母子家庭の家計相談!食事が作れず外食が多い家計を立て直すには?
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当ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!
※その他免責事項をお読みください。
はじめまして。
今までどんぶり勘定の家庭で家計簿は付けていた時もあるのですが、それでは良くないと思い、あきさんの本2冊に家計簿を購入していざ始めようと思ったのですが、母子家庭で親である私が鬱病や総合失調症などになっていて、尚且つ子供たちが高校2年と小学四年生ADHDで手掛かり毎日の生活を送るので精一杯...
食事を作るまで至っておらず、外食やデリバリーが多い家計となっているんですが食費の部分は朝ごはんぐらいな為、どういう風に家庭を立て直していけば良いのかわかりません。
もちろん毎日食事を作るのが一番だとはわかってはいるのですが、毎日を乗り越えていくので精一杯なのでお返事お待ちしています。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「外食などが多い家計」についてですね。
質問者様の家計は、毎日忙しく食事をなかなか作れず、外食やデリバリーが多いということですね。
結論からお伝えすると、節約のため・・・という点では自炊しましょうということになりますが、仕事に育児に忙しい毎日を送っているのですから、無理な節約はしないようにしましょうということになります。
節約・・というとまず食費から!と考える方が非常に多いですよね。
(やや脱線しますが、ちなみに食費だけは節約できているのに、その他がめちゃくちゃ・・・という方も多いです^^;)
家計は、部分的に「これだけを何とかすれば何とかなる」という方はあまりいません。
短絡的には「食費がかかりすぎなので食費をなんとかしましょう」「保険が多すぎるので保険をなんとかしましょう」「光熱費が高すぎるので光熱費をなんとかしましょう」などということは簡単なのですが、それだけで家計がなんとかなるという方は少ないです。
部分だけをなんとかするより、全体をみてなんとかしないとどうにもならないという方の方が圧倒的多数です。
おそらく質問者様も、食費だけを何とかすればいいという家計ではないのではないかな?と感じます。
ですが、いきなり全体を見て・・・というところまで頑張るのも大変なので、今はできる範囲のことから・・・と言う方が良いのではないかなと思います。
質問者様は毎日とても大変だと思います。
仕事から帰ってくれば家事と育児・・・家計簿どころではないのでは?と思います。
そんな時は、細かな家計管理はやめて、大雑把な家計管理でなんとか家計を回しましょう。
食費をなんとかして削ることを考えるのではなくて、「うちはこれくらいの食費があれば大丈夫」という基準を決めましょう。
外食やデリバリーが多いということですが、一週間の食費はいくらあれば足りますか?
母子家庭でいらっしゃるということなので、おそらくお仕事中のランチなどもお財布から一緒に出しているのではないかと思いますので、それも一緒に食費として換算して構いません。(お一人様もそうですが、世帯数が少ない方は小遣いと日々の食費などの切り分けが難しいことがあります)
仕事中のランチに1日1000円×5日で5000円。
毎日の夕飯に1日2000円×7日で14000円。
毎日の朝食には1日1000円×7日で7000円。
お休みの日のお昼ご飯は1日3000円×2日で6000円。
このプランだと、1週間の食事は32000円です。
仕事のある日は1日4000円、休みの日は1日6000円となります。
※あきの家計簿では基本的に「外食は娯楽費とすること」を推奨していますが、質問者様のように外食が「日々の食事に」なっている場合は、食費とみなしてもかまいません。
このように基本の食費のプランを決めて、1日にお財布に入れる金額を固定してしまいましょう。
仕事がある日は毎日4000円、お休みの日は6000円をお財布に入れて外出。それ以上には使わないようにする。
もちろんこれは、食費だけのことなので、日用品や洋服などを買う日は別にいくらとお財布にいれる金額を増やします。
この金額以下にできたら、余った小銭を貯金箱などに移してもいいですね。
1日に使うお金を決めて出かけるということですね。
毎日お財布のお金をリセットするのが面倒なら、2,3日分、または1週間分をまとめてお財布に入れても大丈夫です!
