【特別費】はいくら?特別費の内訳・年間予算の立て方・貯める方法(まとめ)
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- 特別費の管理方法
毎月あるわけではないけど、年間を通じて考えるとある支出を「特別費」と言います。
固定資産税、車検、自動車税などの税金関係から、旅行代、家電の買い替えなど娯楽に近い特別費まで、家計の中の特別費には様々な支出が含まれます。
この特別費というのは、一回の支出が高額になることが多く、「今月は急な出費があったから赤字でも仕方がない」と思いがちな支出でもあり、実は家計の中で一番管理が難しい支出です。
人によっては、気付いたら「特別費」が年間100万円を超えていたという場合もあるので注意が必要です。
など、ここでは家計簿&家計管理アドバイザーが「わが家の特別費一覧表の作り方や書き方」をまとめていきます。
わが家では毎年上の画像のように特別費一覧表を作成しています。
月ごとに特別費をまとめて一覧表にしている方はよくいらっしゃいますが、「項目ごとにまとめて書きだす」というのがわが家のオリジナルです。
わが家では「美容院」「衣服費」「臨時費」「イベント費」「レジャー費」「家電インテリア費」「その他」の項目を作成しています。
書き出す項目は、各ご家庭の自由ですので「趣味費」「コンサート費」「ゴルフ費」「化粧品まとめ買い費」などお好きな項目を自由に作成してみてください。
以下、わが家の特別費一覧表のそれぞれの項目ごとの書き方を紹介しますね。
美容院の費用は、特別費にはしないという方も多いのですが、わが家では「特別費」にしています。
なぜなら「美容院」は毎月かかる支出ではなく時々かかる支出で、かかるときは高額になりやすいからです。
このような支出を毎月の予算の中でやりくりしようと思うとわが家では毎月の予算が立てにくくなってしまうので、特別費にしています。
美容院の費用は個人の小遣いから出していて、子供の1000円カット程度の美容院の費用しかかからないという方は、特別費にする必要はないと思います。
(書き出し例)
〇美容院パパ 5000円(3ヵ月に一度 年2万円)
〇美容院ママ 10000円(3ヵ月に一度 年4万円)
〇美容院子供 3000円(3ヵ月に一度 年9000円)
合計 6万9千円
衣服費も特別費にはしないという方も多いのですが、わが家では「特別費」にしています。
大人の日常的な衣服程度は個人の小遣いから出すこともありますが、「スーツ」や「コート」など高額になりやすい支出や「季節もののまとめ買い」は小遣いでは賄えないことも多いので「特別費」として予算を立てています。
なお、わが家では子供の衣服費はそれほど高額にならないので「娯楽費」として特別費にはしていません。
(書き出し例)
〇衣服費(春) 20000円
〇衣服費(夏) 20000円
〇衣服費(冬) 20000円
合計 6万円
家電の修理や、冠婚葬祭や、高額医療費など、自分では予測できないけれど、必要になるかもしれない支出もわが家では「臨時費」として「特別費」に計上しています。
冠婚葬祭などの予定が当面なく、自分で予測できない場合は、はっきりした金額を書き出すことは難しいので、年間3万円など、だいたいで書き出しています。
わが家では「自前医療保険」として「医療費積み立て」も特別費で予算を立てて行っています。
(書き出し例)
〇冠婚葬祭 5万円
合計 5万円
わが家では毎年イベント化している「特別費」を「イベント費」として書き出しています。
このイベント化している「特別費」は、ある程度自分で金額を決められます。
あまりに高額な場合は、プレゼント代は少し控えめにするなど、家計を圧迫しすぎないように調整しています。
過去のご相談のケースではこのような支出をイベント費として特別費に計上している方もいましたよ。
など「その年だけはかかるイベントの費用」も忘れずに書き出します。
(書き出し例)
〇誕生日プレゼント 3万円
〇クリスマスプレゼント 2万円
〇お年玉 2万円
〇年賀状 5千円
〇実家帰省費 2万円
〇父の日、母の日 2万円
〇歯医者(定期健診) 5千円
〇インフルエンザ予防接種 1万円
〇ランドセル 6万円
合計 19万円
わが家では毎年イベント化している支出として、「旅行」や「レジャー」などもあげられます。
など、子どもたち、または自分の長期休みに合わせて毎年出かける予定があるので毎年あらかじめ「特別費」として書き出します。
細かな旅行やレジャーの内容までは書きださず、だいたいざっくりとこれくらいの予算があればいいなという金額を記入しています。
レジャー費は自分でコントロールできる支出なので、「今年は受験でお金がかかる」など事情のある年は少なめにするなど、毎年金額を調整しています。
