【記入例あり】家計簿の残高管理とは?
こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが日頃の「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
あきさんこんにちは。
先日は質問への解答ありがとうございました!
おかげさまで順調に家計簿3ヶ月目に入りました。
まだまだ特別費補充ばかりで貯金まで結び付いてないのですが年間でおおよその貯金ができる予定ですので、あせらず頑張ります。
またまた特別費に関する質問です。
私は給料が入るとその月に必要な生活費として8万円いっきに銀行からおろします。
それと同時にその月の特別費も合わせておろします。
積立項目はすぐ封筒に入れ、支出として家計簿につけます。
ただ、積立ではなく例えばレジャー費や誕生日費などは支出があった日に家計簿につけるのでその日までは残高を増やしたままにしますよね。
その場合、毎回残高確認するときに手元においてある残りの生活費+特別費を計算する必要がでてきます。
財布に大きなお金を入れておきたくないので家においてある金庫に入れてるのですが、少し計算が面倒に感じます。
また、月の生活費があといくらかとチェックするのに少し分かりにくく感じます。
このようなやり方は合っていますか?
もしかして複雑に考えすぎているのでしょうか?
お忙しいと思いますので気長にお返事おまちしております。
あきさんの家計簿にして娘の誕生日の費用をあらかじめ計画しておけたので、とても有意義に使うことができました。
今は七五三の費用を積立中です。
お金のことを気にせずできるよう今から楽しみににしています。
このような心境になれたのもあきさんのブログのおかげです。
ありがとうございます。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「家計簿の残高管理」についてですね。
家計簿には、お財布(&おうちにおいてあるお金)の残高をチェックするものとしないものがあります。
あきの家計簿は、残高チェックはしてもしなくてもどちらでもいいという家計簿です。
残高チェックとは、家計簿のどこを指すのかというと、下記の赤字の部分です。
今日の支出を引いて残ったお金が前日の残高と照らし合わせて狂いがないかを確認します。
上記の場合は前日の残高が20000円で、次の日に2000円買い物をしています。
20000円 - 2000円 = 18000円 です。
家計簿上残高が18000円になりますので、お財布(&おうちにおいてあるお金)に18000円があるかを確認します。
計算通り18000円があれば家計簿は正確であると判断します。
しかし、もし18000円あるはずが17000円しかなかったら・・・?
あれ?家計簿に書くの忘れた支出が何かあったっけ・・・と振り返るきっかけになりますね。
たとえば教材費など、現金で徴収されレシートが出なかった支出などはよく記入を忘れがちなので、そのような支出があったかどうかを振り返り、残高合わせをします。
このようにして残高をチェックすることで、記入漏れを防ぐ効果があります。
ただ、これはちょっと面倒くさい作業なんですね。
特に家計簿を始めたばかりの方は、これで挫折することもあります。
それからカード払いが多い方もこの残高チェックで挫折することが多いです。
そんな時は、残高はチェックしなくてOK。下記のように支出は記入するけど、残高は空欄というやり方でも大丈夫です。
だいたいの支出さえ書いてあればOK。そのうち慣れてきたら挑戦するというくらいの気持ちでもよいと思います。
以上が残高チェックの基本となります。
家計には特別費と言う支出があります。
この支出が非常に管理がやっかいなんですね。とても管理が難しい!といわれる支出です。 この支出のやりくりをマスターできるようになるには、人によっては1、2年くらいかかる場合もあります。
この特別費を通常の支出と同じように気楽に扱うと、だいたいの方は使いすぎたり、管理がめちゃくちゃになったり・・・という事態に陥ります。
食費や日用品の予算はキツキツなのに、特別費が破たんしているから「食費や日用品でこんなに頑張っているのになんでお金が貯まらないの?」ということになりやすいのです。
まさに数百円の目先の節約は頑張るけど、数万円の高額支出のコントロールができないという状況になります。
数百円の節約を頑張るより、数万円の節約を頑張った方が成果が出やすいのは単純に考えても分かっていただけると思います。
普通に家計簿をつけていてもそうなるのですから、ましてや家計簿なしでどんぶり勘定・・・という方は、ほとんど破たんしていると思っていいと思います。
さて、その特別費のお金をおろしてきた場合の残高の推移の基本は下記のようになります。
上記は、1万円をおろし、残高が3万円になったという内容です。
質問者様は、生活費を80000円おろしてきて、そこに特別費1万円を追加ということになりますので、下記のようになります。
質問者様の場合は、生活費80000円と決めているので、あといくら使えるかがはっきりしているはずなのに、特別費のお金が追加されることで、「あれ?いつもより多いぞ?生活費であといくら使えるの?」と分かりにくいということかなと推測いたします。
私の考えで言えば、特別費のお金は別封筒に入れて管理しているので、生活費のお金の残金はお財布と生活費の封筒を見れば分かるからいいかな・・・と思うところです。
でもどうしても気になるなら、残高を2行に分けてもいいでしょう。これはアレンジ法になりますので、特に気にならない方はやる必要はありません。
ちなみに私は特に分けていませんし、それで不都合はあまり感じません。
なおかつ、残高チェックも毎回やると面倒ですよね。
なので、私は日々のやりくりでは端数しかチェックしていません。
残高の端数の200円、700円というところがあっているかしか確認しないのです。
端数が実際のお金とずれている時だけ、お家に置いてあるお金とお財布のお金を全部出してきて残高チェックをします。
もう慣れてきているので、端数さえ合っていれば全部合っていいるに違いないというところですね(笑)。
端数さえ合っていればお札だけの問題ですので、合ってる可能性が高いと判断しています。
端数しかチェックしないので、残高チェックの時間も短縮できますよ!