実は、このお財布を定期的にリセットするという行為も、簡単なようでなかなか継続するのは難しいことです。
忙しい方ほどだんだん面倒になってしまいます。
ですが、これを続けられるようになると、めちゃくちゃだった毎日も少しずつ自分でコントロールができるようになり、日々の生活のリズムの改善にも役立つと思います。
忙しいと立ち止まって整えるということをどうしてもおろそかにしてしまいがちなので、あえてそこに時間を使うと、自分を大切にすることにもつながります。
忙しいという文字は「こころを亡くす」という意味です。
お金を整え、生活リズムを整えることが、こころを整えることにつながるのですね^^
忙しくて家計簿なんてつけられない!という場合はまずはお財布のなかを整えることから始めるくらいで充分です。
このようにしてお財布の中にいれるお金を整理するだけで大雑把な家計管理はできます。
家計簿をつける必要がないので、比較的誰でも取り組みやすいと思います。
ただ、この方法は、多少家計は改善すると思いますが、根本的な改善までにいたりません。
家計簿をつけたり年間予算を組んだりすることができれば、本来は年間50万円貯められるけど、なんとか年間20万円くらいは貯められるというような家計改善の方法になります。
収入が少ない方ほどしっかりした家計管理で知恵を使って対抗することが必要になってきます。
もし大きく家計改善をしたい!ということならやはり年間予算で家計管理をしていくことが大切です。
ですが、今はとても毎日が忙しいと思いますので、とりあえず・・・で始められることから始めてみることをオススメします。
何かを始めるということが出来たら、その時点でスタート地点に立てます。
スタートできた自分をたくさん褒めてあげましょう!
余計なお世話かとは思いますが、やはり外食やデリバリーばかりの食事では栄養面が気になります。
忙しくて大変なのは分かるのですが、きちんと食べなければ疲れもとれず、子ども達の学習面での集中力にも影響が出たり、ぜんそく、アトピー、鼻炎などのアレルギーになるなど、ますます悪循環になりがちです。
スーパーでも無添加のカットサラダだけは買う。
皮をむかなくていい果物を少量でも買う。
キムチや納豆など出すだけでいい発酵食を買う。
冷凍の枝豆や真空パックの黒豆を買うなど、缶詰や袋づめでもいいので豆類を買う。
冷凍でもいいのでブロッコリーやアスパラなど色の濃い野菜を買う。
食塩無添加、ノンフライのナッツ類を購入しておやつにする。
にんにくやしょうがをとる。
お総菜も揚げ物よりは刺身などにする。
朝ごはんも、菓子パンよりはおにぎりにする。
外食でも、ほうれん草のソテーなど青菜を一品頼む。
このようなちょっとした工夫を取り入れられるといいかなと思います。
私自身も食生活は完璧とは言えません。人に自慢できるような完璧な食生活を送るというのはとても難しいものです。ですが、今より少し気をつけるくらいは負担にならずに出来ると思います。
小さい頃から食生活がひどかった私は、肌荒れしやすかったり鼻炎アレルギーがあったりと今でも体調管理に苦労することがあります。ですが、以前は便秘がちで慢性的な頭痛とだるさに悩まされていた私でも、ほんの少し食生活を見直すことで、便秘と慢性的な頭痛とだるさはすっかりよくなりました。
慢性的なだるさが続くと何事もやりたくなくなりますので、それが改善されただけでも以前より色々なことに頑張れるようになりました。このような慢性的なだるさを抱えている方は、頑張れないのはメンタルが弱いからではなくて、単純に体調が悪いからのこともあります。体調が良くないのに頑張るのは無理があります。
もし出来たら無理のない範囲で取り組むのもいいかな?と思います。
・精神的なゆとりがない時は無理な節約はやめましょう。ますます自分を追い込んでしまうだけになりがちです。
質問者様はとてもよく頑張っていらっしゃると思います。これ以上負担になることが増えないようなやり方で無理せずにできることからやってみて下さいね。応援しています!