(書き出し例)
〇ゴールデンウィーク 5万円
〇夏休み 5万円
〇冬休み 5万円
〇春休み 5万円
合計 20万円
家電が急に壊れて買い替えたり、素敵だなと思う家具やインテリア用品を買い足したりということも毎月ではありませんが、わが家では年に何回は必ずある支出です。
など、購入予定がはっきり決まっているものがあれば、金額とともに書いておきます。
購入予定がはっきり決まっていなければ「年間5万円くらい準備しておこう」など、大体の金額を書きます。
(書き出し例)
〇家電・インテリア 5万円
合計 5万円
特別費の中でも、一番予測しやすい特別費は毎年必ず支払うことが決まっている「特別費」です。
このような支出は毎年決まった支出なので書き出しやすいですよね。
わが家では、このような毎年決まった特別費は「その他」の欄に書き出しています。
「車検」などその年だけある決まった支出も忘れずに書き出しています。
(書き出し例)
〇固定資産税 10万円
〇自動車税 4万円
〇自動車保険 4万円
〇NHK受信料 2万5千円
〇車検 10万円
合計 30万5千円
最後に、項目ごとに書き出した特別費を合計します。
合計してみると、1ヵ月にこれだけ特別費がかかる、年間ではこれぐらい特別費がかかるなど予算が立てやすくなります。
年間100万円以上特別費がかかるという方も多いので、書き出してみると意外と高額であることにびっくりすることがあります。
特別費一覧表は、高額で急な出費になりやすい支出を一覧表としてまとめたものです。
ことがポイントです。
時々、特別費を「月にいくらまで」と決めてやりくりする方がいますが、車検や旅行代など1回で高額になる特別費に対応しにくくなってしまいます。
わが家では特別費は、このように年間で予算を立てていくことで、年に一度予算を見える化しています。
なお、近年では「キャッシュレス決済」が主流になっていますが、特別費予算表は「現金での支払い」だけでなく「クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレスでの支払い」も区別なく書き出しています。
わが家では、特別費は主にボーナスを使って準備します。
夫のボーナスが6月と12月なので、1月~6月分を12月に、7月~12月分を6月にボーナスから取り分けて、特別費口座に入金しておきます。
生活費口座や貯金口座と分けて特別費を貯めておくことで、特別費に貯金や生活費を使いこむことがないようにしています。
ボーナスや手当がないという場合は、特別費は「月収」から出すことになります。
単純に12ヵ月で割って、毎月積み立てても良いと思います。
それでは対応できない場合は、年の前半は特別費を多めにし、年の後半は貯金をするというように、「貯金」と「特別費」の配分を考えるとうまくいきます。
記入例のように、年間でたくさんの特別費を準備出来ればいいのですが、実際には、特別費にかけるお金がないという家計の方もいます。
その場合は、まず、家計の固定費を見直しましょう。
収入に対して、払わなくてはいけない固定費が多すぎると、特別費にお金がかけられないどころか、日々の生活費まで圧迫してしまうことになります。
収入以上、または収入ギリギリまで他の支出があることが原因ですので、他の支出を整理するか、収入を上げることが有効な手段です。
なかには「特別費が準備できないほど生活レベルを下げないといけないならもっと働きます」という方も。
家庭の事情やライフスタイルに合わせて、ベストな方法を選択していきましょう。
何を特別費として計上するかは各ご家庭の自由なので、決まりはありません。
わが家では「何を特別費にしたらいいか分からない」という時は、以下の点を判断基準にしています。
例えば、誕生日は1人につき年に1回なので、わが家では特別費です。
醤油さしやフライパンは、1度かったらしばらく買わないかもしれませんが、醤油さし以外にもお皿を買ったりと、似たようなキッチン用品は何度も買う可能性があります。
わが家では醤油さしや、フライパンは特別費ではありません。
「特別費の支払いは貯金を崩してするもの」と考えている方もいますが、その考えだと「せっかくお金が貯まってもすぐに崩してしまい何年たっても貯まらない」という現象になりやすいと私は考えています。
特別費として貯めたお金は、使う予定のあるお金なので、わが家では「貯金としてカウントはするが、確実な貯金としてはみなさない」ようにしています。
特別費に関するご質問が多数届いています。
よろしければみなさんからの特別費に関するご質問も合わせて参考になさってみてください。
■特別費を先取りで貯金したい
■特別費の取り分け方は?
