簡易ライフプラン表の作り方と記入例!簡単な方法で家計の計画を立てよう!
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ライフプラン表を作成して、将来の家計をシミュレーションしましょう!とよく言われますよね。
でも、ライフプラン表の作成方法は、本格的なものはとても難しいもの。
家計簿・家計管理アドバイザーとしてこれまで1000件以上のご相談をお引き受けしてまいりましたが、将来的な支出をどう予測していいか分からず、初心者ではライフプランの作成は難しいという相談が後を絶ちません。
しかし、簡易的なライフプラン表なら家計初心者の方でも簡単に作成することができます。手書きでもエクセルでも作成可能です。
ここでは、わが家の簡易的なライフプラン表の作成方法を紹介します。
なお、このライフプラン表の作成方法は自著書籍(ズボラ家計簿(講談社))をもとに作成されています。
簡易的なライフプラン表の作成方法は簡単です。
「家族の年齢」「大きな支出予定」「目標額」「累計」などいくつかの項目に分けて、中長期的な家計の計画を立てるだけです。
手書きでライフプラン表を作成するのもよいですが、エクセルを使うと自動計算ができますので便利です。
当方がライフプランの作成初心者の方にオススメしている簡易ライフプラン表(エクセル)のフォーマットは↓こちらになります。
※クリックで拡大できます。
今回は下に続いていく形式ですが、横に続いていく形式にしても問題ありません。お好みや用途によって使い分けて下さいね。
わが家が簡易ライフプラン表に記入している項目は、西暦、家族の年齢、イベント、大きな支出予定、目標額、目標額累計、実績、実績累計の8項目です。
一般的なライフプラン表に比べて項目を少なく済ませるのがライフプラン表を簡単に作成するポイントです。
各項目に記入する内容は以下の通りです。
西暦の列には、西暦で「年」を記入しています。
西暦の年とあわせた家族の年齢を記入します。
その年に予定されるイベントを書きます。車の買い替え、大学入学、マイホーム購入、リフォームなど大きなお金が必要になるイベントを記入しておきます。
イベントに想定される大きな支出の予定をざっくりと記入します。
大学進学時に私立大学文科系学部なら約430万円、車の購入なら200万円など、だいたいの概算でかかりそうな大きな支出を記入していきます。
その年に貯金する目標額を記入します。過去の実績などからあまり現実離れしていない金額を記入すると良いと思います。
5の目標額を貯金した場合、貯金総額はいくらになるかを記入します。
エクセルの場合は
=目標額+前年の目標額累計
と計算式をいれます。初めの年だけは前年の目標額累計がないので手入力します。
実績額には、実際にその年に貯金できた金額を記入します。
実績累計には、7で記入した実績額の貯金ができた時の貯金総額はいくらになるかを記入します。
エクセルの場合は
=実績額+前年の実績額
と計算式をいれます。初めの年だけは前年の目標額累計がないので手入力します。
※クリックで拡大できます。
上記の記入例は、9年~10年に一度200万円の車を購入し、毎年1年に100万円ずつ貯めた場合の簡易ライフプランです。
大学の費用として仮に入学時に430万円を想定しています。
上記の場合ですと、1年に100万円ずつ貯めれば、57歳では1340万円貯まります。
このようにして、貯金目標額のみを主体にして計画すると、簡易的なライフプランを簡単に作成することが出来ます。
この目標額が毎年達成できるように支出を調整したり、収入を増やしたりという努力をしていくことになります。
以下注意点を記します。
*お子さんがいる場合は、文部科学省「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果」などから大学にかかる費用などを書き入れると参考になります。わが家は、大学の費用は仮に私立大学希望として460万円前後を予算に入れています。
*高校生までの学費は、貯金を崩さずに、収入の範囲内で支払えるように工夫するなど、目標額を達成するためにどうすればいいか考えておくとライフプランが実現しやすくなります。
*返戻金や株など、その他の貯蓄がある場合は、項目を増やしたり、メモを増やしたりして対応してもかまいません。
ライフプランは、あくまで予測です。
実際には、子どもが想定外に医大に行くことになった、大学ではなく専門学校に行くことになった・・・など、予測と違うことも十分にあり得ます。
上記のようにできるだけ簡易的でシンプル表で作成しておく方が、予定が変わるたびに、書き換えることが簡単です。
多くの方は、このようなライフプラン表を作ったこともなく、なんとなくお金がない状況におびえながら、「なんとかなる」と現実から目をそらしています。
家計簿なんて面倒くさいし…
お金なんてなくてもいい…
お金にガツガツするようで恥ずかしい
だらだらと無計画な支出を続け、いよいよ苦しくなった時からでは遅いこともあります。
子どもが大きくなって、自分からこれをやりたい!と言い出した時。
定年し、働けなくなった時。
このまま貯金がない生活で、本当に大丈夫ですか?
そのうちなんとかしようと、ズルズルといつまで先延ばしにし続けますか?
また反対に、貯金ばかりしていた人も、将来的に貯められる金額が把握できると、こんなに貯めて、どうするつもりなんだろう…と疑問がわくこともあるかもしれません。
貯金ばかりで、使えないお金ばかりを増やすのではなく、将来的にこれくらいあればいいや、という予測を立てるのにも簡易ライフプランは役立ちますよ。
お金に向き合うことは、人生に向き合うこと。
お金の使い方には、生き方があらわれるといわれます。
一度取り組んでみると、家計の将来設計のひとつの指針になりますよ!
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
↓正しい家計管理で家計を立て直しましょう!
・正しい家計管理の仕方(まとめ)
↓ライフプラン表だけでなく、家計の年間予算表も作成してみてはいかがでしょうか?
