車の購入時のお金の貯め方と払い方!現金一括で買うテクニック
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが日頃の「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
はじめまして。
あきさんは車の買い替えの貯金はどのように貯めたらよいと考えていますか?
現金一括で購入するにはどのように計画すればよいですか?
よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「車を現金一括で購入する資金の貯金の仕方」についてですね。
車を購入する際には、まず貯金とは何かという概念から考えておくとよいのではないでしょうか。
私が考える貯金とは「マイホーム、車、学費、老後、もしもの時」など、人生でも大きな節目以外は、1円たりともおろさないお金のことです。
「旅行、家電、インテリア」など、やや高額なものの車やマイホームほどではないという支出に使うお金は「特別費」としてあらかじめ「支出」として用意し、小さな支出のたびに貯金を崩さないようにすることが正常な家計管理を行う上では大切だと私は考えています。
例えば、貯金から支払う支出として「車検代」を含めている方が多くみられますが、私は「車検代」はその年(あるいは2年に一度)などに「特別費という支出として計上する」ようにしています。
一方、今回のご質問である「車の購入資金」は、大きなお金なので、私だったら貯金を崩して支払うものと考えると思います。
このように、車を購入するために貯金を崩すことを考えるなら、私なら特別費と貯金を混同しないようにまず気を付けます。

なお、車の買い替えは、ローンではなく一括現金で支払うことを私はおすすめしています。
こういうと「そんなことができるのは、お金持ちだけでしょ」と言われることがありますが、分割してローンを組み、利息を払う方がたくさんのお金を車にかけているのですから、お金持ちです。
車を買う時は、分割で払っている人の方がお金持ちという発想を持ちましょう。
「そんなことをいっても、分割じゃないと買えない…」と思う時は、数年間は車を買わない、または小さな軽自動車で我慢して、一気にお金を貯めて次は一括で買うなど、支払いサイクルの工夫をするとよいでしょう。
家計管理上、一番リスクが大きいのは、大きな車を最長の分割ローンで買うという行為です。
これを行うと、あとから他の支払いが増えた時に車のローンが家計を圧迫することになりやすいので注意しましょう。
車を現金一括で買うことは、未来の家計を楽にさせるための選択といえますね。

さて、前置きが長くなりましたが、車を現金一括で購入する方法について確認していきましょう。
急に大きなお金を出すのは大変ですから、車を現金一括で購入するためには車のための積立貯金を定期的にしておく必要があります。
そのために、まずは車を現金一括で購入するために必要な年間貯金額を計算してみるとよいでしょう。
例えば、本体価格200万円の車を9年ごとに買い替えると計画すると、1年に必要な貯金額は約22万円です。
諸経費含め年間30万円ほどは車のための積立をしておくと考えると安心です。
本体価格300万円の車を9年ごとに買い替えると計画すると、1年に必要な貯金額は約33万円です。
諸経費含め年間40万円ほどは車のための積立をしておくと考えると安心です。
200万円の乗用車と100万円の軽自動車など車が2台あり各9年ごとに買い替えると計画する場合も、1年に必要な貯金額は約33万円です。
諸経費含め年間40万円ほどは車のための積立をしておく必要があります。車が2台の場合は諸経費をもう少し多めに見積もってもかまいません。
このように、購入予定の車の価格を買い替えまでの年数で割り、1年に必要な貯金額を算出し、次回の買い替えまでに毎年貯金を積み立てるように計画すると、車を現金一括で購入することが容易になります。
裏を返せば、現状車を所有しており、9年ほどは乗る計算で本体価格200万円の車を所有している場合は、年間30万円以上の貯金ができていないと、次回の車の買い替えは難しい家計状況であると判断できます。
また、年間30万円の貯金でギリギリである家計も危険です。なぜなら教育費や住宅費などその他への備えが不可能であるからです。その場合は家計を全体的に見直し、年間30万円以上の貯金ができる家計に早急にかえる必要があります。