端数しかチェックしない・・・というのは、家計簿の裏ワザというか、慣れてる人しかやらない時短ワザでしょうね。
家計簿は自分のやりやすいようにどんどんアレンジを加えてみてくださいね。
ただし、支出の訳が分からなくならないように、余計な手間がかからないように・・・だけ気をつけましょう。
娘さんの誕生日の費用を有意義にお使いになられたなんてすばらしいですね!
あらかじめ準備しておくと、「こんなに使っても大丈夫かな?!」とビクビクすることなく、気持ちよくお金を使えますのでとてもよいですね。これからも頑張ってください。
・家計簿のつけ方に関するご質問一覧
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
※その他免責事項をお読みください。
今回の相談内容
あきさんこんにちは。
先日は質問への解答ありがとうございました!
おかげさまで順調に家計簿3ヶ月目に入りました。
まだまだ特別費補充ばかりで貯金まで結び付いてないのですが年間でおおよその貯金ができる予定ですので、あせらず頑張ります。
またまた特別費に関する質問です。
私は給料が入るとその月に必要な生活費として8万円いっきに銀行からおろします。
それと同時にその月の特別費も合わせておろします。
積立項目はすぐ封筒に入れ、支出として家計簿につけます。
ただ、積立ではなく例えばレジャー費や誕生日費などは支出があった日に家計簿につけるのでその日までは残高を増やしたままにしますよね。
その場合、毎回残高確認するときに手元においてある残りの生活費+特別費を計算する必要がでてきます。
財布に大きなお金を入れておきたくないので家においてある金庫に入れてるのですが、少し計算が面倒に感じます。
また、月の生活費があといくらかとチェックするのに少し分かりにくく感じます。
このようなやり方は合っていますか?
もしかして複雑に考えすぎているのでしょうか?
お忙しいと思いますので気長にお返事おまちしております。
あきさんの家計簿にして娘の誕生日の費用をあらかじめ計画しておけたので、とても有意義に使うことができました。
今は七五三の費用を積立中です。
お金のことを気にせずできるよう今から楽しみににしています。
このような心境になれたのもあきさんのブログのおかげです。
ありがとうございます。
「家計簿の残高管理」についてですね。
家計簿の残高管理
家計簿には、お財布(&おうちにおいてあるお金)の残高をチェックするものとしないものがあります。
あきの家計簿は、残高チェックはしてもしなくてもどちらでもいいという家計簿です。
残高チェックとは、家計簿のどこを指すのかというと、下記の赤字の部分です。
日付 | 食費 | 日用品 | ・・・ | 娯楽費 | 特別費 | 支出計 | 残高 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4/1 | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | 20000円 |
4/2 | 2000円 | 2000円 | 18000円 |
今日の支出を引いて残ったお金が前日の残高と照らし合わせて狂いがないかを確認します。
上記の場合は前日の残高が20000円で、次の日に2000円買い物をしています。
20000円 - 2000円 = 18000円 です。
家計簿上残高が18000円になりますので、お財布(&おうちにおいてあるお金)に18000円があるかを確認します。
計算通り18000円があれば家計簿は正確であると判断します。
しかし、もし18000円あるはずが17000円しかなかったら・・・?
