ボーナスを全額貯金せよ!に苦しめられる主婦のやりくり
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- お金を貯める節約術や考え方
毎月月収の1割2割は貯金しましょう。ボーナスや手当もなかったものと考えて全額貯金にしましょう。
いつからか貯金の王道として言われるようになりました。
確かにそうできれば理想的です。
しかし、それを実際にやろうとすると大変な苦労をすることになります。
ボーナス手当を全額貯金するためにはどのような生活を送らなくてはいけないか少しシミュレーションしてみましょう。
ボーナス手当を全額貯金する場合に使える金額が年間いくらあるか計算してみましょう。
(月収20万円の場合)
年間の総支出・・・年間240万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間216万円まで
(月収25万円の場合)
年間の総支出・・・年間300万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間270万円まで
(月収30万円の場合)
年間の総支出・・・年間360万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間324万円まで
(月収35万円の場合)
年間の総支出・・・年間420万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間378万円まで
(月収40万円の場合)
年間の総支出・・・年間480万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間432万円まで
(月収45万円の場合)
年間の総支出・・・年間540万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間486万円まで
(月収50万円の場合)
年間の総支出・・・年間600万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間540万円まで
月収50万円あれば多くの方が余裕でボーナス手当まで全額貯金できると思いますが、月収20万円の場合はかなり困窮することが予測されます。
もう一つ具体的にシミュレーションを進めてみましょう。
住宅費
生命保険
携帯電話(WIFI含む)
光熱費
夫小遣い
といった一般的にかかる支出を引いて、生活費のやりくりに使えるお金を計算してみます。
仮ですので、ここでは生命保険・携帯電話・光熱費で月3万円、夫小遣い2万円の計5万円とします。
家賃のみ変動させ、残りの生活費(食費、日用品、ガソリン、医療費、外食、衣類など)に使えるお金を計算してみましょう。
(月収20万円の場合の生活費)
家賃6万円の場合・・・9万円まで
家賃7万円の場合・・・8万円まで
家賃8万円の場合・・・7万円まで
家賃9万円の場合・・・6万円まで
家賃10万円の場合・・・5万円まで
※月収の一割貯金をする場合
家賃6万円の場合・・・7万円まで
家賃7万円の場合・・・6万円まで
家賃8万円の場合・・・5万円まで
家賃9万円の場合・・・4万円まで
家賃10万円の場合・・・3万円まで
月収20万円でも、家賃が6万円以下ならなんとか生活できるかも?と思うかもしれません。
しかし、もしここに子どもがいた場合。
さらに保育料が月2万円ほどはかかってもおかしくありません。
すると、さらに2万円つかえるお金が減ります。
(月収20万円の場合の生活費)
家賃6万円の場合・・・7万円まで
家賃7万円の場合・・・6万円まで
家賃8万円の場合・・・5万円まで
家賃9万円の場合・・・4万円まで
家賃10万円の場合・・・3万円まで
※月収の一割貯金をする場合
家賃6万円の場合・・・5万円まで
家賃7万円の場合・・・4万円まで
家賃8万円の場合・・・3万円まで
家賃9万円の場合・・・2万円まで
家賃10万円の場合・・・1万円まで
車社会でガソリン代がかかる場合だと、さらに使えるお金は減ります。
そこにさらに「車検代、固定資産税」などといった支出もボーナスからとりわけるのではなく、毎月1万円ずつとりわけましょうとなるので、実質の生活費は月収20万円なら家賃6万円以下で月5万円以下です。
残った5万円で、食費、日用品、外食だけでなく、旅行代や衣類もやりくりすることが求められます。
しかし、月収が30万円の場合は、どうなるでしょうか。
(月収30万円の場合の生活費)
家賃6万円の場合・・・19万円まで
家賃7万円の場合・・・18万円まで
家賃8万円の場合・・・17万円まで
家賃9万円の場合・・・16万円まで