・【画像つき】わが家の年間予算表の作り方
でも、ライフプラン表の作成方法は、本格的なものはとても難しいもの。
家計簿・家計管理アドバイザーとしてこれまで1000件以上のご相談をお引き受けしてまいりましたが、将来的な支出をどう予測していいか分からず、初心者ではライフプランの作成は難しいという相談が後を絶ちません。
しかし、簡易的なライフプラン表なら家計初心者の方でも簡単に作成することができます。手書きでもエクセルでも作成可能です。
ここでは、わが家の簡易的なライフプラン表の作成方法を紹介します。
なお、このライフプラン表の作成方法は自著書籍(ズボラ家計簿(講談社))をもとに作成されています。
簡易的なライフプラン表を作成してみよう!
簡易的なライフプラン表の作成方法は簡単です。
「家族の年齢」「大きな支出予定」「目標額」「累計」などいくつかの項目に分けて、中長期的な家計の計画を立てるだけです。
手書きでライフプラン表を作成するのもよいですが、エクセルを使うと自動計算ができますので便利です。
当方がライフプランの作成初心者の方にオススメしている簡易ライフプラン表(エクセル)のフォーマットは↓こちらになります。
※クリックで拡大できます。
今回は下に続いていく形式ですが、横に続いていく形式にしても問題ありません。お好みや用途によって使い分けて下さいね。
簡易的なライフプラン表の項目
わが家が簡易ライフプラン表に記入している項目は、西暦、家族の年齢、イベント、大きな支出予定、目標額、目標額累計、実績、実績累計の8項目です。
一般的なライフプラン表に比べて項目を少なく済ませるのがライフプラン表を簡単に作成するポイントです。
各項目に記入する内容は以下の通りです。
1.西暦
西暦の列には、西暦で「年」を記入しています。
2.年齢
西暦の年とあわせた家族の年齢を記入します。
3.イベント
その年に予定されるイベントを書きます。車の買い替え、大学入学、マイホーム購入、リフォームなど大きなお金が必要になるイベントを記入しておきます。
4.大きな支出予定
イベントに想定される大きな支出の予定をざっくりと記入します。
大学進学時に私立大学文科系学部なら約430万円、車の購入なら200万円など、だいたいの概算でかかりそうな大きな支出を記入していきます。
5.目標額
その年に貯金する目標額を記入します。過去の実績などからあまり現実離れしていない金額を記入すると良いと思います。
6.目標額累計
5の目標額を貯金した場合、貯金総額はいくらになるかを記入します。
エクセルの場合は
=目標額+前年の目標額累計
と計算式をいれます。初めの年だけは前年の目標額累計がないので手入力します。
7.実績額
実績額には、実際にその年に貯金できた金額を記入します。
8.実績累計
実績累計には、7で記入した実績額の貯金ができた時の貯金総額はいくらになるかを記入します。
エクセルの場合は
=実績額+前年の実績額
と計算式をいれます。初めの年だけは前年の目標額累計がないので手入力します。
簡易的なライフプラン表(例)
※クリックで拡大できます。
上記の記入例は、9年~10年に一度200万円の車を購入し、毎年1年に100万円ずつ貯めた場合の簡易ライフプランです。
大学の費用として仮に入学時に430万円を想定しています。
上記の場合ですと、1年に100万円ずつ貯めれば、57歳では1340万円貯まります。
このようにして、貯金目標額のみを主体にして計画すると、簡易的なライフプランを簡単に作成することが出来ます。
この目標額が毎年達成できるように支出を調整したり、収入を増やしたりという努力をしていくことになります。
以下注意点を記します。
*お子さんがいる場合は、文部科学省「私立大学等の平成30年度入学者に係る学生納付金等調査結果」などから大学にかかる費用などを書き入れると参考になります。わが家は、大学の費用は仮に私立大学希望として460万円前後を予算に入れています。
*高校生までの学費は、貯金を崩さずに、収入の範囲内で支払えるように工夫するなど、目標額を達成するためにどうすればいいか考えておくとライフプランが実現しやすくなります。
*返戻金や株など、その他の貯蓄がある場合は、項目を増やしたり、メモを増やしたりして対応してもかまいません。
ライフプランはあくまで予測
ライフプランは、あくまで予測です。
実際には、子どもが想定外に医大に行くことになった、大学ではなく専門学校に行くことになった・・・など、予測と違うことも十分にあり得ます。
上記のようにできるだけ簡易的でシンプル表で作成しておく方が、予定が変わるたびに、書き換えることが簡単です。
ライフプラン表を作成してお金に向き合おう!
多くの方は、このようなライフプラン表を作ったこともなく、なんとなくお金がない状況におびえながら、「なんとかなる」と現実から目をそらしています。
家計簿なんて面倒くさいし…
お金なんてなくてもいい…
お金にガツガツするようで恥ずかしい
だらだらと無計画な支出を続け、いよいよ苦しくなった時からでは遅いこともあります。
子どもが大きくなって、自分からこれをやりたい!と言い出した時。
定年し、働けなくなった時。
このまま貯金がない生活で、本当に大丈夫ですか?
そのうちなんとかしようと、ズルズルといつまで先延ばしにし続けますか?
また反対に、貯金ばかりしていた人も、将来的に貯められる金額が把握できると、こんなに貯めて、どうするつもりなんだろう…と疑問がわくこともあるかもしれません。
貯金ばかりで、使えないお金ばかりを増やすのではなく、将来的にこれくらいあればいいや、という予測を立てるのにも簡易ライフプランは役立ちますよ。
お金に向き合うことは、人生に向き合うこと。
お金の使い方には、生き方があらわれるといわれます。
一度取り組んでみると、家計の将来設計のひとつの指針になりますよ!
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