携帯電話、生命保険、学費、クレジットカードの引き落としなど、生活費の引き落としはすべて生活費口座(引き落とし口座)に集約すると分かりやすいですよ。
わが家では引き落とし先の指定があり1冊にまとめられないので、引き落とし口座用の通帳は2冊あります。
生活費口座を他の通帳と分ける意味は、「毎月いくらまでならおろしてもいいか」を明確にすることです。
例えば、毎月の給料が、ある月は25万円、ある月は残業代もあり28万円だったとします。
そのまま給料口座に入れておけば、その口座の残高は25万円になったり、28万円になったり、ボーナスが入れば残高が100万円になる月もありますよね。
わが家の場合は、通帳にある程度の金額の残高があると、つい「まだ使っても大丈夫」「今月はこの出費があったから仕方がない」と理由をつけてズルズルお金を引き出してしまう癖がありました。
しかし、給料がでたら、毎月25万円を生活費口座に移す。
こうすると、常に生活費口座に入っているお金の上限は25万円になります。
毎月25万円以上おろしたら赤字、と明確に見えるようになったことで、ズルズルお金をおろすことがなくなりました。
残業代や、ボーナスはこの次に紹介する特別費口座や貯金口座に移し、給料が出たら、毎月定額を生活費口座に入金するようにしています。
これだけで、収入が多い月は使いすぎ、収入が少ない月はカツカツになるという、不安定な家計のやりくりも解消することができました。
わが家でも、毎月生活費は引き落とし分だけ生活費口座に入金しますが、毎月月末になるとこちらの口座の残高はほとんどゼロになるようにやりくりしています。
■参考:毎月給料が出たらやっているわが家の生活費口座の活用法は以下の記事で詳しく紹介しています。
家計の中には「特別費」という支出が存在します。
「特別費」とは、毎月ある支出ではないけれど、季節やイベントに関連する比較的高額になりやすい支出です。
例えば、固定資産税、自動車税、車検などの支出です。
旅行、レジャー、誕生日プレゼントなどのイベント、家電、インテリアなどの支出も特別費にあたります。
毎月の「生活費」からはみ出してしまう支出なので、わが家では「特別費」と「生活費」は別に考えています。
この「特別費」という支出が、家計管理の上では非常にやっかいなものになります。
特別費にいくらまでなら使っていいかが分からないと、
ボーナスが入ったからと、高額家電を買ってしまったり、海外旅行にいってしまったりと、思い付きで買い物をしてしまう原因にもなります。
また、せっかく旅行に行っても、少しでもお金を減らさないようにと、お土産代までケチろうとしてしまうことも。
特別費は、貯金を一番食いつぶす可能性のある支出なのです。
このように、家計管理がめちゃくちゃになる原因である特別費に対策をとるために、わが家では特別費口座を作っています。
毎月生活費口座に入金すると決めた金額以外のお金のうち、必要な額だけを特別費口座に移します。
車検や固定資産税などの支払いがきたら、特別費口座からお金をおろして支払い、特別費口座には何の引き落としも設定しないようにしています。
このようにして、生活費口座と特別費口座に入金するお金を分けておくことで、
車検や固定資産税のためにお金を取っておいたはずなのに、いつの間にかなくなっていた!というような事態を防ぐことが出来るようになりました。
わが家では、毎月ちょこちょこ入金するのではなく、ボーナスや手当など多めの収入がある時に一度に特別費口座にお金をいれるようにしています。
特別費は貯金ではない
■参考:特別費口座の作り方については以下の記事で詳しく紹介しています。
貯金口座は、その名の通り、貯金専用口座です。
わが家では、一度貯金口座に入金した貯金は、定期預金に移したり、投資口座にお金を移したりと活用する時や、マイホーム、車、進学費、老後、もしもの時といった人生でも大きな節目に当たる支出の時以外は1円たりともおろさないと決めています。