■特別費を積み立てる方法は?
■特別費の予算の立て方、適正な項目の数は?
■特別費の予算が守れない時はどうすればいい?
■特別費があると赤字になる!どう考えればいい?
■特別費が毎月積み立てられない、どうお金を管理すればいい?
■特別費を積み立てた時の家計簿のつけ方の注意点は?
■特別費は年間いくらと決めた方がいい?
■特別費にするか迷う項目一覧
・特別費は、家計の中でも思いがけず高額になりやすい支出です。
・家計の中でも一番管理が難しいので、知らず知らず赤字を引き起こす原因になります。
・特別費はわが家では年間で予算を立てます。
・わが家では「貯金」を崩して特別費を払うという概念はありません。
特別費は、家計の中でもゆとり費にあたる支出が多く含まれます。
積極的に活用すると、生活に潤いが感じられるようになりますので、ぜひ上手に管理できるように計画しましょう。
こちらの記事をもとにした内容が新聞や雑誌で紹介されました!
・日刊ゲンダイ「ズボラ主婦の家計再生指摘」
・ARE YOU HAPPY?
・NHKラジオ「ごごカフェ」
こちらの記事が書籍になりました!
・あきのズボラ家計簿(KKベストセラーズ、講談社、秀和システム)
↓当ブログに寄せられた「特別費」に関するご質問は、こちらにまとめています。
・特別費についてのご質問まとめ
↓はじめての方はこちらから
・節約を「つらい」ことから「楽しい」ことに変えたズボラ専業主婦の物語
固定資産税、車検、自動車税などの税金関係から、旅行代、家電の買い替えなど娯楽に近い特別費まで、家計の中の特別費には様々な支出が含まれます。
この特別費というのは、一回の支出が高額になることが多く、「今月は急な出費があったから赤字でも仕方がない」と思いがちな支出でもあり、実は家計の中で一番管理が難しい支出です。
人によっては、気付いたら「特別費」が年間100万円を超えていたという場合もあるので注意が必要です。
- 特別費とは何?
- 特別費の項目の決め方は?
- 特別費にいくら準備したらいい?
- 特別費の貯め方は?
- 特別費の予算の決め方は?