家賃10万円の場合・・・15万円まで
※月収の一割貯金もする場合
家賃6万円の場合・・・17万円まで
家賃7万円の場合・・・16万円まで
家賃8万円の場合・・・15万円まで
家賃9万円の場合・・・14万円まで
家賃10万円の場合・・・13万円まで
月収20万円にくらべて随分余裕が出てきました。
保育料が月2万円、ガソリンが月1万円、車検、固定資産税に月2万円とりわけた場合でも
(月収30万円の場合の生活費)
家賃6万円の場合・・・14万円まで
家賃7万円の場合・・・13万円まで
家賃8万円の場合・・・12万円まで
家賃9万円の場合・・・11万円まで
家賃10万円の場合・・・10万円まで
※月収の一割貯金もする場合
家賃6万円の場合・・・12万円まで
家賃7万円の場合・・・11万円まで
家賃8万円の場合・・・10万円まで
家賃9万円の場合・・・9万円まで
家賃10万円の場合・・・8万円まで
月収30万円あれば家賃が10万円でも残りの生活費は10万円です。
しかし、月収が30万円あってもお父さんのおこづかいは月2万円。もし月2万円ではこづかいが済まない・・・という場合は生活が圧迫されそうだということが分かります。
また、高校生以上のお子さんがいる家庭では、残った生活費10万円で、食費、日用品、外食、ガソリン、旅行代などのやりくりだけでなく、学費までまかなうことになります。
ボーナス・手当を全額貯金する・・・というのは、月収がせめて30万円以上でないと難しい場合の方が多いようです。
たとえ、月収が30万円ある家計でも、高校生以上のお子さんを育てながらでは、ボーナス・手当を全額貯金するとうのは難しい場合が多いと感じます。
ボーナスや手当を全額貯金する
固定資産税などの大型支出は毎月取り分ける
この方法が使えるのは上記のシミュレーションの通り、月収が高い方でなくてはほとんどムリです。
単身者や子供がいない世帯なら月収がそれほど高くなくても大丈夫ですが、特に子育て世帯はムリなことが多いでしょう。
多くの主婦の方は、とにかく毎月黒字にしなくては・・・と考えすぎ、月収がそれほど高くないのにムリしてやりくりをしようとしてやりくりが破たんします。
毎月赤字が続く家計こそ、ボーナス手当をないものと考えて全額貯金せよ!に疲弊しない家計設計をめざしてみてはいかがでしょうか。
↓その他、お金持ちになる考え方はこちらから。
お金を貯める節約術や考え方(まとめ)
いつからか貯金の王道として言われるようになりました。
確かにそうできれば理想的です。
しかし、それを実際にやろうとすると大変な苦労をすることになります。
ボーナス手当を全額貯金するためにはどのような生活を送らなくてはいけないか少しシミュレーションしてみましょう。
ボーナス手当を全額貯金する場合に使える金額
ボーナス手当を全額貯金する場合に使える金額が年間いくらあるか計算してみましょう。
(月収20万円の場合)
年間の総支出・・・年間240万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間216万円まで
(月収25万円の場合)
年間の総支出・・・年間300万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間270万円まで
(月収30万円の場合)
年間の総支出・・・年間360万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間324万円まで
(月収35万円の場合)
年間の総支出・・・年間420万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間378万円まで
(月収40万円の場合)
年間の総支出・・・年間480万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間432万円まで
(月収45万円の場合)
年間の総支出・・・年間540万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間486万円まで
(月収50万円の場合)
年間の総支出・・・年間600万円まで
月収の1割を貯金する場合・・年間540万円まで
月収50万円あれば多くの方が余裕でボーナス手当まで全額貯金できると思いますが、月収20万円の場合はかなり困窮することが予測されます。
住宅費・生命保険・携帯電話・光熱費を引いてみよう
もう一つ具体的にシミュレーションを進めてみましょう。
住宅費
生命保険
携帯電話(WIFI含む)
光熱費
夫小遣い
といった一般的にかかる支出を引いて、生活費のやりくりに使えるお金を計算してみます。