なお、車の購入資金は別口座などにして「車貯金」などとして貯めたほうがよいのだろうかというご質問も併せてよくいただきますが、そこまでするかはお好みで決めていただいて構わないと私は考えます。
過去のご相談実績から考えると、そのように別口座にしていても、足りなかった場合はどうしたらいいのかなどかえって余計な混乱を招くことが多いので、他の貯金と合わせて一括で保管しておいても特に問題ないと私は考えます。
・車の購入は現金一括が理想です。
・車を現金一括で購入する場合は、購入予定の車の価格を買い替え年数で割り、1年に必要な貯金額を計算し、定期的に積立貯蓄を行います。
なお、わが家の場合は、上記の方法で過去2回ほど、車を現金一括で購入することに成功しています。
車と貯金に関するご質問は他にも寄せられています。
■ご質問ケース1
車費は家計を圧迫する原因になりやすいもの。妻は節約したいと考えていても夫が車にこだわり節約ができない。
貯金を減らしすぎないよう車費を節約するにはどのような点に気を付けて車を選んだらいいかというご相談です。
■参考:節約になる車の選び方
■ご質問ケース2
消費税があがる場合、車は消費税増税前に購入したほうがいいか、消費税増税後に購入したほうがよいかというご相談です。
■ご質問ケース3
貯金を崩して車を購入すると貯金が50万円にまで減ってしまう。
貯金を崩して車を購入する場合、いくらまでなら貯金を崩しても大丈夫なのかというご相談です。
■ご質問ケース4
今ある貯金で車のローンを支払った方が今後の家計が楽になる気がする。
貯金を崩して車のローンを返済した方がいいかというご相談です。
■参考:その他、みなさんからの車の節約と貯金に関するご質問のまとめは車の節約と貯金に関するご質問(まとめ)からご覧いただけます。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
はじめまして。
あきさんは車の買い替えの貯金はどのように貯めたらよいと考えていますか?
現金一括で購入するにはどのように計画すればよいですか?
よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「車を現金一括で購入する資金の貯金の仕方」についてですね。
車の購入資金の貯金とは?
車を購入する際には、まず貯金とは何かという概念から考えておくとよいのではないでしょうか。
私が考える貯金とは「マイホーム、車、学費、老後、もしもの時」など、人生でも大きな節目以外は、1円たりともおろさないお金のことです。
「旅行、家電、インテリア」など、やや高額なものの車やマイホームほどではないという支出に使うお金は「特別費」としてあらかじめ「支出」として用意し、小さな支出のたびに貯金を崩さないようにすることが正常な家計管理を行う上では大切だと私は考えています。
例えば、貯金から支払う支出として「車検代」を含めている方が多くみられますが、私は「車検代」はその年(あるいは2年に一度)などに「特別費という支出として計上する」ようにしています。
一方、今回のご質問である「車の購入資金」は、大きなお金なので、私だったら貯金を崩して支払うものと考えると思います。
このように、車を購入するために貯金を崩すことを考えるなら、私なら特別費と貯金を混同しないようにまず気を付けます。

車の購入資金の払い方
なお、車の買い替えは、ローンではなく一括現金で支払うことを私はおすすめしています。
こういうと「そんなことができるのは、お金持ちだけでしょ」と言われることがありますが、分割してローンを組み、利息を払う方がたくさんのお金を車にかけているのですから、お金持ちです。
車を買う時は、分割で払っている人の方がお金持ちという発想を持ちましょう。
「そんなことをいっても、分割じゃないと買えない…」と思う時は、数年間は車を買わない、または小さな軽自動車で我慢して、一気にお金を貯めて次は一括で買うなど、支払いサイクルの工夫をするとよいでしょう。
家計管理上、一番リスクが大きいのは、大きな車を最長の分割ローンで買うという行為です。
これを行うと、あとから他の支払いが増えた時に車のローンが家計を圧迫することになりやすいので注意しましょう。
車を現金一括で買うことは、未来の家計を楽にさせるための選択といえますね。

車を現金一括で購入する貯金法
さて、前置きが長くなりましたが、車を現金一括で購入する方法について確認していきましょう。