など、ここでは家計簿&家計管理アドバイザーが「わが家の特別費一覧表の作り方や書き方」をまとめていきます。
わが家の特別費一覧表の作り方・書き方
わが家では毎年上の画像のように特別費一覧表を作成しています。
月ごとに特別費をまとめて一覧表にしている方はよくいらっしゃいますが、「項目ごとにまとめて書きだす」というのがわが家のオリジナルです。
わが家では「美容院」「衣服費」「臨時費」「イベント費」「レジャー費」「家電インテリア費」「その他」の項目を作成しています。
書き出す項目は、各ご家庭の自由ですので「趣味費」「コンサート費」「ゴルフ費」「化粧品まとめ買い費」などお好きな項目を自由に作成してみてください。
以下、わが家の特別費一覧表のそれぞれの項目ごとの書き方を紹介しますね。
その月だけ高額になりやすい「美容院」
美容院の費用は、特別費にはしないという方も多いのですが、わが家では「特別費」にしています。
なぜなら「美容院」は毎月かかる支出ではなく時々かかる支出で、かかるときは高額になりやすいからです。
このような支出を毎月の予算の中でやりくりしようと思うとわが家では毎月の予算が立てにくくなってしまうので、特別費にしています。
美容院の費用は個人の小遣いから出していて、子供の1000円カット程度の美容院の費用しかかからないという方は、特別費にする必要はないと思います。
(書き出し例)
〇美容院パパ 5000円(3ヵ月に一度 年2万円)
〇美容院ママ 10000円(3ヵ月に一度 年4万円)
〇美容院子供 3000円(3ヵ月に一度 年9000円)
合計 6万9千円
その月だけ高額になりやすい「衣服費」
衣服費も特別費にはしないという方も多いのですが、わが家では「特別費」にしています。
大人の日常的な衣服程度は個人の小遣いから出すこともありますが、「スーツ」や「コート」など高額になりやすい支出や「季節もののまとめ買い」は小遣いでは賄えないことも多いので「特別費」として予算を立てています。
なお、わが家では子供の衣服費はそれほど高額にならないので「娯楽費」として特別費にはしていません。
(書き出し例)
〇衣服費(春) 20000円
〇衣服費(夏) 20000円
〇衣服費(冬) 20000円
合計 6万円
予測できない「臨時費」
家電の修理や、冠婚葬祭や、高額医療費など、自分では予測できないけれど、必要になるかもしれない支出もわが家では「臨時費」として「特別費」に計上しています。
冠婚葬祭などの予定が当面なく、自分で予測できない場合は、はっきりした金額を書き出すことは難しいので、年間3万円など、だいたいで書き出しています。
わが家では「自前医療保険」として「医療費積み立て」も特別費で予算を立てて行っています。
(書き出し例)
〇冠婚葬祭 5万円
合計 5万円
毎年恒例の「イベント費」
わが家では毎年イベント化している「特別費」を「イベント費」として書き出しています。
- 誕生日プレゼント
- クリスマスプレゼント
- お年玉
- 年賀状
- 実家帰省費
- 父の日、母の日
- 歯医者(定期健診)
- インフルエンザ予防接種
このイベント化している「特別費」は、ある程度自分で金額を決められます。
あまりに高額な場合は、プレゼント代は少し控えめにするなど、家計を圧迫しすぎないように調整しています。
- 年末年始タオル買い替え代
- 灯油年末年始
- クリーニングまとめだし
- バレンタインやホワイトデー
過去のご相談のケースではこのような支出をイベント費として特別費に計上している方もいましたよ。
- 出産費用
- 入園準備金
- ランドセル
- 受験料
- 七五三お祝い
など「その年だけはかかるイベントの費用」も忘れずに書き出します。
(書き出し例)
〇誕生日プレゼント 3万円
〇クリスマスプレゼント 2万円
〇お年玉 2万円
〇年賀状 5千円
〇実家帰省費 2万円
〇父の日、母の日 2万円
〇歯医者(定期健診) 5千円
〇インフルエンザ予防接種 1万円
〇ランドセル 6万円
合計 19万円
家族のお楽しみ!「レジャー費」
わが家では毎年イベント化している支出として、「旅行」や「レジャー」などもあげられます。
- ゴールデンウィーク
- 夏休み
- 冬休み
- 春休み
など、子どもたち、または自分の長期休みに合わせて毎年出かける予定があるので毎年あらかじめ「特別費」として書き出します。
細かな旅行やレジャーの内容までは書きださず、だいたいざっくりとこれくらいの予算があればいいなという金額を記入しています。
レジャー費は自分でコントロールできる支出なので、「今年は受験でお金がかかる」など事情のある年は少なめにするなど、毎年金額を調整しています。
(書き出し例)
〇ゴールデンウィーク 5万円
〇夏休み 5万円