あれ?家計簿に書くの忘れた支出が何かあったっけ・・・と振り返るきっかけになりますね。
たとえば教材費など、現金で徴収されレシートが出なかった支出などはよく記入を忘れがちなので、そのような支出があったかどうかを振り返り、残高合わせをします。
このようにして残高をチェックすることで、記入漏れを防ぐ効果があります。
ただ、これはちょっと面倒くさい作業なんですね。
特に家計簿を始めたばかりの方は、これで挫折することもあります。
それからカード払いが多い方もこの残高チェックで挫折することが多いです。
そんな時は、残高はチェックしなくてOK。下記のように支出は記入するけど、残高は空欄というやり方でも大丈夫です。
日付 | 食費 | 日用品 | ・・・ | 娯楽費 | 特別費 | 支出計 | 残高 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4/1 | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | |
4/2 | 2000円 | 2000円 |
だいたいの支出さえ書いてあればOK。そのうち慣れてきたら挑戦するというくらいの気持ちでもよいと思います。
以上が残高チェックの基本となります。
特別費の残高チェック
家計には特別費と言う支出があります。
この支出が非常に管理がやっかいなんですね。とても管理が難しい!といわれる支出です。 この支出のやりくりをマスターできるようになるには、人によっては1、2年くらいかかる場合もあります。
この特別費を通常の支出と同じように気楽に扱うと、だいたいの方は使いすぎたり、管理がめちゃくちゃになったり・・・という事態に陥ります。
食費や日用品の予算はキツキツなのに、特別費が破たんしているから「食費や日用品でこんなに頑張っているのになんでお金が貯まらないの?」ということになりやすいのです。
まさに数百円の目先の節約は頑張るけど、数万円の高額支出のコントロールができないという状況になります。
数百円の節約を頑張るより、数万円の節約を頑張った方が成果が出やすいのは単純に考えても分かっていただけると思います。
普通に家計簿をつけていてもそうなるのですから、ましてや家計簿なしでどんぶり勘定・・・という方は、ほとんど破たんしていると思っていいと思います。
さて、その特別費のお金をおろしてきた場合の残高の推移の基本は下記のようになります。
日付 | 食費 | 日用品 | ・・・ | 娯楽費 | 特別費 | 支出計 | 残高 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4/1 | 2000円 | 2000円 | +10000円 30000円 | ||||
4/2 | 8000円 | 8000円 | 22000円 |
上記は、1万円をおろし、残高が3万円になったという内容です。
質問者様は、生活費を80000円おろしてきて、そこに特別費1万円を追加ということになりますので、下記のようになります。
日付 | 食費 | 日用品 | ・・・ | 娯楽費 | 特別費 | 支出計 | 残高 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4/1 | 2000円 | 2000円 | +80000円 (生活費) +10000円 (特別費) 88000円 | ||||
4/2 | 8000円 | 8000円 | 80000円 |
質問者様の場合は、生活費80000円と決めているので、あといくら使えるかがはっきりしているはずなのに、特別費のお金が追加されることで、「あれ?いつもより多いぞ?生活費であといくら使えるの?」と分かりにくいということかなと推測いたします。
私の考えで言えば、特別費のお金は別封筒に入れて管理しているので、生活費のお金の残金はお財布と生活費の封筒を見れば分かるからいいかな・・・と思うところです。
でもどうしても気になるなら、残高を2行に分けてもいいでしょう。これはアレンジ法になりますので、特に気にならない方はやる必要はありません。
日付 | 食費 | 日用品 | ・・・ | 娯楽費 | 特別費 | 支出計 | 残高 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4/1 | 2000円 | 2000円 | +80000円 (生活費) +10000円 (特別費) 78000円 (生活費) 10000円 (特別費) | ||||
4/2 | 8000円 | 8000円 | 78000円 (生活費) 2000円 (特別費) |
ちなみに私は特に分けていませんし、それで不都合はあまり感じません。
なおかつ、残高チェックも毎回やると面倒ですよね。
なので、私は日々のやりくりでは端数しかチェックしていません。
日付 | 食費 | 日用品 | ・・・ | 娯楽費 | 特別費 | 支出計 | 残高 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4/1 | 1800円 | 1800円 | 21200円 | ||||
4/2 | 500円 | 500円 | 20700円 |
残高の端数の200円、700円というところがあっているかしか確認しないのです。
端数が実際のお金とずれている時だけ、お家に置いてあるお金とお財布のお金を全部出してきて残高チェックをします。
もう慣れてきているので、端数さえ合っていれば全部合っていいるに違いないというところですね(笑)。
端数さえ合っていればお札だけの問題ですので、合ってる可能性が高いと判断しています。
端数しかチェックしないので、残高チェックの時間も短縮できますよ!
端数しかチェックしない・・・というのは、家計簿の裏ワザというか、慣れてる人しかやらない時短ワザでしょうね。
家計簿の残高管理(まとめ)
・残高チェックは、生活費と特別費を分けてチェックしたい方は残高を2行に分けてもOKです(気にならない方はやらなくてもかまいません)。家計簿は自分のやりやすいようにどんどんアレンジを加えてみてくださいね。
ただし、支出の訳が分からなくならないように、余計な手間がかからないように・・・だけ気をつけましょう。
娘さんの誕生日の費用を有意義にお使いになられたなんてすばらしいですね!
あらかじめ準備しておくと、「こんなに使っても大丈夫かな?!」とビクビクすることなく、気持ちよくお金を使えますのでとてもよいですね。これからも頑張ってください。
関連記事
■参考:他にもある!家計簿のつけ方に関するご質問は以下にまとめてあります。・家計簿のつけ方に関するご質問一覧
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
コメント
コメント一覧 (2)
回答ありがとうございます。
積立以外は使った日に
支出に記入するもんだと思い込んでいました。
当月使う特別費も封筒管理で先に
支出につけちゃってよかったんですね。
これでスッキリしました。
ありがとうございました。
特別費も封筒管理で支出にしてしまうと、後がラクですよ~。
特に旅行代など、ひとつのイベントで複数ある支出の場合に管理がラクになります?
スッキリしていただけたならよかったです~!
またいつでもご利用下さい^^