仮ですので、ここでは生命保険・携帯電話・光熱費で月3万円、夫小遣い2万円の計5万円とします。
家賃のみ変動させ、残りの生活費(食費、日用品、ガソリン、医療費、外食、衣類など)に使えるお金を計算してみましょう。
(月収20万円の場合の生活費)
家賃6万円の場合・・・9万円まで
家賃7万円の場合・・・8万円まで
家賃8万円の場合・・・7万円まで
家賃9万円の場合・・・6万円まで
家賃10万円の場合・・・5万円まで
※月収の一割貯金をする場合
家賃6万円の場合・・・7万円まで
家賃7万円の場合・・・6万円まで
家賃8万円の場合・・・5万円まで
家賃9万円の場合・・・4万円まで
家賃10万円の場合・・・3万円まで
月収20万円でも、家賃が6万円以下ならなんとか生活できるかも?と思うかもしれません。
しかし、もしここに子どもがいた場合。
さらに保育料が月2万円ほどはかかってもおかしくありません。
すると、さらに2万円つかえるお金が減ります。
(月収20万円の場合の生活費)
家賃6万円の場合・・・7万円まで
家賃7万円の場合・・・6万円まで
家賃8万円の場合・・・5万円まで
家賃9万円の場合・・・4万円まで
家賃10万円の場合・・・3万円まで
※月収の一割貯金をする場合
家賃6万円の場合・・・5万円まで
家賃7万円の場合・・・4万円まで
家賃8万円の場合・・・3万円まで
家賃9万円の場合・・・2万円まで
家賃10万円の場合・・・1万円まで
車社会でガソリン代がかかる場合だと、さらに使えるお金は減ります。
そこにさらに「車検代、固定資産税」などといった支出もボーナスからとりわけるのではなく、毎月1万円ずつとりわけましょうとなるので、実質の生活費は月収20万円なら家賃6万円以下で月5万円以下です。
残った5万円で、食費、日用品、外食だけでなく、旅行代や衣類もやりくりすることが求められます。
しかし、月収が30万円の場合は、どうなるでしょうか。
(月収30万円の場合の生活費)
家賃6万円の場合・・・19万円まで
家賃7万円の場合・・・18万円まで
家賃8万円の場合・・・17万円まで
家賃9万円の場合・・・16万円まで
家賃10万円の場合・・・15万円まで
※月収の一割貯金もする場合
家賃6万円の場合・・・17万円まで
家賃7万円の場合・・・16万円まで
家賃8万円の場合・・・15万円まで
家賃9万円の場合・・・14万円まで
家賃10万円の場合・・・13万円まで
月収20万円にくらべて随分余裕が出てきました。
保育料が月2万円、ガソリンが月1万円、車検、固定資産税に月2万円とりわけた場合でも
(月収30万円の場合の生活費)
家賃6万円の場合・・・14万円まで
家賃7万円の場合・・・13万円まで
家賃8万円の場合・・・12万円まで
家賃9万円の場合・・・11万円まで
家賃10万円の場合・・・10万円まで
※月収の一割貯金もする場合
家賃6万円の場合・・・12万円まで
家賃7万円の場合・・・11万円まで
家賃8万円の場合・・・10万円まで
家賃9万円の場合・・・9万円まで
家賃10万円の場合・・・8万円まで
月収30万円あれば家賃が10万円でも残りの生活費は10万円です。
しかし、月収が30万円あってもお父さんのおこづかいは月2万円。もし月2万円ではこづかいが済まない・・・という場合は生活が圧迫されそうだということが分かります。
また、高校生以上のお子さんがいる家庭では、残った生活費10万円で、食費、日用品、外食、ガソリン、旅行代などのやりくりだけでなく、学費までまかなうことになります。
ボーナス・手当を全額貯金する・・・というのは、月収がせめて30万円以上でないと難しい場合の方が多いようです。
たとえ、月収が30万円ある家計でも、高校生以上のお子さんを育てながらでは、ボーナス・手当を全額貯金するとうのは難しい場合が多いと感じます。
ボーナスや手当を全額貯金するのは
ボーナスや手当を全額貯金する
固定資産税などの大型支出は毎月取り分ける
この方法が使えるのは上記のシミュレーションの通り、月収が高い方でなくてはほとんどムリです。
単身者や子供がいない世帯なら月収がそれほど高くなくても大丈夫ですが、特に子育て世帯はムリなことが多いでしょう。
多くの主婦の方は、とにかく毎月黒字にしなくては・・・と考えすぎ、月収がそれほど高くないのにムリしてやりくりをしようとしてやりくりが破たんします。
毎月赤字が続く家計こそ、ボーナス手当をないものと考えて全額貯金せよ!に疲弊しない家計設計をめざしてみてはいかがでしょうか。
関連記事
↓その他、お金持ちになる考え方はこちらから。
お金を貯める節約術や考え方(まとめ)
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