2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

親が貸したお金を返してくれないことがあります。

こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

はじめまして。こんにちわ。

今日初めてブログを読ませていただきました。

ご両親のお金事情を書かれていたブログを見たのですが、
私も同じような状況です。

私は今23歳で今年24歳になりますが、両親の老後を今から真剣に考えたいと思っています。

しかし、なかなか両親とお金のことを話し合う勇気がありません。

いつもお金を貸して、返ってきたり来なかったりを繰り返しています。

根本的なところを治したいのですが、どのように持ちかければいいのでしょうか。

アドバイス頂けましたら幸いです。

説明不足かもしれませんが、何卒よろしくお願いします。


ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。

「貸したお金を返してくれない親」についてですね。

お金を返してくれない親




親が貸したお金を返してくれない時、どうしたらよいのか困ってしまうことがありますよね。

実は、私も学生時代両親にお金を貸したことが何度もありますが、一度も返ってきたことはありません。

ですから、質問者様のお悩みは非常によく分かります。

そのような時にできる対策を私の実体験とともに紹介します。

親がお金を返してくれない時




親にいくら催促してもお金を返してくれない時、私は親に貸したお金は返ってこないと考えています。

親にお金を貸しても毎回返済してくれるなど、それまでの実績があれば別ですが、何度も貸したお金が返ってこない時は、お金を貸した時点で返ってこないものと考えるようにしています。

そのような時、私は「大学まで出してもらった教育費を返している」と考えるようにしていました。

そして、お金が返ってこないことがあまりに繰り返される時は、お金は貸さない。

お金を貸さないことで、生活に困ることもあるでしょうが、お金に困るたびに誰かを頼る癖がついてしまうと、かえって本人のためにならないと私は考えるようにしています。

家族のお金の使い方を変えてほしい



家族のお金の使い方について「変えてほしい時」は、「口で言っても解決しない」と思った方がよいと私は考えています。

「お金のことちゃんとしてよ」と言うだけで変わってくれるなら、ラクですよね。

でも、人は変わりません。変わらないものと思った方が賢明です。

よく言われることですが、

「水飲み場まで連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」のです。

たとえば、

家計のことを何とかしたいと思っている。でもやり方が分からない・・・

このような場合は、やり方を伝えるだけですので、あとは本人任せでどんどん家計はよくなります。
(当ブログの家計相談では、このような方が多いです)

ですが、

家計のことなど考えたくもない、今後も何もやりたくない。出来るなら人にやってほしい。

このような場合は、自力で家計を改善することはほぼ不可能です。

お手伝いをする人が常にそばにいて、その方が主導で家計を握らない限り正常な家計にはなりません。

山登りと一緒で、自分の足で頂上まで行こうという方は早く登れますが、人におんぶしてもらって連れて行ってもらおうという意識の方は、おぶっている人の負担になり、スピードも遅く、おぶってくれる人が重すぎてつぶれてしまえば頂上にたどりつくことはありません。

ご両親の家計を改善したいなら、このおぶって背負う覚悟を、自分がやる覚悟を持つ必要があると私は思います。

親のお金の使い方に口を出すなら



私の場合もそうでしたが、口を出すなら、手も出す必要があります。

例えば年間収入を自分で計算する、通帳を預かって、生活費を渡す方式にする、生命保険を見直した方がいいと感じれば、自分で電話をかけてあげる・・・など、具体的に面倒を見る必要があると思います。

面倒を見ることを人によっては数年、数十年間と続けながら、少しずつ自分でできるように見守っていく・・・という長い目で見る必要があると思います。

ここまで親身に面倒をみるのは、やはり家族でなければできないと思います。

もしご両親に話を持ち掛けるなら、私が面倒な計算などは全部やるから一緒に頑張らないか?と持ち掛けるのがよいかなと思います。

(参考までにお伝えすると、数年前に、「両親に当ブログの記事の大事なところを全部印刷して手渡しした」という方もいらっしゃいました。)

親のお金の使い方に口を出さないなら



そこまで面倒見きれない・・・という時は、口だけ出して、あとは本人の自由にすることになると思います。

その代わり、自分の方で「将来的に金銭的な面倒を見る」覚悟もどこかでもち、準備しておいた方が賢明です。

例えば、両親のもしもの時に使うお金は、自分が貯めておくなどのようなことです。

老後の過ごし方



私には、両親の他にも、定年されている年齢の知り合いが何人もいます。

そのような方を見ていると、「定年後」のいわゆる「老後」の過ごし方には、これまでの「お金との向き合い方」で、はっきりと差が出ると感じます。

お金のことは難しい、分からない、やりたくない、考えたくない・・・とどんぶり勘定を繰り返し、定年時には貯蓄ゼロ。
ほぼ年金だけの暮らしになり、かろうじて生活はできるものの贅沢は一切できない。孫が遊びに来ても、何もしてあげられない。

そのような生活を送らざるを得ないという方もいれば、

若い時からダブルインカムで頑張り、株や不動産投資をして老後に備え、今は資産が億を超えている。株の配当金だけでも毎年充分なお小遣いがある。
孫をつれてあちこちに遊びに行くお金の余裕がある。自分も習い事をしたり、友人と遊びに出かけたり、年に2回は夫婦で海外旅行も楽しんでいる。

このような老後を送っている方もいます。

けっして優劣をつけるわけではありません。

優劣をつけるわけではありませんが、これまでの「選択の積み重ね」によって「老後の過ごし方に違い」がでるのは確かな事だと思います。

前者の方が決して不幸せという意味ではありません。

むしろ、そのような生活を「自分が望み」そうなったのならとても幸せな事だと思います。

ただ、「本当はこんな生活送りたくなかった・・・」という想いが自分の中にあるのなら、これまでの「選択」はどこかで見直した方がよかったのでは・・・と考えることもできます。

自分が「老後はこういう生活をしたい」に向かって、「今の選択を変えていく」ということが必要になります。

いつまでも、お金のことは難しい、分からない、やりたくない、考えたくない・・・では、もしかしたら「自分がこういう老後は送りたくなかった」と思う老後を「送らざるを得ない」状況になってしまう可能性もあるのです。

たとえ両親は一生変わることがなくても、「変えよう」という気持ちの原動力さえあれば、私たちは自分の未来を変えることができます。

まとめ



・家族のお金の使い方は、口を出すなら、具体的に。口を出さないなら面倒を見る覚悟も必要かもしれません。

ご両親のこと、とても心配ですね。

私もそうだったのでお気持ちよく分かります。

少しでも良い方向に変わっていかれることを祈っています。
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皆さんからのお金に関する心配ごとに関するご質問はお金に関する心配・不安・悩みカテゴリーよりご覧ください。




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