毎月、生活費口座にいれたあとに余ったお金や、ボーナス、手当など、生活費や特別費に使う予定のないお金を貯金口座に移します。
先取り貯金が出来る方は、毎月貯金口座に定額が引き落とされるように設定してもいいですね。
ただ、先取り貯金は、人によっては家計を狂わせるもとになりますので、先取り貯金に向いている家計なのか確認してから始めるのがオススメです。
先取り貯金に向いていない家計
■参考:貯金口座の作り方については以下の記事で詳しく紹介しています。
わが家では、毎月の生活費に使うお金以外は特別費口座と貯金口座に入金しています。
しかし、特別費口座と貯金口座にいくら入金すればいいのかと疑問になりますよね。
その金額は、実は人によってまちまちであるとしかいいようがありません。
給料やボーナスの何%というように割合を決めることは意味がないと私は考えています。
わが家の場合は、まず貯金口座に入金したい貯金額とのバランスを考えながら「特別費年間予算表」を作成し、わが家の特別費が年間いくらかかるかを「見える化」しています。
■参考:特別費口座にいくら入れればいい?予算の立て方や、お金の準備の仕方については以下の記事で詳しく紹介しています。
この口座分け管理法は、マスターしてしまえば、家計簿をつけなくてもお金を貯められるようになると私は考えています。
ただし、家計簿があればより支出が見える化しますので、さらに安心した家計運営をすることが可能になると思います。
手書きの家計簿ではなく、袋分けでも、アプリでも家計簿の種類は何でも大丈夫です。
わが家でも、上記のように口座の役割を3つに分けて家計を管理したうえで、家計簿もつけてさらに管理していますよ。
・口座分けテクニックで大切なことは、生活費口座、特別費口座、貯金口座の3つに役割を分けることです。
・口座の役割を3つに分けますが、3冊にするということではありません。
・生活費口座には、毎月定額を入金するようにし、「月にいくらまで使えるか」を明確にします。
・生活費口座に入金しなかったお金は、特別費口座と貯金口座に振り分けます。
・特別費口座と貯金口座に入金するお金は、人によってまちまちなので、特別費にいくらかかるかを計算しながら決めます。
・口座分け管理法をマスターしてしまえば、家計簿は必要ありません。
こちらの口座分けの方法が以下のwebメディア、雑誌、新聞で紹介掲載されました。
・東洋経済オンライン
・ダイヤモンド・ZAI
・日刊ゲンダイ
・NHKラジオ「ごごカフェ」
※こちらの記事は書籍(ズボラ家計管理(講談社、実業之日本社))にも納められました。
↓積み立て・口座・貯金に関するみなさんからのご質問はこちら
・積み立て・口座・貯金のご質問(まとめ)
どんな口座に分ければいいの?
たくさん持ちすぎてしまうのはダメ?
メインバンク、サブバンクと、口座を分けるテクニックは誰でも簡単に取り組めるので、家計管理が苦手な人にオススメです。
でも「実際にどのように口座の使い分けを行えばいいか分からない」という方のために、家計簿&家計管理アドバイザーが実際に18年以上家計管理をしてきた経験からわが家の銀行口座の通帳の分け方を紹介します。
銀行口座はいくつに分ける?
わが家では、銀行口座を以下の3つに口座を分けて使い分けています。
- 生活費口座(日々の生活費引き落とし用口座)
- 特別費口座(高額支出に備える一時保管用口座)
- 貯金口座(貯金専用の口座)
投資をする方であれば、4つ目の投資用口座を作るなど、アレンジは自由にしていただいて構わないと思います。
ここで注意してほしいのは、私が行っているのは口座の役割を3つに分けるということで、3冊しか持っていないということではありません。
現にわが家でも家計で管理している通帳は4冊。その他家計管理外の通帳もあわせたら10冊以上あります!