急に大きなお金を出すのは大変ですから、車を現金一括で購入するためには車のための積立貯金を定期的にしておく必要があります。
そのために、まずは車を現金一括で購入するために必要な年間貯金額を計算してみるとよいでしょう。
例えば、本体価格200万円の車を9年ごとに買い替えると計画すると、1年に必要な貯金額は約22万円です。
諸経費含め年間30万円ほどは車のための積立をしておくと考えると安心です。
本体価格300万円の車を9年ごとに買い替えると計画すると、1年に必要な貯金額は約33万円です。
諸経費含め年間40万円ほどは車のための積立をしておくと考えると安心です。
200万円の乗用車と100万円の軽自動車など車が2台あり各9年ごとに買い替えると計画する場合も、1年に必要な貯金額は約33万円です。
諸経費含め年間40万円ほどは車のための積立をしておく必要があります。車が2台の場合は諸経費をもう少し多めに見積もってもかまいません。
このように、購入予定の車の価格を買い替えまでの年数で割り、1年に必要な貯金額を算出し、次回の買い替えまでに毎年貯金を積み立てるように計画すると、車を現金一括で購入することが容易になります。
裏を返せば、現状車を所有しており、9年ほどは乗る計算で本体価格200万円の車を所有している場合は、年間30万円以上の貯金ができていないと、次回の車の買い替えは難しい家計状況であると判断できます。
また、年間30万円の貯金でギリギリである家計も危険です。なぜなら教育費や住宅費などその他への備えが不可能であるからです。その場合は家計を全体的に見直し、年間30万円以上の貯金ができる家計に早急にかえる必要があります。
車の購入資金は別口座にする必要はある?
なお、車の購入資金は別口座などにして「車貯金」などとして貯めたほうがよいのだろうかというご質問も併せてよくいただきますが、そこまでするかはお好みで決めていただいて構わないと私は考えます。
過去のご相談実績から考えると、そのように別口座にしていても、足りなかった場合はどうしたらいいのかなどかえって余計な混乱を招くことが多いので、他の貯金と合わせて一括で保管しておいても特に問題ないと私は考えます。
まとめ
・車の購入は現金一括が理想です。
・車を現金一括で購入する場合は、購入予定の車の価格を買い替え年数で割り、1年に必要な貯金額を計算し、定期的に積立貯蓄を行います。
なお、わが家の場合は、上記の方法で過去2回ほど、車を現金一括で購入することに成功しています。
車貯金に関するご質問
車と貯金に関するご質問は他にも寄せられています。
■ご質問ケース1
車費は家計を圧迫する原因になりやすいもの。妻は節約したいと考えていても夫が車にこだわり節約ができない。
貯金を減らしすぎないよう車費を節約するにはどのような点に気を付けて車を選んだらいいかというご相談です。
■参考:節約になる車の選び方
■ご質問ケース2
消費税があがる場合、車は消費税増税前に購入したほうがいいか、消費税増税後に購入したほうがよいかというご相談です。
■ご質問ケース3
貯金を崩して車を購入すると貯金が50万円にまで減ってしまう。
貯金を崩して車を購入する場合、いくらまでなら貯金を崩しても大丈夫なのかというご相談です。
■ご質問ケース4
今ある貯金で車のローンを支払った方が今後の家計が楽になる気がする。
貯金を崩して車のローンを返済した方がいいかというご相談です。
関連記事
■参考:その他、みなさんからの車の節約と貯金に関するご質問のまとめは車の節約と貯金に関するご質問(まとめ)からご覧いただけます。
コメント
コメント一覧 (2)
さっそく、あきさんの著作、スボラ家計簿を購入したのですが、ダメ人間の私は結局、家計簿をつけ始めることさえできず、たまっていくレシートを見ては、自分のダメさ加減にうんざりしていました。
4月から新年度ということで、今度こそ、挑戦してみようと思い立ち、スボラ家計簿練習帖を今日、注文しました!頑張ってやってみます。とりあえず、誰かに宣言しないと続けれそうにないので、ここで、あきさんに勝手に宣言します。「頑張って家計簿つけます!」そして、また、ご報告します!
今度こそ!という気持ちがあれば大丈夫です?
ご質問は何度でもしていただけますので、安心してくださいね^^
みなさん一緒に頑張っています!きっと井上さんも大丈夫!
そして、また挫折したらまた戻ってくればいいだけなので、自分を責めないでくださいね(#^^#)
こころから応援しています?