〇冬休み 5万円
〇春休み 5万円
合計 20万円
急な出費になりやすい「家電インテリア費」
家電が急に壊れて買い替えたり、素敵だなと思う家具やインテリア用品を買い足したりということも毎月ではありませんが、わが家では年に何回は必ずある支出です。
- ビデオカメラ
- ふとん
- 机
など、購入予定がはっきり決まっているものがあれば、金額とともに書いておきます。
購入予定がはっきり決まっていなければ「年間5万円くらい準備しておこう」など、大体の金額を書きます。
(書き出し例)
〇家電・インテリア 5万円
合計 5万円
必ず支払うことが決まっている「その他特別費」
特別費の中でも、一番予測しやすい特別費は毎年必ず支払うことが決まっている「特別費」です。
- 固定資産税
- 自動車税
- 自動車保険
- NHK受信料
- 自治会費
- 町内会費
- 浄化槽
- ふるさと納税
このような支出は毎年決まった支出なので書き出しやすいですよね。
わが家では、このような毎年決まった特別費は「その他」の欄に書き出しています。
「車検」などその年だけある決まった支出も忘れずに書き出しています。
(書き出し例)
〇固定資産税 10万円
〇自動車税 4万円
〇自動車保険 4万円
〇NHK受信料 2万5千円
〇車検 10万円
合計 30万5千円
特別費を「合計」する
最後に、項目ごとに書き出した特別費を合計します。
合計してみると、1ヵ月にこれだけ特別費がかかる、年間ではこれぐらい特別費がかかるなど予算が立てやすくなります。
年間100万円以上特別費がかかるという方も多いので、書き出してみると意外と高額であることにびっくりすることがあります。
特別費一覧表の作り方のコツ
特別費一覧表は、高額で急な出費になりやすい支出を一覧表としてまとめたものです。
- 何月にいくらか分かるように書き出す
- 年間特別費がいくらか分かるように書き出す
- ジャンルごとにいくらか分かるように書き出す
ことがポイントです。
時々、特別費を「月にいくらまで」と決めてやりくりする方がいますが、車検や旅行代など1回で高額になる特別費に対応しにくくなってしまいます。
わが家では特別費は、このように年間で予算を立てていくことで、年に一度予算を見える化しています。
なお、近年では「キャッシュレス決済」が主流になっていますが、特別費予算表は「現金での支払い」だけでなく「クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレスでの支払い」も区別なく書き出しています。
特別費の準備の仕方
わが家では、特別費は主にボーナスを使って準備します。
夫のボーナスが6月と12月なので、1月~6月分を12月に、7月~12月分を6月にボーナスから取り分けて、特別費口座に入金しておきます。
生活費口座や貯金口座と分けて特別費を貯めておくことで、特別費に貯金や生活費を使いこむことがないようにしています。
ボーナスがない時の特別費の準備の仕方
ボーナスや手当がないという場合は、特別費は「月収」から出すことになります。
単純に12ヵ月で割って、毎月積み立てても良いと思います。
それでは対応できない場合は、年の前半は特別費を多めにし、年の後半は貯金をするというように、「貯金」と「特別費」の配分を考えるとうまくいきます。
特別費がない!時の対処法
記入例のように、年間でたくさんの特別費を準備出来ればいいのですが、実際には、特別費にかけるお金がないという家計の方もいます。
その場合は、まず、家計の固定費を見直しましょう。
収入に対して、払わなくてはいけない固定費が多すぎると、特別費にお金がかけられないどころか、日々の生活費まで圧迫してしまうことになります。
収入以上、または収入ギリギリまで他の支出があることが原因ですので、他の支出を整理するか、収入を上げることが有効な手段です。
なかには「特別費が準備できないほど生活レベルを下げないといけないならもっと働きます」という方も。
家庭の事情やライフスタイルに合わせて、ベストな方法を選択していきましょう。
何を特別費にしたらいいか分からない
何を特別費として計上するかは各ご家庭の自由なので、決まりはありません。
わが家では「何を特別費にしたらいいか分からない」という時は、以下の点を判断基準にしています。
- 同じような支出が年間を通じてあるか
- 事前に予測が立ちやすいか
- 高額になりやすいか
例えば、誕生日は1人につき年に1回なので、わが家では特別費です。
醤油さしやフライパンは、1度かったらしばらく買わないかもしれませんが、醤油さし以外にもお皿を買ったりと、似たようなキッチン用品は何度も買う可能性があります。
わが家では醤油さしや、フライパンは特別費ではありません。
特別費は貯金?