各役割ごとに数冊、計10冊あったとしても、休眠口座になっていなければ問題ないと私は考えています。
ただし、何年も通帳記入さえしていない全く使っていない休眠口座は積極的に解約しておくことをオススメします。
銀行口座はなぜ分けた方がいい?
さて、わが家では口座分けのテクニックを実践するなら、上記の通り口座の役割を3つにわける方法をオススメしています。
でも、なんで口座を3つに分けるの?と疑問になる方もいるのではないでしょうか。
わが家が上記の口座分けを行うのは以下のような理由があるからです。
- 口座を分けることで、あといくら使えるお金が残っているかを明確にする
- あといくら使ったら赤字なのか黒字なのかを口座残高をみるだけで分かるようにする
役割ごとに口座を使い分けることで「あといくらお金を使ってもいいのか」がパッとみただけ分かる仕組みを作ることが目的です。
「家計簿をつけないと収支なんて分からないんじゃないか」という方も多いのですが、口座をきちんと使い分けることで家計簿をつけなくても収支が手に取るようにわかるようにしておくことも可能になると私は考えています。
それでは、以下それぞれの口座の意味と役割を紹介しますね。
1.生活費口座の意味と役割
1つ目の「生活費口座(引き落とし口座)」は、文字通り生活費を入出金するための口座です。
家賃、光熱費、携帯電話、生命保険、学費、クレジットカードの引き落としなど、生活費の引き落としはすべて生活費口座(引き落とし口座)に集約すると分かりやすいですよ。
わが家では引き落とし先の指定があり1冊にまとめられないので、引き落とし口座用の通帳は2冊あります。
生活費口座を他の通帳と分ける意味は、「毎月いくらまでならおろしてもいいか」を明確にすることです。
例えば、毎月の給料が、ある月は25万円、ある月は残業代もあり28万円だったとします。
そのまま給料口座に入れておけば、その口座の残高は25万円になったり、28万円になったり、ボーナスが入れば残高が100万円になる月もありますよね。
わが家の場合は、通帳にある程度の金額の残高があると、つい「まだ使っても大丈夫」「今月はこの出費があったから仕方がない」と理由をつけてズルズルお金を引き出してしまう癖がありました。
しかし、給料がでたら、毎月25万円を生活費口座に移す。
こうすると、常に生活費口座に入っているお金の上限は25万円になります。
毎月25万円以上おろしたら赤字、と明確に見えるようになったことで、ズルズルお金をおろすことがなくなりました。
残業代や、ボーナスはこの次に紹介する特別費口座や貯金口座に移し、給料が出たら、毎月定額を生活費口座に入金するようにしています。
これだけで、収入が多い月は使いすぎ、収入が少ない月はカツカツになるという、不安定な家計のやりくりも解消することができました。
わが家でも、毎月生活費は引き落とし分だけ生活費口座に入金しますが、毎月月末になるとこちらの口座の残高はほとんどゼロになるようにやりくりしています。
■参考:毎月給料が出たらやっているわが家の生活費口座の活用法は以下の記事で詳しく紹介しています。
2.特別費口座の役割
家計の中には「特別費」という支出が存在します。
「特別費」とは、毎月ある支出ではないけれど、季節やイベントに関連する比較的高額になりやすい支出です。
例えば、固定資産税、自動車税、車検などの支出です。
旅行、レジャー、誕生日プレゼントなどのイベント、家電、インテリアなどの支出も特別費にあたります。
毎月の「生活費」からはみ出してしまう支出なので、わが家では「特別費」と「生活費」は別に考えています。
この「特別費」という支出が、家計管理の上では非常にやっかいなものになります。
特別費にいくらまでなら使っていいかが分からないと、
ボーナスが入ったからと、高額家電を買ってしまったり、海外旅行にいってしまったりと、思い付きで買い物をしてしまう原因にもなります。
また、せっかく旅行に行っても、少しでもお金を減らさないようにと、お土産代までケチろうとしてしまうことも。
特別費は、貯金を一番食いつぶす可能性のある支出なのです。