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
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あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
はじめまして。
今までどんぶり勘定の家庭で家計簿は付けていた時もあるのですが、それでは良くないと思い、あきさんの本2冊に家計簿を購入していざ始めようと思ったのですが、母子家庭で親である私が鬱病や総合失調症などになっていて、尚且つ子供たちが高校2年と小学四年生ADHDで手掛かり毎日の生活を送るので精一杯...
食事を作るまで至っておらず、外食やデリバリーが多い家計となっているんですが食費の部分は朝ごはんぐらいな為、どういう風に家庭を立て直していけば良いのかわかりません。
もちろん毎日食事を作るのが一番だとはわかってはいるのですが、毎日を乗り越えていくので精一杯なのでお返事お待ちしています。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「外食などが多い家計」についてですね。
家計を立て直したい時
質問者様の家計は、毎日忙しく食事をなかなか作れず、外食やデリバリーが多いということですね。
結論からお伝えすると、節約のため・・・という点では自炊しましょうということになりますが、仕事に育児に忙しい毎日を送っているのですから、無理な節約はしないようにしましょうということになります。
節約・・というとまず食費から!と考える方が非常に多いですよね。
(やや脱線しますが、ちなみに食費だけは節約できているのに、その他がめちゃくちゃ・・・という方も多いです^^;)
家計は、部分的に「これだけを何とかすれば何とかなる」という方はあまりいません。
短絡的には「食費がかかりすぎなので食費をなんとかしましょう」「保険が多すぎるので保険をなんとかしましょう」「光熱費が高すぎるので光熱費をなんとかしましょう」などということは簡単なのですが、それだけで家計がなんとかなるという方は少ないです。
部分だけをなんとかするより、全体をみてなんとかしないとどうにもならないという方の方が圧倒的多数です。
おそらく質問者様も、食費だけを何とかすればいいという家計ではないのではないかな?と感じます。
ですが、いきなり全体を見て・・・というところまで頑張るのも大変なので、今はできる範囲のことから・・・と言う方が良いのではないかなと思います。
家計簿はつけるべき?
質問者様は毎日とても大変だと思います。
仕事から帰ってくれば家事と育児・・・家計簿どころではないのでは?と思います。
そんな時は、細かな家計管理はやめて、大雑把な家計管理でなんとか家計を回しましょう。
食費をなんとかして削ることを考えるのではなくて、「うちはこれくらいの食費があれば大丈夫」という基準を決めましょう。
外食やデリバリーが多いということですが、一週間の食費はいくらあれば足りますか?
母子家庭でいらっしゃるということなので、おそらくお仕事中のランチなどもお財布から一緒に出しているのではないかと思いますので、それも一緒に食費として換算して構いません。(お一人様もそうですが、世帯数が少ない方は小遣いと日々の食費などの切り分けが難しいことがあります)
仕事中のランチに1日1000円×5日で5000円。
毎日の夕飯に1日2000円×7日で14000円。
毎日の朝食には1日1000円×7日で7000円。
お休みの日のお昼ご飯は1日3000円×2日で6000円。
このプランだと、1週間の食事は32000円です。
仕事のある日は1日4000円、休みの日は1日6000円となります。
※あきの家計簿では基本的に「外食は娯楽費とすること」を推奨していますが、質問者様のように外食が「日々の食事に」なっている場合は、食費とみなしてもかまいません。
このように基本の食費のプランを決めて、1日にお財布に入れる金額を固定してしまいましょう。
仕事がある日は毎日4000円、お休みの日は6000円をお財布に入れて外出。それ以上には使わないようにする。
もちろんこれは、食費だけのことなので、日用品や洋服などを買う日は別にいくらとお財布にいれる金額を増やします。
この金額以下にできたら、余った小銭を貯金箱などに移してもいいですね。
1日に使うお金を決めて出かけるということですね。
毎日お財布のお金をリセットするのが面倒なら、2,3日分、または1週間分をまとめてお財布に入れても大丈夫です!