「特別費の支払いは貯金を崩してするもの」と考えている方もいますが、その考えだと「せっかくお金が貯まってもすぐに崩してしまい何年たっても貯まらない」という現象になりやすいと私は考えています。
特別費として貯めたお金は、使う予定のあるお金なので、わが家では「貯金としてカウントはするが、確実な貯金としてはみなさない」ようにしています。
特別費に関するご質問
特別費に関するご質問が多数届いています。
よろしければみなさんからの特別費に関するご質問も合わせて参考になさってみてください。
■特別費を先取りで貯金したい
■特別費の取り分け方は?
■特別費を積み立てる方法は?
■特別費の予算の立て方、適正な項目の数は?
■特別費の予算が守れない時はどうすればいい?
■特別費があると赤字になる!どう考えればいい?
■特別費が毎月積み立てられない、どうお金を管理すればいい?
■特別費を積み立てた時の家計簿のつけ方の注意点は?
■特別費は年間いくらと決めた方がいい?
■特別費にするか迷う項目一覧
まとめ(特別費とは?)
・特別費は、家計の中でも思いがけず高額になりやすい支出です。
・家計の中でも一番管理が難しいので、知らず知らず赤字を引き起こす原因になります。
・特別費はわが家では年間で予算を立てます。
・わが家では「貯金」を崩して特別費を払うという概念はありません。
特別費は、家計の中でもゆとり費にあたる支出が多く含まれます。
積極的に活用すると、生活に潤いが感じられるようになりますので、ぜひ上手に管理できるように計画しましょう。
お知らせ
こちらの記事をもとにした内容が新聞や雑誌で紹介されました!
・日刊ゲンダイ「ズボラ主婦の家計再生指摘」
・ARE YOU HAPPY?
・NHKラジオ「ごごカフェ」
こちらの記事が書籍になりました!
・あきのズボラ家計簿(KKベストセラーズ、講談社、秀和システム)
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↓当ブログに寄せられた「特別費」に関するご質問は、こちらにまとめています。
・特別費についてのご質問まとめ
↓はじめての方はこちらから
・節約を「つらい」ことから「楽しい」ことに変えたズボラ専業主婦の物語
コメント
コメント一覧 (4)
特別費はですね、一番管理が難しい支出なんですね。
この支出を毎年思った通りの金額にだいたい収められる力がついてくると、家計のやりくりはグンと安定してきます。
もちろん急な出費というのはつきものですので、毎年10万、20万くらいの誤差は想定の範囲内と考えていいでしょう。
しかし、毎年50万円も予定と違うようでは予算としてうまく機能していない可能性が考えられます。
ミカさんは、特別費をのぞいた支出については月単位では赤字になっていないということですので、やりくり力の基本はあると考えられます。
あせらず一歩ずつ取り組まれてみて下さいね!応援しています!
特別費は本当に管理が難しい支出ですから、1年また1年と年を追うごとに管理力が上がると思います。
焦らず取り組まれてみて下さい!
想定外は想定内なので、いかに想定外を想定内にできるようにしておくか工夫できるようになるといいですね(#^^#)
こちらこそご利用ありがとうございます!またのご利用を楽しみにお待ちしております。