このように、家計管理がめちゃくちゃになる原因である特別費に対策をとるために、わが家では特別費口座を作っています。
毎月生活費口座に入金すると決めた金額以外のお金のうち、必要な額だけを特別費口座に移します。
車検や固定資産税などの支払いがきたら、特別費口座からお金をおろして支払い、特別費口座には何の引き落としも設定しないようにしています。
このようにして、生活費口座と特別費口座に入金するお金を分けておくことで、
車検や固定資産税のためにお金を取っておいたはずなのに、いつの間にかなくなっていた!というような事態を防ぐことが出来るようになりました。
わが家では、毎月ちょこちょこ入金するのではなく、ボーナスや手当など多めの収入がある時に一度に特別費口座にお金をいれるようにしています。
特別費は貯金ではない
■参考:特別費口座の作り方については以下の記事で詳しく紹介しています。
3.貯金口座の役割
貯金口座は、その名の通り、貯金専用口座です。
わが家では、一度貯金口座に入金した貯金は、定期預金に移したり、投資口座にお金を移したりと活用する時や、マイホーム、車、進学費、老後、もしもの時といった人生でも大きな節目に当たる支出の時以外は1円たりともおろさないと決めています。
毎月、生活費口座にいれたあとに余ったお金や、ボーナス、手当など、生活費や特別費に使う予定のないお金を貯金口座に移します。
先取り貯金が出来る方は、毎月貯金口座に定額が引き落とされるように設定してもいいですね。
ただ、先取り貯金は、人によっては家計を狂わせるもとになりますので、先取り貯金に向いている家計なのか確認してから始めるのがオススメです。
先取り貯金に向いていない家計
■参考:貯金口座の作り方については以下の記事で詳しく紹介しています。
特別費と貯金口座にはいくらいれればいい?
わが家では、毎月の生活費に使うお金以外は特別費口座と貯金口座に入金しています。
しかし、特別費口座と貯金口座にいくら入金すればいいのかと疑問になりますよね。
その金額は、実は人によってまちまちであるとしかいいようがありません。
給料やボーナスの何%というように割合を決めることは意味がないと私は考えています。
わが家の場合は、まず貯金口座に入金したい貯金額とのバランスを考えながら「特別費年間予算表」を作成し、わが家の特別費が年間いくらかかるかを「見える化」しています。
■参考:特別費口座にいくら入れればいい?予算の立て方や、お金の準備の仕方については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計簿はつけるべき?
この口座分け管理法は、マスターしてしまえば、家計簿をつけなくてもお金を貯められるようになると私は考えています。
ただし、家計簿があればより支出が見える化しますので、さらに安心した家計運営をすることが可能になると思います。
手書きの家計簿ではなく、袋分けでも、アプリでも家計簿の種類は何でも大丈夫です。
わが家でも、上記のように口座の役割を3つに分けて家計を管理したうえで、家計簿もつけてさらに管理していますよ。
まとめ
・口座分けテクニックで大切なことは、生活費口座、特別費口座、貯金口座の3つに役割を分けることです。
・口座の役割を3つに分けますが、3冊にするということではありません。
・生活費口座には、毎月定額を入金するようにし、「月にいくらまで使えるか」を明確にします。
・生活費口座に入金しなかったお金は、特別費口座と貯金口座に振り分けます。
・特別費口座と貯金口座に入金するお金は、人によってまちまちなので、特別費にいくらかかるかを計算しながら決めます。
・口座分け管理法をマスターしてしまえば、家計簿は必要ありません。
お知らせ
こちらの口座分けの方法が以下のwebメディア、雑誌、新聞で紹介掲載されました。
・東洋経済オンライン
・ダイヤモンド・ZAI
・日刊ゲンダイ
・NHKラジオ「ごごカフェ」
※こちらの記事は書籍(ズボラ家計管理(講談社、実業之日本社))にも納められました。
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