実は、このお財布を定期的にリセットするという行為も、簡単なようでなかなか継続するのは難しいことです。
忙しい方ほどだんだん面倒になってしまいます。
ですが、これを続けられるようになると、めちゃくちゃだった毎日も少しずつ自分でコントロールができるようになり、日々の生活のリズムの改善にも役立つと思います。
忙しいと立ち止まって整えるということをどうしてもおろそかにしてしまいがちなので、あえてそこに時間を使うと、自分を大切にすることにもつながります。
忙しいという文字は「こころを亡くす」という意味です。
お金を整え、生活リズムを整えることが、こころを整えることにつながるのですね^^
忙しくて家計簿なんてつけられない!という場合はまずはお財布のなかを整えることから始めるくらいで充分です。
大雑把な家計管理でなんとかしよう!
このようにしてお財布の中にいれるお金を整理するだけで大雑把な家計管理はできます。
家計簿をつける必要がないので、比較的誰でも取り組みやすいと思います。
ただ、この方法は、多少家計は改善すると思いますが、根本的な改善までにいたりません。
家計簿をつけたり年間予算を組んだりすることができれば、本来は年間50万円貯められるけど、なんとか年間20万円くらいは貯められるというような家計改善の方法になります。
収入が少ない方ほどしっかりした家計管理で知恵を使って対抗することが必要になってきます。
もし大きく家計改善をしたい!ということならやはり年間予算で家計管理をしていくことが大切です。
ですが、今はとても毎日が忙しいと思いますので、とりあえず・・・で始められることから始めてみることをオススメします。
何かを始めるということが出来たら、その時点でスタート地点に立てます。
スタートできた自分をたくさん褒めてあげましょう!
食事についても考えよう!
余計なお世話かとは思いますが、やはり外食やデリバリーばかりの食事では栄養面が気になります。
忙しくて大変なのは分かるのですが、きちんと食べなければ疲れもとれず、子ども達の学習面での集中力にも影響が出たり、ぜんそく、アトピー、鼻炎などのアレルギーになるなど、ますます悪循環になりがちです。
スーパーでも無添加のカットサラダだけは買う。
皮をむかなくていい果物を少量でも買う。
キムチや納豆など出すだけでいい発酵食を買う。
冷凍の枝豆や真空パックの黒豆を買うなど、缶詰や袋づめでもいいので豆類を買う。
冷凍でもいいのでブロッコリーやアスパラなど色の濃い野菜を買う。
食塩無添加、ノンフライのナッツ類を購入しておやつにする。
にんにくやしょうがをとる。
お総菜も揚げ物よりは刺身などにする。
朝ごはんも、菓子パンよりはおにぎりにする。
外食でも、ほうれん草のソテーなど青菜を一品頼む。
このようなちょっとした工夫を取り入れられるといいかなと思います。
私自身も食生活は完璧とは言えません。人に自慢できるような完璧な食生活を送るというのはとても難しいものです。ですが、今より少し気をつけるくらいは負担にならずに出来ると思います。
小さい頃から食生活がひどかった私は、肌荒れしやすかったり鼻炎アレルギーがあったりと今でも体調管理に苦労することがあります。ですが、以前は便秘がちで慢性的な頭痛とだるさに悩まされていた私でも、ほんの少し食生活を見直すことで、便秘と慢性的な頭痛とだるさはすっかりよくなりました。
慢性的なだるさが続くと何事もやりたくなくなりますので、それが改善されただけでも以前より色々なことに頑張れるようになりました。このような慢性的なだるさを抱えている方は、頑張れないのはメンタルが弱いからではなくて、単純に体調が悪いからのこともあります。体調が良くないのに頑張るのは無理があります。
もし出来たら無理のない範囲で取り組むのもいいかな?と思います。
まとめ
・精神的なゆとりがない時は無理な節約はやめましょう。ますます自分を追い込んでしまうだけになりがちです。
質問者様はとてもよく頑張っていらっしゃると思います。これ以上負担になることが増えないようなやり方で無理せずにできることからやってみて下さいね。応援しています!
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この記事を書いた人
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」